菅首相は、普天間移設の問題の解決をあきらめてはいない
2010年 06月 24日
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昨日23日、菅直人首相は、沖縄を訪問。「沖縄全戦没者
追悼式」に出席した後、仲井真県知事と会談を行なった。(・・)
追悼式の挨拶では、「いまだに沖縄には米軍基地が集中し、
大きな負担をかけてきたことに全国民を代表しておわびする」と
謝罪の意を示し、「沖縄の負担軽減と危険性の除去に一層、真剣
に取り組んでいくことを約束する」と述べた。
『自民党政権下でも首相が追悼式で負担軽減を約束してきたが、
「おわび」に踏み込んだのはここ10年では初めてだ』という。
<産経新聞23日より>
菅首相は、その後の会見で、改めて『専門者の検討は、8月に
終了したから問答無用で実行に移ることではない。沖縄のみなさん
に十分話を聞かせていただきながら、負担軽減も並行的に進め
られるものは進めたい』と語り、強引に、辺野古への移設工事を
始めることはないということを強調したのだが。<『』内同上>
仲井真県知事や多くの県民は、鳩山前首相が公約を大きく転換
したことに対するショックや怒りが大きく、いまだに菅首相や
民主党政権に対して、疑心暗鬼の状態でいる。(-"-)
仲井真知事は、この日の会談でも、「県内移設は極めて難しい
というボルテージが高まっている」と菅首相に伝えたという。(-"-)
* * * * *
そして、ここからは先週書いた『菅政権では、普天間基地の県外
移設は、全く期待できないのか?』のつづきみたいになるのだが。
<内容が↑の記事とかなり重なってしまったかも?^^;>
菅直人氏は、もともと社民連だったこともあり、対米追従路線
には反対だし、沖縄の基地問題にはかなり関心があって。民主党の
幹部としても、10年以上前から、政治活動や選挙の応援などで
<時にはプライベートでも>沖縄を訪問しており、海兵隊などの
国外移転も含めて、基地負担を軽減すべきだと訴えていたため、
沖縄の政治家や市民団体の人からは、鳩山前首相よりも、馴染みの
ある存在なのだという。(・・)
だから、mewは、もし鳩山前首相が、最初から、副総理である
菅氏とタッグを組む形で、普天間問題に当たれば、もっと違う展開
になったのではないかな~と思う部分が大きいし。
また、世間からも、「菅は副総理なのに、何故、何も言わずに
他人事みたいにしていたのか」と批判を受けたりもしていたの
だけど・・・。^^;
以前も書いたように、菅氏は、この普天間問題に関しては、
完全にカヤの外に置かれていたというのが実情なのである。(-"-)
それは、菅氏自身も、鳩山前首相も認めていることだ。(・・)
『「(昨年9月に)国家戦略担当相になった時、鳩山由紀夫前首相
から『外交については負担をかけないから』との言葉を頂いていた」
菅直人首相は14日、衆院本会議の各党代表質問で、鳩山前首相
の意向で、米軍普天間飛行場移設問題の担当から外れていたとの
認識を示した。
自民党の谷垣禎一総裁が「意図的に避けてきたように感じる。
首相をわざと支えず、職場放棄、戦略的サボタージュを決め込んだ
のではないか」とただしたのに答えた。
鳩山前首相も11日のBS朝日の番組収録で「菅さんは、
(普天間移設問題に)タッチをされたかったのではないか。ただ、
副総理も財務相も大変忙しい。国の財政も大事な時期だったので、
『この問題はこちらで引き取ります』ということにした」と説明
している。<毎日新聞14日>』
* * * * *
鳩山氏は、誰かに言われたのか、自分で考えたのか、この普天間
問題は、多くの人が関わって事態が混乱するのを避けるために、
官房長官、外務&防衛大臣など限られたメンバーで検討し、米国と
協議すべきだと判断。
鳩山氏が「タッチされたかった」と言ったのを見ると、菅氏は
この件が気になって、何か言いたげだったorちょこっと言っていた
こともあったのかも知れないのだが。結局、この問題に関与する
ことはできない状況にあったようなのである。(-"-)
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ちなみに、<この件はまた改めて書きたいのだが>、菅氏は
本当は副総理&国家戦略担当大臣&党の政調会長として、鳩山
政権の全体的な政策立案を任される予定になっていたのだけど。
小沢幹事長が、突然、党の政策調査会を廃止。政調会長の
役職も廃止されたことから、菅氏は、財務大臣になるまでは、
内閣でも党内でもほとんど何もできない干されたような状況に
置かれてしまったのであった。(~_~;)
<この反動が、今回の代表選で、いわゆる非・小沢派の議員が
菅氏の下に結集したり、政調会復活や脱・小沢的な人事を求める
などの行動にあらわれてしまったところがある。^^;>
また、菅氏が、喜納昌吉議員に「この件は重いので、タッチ
したくない」「沖縄は独立した方がいい」と言ったとされることに
関しては、『菅の沖縄独立等の発言の真意は?・・・』に書いた
のだけど。
菅氏は、この問題の大変さや、米国や官僚が沖縄を軽視している
ことを実感して、このように語ったのではないかと察する。(・・)
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
では、菅氏は、今度は首相として、この問題と直面することに
なって、もう普天間基地の県外移設などに関しては諦めており、
すべて日米合意通りに進めようと考えているのだろうか?(@@)
mewは、そうは思わない。(**)
確かに、鳩山前首相が、折角、政権与党が代わったという絶好の
チャンスを活かすことができず、民主党政権のTOPとして、
改めて日米共同声明を発表&2プラス2(日米の外務&防衛大臣)
による日米合意を行なってしまったことを考えると、ここで
決まったことを根本から覆すのは、極めて難しいことであるに
違いない。(・・)
でも、菅首相は、おそらく、「もう決まってしまったからには、
仕方がない」と、強引な形で、すべて合意通りに計画を進める気は
ないのだ。
<菅首相が、合意に「従って」とか「順守して」とか言わずに、
合意を「踏まえて」「基づいて」という表現を使うことが多い
ことにも注目したい。mewには、とりあえず、この合意を無視
はせず、これをベースにするものの、そこを基点にして、沖縄に
とって有利な方向に計画を導いて行こうという意図が感じられる。>
* * * * *
mew的には、本当は、この合意にメインで関わった岡田外務
大臣や北澤防衛大臣は、すぐにでも、チェンジして欲しかったな~
という思いもあったのだけど。
ただ、現実的に見て、日程的に、大幅な内閣改造を行なうのは
難しかったし。<おそらく小沢一郎氏も、参院選の日程を優先して
いたので、それは望んでいなかっただろう。^^;>
で、彼らが合意した計画によれば、8月までに辺野古に基地移設
する場合の建設の工法を決めることになっているので、とりあえず、
それは約束通りに検討しようと。ただ、それを決めたからと言って、
沖縄県民の反対を無視して、さらに計画を実施に移そうとは考えて
いないのである。(・・)
何分にも、いくら工法を決めたところで、沖縄県知事がOKを
出さなければ、辺野古の海を埋め立てるような工事を始めることは
できないのだから。(**)
自民党の保守タカ派などは、県知事がOKしないケースも考えて、
国が代わりに了承を与えられるような特別な法律を作ろうという案
も考えていたのだが。
菅首相は、そのような方法を使う気はないと明言しているし。
あくまでも、沖縄県民の意思を重視する姿勢で、この問題に臨む
つもりでいるのだ。(+_+)
実際、菅首相は昨日の会見でも『「(8月末に日米の)検討が
終了したから、問答無用で、例えば着工するということは法律的
にも政治的にもならないわけでありまして、十分な地元の皆さんと
の議論を重ねていきたいと思っています」と述べ、沖縄との交渉は、
日米が具体的な移設場所などの決定期限としている8月末に
こだわらず続けていく考えを示した』という。<NNN24日より>
* * * * *
おそらく鳩山前首相が、この件で追い込まれてしまった最大の
理由の一つは、自らが、5月末という期限を設けてしまったこと
なのであるが・・・。<色々な圧力や脅しがあった可能性も否定
できないのだけど。^^;>
それをヨコで見ていた菅首相は、いかに短期の期限を設けず
に、時間を稼ぐかを、そしてその間に、次の手を(できれば複数)
用意しておこうと、虎視眈々と考えているのではないだろうか?
だから、今から、8月末が絶対的な期限ではないことを示唆し、
沖縄県民の意思を尊重することを強調しているのである。(・・)
前回も書いたけど、特にこの11月には、沖縄県知事選が
行なわれる予定になっている。
仲井真知事がもう1度出馬するのかは不明であるが、もし次の
県知事選で、辺野古移設反対派の候補が当選すれば、菅首相
は、それを理由に、また新たな形で米国と交渉を行なうきっかけ
をつかめる可能性がある。(**)
あとは、どのようにして、次の手を考えるかということなのだが。
mewは、特に、鳩山前首相の腹案の一つだったテニアン移設案
は、具体性、現実性がかなりあるだけに、これを中心に、プランを
練って欲しいと思っている。(・・)
<次回に書くように、小沢氏もこの案には関心があるようなのだが。
果たして、小沢氏の協力を得られるかが、鍵になりそう。(~_~;)>
何分にも、この件は、菅首相のリーダーシップだけでは、どうにか
できるというものでもなくて。沖縄県民はもちろん、党内外の閣僚
や議員、米国の議員や関係者、そして日本全体の国民やマスコミ
まで巻き込むことが必要になると思われるだけに・・・。
それらをいかにクリアするかも、大きな課題になるのではないか
と思うmewなのだった。(@@)
<つづく>
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