村木に無罪、大阪地裁の画期的な判決+検察&マスコミの問題、村木の強さ


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最新の記事(10個)のコーナーはヨコの欄に。
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。

 郵便不正事件で、虚偽公文書作成&同行使罪で起訴されていた
厚労省の元局長・村木厚子氏に、大阪地裁が、昨日、無罪判決を
下した。(~~)

 大阪地裁は、無罪判決を出したあと、判決の理由を4時間にも
わたって読み上げたそうだが。それだけ、検察側の主張を一つ一つ
ていねいに検証した上で否定をし、いかに検察の立てたストーリー
やその立証に問題があるかをはっきりと示そうとしたのだろう。
<判決要旨は、*1にアップ。>

 村木氏や関係者はもちろん、mewもほっとさせられたところ
があったのだけど。大阪地検が控訴をする可能性があるため、
まだ、心からは喜べないところがある。(-"-)

 司法関係者の中には、「作成者の上司である村木氏が全く関与
していないとは考えにくい」「高裁では、証拠の評価も変わる
可能性がある」として、控訴を検討しても不思議はないと考える
者もいるようなのだけど・・・。

 検察側は(大阪地検だけでなく、検察組織全体も)は、今回の
公判の場で、証人が次々と検察でとられた供述調書の内容を否定
したり、裁判所が、検察が証拠申請を行なった43通の調書の
うち37通を却下したという異例の事態を重~く受け止めて、
くれぐれも控訴するかしないかの判断は慎重に慎重を重ねて欲しい
と願っている。(・・)

 村木氏は、検察の安易な起訴によって、人生を大きく狂わされ
ている上に、既に貴重な時間を1年半も奪われているわけで。
もし控訴した場合は、彼女の人生をさらに損害を与えるおそれ
がるということを、よ~く認識した上で判断をして欲しい。

<チョット乱暴な言い方をすれば、これだけ証人に証言を変え
られた上、検察の捜査のやり方を批判されて、裁判所もそれを
認めているという時点で、そのズサンな捜査の仕方が明るみに
なっただけで、刑事訴訟に携わる者として、もう「負け」なの
ではないかと。そして、その捜査手法の横暴さや誤りを反省する
意味でも、控訴断念すべきではないかと思う部分もあるし。
 もし、ここで安易に控訴をしたら、世間やマスコミの一部を
敵に回す可能性が高いことも覚悟した方がいいかも。(`´)>

* * * * *

 逆に言えば、今回、大阪地裁(横田信之裁判長)が、問題が
あると思われる供述証拠(調書)を多量に却下して、問題がある
と思われる捜査をした検察の主張をほぼ全面的に認めないという
毅然とした態度をとったことは、まさに画期的なことだと思うし。
 今後の刑事裁判のあり方、検察の捜査のあり方に、大きな影響
を与える可能性があるのではないかと思ったりもする。
<個人的には、「アッパレ!」マークをあげたい気分。(*^^)/口>

 確かに、捜査する側の立場を考えれば、なかなか客観的証拠を
見つけるのは難しいだけに、供述証拠や状況証拠に頼らざるを
得ないケースが多くなるのは、理解できる部分もあるのだけど。

 でも、裁判所が、そのような立証の仕方を安易に認める傾向に
あったので、検察側も、さらに供述証拠などに頼って、しかも
強引に自分たちの思うような内容の調書をとろうとするように
なったり、裏づけ捜査をおろそかにしたりするようになったの
ではないかと思えるとこがあったわけで。<どっちもどっちの
悪循環みたいな・・・。(-_-)>

 産経新聞11日は、『判決で、横田信之裁判長は「異なる人物
の供述調書が相互に符合した場合でも、客観的事実に合わ
なければ十分な信用性があると認定できない」と厳しく指摘した。
構図に合わせた供述調書を作ることで事実を「作り上げる」検察
の捜査手法の見直しを迫ったものといえる』として、調書裁判の
問題や、公判の場での証言で、調書の信用性をチェックする
口頭主義の重要性について記していたのだが・・・。

 今回のような姿勢を、裁判所が貫くようになれば、検察の捜査
のやり方、供述調書のとり方も変わって来るのではないかな~
と期待できるし。
 ひいては、冤罪の防止にも役立つようになるのではないかと
思うからだ。(**)

<今回のことで、改めて、取調べの可視化の必要性が、クローズ
アップされることになるのではないだろうか?(・・)>

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長いので、チョットお休みタイム。( ^^) _旦~~so-cha o douzo!
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☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 

 ところで、昨日、記者会見に応じた村木厚子氏が、とても
穏やかな表情だったのを見て、何か不思議な気持ちにさせられた。

 彼女は、当初から、自分にかけられた容疑を全面的に否認。
 他の容疑者や関係者の供述がとれたと圧力やら脅しすかしを
かけられても、自分の主張は曲げず。
 そのために、なかなか保釈が認められず。自宅とは遠い大阪の
地で、5ヶ月以上、身柄拘束されることになった。
 しかも、厚労省の局長として仕事もできなくなり、事務次官の
候補にもなっていたほどのキャリアを台無しにされたのだ。(-_-)

 それを思えば、検察に対する怒りをもっとあらわにしてもいい
のかも知れないと思うところもあるのだけど。
 でも、村木氏は、「してもいないことを認めてしまう原因は孤独
や絶望だと聞く。この1年3カ月、一度も絶望や孤独を味わわずに
頑張れた。大きな支えでした」とまず、家族や支援者への感謝を
クチにした。

 また、『「無罪」の言葉を聞いた時、裁判長に一礼した。その
心境を「裁判を通じて、真実を明らかにするプロセスがどれだけ
大変な作業か実感した。感謝の気持ちで頭を下げた」と述べた。』

 そして、検察に関しても、こう語ったのだ。

『検察の控訴の可能性については「検察には判決を率直に受け止め、
これ以上私の時間を奪わないでほしい」と厳しい口調で述べ、
「厚生労働省もそうかもしれないが、検察も独特の組織。何か
(間違いが)あった時、原因は自分で検証するしか方法がないと
思う」と指摘した。その上で「もうちょっと丁寧に捜査していただ
けていたらと思う。私は検察を信頼していきたい。きちんとした
捜査をしていただける検察であってほしい」とも話した。』
<以上、毎日新聞11日より>

* * * * *

 mewは、TVや新聞記事で、このような言葉を見聞して、
変な話、「さすが、キャリア官僚」と思ってしまった。(・・)

 村木氏は、高知大学文理学部を卒業し、旧労働省に入省したの
だが。<夫は、労働省の同期だとか。>
 省庁官僚の世界では、地方国立大学出身や女性であることは、
出世にはマイナス要素とされるのだけど。彼女は、その人柄や
まじめに仕事に取り組む姿勢、調整能力などが評価されて、順当
に出世して局長になり、女性としては史上2人めの事務次官に
なることが期待されるような存在だったのだという。

 そのような人&女性だからこそ、今回の検察に逮捕されても、
絶望感に負けずに、芯&信を強くもって、否認を貫き通せたの
だろうし。また、このような会見の場でも、感情的にならず、
自分も官僚組織の一員であることやその問題点を考えた上で、
冷静な目で、検察のあり方に関しても語っていたように思った
からだ。(**)

<でも、先日も、今回の件で、「(拘置されたため)思いがけず、
夫と文通することになった」「子供とゆっくり時間を過ごすこと
ができた」などの話をしていたのだが。チョットはにかんで、
家族のことを語っている姿は、すごくかわいくて、魅力的な女性
に感じられたですぅ。"^_^">

 ちなみに仕事は冷静にしっかり、ふだんは時に情熱的に&
時に可愛くは、mewの理想の女性に近いのよね。(^^ゞ

* * * * *

 ただ、そんな村木氏も、やはりマスコミの報道の仕方には、
かなりつらい思いをしたようだ。

『村木元局長は、会見の最後で報道の問題点も指摘した。「逮捕
前後の乱暴な取材がつらかった。検察情報を書くなとは言わない
が、それ以外何を書いてくださったか考えていただきたい」と
述べた。』<同上>

 そうなのだ。今でこそ、各メディアは<贖罪でもするかのよう
に?>、彼女の無実や検察の問題をアピールしているのだけど。
 昨年6月の逮捕前後は、あることないこと流す検察のリーク情報
によって、彼女はほとんど犯罪者扱いされていて。まるで悪に手を
貸した&自分たちの利益しか考えない官僚という感じで、アレコレ
報じられていたのである。(-"-)

* * * * *

 ちょっと時間がなくなってしまったので、この記事はここで
終えるが・・・。

 今回の件で、私たち一般国民は、このような問題を防ぐために、
きちんと検察をはじめとする官僚組織やメディアなどの姿勢を、
しっかりウォッチして行かなければならないな~と、改めて思った
mewなのだった。(@@)

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『障害者郵便割引不正:村木・厚労省元局長無罪判決(要旨)
 大阪地裁で10日、厚生労働省元局長の村木厚子被告(54)に言い渡された無罪判決の要旨は次の通り。

 ◆倉沢被告から石井議員への口添え依頼の有無

 検察側は04年2月下旬ごろ、倉沢邦夫被告が有力国会議員である石井一参院議員に対し、「凜(りん)の会」への公的証明書発行に関し口添えを依頼した事実があったと主張する。倉沢被告の手帳には「13:00 石井一(中略)木村氏」との記載がある。これは倉沢被告の公判供述のうち、倉沢被告が河野克史被告の要請を受けて、石井議員への口利き依頼の目的で石井議員の事務所に2月25日午後1時のアポイントメントを取った--とする内容を裏付けているといえる。しかし、石井議員は当日、午前7時57分から午後2時ごろまで千葉県内のゴルフ場にいたことはゴルフ場への照会結果から明らかで、面会は不可能だった。結局、手帳の記載は、面談の事実を認定する証拠にはならない。

 一方で、予定を変更して倉沢被告が2月25日以前に石井議員と面談した可能性は完全には否定できないものの、倉沢被告の手帳にそのような記載もなく証拠上、疑わしい。

 ◆塩田元部長から村木元局長への証明書発行の指示

 厚労省障害保健福祉部の塩田幸雄元部長の検察官調書には、村木元局長に対し「議員案件」の重要性を告げたうえで公的証明書を発行する方向で処理するよう告げ、部長室で村木元局長に連れられた倉沢被告と会った、という趣旨の記載がある。しかし、倉沢被告の自宅などから他の関係者の名刺は見つかったのに塩田元部長の名刺はなく、倉沢被告も塩田部長とあいさつしたことはないと公判で供述した。また当時の部内の状況をみても、石井議員の機嫌をとるため、公的証明書を発行する方向で処理しなければならなかった事情はなく、信用性に疑問が残る。

 これらの点を総合すると、倉沢被告から石井議員への口利き依頼▽石井議員から塩田元部長に対する電話による要請▽それに応じた塩田元部長の村木元局長に対する指示--などについては、あった可能性は認められるものの、供述だけで認定することはできない。

 ◆村木元局長は上村被告に証明書の発行を指示したのか

 倉沢被告は「厚労省で村木元局長から公的証明書を受け取った」と公判供述した。上村勉被告のフロッピーディスクのデータからは、公的証明書は前夜から6月1日早朝までかかって作成されたとみられ、早期の発行を「凜の会」側から求められていた証明書を翌日以降に交付したとみるのは不自然。しかし倉沢被告の手帳によれば同日、午前6時50分東京発の「のぞみ」で大阪に行き、関西に滞在しており、交付は不可能だった。

 (係長だった)上村被告が(課長だった)村木元局長から指示を受けず、独断で公的証明書を発行することは一般人から見ると不自然であるが、稟議(りんぎ)書の独断発行など、上村被告の行動傾向に照らすと不自然とはいえない。その一方で、実体自体が怪しい団体に対し、資料提出や決裁もないままに公的証明書を発行するという、さらに問題性の強い行為を村木元局長がすることは不自然。こうした状況に照らすと、倉沢被告の公判供述が上村被告の公判供述以上に信用性が高いとはいえない。

 ◆偽証明書の受け渡し

 また、公的証明書が厚労省から「凜の会」に渡った経緯について、「凜の会」の発起人である河野被告は極めてあいまいな供述をしている。公的証明書の取得に関し、「凜の会」内部で中心的に活動していた河野被告が、「凜の会」側に公的証明書が渡った経緯について全く知らないということは考えにくく、河野被告の供述は不自然。河野被告の検察官調書供述および公判供述はいずれも信用性に疑問があり、上村被告の供述を否定するほどの信用性は認められない。

 ◆偽証明書の作成を指示する動機

 検察側の主張の中核は、「村木元局長は凜の会が障害者団体としての実体がないと知っていたが、石井議員から塩田元部長に依頼があった『議員案件』だったため、上村被告に命じて日付をさかのぼらせた公的証明書を発行させた」というもの。しかし、石井議員から塩田元部長への電話での口利きに関しては、客観的証拠と整合しない面があるうえ、塩田元部長の検察官調書全体の信用性に疑問が生じ、認定できない。また、村木元局長が、今回の公的証明書の発行が「議員案件」だとの認識を持ったきっかけだったと検察側が主張する根拠は塩田元部長が「証明書を発行する方向で処理するよう告げた」とする供述だが、これも不自然だ。また6月上旬ごろ、倉沢被告が村木元局長に対し日付をさかのぼらせて「凜の会」に対する公的証明書を発行するよう要請し、村木元局長が了承した、との事実も証拠上、認めることはできない。

 以上のことからすると、検察側が主張したように「凜の会」の案件が、公的証明書を発行することが課内で決まっている「議員案件」であったことにつながり得る事案はいずれも認定できない。結局、村木元局長が本件犯行を行う動機があったとは認められない。加えて、上村被告が虚偽の稟議書などを独断で作成していることなどの事情もみられることからすると、上村被告による公的証明書の作成が村木元局長の指示によるものだったとする事実も認められない。

 そのほか、本件証拠上認められる事実を総合しても、村木元局長が上村被告、倉沢被告、河野被告と虚偽の公的証明書を作成し、凜の会側に交付するとの共謀があったと認定することはできない。

 よって、本件公訴事実については犯罪の証明がないことになるから、刑事訴訟法336条により被告人に対し無罪の言い渡しをする。

<毎日新聞11日>』
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by mew-run7 | 2010-09-11 11:47 | 政治・社会一般