橋下が国歌&北朝鮮で保守ぶり発揮+知事なのに新党立ち上げ?
2010年 04月 04日
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。
久々に大阪の橋下府知事のことを書いてみたい。(・・)
<キープしてあった報道記事やメモ書きが貯まってしまったので、
在庫一掃セールの意図も?"^_^">
というのも、橋下くんが、最近、また保守っ子ぶりを発揮している
ことが、かなり気になっているからだ。
大阪の橋下府知事が、府の職員の任命式で、「国歌を歌うのは
義務だ」「思想良心の自由とか言っている場合でない」とか言った
挙句、「(国歌を歌う)声が小さい」と一喝したという。(@@)
『「国歌、歌うのは義務」=新採職員に訓示-橋下大阪知事
大阪府の橋下徹知事は1日、府庁内で開かれた府の2010年度
新規採用職員任命式で訓示し、「思想良心の自由とか、そういう
ことを言っている場合ではない。皆さんも大阪府庁の職員で日本
国家の公務員になったのだから、国歌をきちっと歌うことは、僕は
義務だと思っている」と述べ、式典などでの君が代斉唱を励行する
よう求めた。
同日の任命式では訓示に先立ち、君が代を斉唱。橋下知事は
「(任命式での斉唱は)今年からだ」と述べた上で、「国家国民
のことを意識してもらわなければいけないので、事あるごとに
これからは国歌斉唱に努めていきたい」と語った。<時事通信
1日>』
『今年度から式典の開会にあわせて国歌斉唱を導入。橋下徹知事
は「声が小さい」と一喝』したという報道もあった。
<産経新聞1日より>
* * * * *
ちなみに、橋下知事は、08年11月にも、高校生を集めた
イベントでも、『「君たちが受けているのは社会とつながりのある
教育」としたうえで、「国歌斉唱時は(歌声が小さかったので)
残念だった。社会を意識するためには国旗や国歌を意識しなければ
ならない」と呼びかけた』ことがあった。<コチラの記事参照>
以前、『・・・上田も橋下も石原も、アブナイ知事&教育が
広がる』という記事にも書いたのだが。
ここ10年ぐらいの間に、全国の都府県や市町村の首長(知事や
市長など)の中に、超保守or保守タカ派系の人がどんどん増えて
いて。しかも、彼らには教育委員会の委員を任命したり、公立校
の教育の中身に影響を及ぼしたりする力があるので、彼らの思想
を反映するようなアブナイ教育が広がりつつあって。
mewは、そのことに大きな危惧感を抱いている。(-"-)
* * * * *
mewは別に式典で国歌を歌うこと自体に、問題があるとは
考えていない。(・・)
<ただし、mewは、政府が「君が代」の「君」は「天皇(だけ)」
ではなく、「日本国民とその象徴である天皇」という解釈をとる
ことを強く望んでいるし。そうすれば、もっと喜んで国歌を歌う
人が増えると思っているんだけどね。^_^;>
問題は、国や公の機関(首長含む)が、それを国民に強制する
ことにあるのだ。(ーー゛)
政府は、99年に国旗・国歌法を作った時に、国歌斉唱を国民に
強制することはないと明言していた。
でも、今は、東京では、都立高の教員が、国旗に正面を向いて
起立し、大きな声で歌わないと、罰せられてしまうという現実が
ある。<テープ伴奏はダメで、ピアノ伴奏も強制される。>
他の自治体でも、教員はもちろん、生徒や保護者まで、きちんと
国歌斉唱しているかチェックしているところが増えている。(-"-)
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このようなことを放置していると、最初は「誰にも強制しない」
はずが「公立の教員や公務員は、強制して当たり前」「公立の
生徒や保護者は当たり前」とどんどん範囲が広がっていて、その
うち「日本の構成員である国民なら当たり前」という風になり
かねない。(-"-)
<君が代を歌わないやつは、反日だとか非国民だとか言い出す
人まで出かねないからね~。(@@)>
特に学校の場合は、人格や思想を形成して行く過程にある
子供たちが関わっているだけに、尚更、危惧してしまうところ
がある。
まあ、逆に言えば、彼らは、子供のうちから、戦前のように
もっと愛国心を植えつけるような教育がしたいのだろうけど。
それが、どんなにアブナイことであるかは、体験者&歴史が
証明しているだろう。(-"-)
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橋下知事は、高校無償化に関連して、朝鮮学校や北朝鮮に
関しても、暴言を吐いている。
『授業料無償化に関する朝鮮学校への対応をめぐり、大阪府の
橋下徹知事は10日、朝鮮学校に交付している私立外国人学校
振興補助金についても「廃止を念頭に置いている」と述べた。
また「民族差別だという指摘があるが、朝鮮民族が悪いわけ
ではない。北朝鮮という不法国家が問題。それはドイツ民族と
ナチスの関係と同じだ」と言及した。(中略)
橋下知事は、朝鮮学校への対応について、暴力団になぞらえて
「学校経営に暴力団関係者がかかわっていれば税金は投入でき
ない」とも発言していた。<産経新聞10日より>』
この発言に対して、北朝鮮の国営通信が、橋下氏を名指しで
批判したのだが・・・。
『高校授業料無償化の対象から朝鮮学校を除外するかどうかを
めぐり、北朝鮮の国営通信社「朝鮮中央通信」に「思考方式と言動
が正常でない」などと非難された大阪府の橋下徹知事は24日、
「一介の自治体の長が、北朝鮮の批判の対象になり光栄だ。僕は
不法国家とはつきあわない」と応酬した。
橋下知事はこの日、報道陣に対し「拉致被害者を返してくれたら
話に応じる。朝鮮学校の子供を泣かせたくないのなら、本国は
しっかりしてくれ。泣かせないために何ができるか、考えてほしい」
と述べた。<産経新聞24日より>』
* * * * *
まず、いくら拉致問題などがあるからと言って、橋下氏のように
公の立場にある者が、特定の国家やその機関に関して「ナチス」や
「暴力団」にたとえることは、失礼でモラルに反することだし、
決して望ましいことだとは思わない。(**)
<彼らは他国が日本を批判するとすぐに怒るくせに、自分たちが
相手を悪く言うのは、平気なのよね。^_^;>
それに、朝鮮高校の生徒が拉致問題とか関係がないのは明らか
なのだけど。
橋下氏は拉致問題が解決しない限り、彼らが不利益を被っても
致し方ないとも受け取れる言い方をしているわけで。それでは、
彼らが拉致問題解決のために、日本側の人質であるかのように
みなしているのではないかと思える部分があるし。
それも不適切な表現なのではないだろうか?(・・)
* * * * *
いわゆる超保守や保守タカ派の人たちの大きな問題点の一つは、
自分たちの国を愛するがあまりに、他の国や国民のことを軽視・
蔑視したり、排除しようとしたりする傾向にあることだ。(-"-)
<それもアジア、特に東アジアの国&国民に対して、そうなる
人が多い。^^; どうせやるなら、欧米にもそういう態度で出れば
いいのに、何故か、欧米、特に米国には弱いのよね。(@@)>
高校の無償化の範囲に関しては、最終的に各都道府県の知事に
判断が委ねられることになるようなのだが。
上述のように、保守的な知事が増えていることもあって、国の
施策なのに、地域によって判断に差が出て、結果的に不公平な状況
が生じるのではないかという懸念が強まっている。(ーー)
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最後に・・・これは保守とは関係のないことだけど。
何と橋下知事が、大阪府議会の中で会派を立ち上げて、実質的な
橋下新党を作ろうとしているという。(・o・)
一般に、地方自治体の首長(特に都道府県の知事)は、それまで、
どこかの政党に所属していても、わざわざ離党して、無所属として
立候補したり、知事を務めたりするようにしている。
<千葉の森田健作県知事のように、政党支部長になっていても、
(偽装で?)「無所属」だとアピールしたりとかね。^^;>
というのも、首長というのは、住民から直接選ばれる、いわば住民
全体の代表なので、党派に縛られず、住民のための政治を行なう必要
があるからだ。(・・)
* * * * *
そして、橋下くんの場合も、知事選に出た時には、自民党から
擁立されて自公推薦で選挙を戦ったものの、また、知事になって
からは、大阪府議会の自公与党に支えられて来たものの、ずっと
「無所属」を通していたのだけど・・・。
何故か、自分が中心になって、会派を作ることにしたのだ。^^;
『大阪府の橋下徹知事を支持する府議22人が1日、府議会(定数
112)の新会派「大阪維新の会」を旗揚げした。事実上の〈橋下
新党〉で、今月中旬には知事をトップに据えた同名の政治団体
(地域政党)も発足させる予定。こうした地域政党が設立される
のは異例で、大阪府・大阪市の再編構想などを公約に掲げ、来春の
統一地方選で府議会や市議会の過半数獲得を目指す考えだ。
同会に参加した府議の出身会派別内訳は、自民党系4会派19人
民主党1人、諸派2人。自民党系19人は離党しない方針。
基本政策には府市再編のほか、いずれも橋下知事が唱える▽大阪
(伊丹)空港の将来的な廃港▽府庁舎の「大阪ワールドトレード
センタービルディング」(WTC)への完全移転▽府議会定数の
大幅削減――を挙げている。
この日、同会の浅田均代表と松井一郎幹事長らが府庁で記者会見
し、「知事のパワーを、我々が一緒になることで3倍、5倍、10
倍にし、大阪を変えたい」と表明。<読売新聞・大阪2日より>』
<関連記事*1に・・・何か、これって、当選に力を尽くした自公から
見れば、裏切り行為に近いかもね~。(>_<)>
* * * * *
まあ、今は、府議会の会派や地域政党のレベルにとどまって
いるのだけど。要領&調子のいい橋下くんのことゆえ、今後、周囲
の様子を見て、これを国政レベルに持ち上げることも、アタマの
中に置いているのではないだろうか?(・・)
<地方分権で考えが合う中田宏氏(前横浜市長)が今月、国政進出
のための新党を立ち上げる予定だし。東国原宮崎県知事など、共に
活動をしている人も全国にいるしね~。^^;>
おそらく、ここから新党作り&党の合流、離散の流れが始まるの
ではないかと思うのだけど。その中で、橋下くんがどう動くのかも、
とりあえず「チェキラ~(check it out)」しておかないとかな~
と思うmewなのだった。(@@)
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作った「【政権交代】を目指すブログ結集!」をご参照下さい。
『橋下新党旗揚げ、自民府議団の退潮に拍車
49→30人 参院選控え処分せず
新会派「大阪維新の会」の旗揚げ記者会見に臨む浅田均代表(前列左から2人目)ら(1日午後、大阪府庁で)=大久保忠司撮影 大阪府議会(定数112)で自民党府議団の退潮が止まらない。橋下徹知事就任時の2008年2月には49人の勢力を誇ったが、「橋下派」の若手らが4度にわたって離団し、<橋下新党>となる「大阪維新の会」が結成された1日にはついに30人に。同党府連は夏の参院選をにらんで除名処分はせず、当面静観の構えだが、政権野党に転落した同党と距離を置き、新会派に合流した府議らは「橋下知事と一緒に改革を」と意気盛ん。ただ、来春の統一選では党との全面対決に発展する可能性も高く、混乱は当分収まりそうにない。
■勢いづく橋下派
「同じ価値観、危機感を共有できるメンバーでやっていく」。「大阪維新の会」結成の記者会見で、浅田均代表はそう語った。一方、約1年前まで会派の幹事長を務めた自民党については、「議会改革などの考え方で(議員に)濃淡があった」と突き放した。
橋下知事が就任するまで、自民党は数の力で府議会をコントロールし、歴代知事と渡り合って存在感を示してきた。だが、昨年3月の府庁舎移転関連議案の採決が亀裂のきっかけに。橋下知事に共鳴する若手の多くは賛成したが、ベテラン議員らが反対し、大差で否決。会派の対応への不満から、昨年4月、まず6人が会派を離れ、「自民党・維新の会」を結成した。
昨夏の衆院選で自民党が大敗し、野党に転落したことも、会派の求心力低下を加速させた。若手を中心に、「自民党の看板だけでは選挙に勝てない」との思いが広がり、支持率83%(1月の読売新聞調査)を誇る橋下知事と共同歩調を取る機運を高めることに。
同10月に「自民党・ローカルパーティー(LP)」(5人)、今年3月下旬に「ひとつの大阪」(3人)と、「橋下派」の分派は止まらず、今月1日には新たに5人が会派を離脱し、先に分派した3会派とともに「大阪維新の会」に合流する道を選んだ。
■戸惑う既成政党
新会派に合流した自民党出身の19人のうち、浅田代表を除く18人は当選1、2回のいわゆる“若手”で、若手で残留したのは10人にとどまった。残留したベテラン府議は「若手には、選挙で民主党に負けるのではという恐怖感がある。維新の会は、橋下人気にあやかる、まさに選挙互助会だ」と同会を切り捨てる。
民主党会派(23人)の幹部は「自民党の低落傾向の象徴だ」と指摘。自民とともに知事選で橋下知事を支援した公明党会派(23人)の幹部は「自公が知事与党のはずだったのに……」と戸惑いを隠せない。
■揺れる府連
自民党府連は先月27日、幹部で対応を協議し、除名などの処分はしない方針を決めた。苦戦が予想される夏の参院選を控え、「波風を立てれば、合流組の票が取り込めない」(幹部)との判断からだ。
谷川秀善・自民党府連会長は、相次ぐ離団の動きにこうクギを刺した。「橋下新党合流が一方的にプラスに働くとは限らない。場合によってはこちらが刺客を立てることもあり得る。選挙はそんなに甘いものではないよ」
(2010年4月2日 読売新聞)』