憲法改正路線がスタート 国民の関心と監視の目が重要だ!
2005年 10月 06日
昨日、毎日新聞の憲法改正に関する世論調査の結果が公表された。
概要は、↑のリンクの記事に載っている。
詳しい内容は、こちらに・・・
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20051005ddm010010021000c.html
憲法改正に 賛成・・・54% 反対・・・34%
9条改正に 変えるべきだ・・・30% 変えないべきだ・・・62%
憲法改正に賛成な人の理由
1・今の憲法が時代に合っていないから・・・56%
2・今の憲法は制定以来、一度も改正されていないから・・・18%
3・今の憲法は米国から押しつけられたものだから・・・10%
(4・自衛隊の活動と憲法9条にかい離があるから・・・・9%)
憲法改正に反対の人の理由
1・9条改正につながる恐れがあるから・・・44%
2・改正するほどの積極的理由がないから・・・26%
3・国民や政党の議論がまだ尽くされたとは言えないから・・・17%
憲法改正に賛成な人に、どのように改めるべきか
1・憲法の文章が翻訳調なので、分かりやすい日本語にする・・・43%
1・首相を国民の直接投票で選べるようにする・・・43%
3・自衛隊の位置づけを明確にする・・・41%
(5・国民の新たな権利を作る・・・20%)
憲法改正がいつ実現するか?
10年以内・・・23% 実現すると思わない・・・23% 5年以内・・・21%
ちなみに、この調査は総選挙の結果が出る前の、9/2~4に行なわれたそうだ。
・・・・・・・・・・・・・・・
この結果を見て、国民の憲法改正への考え方はそれなりにバランスがとれているのでは
ないかと思われ、少し安心したところがあった。
だが、憲法改正をそう現実的に受け止めていないような感じも受ける部分がある。
もし、自民党の改正案が発表されて憲法改正論議が盛んになったり、関連法案も成立
して行ったら、どのように受け止めるのか知りたいところである。
そして、また自分が一般市民の平均的な考え方をしているのだな~と、感じさせられた。
私は今の日本国憲法が大好きなのだが。「憲法改正に絶対反対!」という立場ではない。
(その意味ではバリバリの「護憲派」ではない)
ただし、「憲法改悪には絶対反対!」である。改悪するぐらいなら、今のままでいいと
考えている。
このブログを作った最大の目的の一つは、憲法改正問題についてより多くの人と考える
場が欲しい(&そのためにも民主主義の重要性を主張したい)と思ったことにあるので、
今後も機会あるごとにこの件について書いて行きたいと考えているが・・・。
上記の世論調査に即して、今の私の考え方を書くとすればこうなる。
私が改正してもいいと思うのは、下記のような点である。
1・プライバシー権のような新しい人権を明記した方がベターである。
2・現憲法の文言や文章がわかりにくいので、平易な文に改めた方がいい。
3・その他・・・地方自治、政教分離、経済的自由権、解散権などに改正の余地ありか
私が個人的に改悪だと思うのは、下記のような点である。
1・9条改正 (集団的自衛権は絶対反対。国連決議による国際協力も慎重な立場)
2・軟性憲法化、つまり憲法改正の要件を緩和する改正には反対(国民投票は絶対必要)
3・その他・・・・国防義務創設、愛国心の明記、首相権限の強化などなどには反対
今日から、衆院に新しく作られた「憲法調査委員会」がスタートし、早速、憲法改正の
ための国民投票法案の論議が始まる。
来月には自民党の憲法改正案が発表が予定されており、今、最終的な改正案作りが進め
られている。
ここからが本番だ。私たち国民がどれだけきちんと関心を持って、監視して行くことが
できるか、全てはそこにかかっている。 THANKS
あとね~~、日本国子供憲法とか中高生憲法とか作って欲しいですわ。(笑)
1.物は大事にしなさい。
2.他人に迷惑をかけることはやってはいけない。
なんて、簡単にね。
そうしたら、「お前、憲法に違反しとるぞ」と言えて、わかりやすいんじゃないかな?
もっと身近な憲法になって欲しいです。
もう今の世の中を見ていると、そういう法律が欲しくなりますね。
子供の頃から、刑法を教えるのもいいかもと思ったりします。
最近は未成年の深夜外出に関して条例を作っている地域もありますが、
社会も親も、そういうのがないと、子供をコントロールできない時代なんですよね~。
>韓国や中国に銃をもって出かけて行きました。
>韓国や
あのフレーズをどうしても入れたい人たちは、国を愛すること=国を守ることと
いう発想しかないようで。(-_-;)
私みたいに、国を愛するからこそ、戦争はしたくない、軍隊を活動させたくない
という人の発想なんて、わからないんでしょうね~。
憲法前文に、余計な言葉はいらないように思います。
高校生の方に読んで頂けて、とてもうれしいです。
憲法改正は、皆さんの世代の生活に大きく影響することなので、
是非、学校の勉強でも、また日頃からこの問題に興味を持って下さればと
願っています。
論文を書くのは大変でしょうけれど、頑張ってくださいね。(^^♪