菅は、「脱・小沢」路線を本気で進めて、小沢と戦うつもりなのか?
2010年 06月 06日
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。
mewが、今回、菅直人氏が首相になるのがいいと思った大きな
理由の一つに、彼なら中立的な立場で、小沢一郎氏とも、いわゆる
非小沢派ともうまくやって行けるのではないかということがあった。
菅氏なら、小沢氏とは日常低に携帯で連絡をとり合う仲ゆえ、
小沢氏を完全に排除するのではなく、小沢氏の力や意見をうまく
活用して行けるのではないかと。
かと言って、本人の性格や主張性も強いので、小沢氏に完全に
従属することもないし、小沢氏の傀儡だとは言われずに済むのでは
ないかと思ったのだ。(**)
<『親・反・非小沢のラベル分けは、いい加減に辞めるべし。』
にも書いたように、mewは、菅氏が首相になったら、もう小沢氏
との距離で、アレコレ決め付けられたり、党内が対立したりして、
本来は国政にかけるべきエネルギーを、ムダに費やすような状況
がなくなるといいな~と願っていたのに。(・・)>
* * * * *
ところが、ドッコイ。(・o・)
何だか代表選の時から人事に至るまで、菅氏が徹底的に「脱・
小沢」を目指しているかのような感じになっているし。^^;
しかも、TVをはじめ各メディアが、「菅vs,小沢」「反小沢
vs.小沢」の対立の構図を描いて、オモシロおかしく騒ぎ立てる
ような展開になってもいて・・・。
正直なところ、mewは、「あれあれ~?」「一体、どうなって
いるの~?」と大きな戸惑いを覚えているところがある。(@@)
* * * * *
これは、また追々書いて行きたいと思うのだけど・・・。
今の状況を見て、メディアやブログなどの間では、このような
見方があるようだ。
一つは、菅氏が自ら決意して、小沢氏と戦う気で、「脱・小沢」
路線を進めようとしているというもの。
もう一つは、党内の支持が欲しかった菅氏が、非・小沢氏に
担がれる(利用される)形で、「脱・小沢」路線を突き進まざるを
得なくなっているというもの。
いや、実は、小沢氏と菅氏は連絡をとっていて、小沢氏は、
参院選の勝利のために、菅氏が「脱・小沢」路線をとることを
了承しているという見解もある。(@@)
小沢氏は、参院選に勝つためであれば、それぐらいのことは
やりかねない人であるだけに、ますます「う~ん・・・」と
考えてしまうところがある。(-_-;)
<さらに言えば、小沢氏は、菅氏と連絡をとっていないものの、
あえて菅氏に「脱小沢」路線をとらせるように仕向けて、参院選を
うまくしのぎ、その間に、また党の実権を握る準備をするのでは
ないかという見方もできるかも。>
ただ、もしこのまま、「菅vs.小沢」の対立が進むようであれば、
菅首相は、党運営で大きな問題を抱えることになるだろうし。
また、菅内閣は、党内の1↗3以上を占める小沢グループの議員
や小沢氏を評価する人たちから、支持が得られなくなってしまう
可能性高いわけで・・・。
それだけに、mewとしては、毎日、色々なニュースを見ながら
ハラハラ・ドキドキしてしまうのである。(ーー)
* * * * *
おそらく、小沢氏をはじめ、民主党の有力議員のほとんどは、
今回の民主党の代表選を重視していなかったことだろう。(・・)
民主党は、9月に正式な代表選を控えており、今回、代表に
選ばれた人の任期は3ヶ月しかない。
つまり、今回の代表選は、いわば暫定政権、選挙管理内閣を
率いる代表=首相を決めるものなのである。^^;
しかも、この時期に、下手に代表になって、終盤国会でもめて
うまく法案が通せなかったり、参院選で惨敗したりしたら、議員
としての実績やイメージに傷がつくことになりかねない。(-"-)
菅氏を除いて、次期首相候補に名前が挙がっているような議員
たちが、誰もこの代表選に出馬せず、あっさり菅氏の支持に
回ったりしていたのも、そのためだろう。^^;
前原氏にせよ、岡田氏にせよ、もしかしたら小沢氏も、9月の
代表選では、状況次第ながら、本気で代表=首相の座を狙って
出馬する可能性がある。(**)
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逆に菅氏は、このチャンスを逃せば、もう首相になれる可能性は
ほとんどなくなってしまうことから、2日朝に鳩山氏が首相辞任を
発表してからすぐに、代表選に出馬する意向を示したのだけど。
小沢幹事長ら執行部が、中1日しか置かず、4日に代表選や首班
指名を行なうことにしたこと<当初は、同日中に組閣まで行なう
予定だった>から、小沢氏も執行部に関わっている人たちも、今回
は菅氏に暫定政権を任せる気で、日程を決めたのではないかと、
とらえていた人も多かったように思われる。(・・)
<樽床伸二氏の出馬も、無投票で首相を決めるのは、印象がよく
ないので、誰かもうひとり候補を立てておいた方がいいという
小沢氏側の配慮かと思ったりもして?^^;>
そう。ここは菅氏に任せ、参院選を何とかしのいで。その結果
も見た上で、9月の代表選ではガチンコ勝負が繰り広げられること
になるのではないかと、mewも思っていたのである。_(。。)_
* * * * *
ところが、菅氏が、一応、小沢氏に出馬の挨拶をしようと思って、
2日から電話をかけているのに、小沢氏が電話に出ず、会おうとも
しないという報道が出て、チョット「ん?」という感じに。(・・)
しかも、菅氏は、当初から「超・反・小沢派」と呼ばれる仙谷
由人氏と枝野幸男氏と共に、代表選の準備を進めていて。
<枝野氏はさきがけの頃からの長い付き合い。菅氏が厚生大臣時代
に、薬害エイズ問題を解決した時に、側近として大きな力になった。
仙谷氏は、社会党系で、民主党結党以来の古い付き合い。>
いわゆる「非小沢派」の岡田、前原、野田氏やそのグループから
次々と支持を得ているし。(・o・)
他方、小沢グループは、樽床氏のほかに、まともに菅氏に対抗
し得る候補(田中真紀子、海江田万里、原口一博氏など)を探して
いるという報道も出ていて。「あれ?」と、クビをかしげたくなる
ような情報が増えて来たのだ。(~_~;)
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
菅氏は、3日の出馬会見で、小沢氏に関して、このようなこと
を語った。
『小沢氏の「政治とカネ」の問題に触れ、「国民の不信を招いたの
だから、小沢幹事長はしばらく静かにした方が、ご本人、民主党、
日本の政治にとっていいのではないか」と述べた。
さらに、「小沢幹事長には昨日、今日の段階でも、ごあいさつに
うかがいたいと申し上げているが、いつであればいいとのご連絡を
いただいておりません」と述べ、小沢氏への不信感をあらわにした。
<産経新聞4日より>』
この会見をきき、mewは、チョット複雑な&不安な気持ちに
なった。
小沢氏との間で、打ち合わせができているというなら、話は別
だけど。一般的に考えて、この「静かにした方が」という言葉を
きいたら、菅氏が小沢氏側にケンカを売ったとか、「脱・小沢」の
方針を表明したと受け取られても致し方ないだろうし。
小沢氏やそのグループの人間は、不快に思うに違いあるまい。^^;
<実際、小沢側近の松木兼公氏は、菅氏のこの言葉に「あまり
人に言われたくない。小沢さんは日本の政治を変えてきた人だ」と
述べ、不快感を表明。その後、強引に小沢グループを樽床氏支持で
まとめようとしたり(結局は自主投票)、夜遅くまで、樽床氏の
支持集めの電話をかけまくっていたという。^^;
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この頃、mewは、「もしかして、小沢氏と菅氏の仲は、修復
されていなかったのかも知れないな~」と思ったりもした。^^;
昨年3月、当時は党代表だった小沢氏が、マスコミのひどい
バッシングにあっていた時、同じく年金未納問題で大叩きにあった
菅氏が、小沢氏に同情。会食の場で、「選挙対策本部長をやったら
どうか」と発言したことがあった。
それが、小沢氏に代表辞任を促したものだと報じられて、その後、
少しずつ、小沢氏と菅氏の間がギクシャクして来たという話を
どこかで見たことがあったからだ。(-"-)
<ちなみに、この頃、小沢氏に辞任を促した渡部ご老公は、最高
顧問を外されてしまった。また藤井裕久氏は、財務大臣に就任した
ものの、わずか数ヶ月で辞任することになった。^^;>
4日の会見で、菅氏は、鳩山&小沢氏とのトロイカ体制に関して
きかれて、野党時代は機能していたけど、政権をとってからは、
「トロイカ体制という表現はあまりなかったのではないか」と。
それぞれの立場も変わって、3人で共通の議論をすることは
なかったと語っていたのだが・・・。
実際、政権をとってからは、鳩山氏と小沢氏が2トップという
形になって。菅氏は副総理兼国家戦略担当大臣に任命されたものの、
国家戦略の方は、なかなか環境を調えてもらえず、ほとんど仕事が
できず。^^;
1月からは、藤井氏が辞任したことから、財務大臣に就任する
ことになったのだが。あまり得意な分野ではなかったため、予算
審議などのため日々、勉強に追われて、眠菅になることも。^^;
担当外とはいえ、普天間問題も含め、重要な案件では、カヤの外
に置かれて、黙菅にならざるを得ない状況にもあったようだ。(-"-)
菅氏は、今年も小沢氏宅の新年会に参加するなど、関係の修復を
はかろうとしていたのではないかと思うのだが。
もしかしたら、小沢氏とは、昨春来、うまく行っていなかった
かも知れず・・・。
しかも、今回の代表選でも、挨拶を拒まれたこともあって、
「え~い、この際、脱・小沢路線を進んでやる~」と、対抗意識
を燃やした可能性も否定できない。^^;
* * * * *
また、民主党の中には、03年に小沢氏が合流して、特に06年
に代表になってから、それまでと党内が大きく変わってしまったと
<「庇を貸して、母屋をとられた」と>嘆いている人が少なくなかった。
<あの生方くんも、そのような主張をしていたけどね。^^;>
今回、菅氏が、民主党の創立メンバーとの連携を重視。鳩山
前首相の後継であることをアピールしたり、当初から、枝野氏や
仙谷氏と協力、早い段階で前原、野田氏らと協議したのも、
「小沢氏抜きで、元来の民主党として政権運営をしてみたい」
という思いを実現しようという意識が働いたからかも知れない。
<菅氏が4日の政見演説で、小沢氏が廃止した政調部会を復活
させることを宣言したのも、そのあらわれだと言えるかも。>
岡田氏や前原氏は、「脱・小沢路線」をとることを菅氏を
支持する条件として出して、菅氏がそれを飲んだという報道も
ある。
そうなると、ますます「菅vs.小沢」、「菅氏を中心にした小沢
合流以前の民主党議員vs,小沢」という対立の構図が、色濃く
なってしまうところがある。(-"-)
<つづく> THANKS
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