菅直人が首相になって、本当の意味での政権交代&市民政が実現
2010年 06月 05日
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変更します。(^^ゞ
最新の記事(10個)のコーナーはヨコの欄に。
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。
昨日4日、民主党の代表選で、菅直人氏(63)が、同党の代表
に選出され、衆参で首班指名を受け、第94代の内閣総理大臣に
なることが決まった。(*^^)v祝
<8日に、天皇の任命を受けて、正式に首相となる運びだ。>
以前からブログを読んで下さっている方はご存知だと思うが。
mewは、もともと社民連という政党が好きで。<人生で初めて&
唯一、ここなら支持してもいいと思う政党だった。> そもそも
民主党を応援するようになったのも、社民連の江田五月氏や菅直人
氏らが、民主党結党に関わっていたからだ。(・・)
<実は、その当時、mew個人は、菅氏より江田氏や田英夫氏の
方が好みのタイプの政治家だったんだけどね。^_^;>
そして、93年に社民連も関わっていた細川非自民政権ができた
頃から、いつか江田氏や菅氏が日本の首相になる日が来ないものか
と。また96年に民主党が結党されてから、いつか政権交代を実現
する日が来ないものかと、ず~っと夢見ていたところがあった。
<『民主党にラストチャンスを(5)~菅直人に「民主党の顔」
としてのラストチャンスを~』(06年4月)
『民主党の目指すべき方向性について~このままでは民主党は
アブナイ(5)~』(05年12月)など参照>
菅氏に関して言えば、96年に自社さ政権の厚生大臣として、
薬害エイズ事件で活躍して、ぐ~んと知名度や期待度がアップ。
当時は、世論調査の首相にふさわしい人で、常に上位にはいり
TOPをとることもあったりして。
いつか、菅氏が本当に首相になる日が来るかも知れないと。
そうなるといいな~と、思うようになっていた。(+_+)
まあ、本当なら、江田五月氏or菅直人氏が民主党の代表として
選挙を戦い、自民党政権を下して政権交代を実現。彼らが首相に
なるというのが、思い描いていた形に近かったのだけど・・・。
でも、チョット順番は違ってしまったけど、そして、ホンネを
言えば、10年ぐらい遅かったかな~という気分なのだけど。
それでも、菅直人氏が首相に決まったことで、mewの中では、
ようやく約20年来の夢が実現したことになるわけで。と~っても
感慨深いものがある。"^_^"
* * * * *
菅直人氏は、サラリーマンの息子で、東工大出身の弁理士だ。
世襲ないor家族等が政治家ではない首相の誕生は、96年の
村山富市氏以来、14年ぶりだという。(・・)
また、鳩山由紀夫氏が首相になって、久々に国立大出身の首相が
登場。しかも、理系出身の首相は珍しかったのだが。
何と今回、2人連続して、国立大&理系出身の首相が誕生する
ことになった。(@@)
<菅氏は、バリバリ理工系。趣味で、麻雀の点数計算機を発明
して、特許もとっているような人だ。^^;>
菅氏は、大学時代から、市民運動に参加し、市川房江さんの選挙
を手伝ったことから、政治家の道を志すようになり、3回の落選を
経て、80年に社民連から衆院に初当選。以来、10期続けて、
当選を続けている。
高校から三鷹市に在住し、ずっと本人の地元(&mew知人の
地元)の東京選挙区から出馬し続けているので、その分、mew
も含め、東京都民には馴染みが深い政治家でもある。(・・)
<ちなみに、05年の小泉総選挙で、東京の25ある小選挙区うち
24で、自公候補が勝利。唯一、菅氏だけが、野党候補として、
小選挙区での当選を果たした。(~~)>
草の根の市民運動から政治家になり、しかも、わずか4~5人
の小政党から政治活動を始めて首相になったという例も、日本の
政治の歴史では、初めてのことだ。(**)
しかも、社民党の村山首相の時と違って、首相になる&政権を
担うのに自民党の力は全く借りていないし。93年の細川護煕
首相や、昨年の鳩山首相のように、かつて自民党議員だったわけ
でもない。
それゆえ、mewは、菅氏が首相になったことで、50年以上
にわたった自民党政権が敗れて、本当の意味で政権交代が実現
できたように思えるし。また、ようやく一般市民の代表が、日本
のTOPになれる時代が来たことを、本当に嬉しく思う。"^_^"
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菅直人氏も、3日の出馬会見で、こう言っていた。
「私は民主党という政党は、そういう、つまりはもともとは
お金持ちでなくても、あるいは政治家のおうちに生まれなくても、
志と能力があればですね、どんどん政治の社会に参加していける。
その一つの場を提供する。これが民主党のまさに民主党らしさだと
思っておりました。
そういう意味で、私もある意味では典型的というのですかね、
象徴的なとまではいきませんけれども、典型的にそういう普通の
家庭に生まれて、特に何か特別な繋累とか何かがあったわけでは
ありませんが、そういう中で草の根から生まれたという言い方も
されますけれども、草の根から生まれた政治家としてですね、こう
した大きな役割をもし担うことができるとすれば、それはまさに
日本の政治にとって新しいことではないかなと私自身は感じている」
<産経新聞3日より>
* * * * *
民主党は、もともと真の民主政、国民主体の政治を確立すること
を目指して、作られた政党だ。(**)
自民党のように、中央の政府(政治家&官僚)が主導して、国民
の生活や地域、産業を築いて行く&利益をもたらして行くという
中央主権的な上から下への政治ではなく、各地域や産業に携わる
一般市民が主体になって、その声や活動で国政を作って行くという
下から上への国民&地域主権的な政治が行なわれることを目指して
結党された。(・・)
戦後間もない頃は、戦争で荒廃してしまった国民生活、地域、
産業の経済、社会などの復興や成長のために、中央主導で国政を
行なうことも必要なところがあったようにも思うのだが。
それは、同時に、中央が国民、各地方、産業などに利益や恩恵
をもたらし、国民や地方や各産業が中央に従い、また何らかの
利権(経済的なものや地位、票など)を与えるというシステムを
作ってしまうことにつながってしまった。^^;
そして、そこには近時ずっと問題になっている不正な金銭や
契約などの利益のやりとり(ハコモノなどの公共事業による税金
のムダ使い)、天下りなどなど、既得権益やしがらみだらけの
政治システムができて、様々な弊害が生じてしまった。(-"-)
民主党は、このような自民党政権がもたらした弊害を除去する
ためにも、国民主体、地域主権のクリーンな政治を築くことを目的
にして、結党されたのである。
そして同党は、世襲やお金持ちでなくとも、志や意欲があれば
政治家になれるようにと、早い段階から公募で候補者を募り、
各地域や諸団体とリンクする形で、下から上への市民的な政治が
行なえるようなシステムを作ろうとして来たわけで。
菅直人氏は、ある意味で、その象徴のような存在の政治家で
あると言えるのだ。(**)
* * * * *
ただ、世の中、なかなか理想通りには行かないもので・・・。^^;
それこそ96年に鳩山兄弟&菅氏が作った元祖・民主党では、
志と意欲を持ったしがらみのない若い政治家を中心にやって行こう
と決めたものの、それでは、全国組織を展開して、議席を増やし、
政権交代を実現するのは困難だということを認識することになって。
98年には旧・民社党、社民党系の議員などと、再結党すること
に。さらに、渡部ご老公などの旧・自民党の議員も参入し、03年
には、ついに小沢自由党と合流することになる。(-"-)
mewは、正直なところ、特に旧・自民党の実力者が民主党に
はいるたびに、「彼らがはいったら、新しい政治なんて作れるはず
がないじゃん!」と、イラ立ったり、失望したりすることも多かった
のだけど・・・。(~_~;)
でも、それだけ、あの巨大な自民党とまともにやり合って、政権
の座をとれるような政党を作るのは、め~っちゃ大変なことだし。
それに、一般国民の多くが、政権を任せようと思う政党を作るのも、
決して容易ではないことも事実だった。(-"-)
<mewも、民主党と一緒に(?)、チョットずつオトナになって、
それを認識するようになったのよね。^_^;>
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実際、民主党は、それまで党の支持率が10%を超えることは
ほとんどなかったのだけど、03年、小沢自由党が合流した途端、
支持率も10%台に乗るようになって。
議席数も、あの小泉自民党を相手に、03年衆院選で177議席
と躍進。04年参院選では、初めて50人当選して、自民党を
上回ることに。(・o・)
05年の小泉総選挙での惨敗、06年の永田メール事件で、一度
はボロボロになったものの、そこから小沢ー鳩山ー菅のトロイカ
体制をとって、挽回し。07年参院選、09年総選挙で圧勝して、
ついに政権交代を実現したわけで。
だから、mewは、小沢一郎氏や鳩山由紀夫氏は、個人的には、
そんなに好きではないけど、その功績は素直に評価すると共に、
彼らには感謝もしているし。
菅直人氏が、昨日の代表選の政見演説の中で、鳩山氏や小沢氏
への思いも語っていたのも、同じような気持ちからだろう。(**)
* * * * *
昨日、TVで菅氏の若い頃からの映像が流れていたのだけど。
社民連やさきがけ時代の姿や話し方を見て、「あの頃は、ホント、
若かったのね~」と、しみじみ思ってしまうところがあった。^^;
<懐かしい写真の数々が、コチラ毎日新聞に。>
あの頃に比べれば、随分、歳をとって、エネルギッシュだった
「イラ菅」も、かなり落ち着いてしまった感じがあるし。あの
忌わしきトノモト事件があったり、ウケ狙いやオヤジ・ギャグ的
な失言も増えたり。首相の座を意識してか、最近は肝心なところ
でも「黙菅」になっていることが多くて、mewをがっかりさせる
ことも少なからずあったのだけど。
でも、何か菅氏が首相になれないまま終わるのは、すご~く
心残りだったので。「今さら」と思う人もいるかも知れないけど、
mewにとっては、何か、あきらめかけていた忘れ物を、ヒョンな
ことから取り戻すことができたような感じの喜びや安堵感があって、
それが、胸の中にジワジワと広がりつつある。(^^♪
* * * * *
本当は、あの3人のトロイカ体制で言えば、リーダー資質や
アピール性が強い菅氏が首相、温和で調整型の鳩山氏が官房長官、
経験豊富&手腕の優れた小沢氏が幹事長&参謀役になるのが、
一番いい形だったのではないかと思うし。
うまくその形がとれれば、民主党は、もう少し安定した政権が
作れたのではないかと思うところもある。(・・)
それも、今となっては、もう実現するのは不可能であるとはいえ、
もしできるなら、鳩山氏、小沢氏には、立場は違えど、トロイカ
体制に近い形で、菅氏を支えて欲しかったのだけど・・・。
次回以降、その件について書いて行きたいと思うのだけど。
もしかしたら、小沢氏は、それこそ「親・菅」ではなく「反・菅」
(笑)に回りそうな感じもあって、最初から、ちょっとヒヤヒヤ・
モードに。(~_~;)
ただ、菅直人氏も、これが首相を務められる、まさに最初で最後
のチャンスだし。正直なところ、本人もおそらく、一度はあきらめ
ていた首相の座を手にすることができたのではないかとも思うし。
あまり周囲のことは気にせず、菅直人氏がこれまで培って来た
もの&やってみたいと思っていたことなどを思いっ切りオモテに
出して、まさに「菅直人」らしい政治を行なって欲しいと思って
いるmewなのだった。(@@)
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