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日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガからガラガラポンの政界大編成を希望。左右問わずmew基準で、政治や競馬、スポーツなど。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

菅首相の所信表明をきいて思ったこと~国民主体&生活第一~

最新の記事(10個)のコーナーはヨコの欄に。
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。


 昨日11日には、衆参本会議で、菅直人新首相の所信表明演説
が行なわれた。(**)
全文はコチラ ・首相官邸HP> 要旨は*1

 演説をきいていて、まず思ったのは、「あ、自分&スタッフで
全部作ったな~」ということだった。(・・)

『演説の草稿作りには、国会で首相指名された翌5日から取り
かかったという。自らの政治経験や、長年温めてきた政策などに
ついて、首相がまず口述し、古川元久、福山哲郎両官房副長官と
厚労省出身の山崎史郎首相秘書官が原稿にした。首相はその一字
一句に目を通し、古川氏らは首相の「駄目出し」で10回以上
原稿の推敲(すいこう)を重ねたという。<読売新聞11日より>』

<ちょっと話がそれるけど。菅氏が自分で選んだ官邸スタッフ
の古川、福山、平岡氏などは、「辺野古・基地建設計画の白紙撤回
に向けた行動宣言」に署名している。そのことを、アタマのすみ
に置いておいて頂きたい。>

 それゆえ、自民党政権時代の所信表明では、自分たちで作る
はじめとおわりの部分にはさまれた真ん中の政策の部分は、官僚
にお任せだったので、専門用語の羅列になっていたのだが。
 今回の演説は、全体的に、一般国民を意識した平易な言葉で
構成されていて、わかりやすいものになっていたように思う。(・・)
<総理就任会見の時もそうだったが、極力、わかりにくいカタカナ
用語を避けるようにしている感じも。>

 ただ、菅氏は、全体的なビジョン、方針を示したかったのかも
知れないけど。その分、やや抽象的な説明に終始してしまった
ため、具体性に欠けるという批判がなされるかな~と思いながら
きいていた。(~_~;)

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 少し中身を見てみると・・・。

 菅首相は、鳩山政権が「政治とカネ」「普天間問題」で揺れた
ことにけじめをつけて、自分の政権では、改めて「歴史的な政権
交代の原点に立ち返って、この挫折を乗り越え、国民の皆さまの
信頼を回復すること」を目標にすることを明言。
<リセット&再スタートってことね。^^;>

 そして、菅氏の場合、世襲ではない「草の根」の市民運動&
小さな政党の出身であることが最大のウリだし。菅内閣の閣僚も
1人を除いて非世襲、党役員も、非世襲の若い人が増えたこと
から、そのあたりを最初にしっかりとアピール。

 「一票の力が政治を変える」「政治は国民の力で変えられる」
ことが、自分の政治の原点&信念であると・・・。
 そして、自分の基本的な政治理念が「国民が政治に参加する真の
国民主権の実現」であると明言した。(**)

* * * * *

 mewは、今回の所信表明で一番核心となる重要な部分は、
この辺りなのではないかと思っているし。
 また、mewの政治理念と合致するところでもある。(+_+)

『私の基本的な政治理念は、国民が政治に参加する真の国民主権
の実現です。その原点は、政治学者である松下圭一先生に学んだ
「市民自治の思想」です。従来、我が国では、行政を官僚が仕切る
「官僚内閣制」の発想が支配してきました。
 しかし、我が国の憲法は、国民が国会議員を選び、そして、国会
の指名を受けた内閣総理大臣が内閣を組織すると定めています。
松下先生が説かれるように、本来は、「国会内閣制」なのです。
政治主導とは、より多数の国民に支持された政党が、内閣と一体と
なって国政を担っていくことを意味します。これにより、官僚主導
の行政を変革しなければなりません。広く開かれた政党を介して、
国民が積極的に参加し、国民の統治による国政を実現する。この
目標に向け邁進いたします。』

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 つまり、真の民主主義の国だと言えるためには、まずは国民が
主体になって、自分たちの意思を実現するために国会議員を選んで。
その国会議員の多数派から首相や大臣などの内閣のメンバーが
選ばれて。その人たちが、国民の代表として、国民の意思の実現&
国民の利益のために、官僚を使って実際の政治(行政)を行なうと。

 これは、ある意味で、すごく当たり前の単純な構図&あるべき姿
なのだけど。
 日本は、戦後、現憲法が始まって60年余り立つのに、まだ、
それが、なかなか実現できずにいるのだ。(-"-)

 それゆえに、官僚が主導して政治家を動かす&一部の政治家や
企業、団体が官僚と結託して、国民ではなく、自分たちだけの考え
を実現したり、自分たちの利権を得ようとしたりするような国に
なってしまったわけで。
 ここで政権が代わったのを機に、このシステムを何とか少し
でも変えないと、日本は永遠に民主主義の国には、なれないので
ある。(-"-)

<また、この件は、またいずれ書きたいが。菅直人氏らが、小沢
前幹事長の党運営のやり方に不満を抱き、今回、政権&党運営の
システムかなり変えようとしているのも、実は、上述の「国会内閣
制」に基づくものだえり、「政党と内閣の一体化」の考え方の違い
に基づくだと言えるだろう。(・・)>

* * * * *

 そして、菅首相は、新内閣の政策課題として、「戦後行政の
大掃除の本格実施」、「経済・財政・社会保障の一体的建て直し」
及び「責任感に立脚した外交・安全保障政策」の三つを掲げた。
 
 とりあえず、タイトルを挙げておくと・・・。

 二 改革の続行―戦後行政の大掃除の本格実施
(改革の続行)(無駄遣いの根絶と行政の見直し)(地域主権・
郵政改革の推進)

 三 閉塞状況の打破―経済・財政・社会保障の一体的建て直し
(「第三の道」による建て直し)(「強い経済」の実現)
(財政健全化による「強い財政」の実現)(「強い社会保障」の
実現)(「一人ひとりを包摂する社会」の実現)

 四 責任感に立脚した外交・安全保障政策
(国民の責任感に立脚した外交)(外交・安全保障政策の考え方)
(普天間基地移設問題)

* * * * *

 この中で、菅氏が以前から主張しているのが、「第三の道」と
経済、財政、社会保障の3位一体の強化で。そして、そのためにも
「雇用」の創出を重視している。

 「第三の道」というのは・・・
 菅氏は、60代~70年代にかけての高度経済成長期における
公共事業中心の「公共事業中心」の経済政策を「第一の道」。
そして、90年代にバブルが崩壊した後、小泉改革を中心に
行なわれた新自由主義的な自由競争原理&企業の強化、生産性重視
の経済政策が「第二の道」と分類。
 そして、これからは、環境問題や高齢化などの社会の現実的な
状況に照らして、新たな需要や雇用を創出することで、経済成長を
はかり、強い経済&財政&社会保障の体制を作ろうとするものだ。

 これもまた、mewが考える修正された自由主義(資本主義)
の考えとかなり合うもので。<自由主義を基本にしながら、競争
や利益の追及を過度に重視するのではなくて、社会全体のあり方
や、雇用、医療、福祉などの社会政策的なものも考える。>

 実は、80年代前半ぐらいまでは、自民党政権もこのような経済
&社会政策を行なっていて、だからこそ国民も支持していたのだと
思うし。<ただ、公共事業などの利権が絡んだり、ムダが多くて
赤字国債が増えてしまったことに大きな問題が・・・。(ーー)>

 一部には、菅首相が、前原氏などの閣僚たちに取り込まれて、
新自由主義に走るのではないかと懸念している人がいるようだが。
 mewは、菅氏の会見やこの演説を見る限りは、そうはとらえて
いないし。むしろ、日本が「第三の道」を目指すことは、おおいに
支持したいと思っている。(**)

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 菅氏の場合、いわゆる経済&生活弱者の対策(貧困、病気、障害
など)や社会保障、雇用などの分野を、最も得意にしていると
思うし。
 今、日本の国民が最も必要だと思っているのも、景気対策や、
社会保障、雇用である。(・・)

 それゆえ、菅氏には、小沢一郎氏が定着させてくれた、民主党=
「生活第一」というイメージをさらに深化させると共に、実際に
具現化して欲しいと。そして、自民党政権との間の大きな違いを
国民に実感して欲しいと思う。(**)

<また、演説の中でも、「反・貧困ネットワーク」の湯浅誠氏の話
が出ていたが。これからも現場の声をもっと吸い上げて、早く、
実効性ある雇用対策やケアを実施して欲しい。(+_+)>

* * * * *

 外交政策に関しては、また、追々書きたいと思うのだけど。

 正直なところ、このあたりは官僚や官房副長官にかなりお任せ
したのか、通りいっぺんだったかな~という感じがした。<色々
な見解を持つ閣僚たちに気をつかった?^^;>

 報道記事などにも書かれているけど。mewも、たぶん、菅氏は
外交・安保政策の分野には、そんなに強くないのではないかと
思うのだ。(-"-)

 ただ、米国べったりではなく、アジアも重視していること。
憲法や安保に関しては、イデオロギーにとらわれず、現実主義の
中道派という感じなのだが。決してタカ派ではなく、どちらかと
言えば、平和重視のハト派であるとは思う。(・・)
 
 そして、外交もまた、国民が政府にお任せにするのではなく、
自国のことをどう考えるのか、その意思を示すことや、国民の覚悟
や責任が重要であるように思う。

 mewは、普天間問題の解決も、もし今後、沖縄県民だけでなく
日本国民全体が強い意思を示してくれたら、そこから道が開けて
来るのではないかと期待している。(+_+)
<北朝鮮との関係改善(国交回復に追及)&拉致問題の解決も、
他の首相よりは、期待できるかも知れない。>

* * * * *

 最後に、このブログにも、よく書いているし。また菅首相も
おわりに言っていたことだが。
 
 国民の中には、首相や政治家にリーダーシップを求める人が
多いようなのだけれど。ただ、じっと座って、何とかしてくれる
だろうということでは、何も状況は変わらないのである。(・・)

『こうしたリーダーシップは、個々の政治家や政党だけで生み
出されるものではありません。国民の皆さまにビジョンを示し、
そして、国民の皆さまが「よし、やってみろ」と私を信頼して
くださるかどうかで、リーダーシップを持つことができるかどうか
が決まります。』

 それゆえ、菅首相の下での新政権では、国民がも~っと主体的
になって<マスコミや周囲ムードに踊らされず?>真の民主政治
の歩を進められるといいな~と望んでいるmewなのだった。(@@)

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『所信表明演説要旨
 菅直人首相の所信表明演説の要旨は次の通り。
 【はじめに】
 「政治とカネ」の問題、米軍普天間飛行場移設をめぐる混乱により、政権への期待が大きく揺らいだ。前内閣の一員として責任を痛感している。私に課された最大の責務は、歴史的な政権交代の原点に立ち返って、この挫折を乗り越え、国民の信頼を回復することだ。
 民主党の中にも、私と同様、若くして身一つで政治の世界に飛び込んだ人がたくさんいる。志を持って努力すれば、誰でも参加できる政治をつくろうではないか。わが国では「官僚内閣制」の発想が支配してきたが、本来は「国会内閣制」だ。政治主導により、官僚主導の行政を変革しなければならない。広く開かれた政党を介して、国民の統治による国政を実現する。
 新内閣の政策課題として「戦後行政の大掃除の本格実施」「経済・財政・社会保障の一体的立て直し」「責任感に立脚した外交・安全保障政策」の三つを掲げる。
 【戦後行政の大掃除の本格実施】
 前内閣は事業仕分けで行政の透明性を飛躍的に高めた。限られた人材、予算を有効に活用するため、この取り組みを続行する。行政組織や国家公務員制度の見直しにも引き続き取り組む。行政の密室性の打破も進め、情報公開法の改正を検討する。
 住民参加による行政を実現するためには、地域主権の徹底が不可欠だ。各地の要望を踏まえ、権限や財源の委譲を丁寧に進めていく。
 【経済・財政・社会保障の一体的立て直し】
 過去20年間の経済政策は、「第1の道」「第2の道」の考え方に沿って進められてきた。「第1の道」とは「公共事業中心」。供給サイドに偏った、生産性重視の経済政策が「第2の道」。私たちが追求するのは「第3の道」だ。これは、経済社会が抱える課題の解決を新たな需要や雇用創出のきっかけとし、それを成長につなげようとする政策だ。
 「グリーン・イノベーション」「ライフ・イノベーション」「アジア経済」「観光・地域」を成長分野に掲げ、これらを支える基盤として「科学・技術」と「雇用・人材」に関する戦略を実施する。具体策を盛り込んだ「新成長戦略」を月内に公表し、官民を挙げて「強い経済」を実現する。2020年度までの年平均で、名目3%、実質2%を上回る経済成長を目指す。当面はデフレ脱却を喫緊の課題と位置付け、日本銀行と一体となって政策努力を行う。
 国債発行に過度に依存する財政は持続困難だ。無駄遣いの根絶と経済成長を実現する予算編成に加え、税制の抜本的改革に着手することが不可避だ。与党・野党の壁を越えた国民的な議論が必要ではないか。超党派の議員による「財政健全化検討会議」をつくり、建設的な議論を共に進めよう。
 年金制度については、記録問題に全力を尽くすとともに、現在の社会に適合した制度を一刻も早く構築することが必要だ。党派を超えた国民的議論を始めるため、新たな年金制度に関する基本原則を提示する。社会保障や税の番号制度の導入に向け、国民に具体的な選択肢を近く提示する。
 こうした施策に加え、「孤立化」という新たな社会リスクに対する取り組みを重視している。雇用や福祉などの分野で、支え合いのネットワークから誰一人として排除されることのない社会を実現する。
 【責任感に立脚した外交・安全保障政策】
 国際社会は地殻変動ともいうべき大きな変化に直面している。世界平和という理想を求めつつ、「現実主義」を基調とした外交を推進すべきだ。
 外交の機軸の日米同盟は、日本の防衛のみならず、アジア・太平洋の安定と繁栄を支える国際的な共有財産と言える。今後も同盟関係を着実に深化させる。
 アジアを中心とする近隣諸国とはさまざまな面で関係を強化し、将来的には東アジア共同体を構想していく。中国とは戦略的互恵関係を深め、韓国とは未来志向のパートナーシップを構築する。日ロ関係では、最大の懸案である北方領土問題を解決して平和条約を締結すべく、精力的に取り組む。気候変動問題の公平かつ実効的な国際的枠組みを構築するべく、国際交渉を主導する。
 北朝鮮については、哨戒艦沈没事件は許し難いものであり、韓国を全面的に支持しつつ、国際社会としてしっかりと対処する必要がある。拉致、核、ミサイルといった諸懸案の包括的解決を図り、国交正常化を追求する。国の責任において、すべての拉致被害者の帰国に向けて全力を尽くす。
 普天間の移設・返還と一部海兵隊のグアム移転は何としても実現しなければならない。5月末の日米合意を踏まえつつ、沖縄の負担軽減に尽力する覚悟だ。今月23日の沖縄全戦没者追悼式に参加し、長年の過重な負担に対する感謝の念を深めたい。
 【結び】
 私の内閣が果たすべき使命は、20年近く続く閉塞(へいそく)状況を打ち破り、元気な日本を復活させることだ。これまで国家レベルの目標を掲げた改革が進まなかったのは、政治的リーダーシップの欠如に最大の原因がある。私の提案するビジョンを理解し、ぜひとも私を信頼してほしい。リーダーシップを持った首相になれるよう、国民の支援を心からお願いする。<時事通信11日>』
by mew-run7 | 2010-06-12 08:13 | 民主党~立民党に関して

by mew-run7