舛添が青木と会談&自民残留か?+党首討論が、谷垣の最終テストに?
2010年 03月 31日
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。
今日は、鳩山政権に代わって、2回目の党首討論が行なわれる。
昨日、鳩山内閣は、郵政民営化の見直し法案の中身を決めのだが。
最後は首相に一任。結局、亀井案に沿う形で、決着をつけた。^^;
党首討論で、閣内不一致に関して攻撃されるのを避ける意図が
大きかったのではないかと言われている。(・・)
<正直なところ、mewは、この決着のつけ方には、おおいに
疑問アリなんだけど。今回は、この件はヨコに置くことにする。>
とはいえ、自民党には、政治とおカネの問題、普天間問題など
など、攻撃材料はた~くさんあるはずなのだけど。^_^;
でも、近時、党内から批判が相次いでいる谷垣総裁は、逆に、
追い込まれているような感じがある。
この党首討論の出来がよくなければ、党内で「谷垣おろし」
「執行部交代論」の動きが活発化しそうな雰囲気だからだ。(@@)
『自民党の谷垣禎一総裁は30日の党役員連絡会で、31日に
行われる鳩山由紀夫首相との党首討論について「前面に立って、
気迫を持って迎えたい」と決意表明した。
谷垣氏は2月の党首討論で首相を追い込めず、与謝野馨元財務相
らによる執行部批判が相次ぐ結果になった。今回は首相らの「政治
とカネ」の問題に加え、米軍普天間飛行場移設問題や郵政改革案を
巡る閣内対立など攻めどころはたっぷり。直後の4月1日から
3日間、党両院議員懇談会も控えるだけに、同じ失敗を繰り返せ
ない悲壮感をにじませた。<毎日新聞31日より>』
* * * * *
谷垣氏が、何故、こんな風に追い込まれているかと言えば・・・。
あの舛添要一氏が、29日にこんな発言を行なったからだ。(・・)
『自民党の舛添要一・前厚生労働相は29日夜、都内で記者団に対し
31日の鳩山首相との党首討論に関連し、「谷垣総裁が首相に対して
戦えるのか、みんな注目している。それを見ての判断だ」と語り、
谷垣氏の追及が不発に終わった場合、4月1日からの党両院議員
懇談会で谷垣氏を含む執行部刷新を求める可能性に言及した。
舛添氏は谷垣氏の党運営について「不祥事が続いている鳩山内閣
を倒せないどころか、(世論調査では)まだ民主党の方が支持率が
高い。これは大変な責任だ」と指摘した。<読売新聞29日>』
つまり、この党首討論の評価がよくなかった場合、1日からの
党内の両院議員懇談会で、舛添氏をはじめ、改革派の議員から、
かなり強い批判や、執行部退陣論などを突きつけられるおそれが
あるのだ。(~_~;)
* * * * *
自民党内では、既に先週、若手・中堅議員が、オモテ立って、
執行部の交代を求める声をあげるようになっている。
25日には、山本一太氏らの若手・中堅議員が、谷垣総裁に直接
会って、谷垣総裁以外の執行部刷新などを求める要望書を提出。
26日に行なわれた参院当選回数別に懇談会でも、出席者からは、
中堅・若手を積極的に執行部に登用し、夏の参院選勝利に向けて
清新なイメージを前面に出すべきだとの意見が相次いだという。^^;
そして、29日には、彼らが次期総裁にしたいと期待している
舛添要一氏が、久々にカメラの前に登場して、痛烈に執行部を
批判したのである。(-"-)
『自民党の舛添要一前厚生労働相は29日午後、大島理森幹事長、
川崎二郎国対委員長ら執行部の国会対応について「(2010年度
予算の)超スピード成立は国対が機能していないということだ」と
批判し、「責任があれば、それなりの身の処し方がある」と辞任論
に言及した。党本部で記者団に語った。
舛添氏は予算審議について「参院は衆院と同じくらい審議時間を
取った。まず衆院で頑張ってくれなきゃ」と衆院での国会対応に
不満を示し、「戦略も能力も気力も欠けている執行部は反省して
ほしい」と述べた。さらに、自身が主宰する勉強会では川崎氏らの
国会対策を「稚拙」などと酷評した。
一方、都内で開かれた会合では、夏の参院選について「最大の
政治課題は一刻も早く鳩山内閣を倒すこと。民主党が単独過半数を
取ったら、自民党はなくなる」と危機感を示した。<時事通信29日>』
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今月15日に鳩山邦夫氏が、新党を作るために離党を決めて、
舛添要一氏にも呼びかけを行なったのであるが。舛添氏は、当分の
間は、参院の予算委員の仕事が忙しい&党改革を目指したいので
離党はしないとコメント。
その後、あまりマスコミの前に出ず、大人しくしている感じが
あった。<アチコチから情報収集や分析をしていたのかな?^^;>
で、実は、mewは、先週末に、このブログに舛添要一氏の
今後の動向に関する話を書くつもりでいたのだけど・・・。
27日に朝日新聞に、こんな記事が載っていたので、チョット
保留にして、様子を見ることにしたのだ。
『新党構想や執行部批判を繰り返した自民党の舛添要一前厚生
労働相が青木幹雄前参院議員会長に会い、一連の発言を釈明し、
夏の参院選で自民候補の応援に全力を尽くすと約束していたことが
わかった。
話をしたのは今月17日。国会内の自民党控室で、舛添氏が
「谷垣降ろしと伝えられたが、そんなことは考えていません。どこ
にでも選挙の応援にいきます」と伝え、青木氏は「わかってますよ」
と応じたという。26日も同じ控室で会談し、参院選情勢の分析。
青木氏は「私は(選挙)強いですから」と舛添氏の応援を断ったと
いう。
舛添氏は昨秋の総裁選で待望論が高まったが、青木、森喜朗両氏
との会談後に断念した。年明け以降は「小沢一郎さんは自民党の
最も古いやり方を踏襲しているが、我が党にもそういう考えの方が
いる」と世代交代論を主張したが、鳩山邦夫元総務相が離党届を
提出した15日以降、慎重な発言に転じていた。<朝日新聞27日>』
* * * * *
もしこの記事が本当であれば、舛添氏は参院選前には離党しない
可能性が高い、ということになる。(・・)
<まあ、離党しても、自民党候補の応援に行くことは不可能では
ないけど。素直に受け取ればね。>
舛添氏は、自民党の参院のドンである青木幹雄氏とは、つながり
が深い。<尊敬する政治家として、青木氏の名を挙げて
いたのを見たこともあるですぅ。^_^;>
舛添氏は、もともと国際政治学者だったのだが、99年に、東京
都知事選に立候補したものの、落選してしまう。ただ、全く政治家
としての経験もなく、無所属で組織票もないのに、石原慎太郎氏、
鳩山邦夫氏に次いで3位になり、84万票も獲得したことを、
青木幹雄氏が評価して、自民党にスカウトしたのである。
そして、舛添氏は、01年の参院選で、自民党公認として全国
比例区に出馬することになり、150万票以上をとって、何と
トップ当選を果たしたのである。
そして、参院議員になってからも、派閥にははいらなかった
ものの、参院のドンの青木氏と、青木氏と懇意の自民・影のドンの
森喜朗氏がバックについていたこともあって、1期めから、すぐに
国会で質問したり、新憲法草案の事務局長に選ばれたりしていたし。
それこそ、2期めに当選して間もなく、厚労大臣に抜擢されるなど、
かなり優遇されて来たのだった。(・・)
ただ、近時は、あまり接触がないように見えていたのだけど・・・。
昨年9月、自民党が総選挙に惨敗した後の総裁選の時のこと。
当初、舛添氏は出馬する意向を示していたのであるが、森喜朗氏ら
と会談した後に突如、出馬回避に転じて。mewは、「あら~、
ここは、まだつながってるんだわ~」と思ったのであった。(ーー゛)
<この件は、また改めて書きたいけど。mewが、以前、森氏らが
舛添氏を使って(小泉氏のように)第2自民党を作ろうとしている
のではないかと書いた根拠も、この辺りにあるです。>
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ただ、この青木ー舛添会談に関して報じたのは、mewの知る
限り、朝日新聞だけだったのだ。^^;
しかも、舛添氏と同じ「改革派」の山本一太氏が、自分のブログ
「気分はいつも直滑降」で、この報道に疑問を投げかける記事
<「青木幹雄氏と舛添要一氏の本当の関係」>をアップしている。
『この記事には「青木幹雄氏はまだまだこんなに力がありますよ!
国民的人気の高いあの舛添さんだって、コントロール出来るんです
よ!」という印象を内外に示したい「誰かの意図(?)」を感じて
しまう。』
『舛添氏に直接、確かめたわけではない! が、自分が見るかぎり、
舛添要一氏と青木幹雄氏が「頻繁に連絡を取り合っている」形跡は
ない! 舛添氏は、もともと応援に引っ張りダコの状態。 どこ
から頼まれても、検討はしてくれるだろう。 が、しかし、舛添
さんが「青木氏の命令で、全体の応援スケジュールを決める」とは、
どうしても思えない!!』
『まあ、ちょっと考えたらスグに分かることだ。 あの戦略的で
野心家の舛添要一前厚生労働大臣が、「自民党の長老に操られて
いると勘ぐられるような行動」を取るはずがないではないか!!(笑)』
<この「戦略的な野心家」という書き方には、笑った。ちなみに、
mewは、舛添氏を「フレンチな野心家」と呼んでいる。(昔は、
フランスかぶれの野心家」って言ってたんだけど。^_^;>
* * * * *
実際に舛添氏が青木氏に会ったのか、また会ったとして
どのような話をしたかは定かではないが。
まあ、一太くんにしてみれば、舛添氏らと共に、これから自民党
を大改革して、新生させようとしている時に、舛添氏が、まさに
古い自民党の象徴である長老派のタヌキたちとつながりがあるよう
なことを報じられては、「たまったもんじゃない」という気持ち
にもなるのだろうし。また、「そうあって欲しくない」という
願いも込めて書いているのかも知れない。(~_~;)
ただ、もし明日の党首討論で、谷垣総裁がいい評価を得られ
なければ、来月1日から行なわれる両院協議会では、執行部交代
を求める声が出て、紛糾する可能性がかなりあるように思われるし。
<何か谷垣総裁にとって、明日の党首討論が「最終テスト」みたい
になってしまうのは、チョットかわいそうな気もするけどね。^^;>
また、平沼新党に合流するために離党する予定の議員たちも、
そろそろ動き出すかも知れないし。<もしかしたら、与謝野馨氏
&その周辺の議員も。>
そして、おそらく舛添氏や改革派の若手・中堅議員も、もう
じっとはしていないのではないかと。
・・・となると、やはり自民党の解体への工程が、ぐ~んと加速
してしまうかもな~と思ったりもするmewなのだった。(@@)
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『 <郵政改革>首相、連立を優先 郵貯上限2千万円
政府は30日、郵政改革を巡る閣僚懇談会を開き、ゆうちょ銀行の預け入れ限度額を現行の倍の2000万円に引き上げることを柱とした亀井静香金融・郵政担当相(国民新党代表)の改革案で決着した。かんぽ生命保険の加入限度額を1300万円から2500万円に引き上げることも決まった。亀井担当相と原口一博総務相が24日に改革案を発表した直後から、仙谷由人国家戦略担当相ら一部閣僚が見直しを強く求め、閣内対立が激化。閣僚懇で鳩山由紀夫首相が閣僚の一任を取り付け、亀井氏らの案を採用した。夏の参院選を控え、首相は問題点の洗い出しより、国民新党との連立を優先した格好だ。
「私に一任を受けて、即断即決をしなきゃならんという判断のもとで決めたことだ。(全閣僚とも)納得されたと思う」
首相は30日夜の閣僚懇後、記者団に対し、自らのリーダーシップを強調してみせた。
ただ、首相の指導力は、専ら早期決着という段取りに向けられていた。郵政改革案を白紙に戻せば、亀井、仙谷両氏らによる対立劇が長引き、求心力低下に拍車がかかりかねない。米軍普天間飛行場移設問題の混乱を抱えているなか、郵政の即日決着を図るなら、既存の亀井・原口案を採用する以外、選択肢はなかった。
亀井氏率いる国民新党の強硬姿勢も、首相の背中を押した。郵政民営化見直しを旗印にしてきた同党にとって、郵政改革は最優先課題。今夏の参院選では旧郵政省出身の長谷川憲正総務政務官が改選を迎えるだけに、郵政改革案で譲歩の余地はない。約30万票といわれる郵政票をにらみ、民主党内にも仙谷氏に対する批判が募っていた。
「外に出たら、記者に結果を聞かれる。今日、ここで首相が決めるべきだ」--30日の閣僚懇の席上、赤松広隆農相がこう切り出すと、一気に決着の流れが固まった。閣内対立に危機感を強めた首相周辺が、赤松氏が口火を切るよう、事前に根回しをしていたもので、小沢鋭仁(さきひと)環境相も「明日(31日)の党首討論で詰められる」と同調。「閣僚委員会を作って議論したい」という仙谷氏の主張は大勢にならなかった。内閣支持率の下落により、首相の求心力が陰るなか、政策面での選択肢も徐々に狭まっている。
亀井・原口案を基に法案化作業が進むことに対し、仙谷氏は30日夜、「閣内にいるんだもん」と語り、渋々首相に従う姿勢を示したが、「今の(改革案の)限度額なら、地方の中小金融機関、ひいては地方経済にいい影響をもたらさない」と不満をにじませた。仙谷氏に同調する副大臣の1人は「自分の主張を曲げるつもりはない」と反発しており、閣内の火種は確実に残った。
首相の「裁断」により、政府は4月半ばにも、郵政改革法案を今国会に提出し、会期内の成立を目指す。限度額の引き上げは、法案成立後の6月にも定めるが、その後の状況を踏まえ、法施行時の来年4月にも限度額を見直す可能性がある。<毎日新聞30日>』