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辻元の社民離党会見に、理想と現実の間で苦悩する政治家たちのことを思う

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最新の記事(10個)のコーナーはヨコの欄に。
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。
昨日、社民党の辻元清美氏(衆院議員)が、離党届を出した。
 その後の会見で、彼女はこんなことを言っていた。
会見全文は、コチラ(産経新聞)に>

『社民党の辻元清美衆院議員(大阪10区)は27日午後、大阪
市内で記者会見し、「無所属議員として流動的情勢の中で新たな
挑戦に進みたい」とし、同党離党の考えを表明した。

 辻元氏は、「今の日本の政治状況を見て政権交代を逆戻りさせて
はならない。野党で批判の急先鋒(せんぽう)に立ってきたが、それ
だけで日本を変えることはできないという思いが強くなった」と
理由を説明した。

 社民党の政権離脱については、「やむを得なかった。政治の場で
筋を通す意義を大切に思う」としたが、「政権の外に出ると、
あらゆる政策実現が遠のくことも心配だった」とも述べた。
 また、参院選での社民党の得票減について「政権とかかわり
ながら現実的に実現する道を探るべきだという有権者の批判も
あった」と評価した。

 さらに、辻元氏は国土交通副大臣歴任を通じ、「理念と現実を
往復しながら、物事を具体的に動かすのが政治だということも確認
できた」と言明。「現実との格闘から逃げずに仕事を具体的に前に
進めていきたいとの思いが強くなってきた」と述べた。
 また、沖縄基地問題については、「基地問題の解決のために
これからも沖縄の方たちと力を合わせてがんばっていきたい」と
述べた。<読売新聞27日>』

* * * * *

 実のところ、今は野党議員である辻元氏の離党がこれだけ大きく
扱われたのは、mewには少し驚きだったのだけど。
 それは、辻元氏が世間的に知られている議員であるというだけで
なく、この離党が、今後の政界再編の流れを作るきっかけになると
思った人が少なからずいるからかも知れない。(・・) 

 実際、辻元氏は、社民党の広告塔的な存在で、社民党の次期党首
になることも期待されていただけに、社民党にとってはかなりの
痛手になるのは間違いないだろうし。
 これを機に、社民党が収束に向かって、民主党に吸収合併される
のではないかと予測する人もいる。(-"-)

 辻元氏自身は、民主党にはいる可能性を問われ、「これから政界
もどうなるかわからない。流動的になる可能性もある」と答えて
いたのだが。
 mewは、彼女みたいな人が、民主党にはいれば、保守タカ派の
暴走がおさえられるので有難いと思うところもあるけど。そして、
おそらく、彼女も、mew同様、近い将来、政界再編が起きて、
民主党の中道・左派系と社民党などが一緒になって、リベラル・
平和系の政党ができるのを期待しているのではないかな~と
思うところもあった。(・・)

 ただ、いずれにせよ、彼女が語っていたことは、イデオロギー
や理念に基づいて活動する少数政党が、今の政界でやって行くこと
の難しさを如実にあらわしているようなところがあるようにも
思えて、チョット寂しく、残念にも思えた。(-"-)
<せめて中選挙区制であれば、もう少し社民党などの少数政党の
存在意義を示すこともできるんだけどね~。(~_~;)>

* * * * *

 昨日の午後、たまたまTVをつけたら、ミヤネ屋で辻元氏の会見
の一部を中継していたので、見ていたのだけど。

 彼女の言葉の中で、mewの印象に一番残ったのは「理念と現実を
往復しながら」というところだった。
 その前後を、産経新聞から、もう少し詳しくアップしてみたい。

『私は今日まで、社民党で政策実現を果たしたい、果たすためには
どのようにすればいいのか考え続けて行動してきました。それは、
小さな政党にとって決して容易なことではありません。いつも現実
を1ミリでも前に動かそうと苦悩を抱えながら毎日、試行錯誤を
してきました。』
 
『私は国土交通副大臣を経験させていただきました。それは現実の
矛盾の塊への挑戦であり、利害調整の最前線でした。私は、JAL
再建問題、JR不採用問題の和解、中国人観光客のビザ緩和や生活
困窮者への総合的サポートなど自民党政権ではなしえなかったこと
に取り組む中で、理念と現実を往復しながら物事を具体的に動かす、
これが政治だということも改めて確かめることができました。
 そんな中で、私は、現実との格闘から逃げずに国民のための仕事
を一つずつ進めていきたいという思いが強くなりました。』

『今後も私は、憲法9条を守り、弱い立場の人たちのための政治を
目指すこと、それはいささかも変わりません。』

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 辻元氏が社民党を離党することに関しては、「やっぱね」と
思った人もかなりいたのではないだろうか?(**) 

 昨年9月、民主党&社民、国新党の連立政権が始まって、前原
国交大臣が辻元氏を副大臣にしたいと要請したときいた時には、
mewは、チョット驚いたし。<水と油みたいなものかと思った
のにね~。(@@) maehara ga abura kana?>
辻元氏も、最後まで「ヤダ、ヤダッ」とごねたと言われている
のだけど。^^;

 その8ヶ月後、社民党が普天間問題で連立政権を離脱すること
になった時には、阿部知子氏と最後まで反対していたとのこと。
 結局、やむなく副大臣を辞めることになった時には、名残を
惜しんで、前原大臣とハグまでしたり、挨拶や取材で何度も涙を
流していて。そのシーンを見て驚くと共に、彼女が、近いうちに
社民党を離脱して、いつかは民主党にはいるのではないかと
思った人は少なからずいたのではないかと察する。(・・)

<連立離脱の当時、離党して閣内に残ることを誘われたのだが、
本人は、参院選で広告塔を務めるべき役割があったので、選挙が
終わってから決めたいと答えたという情報も出ていたしね。^^;>

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 今回の辻元氏の行動に関しては、「もともと目立ちたがり屋だし、
与党や閣僚のうまみを知ったので、そこに戻りたいのではないか」
とか、「選挙で有利な方に行きたいのではないか」など色々と
批判が出るかも知れないのだけど・・・。

 mewは、彼女の気持ちがわからないわけではない。(・・)

 正直なところ、mewにとって、辻元氏はやや苦手なタイプの
女性なのだけど。<特に、ピースボート時代に朝ナマに出ていた
時は、「このオネーチャン、うるさ過ぎ~」と、出演する度に、
疎ましく思う部分があった。^^;>
 
 ただ、96年に社会党の衆院議員になってから、自民党の
首相や大臣にも臆せず、どんどんと問題点を追及する姿勢には
たのもしいものを感じたし。
 彼女が「いつも現実を1ミリでも前に動かそうとしていた」
と言っていたのだが、その必死さが伝わって来て、頑張って
いるな~と思う機会も増えていた。(**)

 ただ、彼女は、空しさを覚える時が多かったのではないかと
思うのだ。
 野党の小政党の場合、どんなにいい政策を考えたとしても、
それが実現する可能性は極めて乏しい。(-"-)
 それをたった1ミリだけ前に進めようとするために、時には
ヒステリックだと言われようと、与党の何十倍も声高に叫ばなくて
はならないことも多いし。それで、やっと動いたと思っても、その
後から、与党に簡単に踏みにじられてしまうケースも稀ではない
だろう。(~_~;)

 しかも、辻元氏はピースボートでは、ナマの社会で色々な考え方
の人たちと活動していて。かなり現実的な視点も持っているよう
なのだけど。
 残念ながら、社民党や共産党は、昔に比べたら、はるかに現実的
になって来たとは思うものの、まだまだ理念にこだわる部分が
多くて。少し現実的になって妥協すれば、10のうち2か3は
具現化できるかも知れない機会を得ても、結局のところ、10の
うち1も実現できずに終わってしまうことが少なくないという
のが実情だからだ。(-"-)

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 また、与党になるとろ<特に閣内にはいると>ある議員いわく、
同じ国会議員であるとは思えないぐらい、異なる世界が待って
いるとのこと。(@@)

 以前、94年に自社さ政権の時に、閣内にはいったことがある
元野党議員のインタビューで話していたことなのだが。
 野党時代は、いくら調べてもわからず、省庁に頼んでも見せて
もらえなかったデータや事実の資料を、電話1本で官僚が持って
来るのがわかって、それまで費やしていた時間と労力は何だった
のかと愕然とさせられたとか。
 野党時代に何十年も訴え続けて来たのに、ずっと無視されていた
ことが、与党になったら、少しずつながらも法案や政策に盛り込ま
れて、すぐに実現できてしまうことにも、大きな驚きと喜びを
覚えたと語っていたのを覚えている。(**)

<どこに行っても、急に「先生、先生」と持ち上げられるように
なったことには、なかなか慣れず、気持ち悪く思ったようだが。
中には、どんどんいい気になって行った人もいたとか?^^;>

 それを体験した後で野党に戻った時には、正直なところ、かなり
モチベーションが下がったようで。政治家になって何十年もの間で
初めて、やはり与党になって政権をとらないとツマラナイし。
政治家としての志を実現できないと思ったと。また、アレもやって
おけばよかった、これももう少しやりたかったと。できれば、
あと1年、閣内にいたかったという話をしていたのだが・・・。

 そして、その話を思い出しながら、辻元氏も、今、同じような
心境にあるのかも知れないな~と思うところがあった。(・・)

<きっと自民党の議員たちも、やっぱ、野党は何もできなくて
ツマラナイ、バカらしいと、イラ立っている議員が多いのではない
かと思うし。そろそろシビレを切らして、他の政党に移ることを
考えたり、何とか政権奪取できないものかと妙な策を練ったりして
ゴニョゴニョと動きたくなる人が増えて来るかも?(@@)>

* * * * *

 また、辻元氏の話をきいていて、mewはふと、たぶん民主党の
中にも、今、理念と現実の間で往復して悩んでいる議員が少なく
ないのではないかな~と思ったりもした。(・・)

 それこそ、鳩山前首相も菅首相もそうだと思うし。ある意味では、
小沢一郎氏も、そうなのではないだろうか?(**)
 それぞれ、与党になったらこうしたいという理念はあれど、
現実の問題や党内の状況(これも、現実)によって、なかなか
それを実現できず、かなり戸惑ったり、イラ立っているようにも
見える。(~_~;) 

 あまり、自分の理念ややり方にこだわり過ぎると、尚更、実現
できそうなものも、できなくなってしまうおそれがあるし。
 理念を実現したいと思い、数集めや権力争いに走れば、結局、
最初の理念はどこへやらということになりかねないし。^^;
 最近の民主党を見ていると、与党になったらなったで、面倒な
こと、難しいことが色々あるものだな~と改めて思ってしまう
今日この頃なのだけど・・・。(-"-)

 それでも、折角、政権与党になったのだから、ともかく民主党に
しかできないことor民主党だからこそできることは何かを考えて、
より多くの議員の協力や国民の理解を得ながら1つでも2つでも
実現して行こうという思いで、前向きに取り組んで行って欲しい
な~と願っているmewなのだった。(@@)
                
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by mew-run7 | 2010-07-28 05:17 | 政治・社会一般

「平和で平穏で楽しい生活が一番!」アンチ超保守&安倍・菅・維新の立場から、左右ではなく、mew基準の視点で、政治や競馬、スポーツなどについて書く。写真は溺愛馬トロットスター


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