小沢が鈴木(宗)と会談+都内ホテルで、党内工作&自民党との連立を模索か
2010年 07月 18日
今日3本めの、短い記事です。(追記X2あり)
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*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。
8日以来、所在がわからなかった小沢一郎氏。一部では、八丈島
で、大好きな釣りを楽しんでいるようだという情報も出ていたの
だが。<八丈島にはよく行くので、これは、十分にあり得る。>
先週末ぐらいから、東京で目撃したという話も・・・。
そして、昨日、ようやく新党大地の鈴木宗男代表と会談を
行なっていたことが確認されたという。(・・)
<ただし、このニュースは、毎日放送系でしか報じられて
いない。>
『小沢氏、新党大地・鈴木宗男氏と会談
今月8日以来、公の場に姿を見せていない民主党・小沢前幹事長
ですが、17日に新党大地の鈴木代表と会談し、参院選の結果など
について意見交換しました。
関係者によりますと、小沢氏と鈴木氏は1時間程度会談し、参院
選の結果や9月の民主党代表選への対応などについて協議したと
いうことです。また、小沢氏の資金管理団体をめぐる虚偽記載事件
について、先日、検察審査会が小沢氏を「不起訴不当」と議決した
ことなどについても意見交換したとみられます。
小沢氏の様子は「元気だった」ということですが、今月8日に
石川県で応援演説を行って以来、小沢氏の動向がわかったのは
初めてのことです。(MBS18日)』
【追記】
『参議院選挙直前の今月8日以来、公の場に姿を見せていない
民主党の小沢前幹事長が、新党大地の鈴木宗男代表と17日に
会談したことが分かりました。
関係者によると、会談は17日午後に約1時間行われ、民主党
が惨敗した参議院選挙の結果や今の政治状況について意見交換
が行われました。また、菅執行部やねじれ国会への対応について
も話し合われた模様です。また、小沢氏は18日午後、趣味の釣り
を楽しむため伊豆諸島の八丈島に入りました。
<ANN18日>』
【さらに追記】
『雲隠れ”していた民主党の小沢一郎前幹事長が東京・八丈島
を18日に訪れたことがわかった。小沢氏は3月14日にも八丈島
で釣りを楽しんでおり、今回も釣りをするためとみられる。
小沢氏の動静が明らかになるのは、今月8日に石川県加賀市
で参院選の遊説を行って以来10日ぶり。
小沢氏をめぐっては17日に新党大地代表の鈴木宗男衆院
外務委員長と会談していたとの情報も流れたが、鈴木氏側は
否定している。<産経新聞18日>』
* * * * *
ちなみに、『板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに
出ない政治経済の裏話」』の記事でも、小沢氏が都内のホテル
に滞在していると書いている。
<『小沢は、自民との連立、復帰まで模索している!?・・・』
でも取り上げたブログで、板垣氏は、小沢グループが民主党を離党
して自民党と連立or復党する可能性があると考えている。>
『小沢一郎前幹事長は、「総理大臣就任」を決意し、東京・赤坂
のホテルに篭り着々と地固めの最中という』という記事から、
少し抜粋引用してみたい。
『◆民主党の小沢一郎前幹事長はいま、どこにいるのか? 小沢
前幹事長に近い筋の情報によると、どうも国会近隣、それも小沢
事務所から目と鼻の赤坂あたりにあるホテルに篭っているらしい。
菅直人首相から「しばらく静かにしておいて欲しい」と言われて
いたのであるから、どこに雲隠れしていようと、だれもクレーム
のつけようがない。ところが、意外にも、首相官邸のお膝元にいる
というのであるから、まさに灯台下暗しである。
◆小沢前幹事長は、すでに「総理大臣就任」を決意して目下、着々
と地固めの最中という。』
『二つ目は、9月5日説のある民主党代表選挙に向けての準備で
ある。国会議員、党員、サポーターを含めて全員参加の代表選挙が
行われる。小沢前幹事長は、菅首相よりも、反小沢派のキーマンの
一人である前原誠司国土交通相が協力してくれるかどうかを見定め
ようとしているという。協力が得られれば、代表選挙に立候補する。
そのための多数派工作を親衛隊である「一新会」に指示して、準備
にかかっている。勝負は、党員、サポーターの名簿確保にある。』
『◆しかし、代表選挙を前に、前原国土交通相の協力が得られない
と判断した場合、小沢前幹事長は、一党を率いて民主党を離党して、
新党結成か旧自由党復活かの方法により、自民党や公明党、
「みんなの党」、たちあがれ日本、新党改革などを糾合して大連立
政権を樹立する。自民党の森喜朗元首相らは、「小沢一郎総理大臣」
の実現を望んでいるという。自民党は、なりふり構わず、何が
何でも政権に復帰したいのである。』
『小沢前幹事長が何人を引き連れて離党するのか? 現在のところ
「衆参合わせて180人」という見方が有力だが、途中に「寝返り
組」が出ては、計算が狂うため、小沢前幹事長は、個々の国会議員
の「意志の確認」作業を進めている。これには、時間制限があり、
代表選挙が9月5日に設定されれば、8月22日告示日となるので、
それまでには、離党を決断しなくてはならない。いまのところ、
小沢前幹事長が選ぶのは、この後者の道が最も有望である。』
* * * * *
まあ、実際のところ、今、小沢氏が何を考えているかは、誰も
知ることはできないのだけれど・・・。
民主党内にいる小沢氏の側近である高嶋参院会長や、松木謙公氏
は、小沢氏が代表選に出馬することを期待しているという話を
アチコチで発言。
ただ高嶋参院会長は、「小沢さんは権力主義者ではなく、トップ
が自分の政治信条を実現してくれるならそれでいい。『国民の生活
が第一』という政権交代の原点に戻って政策を進める候補者が
いれば支持するだろう。菅さんが軌道修正するなら応援するかも
しれない」とも述べている。<毎日新聞14日・資料キープのため
全文を*1に。 >
小沢氏も、今後、政治家として第一線で、積極的な動きをできる
期間はそう長くはないと思われるだけに、様々な選択肢を用意して、
周囲の動向も見ながら、慎重に熟慮し、8月中旬ぐらいまでに、
最終的な決断をするのではないかと思うmewなのだった。(@@)
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*1
『特集ワイド:小沢さん、次の一手 衆参ねじれで難局必至 アノ人を知る2人が語る
参院選に大敗し、過半数割れとなった与党・民主党。小沢一郎前幹事長は「政治とカネ」の問題を理由に、菅直人首相ら執行部から遠ざけられてきたが、この危機にどう動くのか。小沢さんの「知恵袋」と言われた元参院議員の平野貞夫さん(74)、「側近」と呼ばれる高嶋良充・党参院幹事長(69)=今期で引退=にその胸中を読んでもらった。【宮田哲】
小沢さんは、参院選中の8日に石川選挙区で遊説したのを最後に、公の場に姿を見せていない。
「小沢さんには、参院選に勝つため自分も幹事長を辞め、菅さん中心の挙党態勢を作ろうという戦略があった。ところが、菅さんの消費税増税発言などで台無しになった。憤慨しているのではないですか」と平野さんは話す。
小沢さんとは約40年の長いつき合いの平野さん。米軍普天間飛行場移設問題の公約違反などで、鳩山由紀夫前首相が辞意を表明した6月2日。その5日前の5月28日、JR常磐線で移動中、小沢さんから電話が入った。駅で降りてかけ直すと、衆院事務局出身で国会法などに詳しい平野さんへの首相交代に関する法規などの問い合わせだった。同日再び電話で話した際には「参院選で勝つには、鳩山さんと同時に辞めるしかない」との小沢さんの思いを感じ取ったという。
同時辞任は「鳩山さんからではなく、小沢さんがおれも一緒に辞めると説得したんでしょう」と語る平野さんは、それだけに小沢さんの怒りは強いとみる。
■
今後の国会は、衆参の多数派が異なるねじれ状態となる。郵政選挙後の自公政権のように衆院での勢力が3分の2を超えていれば、「参院否決後、衆院で再可決する」手があるが、今回はそれもない。どんな難局が待つのか。
高嶋さんは「まず郵政改革法案が通らない恐れがある。国民新党はその場合政権離脱も考えるでしょう。今の子ども手当法も10年度のみの時限立法のため、来春以降の支給には新法を成立させる必要がある。野党はこれに照準を合わせて攻めてくるでしょう。来年から払えないと、政権には大打撃です」。
高嶋さんは力を込める。「だから連立を組まないとやっていけない。参院で与党過半数に持っていくような荒業のできるのは小沢さんしかいないでしょう。小沢さんも今、連立について一生懸命考えているでしょう」
小沢さんしかいない、という理由はどこにあるのか。「すべての物事の急所が分かっている事だ。交渉事でも相手組織のだれに話せばいいか、交渉をまとめるには仲介者はだれに頼むべきかなど、人間関係の複雑な『連立方程式』を解けるのが小沢さんなんです」
■
小沢さんは菅首相をどう思っているのだろうか。
菅さんは6月3日の代表選出馬表明の記者会見で小沢さんについて「しばらくは静かにしていただいた方がいい」と自重を求めた。平野さんは「あの発言は年上の人間を侮辱している」、高嶋さんも「けんかを売ってるみたいな感じがする」と不快感を隠さない。小沢さん本人は直接コメントすることはなかったが、選挙終盤の7月8日、石川県加賀市の街頭演説では「静かに静かに皆さんにお願いを申し上げている」と発言した。平野さんは「皮肉ですよ。本人はもう静かにしている気はありません」。高嶋さんも「人に言われたから静かにする人ではない」とみる。
高嶋さんは「小沢さんがやりたいことは政治改革、行政改革、地方分権の三つ。行政改革が道半ばなのに、なぜ消費税なんだと思っている。地方分権も進んでいない。菅さんは官僚の手のひらに乗せられている人だからだめなんだと思っているんでしょう」と踏み込む。
選挙期間中、衆院選マニフェスト(政権公約)が修正されたことに「金がないからできませんなんて、そんなばかなことがあるか」(6月28日)「党内でも余計なことを言うと煙たがられるが、政治家の責任として正しいことを主張しなければならない」(同30日)と菅執行部を真っ向から批判した姿と重なる。
平野さんは7月末ごろに召集されるとみられている臨時国会の人事が与野党攻防の最初の焦点とみる。「参院議長は第1党(民主党)が取るのが慣例だが、連合すれば野党が取れる。現実的には、予算委員長、議院運営委員長が自民党に取られるとやりにくい」。ねじれについては「なまじ衆院の与党に3分の2の勢力があると突っ走るから混乱が起きる。ねじれでも海部俊樹内閣など与野党に信頼関係ができて運営できた例がある。ただ、それがない菅さんは苦しむのでないか」とみる。「8月は夏休みで9月は党代表選。政治的なさまざまな動きは代表選以降ではないか」
■
民主党執行部は当面、現体制の維持を確認した。9月の代表選に、小沢さん自らが出馬する可能性はあるのか。
高嶋さんはこうみる。「小沢さんは権力主義者ではなく、トップが自分の政治信条を実現してくれるならそれでいい。『国民の生活が第一』という政権交代の原点に戻って政策を進める候補者がいれば支持するだろう。菅さんが軌道修正するなら応援するかもしれない。ただ、私は官僚を抑え込み、政治主導で改革を実行する力のある小沢さんが代表になるべきだと思う。最後の勝負にかけたらいい」
平野さんは「党内では基本政策を巡る論争が起きるだろう」とみる。代表選には「まだ分からないが、展開によって小沢さん本人が出る可能性もあると思う」。
一方、小沢さんの資金管理団体による土地購入を巡る政治資金規正法違反事件では、今後、検察審査会から小沢さんを起訴するかどうかについての2回目の判断が出る。「起訴議決」なら強制的に起訴される。その場合は「立候補は厳しいでしょう」(高嶋さん)。
小沢さん68歳。平野さんは「短気で傲慢(ごうまん)なところもあったが、随分謙虚になった」と話し、引退の潮時については「健全な政権交代の仕組みを作ったら、としきりに言っている」という。高嶋さんは「気力は十分ある」と力を込める。
ねじれ国会下の「剛腕」待望論を足場に、小沢さんは復権を果たすのか。それとも事件に再び足をすくわれるのか。今、日本で一番動向が注目されている。
<毎日14日>』