進次郎効果で勝利も、却って困るか、自民党?・・・谷垣留任で、再建遅延&対立再燃も?
2010年 07月 13日
ワールドカップは、スペインが優勝しましたね~。(*^^)v
でも、予選リーグとはいえ、あのオランダに0-1で善戦した
日本代表は、やっぱよく頑張ったと思ったです。(・・)
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*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。
自民党は、今回の参院選で、改選38議席から51議席に増やし、
与党・民主党の議席を上回る大躍進を遂げた。(**)
谷垣総裁らは、参院選の前はやや弱気で、「ともかく民主党の
単独過半数を阻止したい」とか、「40議席以上とりたい」とか
かなり控えめな目標を掲げていたのだが。それも大幅にクリア。
昨年、役職についてから、くら~い顔をしていることが多かった
谷垣総裁も、顔がコワイのでオモテに出ない方がいいかもとまで
言われた大島幹事長も、開票日には、まさに満面の笑みを浮かべて
いて。報道カメラの前で、オードリー春日のトゥースに似た、例の
「いちばん」ポーズを何度も繰り返して、意気揚々、自信満々と
いう感じになっていたのには、何か別の意味で笑ってしまいたく
なった。(@@)
<広報役で「いちばん」ポーズの普及に力を注いでいたj小池
百合子氏も、ハナ高々?(鼻&当選の花(と百合)の掛詞ね。)>
* * * * *
今回の自民党の勝因の一つは、苦戦していた選挙区に、自称・
人寄せパンダの小泉進次郎くんを、<場所によっては複数回>
応援演説に連れて行ったことではないかという話もあったり
するのだけど。^^;
<まず、地元の方言を使って一言発して、掴みをしっかりと
いうのがお決まりのパターン。あとは、mew的には、かなり
エラそ~な話し方&態度に見える感じの演説なんだけど。
(「私と一緒に自民党を変えて行くために、この候補者が必要だ」
とか言って、おまえはナニサマかという感じだし。)
ただ、写真撮影や握手にも積極的に応じて、人気度はさらに
アップ。聴衆の中には、「こういうしっかりした話をできる若者が
いるのは期待できる」とか、「いずれはお父さんのように、自民党
の総裁や首相になる器だ」とべたぼめする人もいたし。何か人寄せ
パンダ以上の役割を十二分に果たしていたようにも思えた。(・・)>
演説の反応のよさを見て、『進次郎は、党首に準じる存在?・・・』
などにも書いたように、自民党は、ついには、本来は「党首かそれ
に準ずる人」という基準が設けられているのに、掟破り(?)で
進次郎くんが出演する党のCMのテレビ放映を断行したりもして。^^;
まあ、ある意味で、それぐらいなりふり構わず、票を集めようと
した姿勢は、立派だと言えるのかも知れないし。
そのことも含め、執行部&選対の戦略勝ちだと評価できるの
かも知れない。(@@)
* * * * *
でも、昨日、知人が、ふと、こんなことを言ったので、こちらは
思わず本当に笑ってしまったですぅ。(^n^)
「自民党が選挙で勝ったということは、谷垣総裁と大島幹事長が、
そのまま職を続けるってことだろう。それって、今後の自民党に
とって、プラスになるとは思えないんだけどな~。」
・・・確かに!(*^^)i ←ichiban no mane!
実際、谷垣ー大島体制のままで、すぐに解散総選挙になっても、
勝てる見込みは乏しいと思うし。
今後、2人が党再生を行ない、政権与党に返り咲けるほどの期待
や支持を集められるとも、政界再編を起こし、保守連合の軸として
全体をまとめられるとも思えないところがありません?(・・)
<mewは、自民党の中では、谷垣氏が好きなタイプなんだけど
ね。ややタカ派っぽいとこを除けば。^^;>
* * * * *
実は、自民党の、特に若手・中堅議員の中には、参院選で自民党
が負けるであろうことを前提に、この選挙が終わったら、総裁&
執行部の刷新をはたらきかけようと準備をしている人たちがいた
のだ。(・・)
彼らは、谷垣総裁や大島幹事長など昔ながらの顔が並んだ&
森喜朗氏らの長老(ダヌキ)がバックについた執行部では、自民党
を本格的に再建することはできないと。このままでは、自民党は
分裂&解体が進んで、崩壊への道を進むだけだという危機感が
募っていたからだ。^^;
けど、選挙に勝ってしまった以上、「谷垣おろし」をやり
にくくなる。(~_~;)
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長いので、チョットお休みタイム。( ^^) _旦~~so-cha o douzo!
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『「与党の過半数を阻止できれば、辞める考えはない」。午後10
時前、東京・永田町の自民党本部で、谷垣総裁は候補者名に次々と
当選の赤いバラが付けられたパネルを背に、続投の意向を表明した。
続けて「(自民党は)しっかりしてほしいとの有権者のメッセージ
を感じた。できるだけ早く衆院を解散し、きちんと有権者の真意を
問うことが必要だ」と強調。大島理森幹事長や石破茂政調会長ら
幹部全員でCMで披露した党のコピーの“1番ポーズ”を決めて
みせた。また、12日未明の記者会見で、菅首相の続投表明に
「甚だおかしい」と批判した。』
『これに先立つ午後8時すぎ、各テレビ局の出口調査の結果が
流れる中、大島氏らは党本部に姿を見せ、誰もが満面の笑み。大島
氏には報道カメラマンから「いつもの怖い顔を」との注文も出た
ほどで、遅れて会場入りした小池百合子広報本部長がテレビに出演
中の谷垣総裁の肩を叩くなど、党本部は勝利ムードにあふれた。
小池氏は「昨年の衆院選で有権者が抱いた自民への不満、民主への
不安の両方を今回、民主に感じたのでは。小泉進次郎議員の活躍も
大きい」。石破氏は「菅直人首相の生煮えの消費税議論が不信感を
持たれたのではないか」と分析した。』
『谷垣総裁は発言通り、続投する見通しだが、政党支持率は回復
しておらず、党内では「敵失に助けられた」(閣僚経験者)との
声も。幹部は「総裁は今、慌てて代える必要はない。次の総選挙前
でいい」と話した。<日刊スポーツ12日より>
* * * * *
『自民党の谷垣総裁は12日の党役員会で、人事について、「9月
までは今の体制でやる」と述べ、総裁を除く執行部の任期が切れる
9月に党役員人事を行う考えを表明した。
また、参院選で改選第1党となったことを受け、「信頼される
自民党になるよう一層の努力が必要だ」と強調、来年春の統一
地方選や衆院の解散・総選挙の準備を急ぐよう指示した。
自民党内には、比例選では過去最低の12議席となったことも
あり、大島幹事長や川崎二郎国会対策委員長らの交代で党イメージ
の刷新を図るべきだとの声が根強い。谷垣氏は若手の登用も含め、
次期衆院選に向けた体制を熟考する構えだ。<読売新聞12日>』
* * * * *
おそらく自民党は、民主党の代表選などの行方も見ながら、
9月ぐらいまでに、今後の体制を決めて行くのではないかと思う
のだけど・・・。
森喜朗氏をはじめ旧勢力の長老や派閥の幹部は、この勝利を
契機に、何とか多数を形成して、政権を奪還できないものかと、
ここから、自民党から分派した政党や民主党の議員も含めて、
アレコレと連携を模索する動きを活発化させるだろうし。
<前記事にも書いたけど、11日に森氏が小沢氏に会ったなんて
情報も出ているしね。^^;>
長老派の動きを見て、党内の若手・中堅からは、今こそ、執行部
の刷新&党再生をという声が沸きあがるかも知れないのだけど。
長老派は、自分たちの思うように動く谷垣氏らを、そのまま使った
方がいいので、そこでまた対立が起きる可能性も高いし。(・・)
自民党は、この春、若手・中堅の囲い込み作戦を行なって、
党内対立&分裂の阻止に成功。<『・・・自民の囲い込み作戦で、
舛添、平沼らが孤立化?』など参照>
この参院選で大敗したら、マジで党が崩壊するという危機感も
手伝って、若手・中堅も少しの間、大人しくしていたのだけど。
次期総裁を目指している河野太郎氏や、その仲間たちは、昨秋
から、森氏らに早く議員をやめて欲しいと引退勧告したり、派閥
をすべてなくすなど、自民党を根本から変えるべきだというべき
という運動を行なったりしているし。
自民党は、変な話、下手に(ハンパに?)この参院選に勝って
しまったために、妙な勘違いが生じてしまったり。却って、旧態
依然とした退室を引きずって、党内改革が遅れる&新たな党内対
立の火種ができてしまうかも知れないな~と・・・。
となると、政界再編への動きも、スンナリとは加速せず、まだ
まだ紆余曲折が(ウヨ曲折も?)があるかもな~と・・・。
そんな感じも受けているmewなのだった。(@@)
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