小沢の陸山会に、新生党の資金3億7千万円が&解党資金の流れに疑惑
2010年 11月 28日
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*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。
先週末、新生党が解党した際に残った約9億円の党の資金が、
小沢一郎氏の関連する政治団体に寄付をされ、さらに、そのうち
の3億7千万円が、09年に小沢氏個人の政治団体「陸山会」に
寄付されていたことが判明。
いくつかの新聞が、この件を取り上げていた。(・・)
小沢氏は、93年に自民党を離党してから、新生党→新進党→
自由党を結党&解党し、03年に民主党に合流したのだが。
これまでも、それぞれの党を解党した時に残った資金の行方に
関しては、色々と疑問視されており、今回、その一つが明らかに
なったことになる。^^;
先に言えば、この一連の金銭のやりとり<寄付>は、きちんと
合法的な手続きに乗っ取って行なわれているようなので、そうで
あれば、法的に問題はなく、決して不正なことをしているとは
言えないのではないかと思われる。
ただ、本来は政党&その議員のものである資金<国から出る
億単位の立法事務費も含む>が、結果的に小沢氏が実権を握る
政治団体や小沢氏個人の政治団体にはいることになれば、「政党
資金の私物化」だとして批判されることにつながりかねないのは
確かだし。
また、<もともと自民党が確立した&同党の議員がよく使う
法の抜け道なのだけど>、個人の政治団体に企業や団体が寄付
できる上限1千万円をクリアするために、自分が代表を務める
政党支部を経由して個人の政治団体に資金を入れる方法を使った
ことには、「迂回献金」ではないかと批判される可能性もある。
そして、特に野党は、小沢氏の「政治とカネの問題」の追及に
躍起になっているだけに、これが新たな攻撃材料になるおそれが
十分にあるし。
さらに、民主党には、小沢氏と共に新生党や新進党、自由党に
所属していて、小沢氏の政治手法や党の資金の問題に疑問を覚えて
いる人が少なからずいることに加えて、小沢氏の民主党内での資金
の使い方を問題視する人もいることから、この報道を機に、小沢氏
への反発が高まるおそれもあるのではないかと懸念している。(-"-)
* * * * *
、
『民主党の小沢一郎元代表(68)が代表を務める民主党岩手県
第4区総支部が昨年8月に行われた衆院選直前の7月下旬、
旧新生党の資金がプールされている政治団体「改革フォーラム21」
(東京都千代田区)から3億7000万円の寄付を受けていたこと
が分かった。
岩手県選挙管理委員会が公表した昨年分の政治資金収支報告書の
要旨で判明した。衆院選の民主党候補者のために使う目的だったと
いい、専門家からは「政党資金の私物化ではないか」という意見も
出ている。
公表されたのが収支報告書の要旨のため、寄付の日付は記載され
ていないが、昨年10月まで改革フォーラムの会計責任者だった
平野貞夫元参院議員(74)によると、同支部が改革フォーラム
から3億7000万円の寄付を受けたのは、衆院解散当日の昨年
7月21日。小沢氏と改革フォーラム側が相談の上、衆院選候補者
のための資金として同支部の口座に送金したという。
収支報告書の要旨によると、同支部はこの年、「寄付・交付金」
として3億7062万円を支出している。
改革フォーラムは1993年、自民党時代の小沢氏らの政策
グループの政治団体として発足。小沢氏らが新生党を設立した後も
存続し、同党が解散して旧新進党に移行した94年に、新生党や
同党支部から総額約9億2500万円の寄付を受けた。その後、
95年に約2億6000万円を支出した以外は、資金の出入りは
ほぼ毎年数十円~数百万円で推移し、2008年末には約6億
9000万円が残っていた。<読売新聞26日>』
『改革フォーラム21は、小沢氏が自民党時代に率いた政策集団
が届け出た団体で、2008年の残高は約6億9千万円。新生党
が解散した1994年に、党本部などが寄付した計約9億2千万円
が主な原資だが、この中には国から交付された立法事務費も含まれ
ていた。
小沢一郎事務所は取材に「政治資金規正法に基づき適正に処理
しており、収支報告書の通りでございます」と回答した。
<共同通信26日>』<関連記事*1>
<小沢氏が、新生党を解党する直前に3億円を集めていたという
報道記事を*2に>
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実は、今年の1月にも、こんな記事が出ていたのだ。
『小沢一郎民主党幹事長が、過去に党首などを務めた「新生党」
と「自由党」を解党した際、両党に残っていた政治資金計約23
億円を、同氏関連の二つの政治団体へ移動させていたことが11日、
分かった。両党には解党した年に政党交付金など12億円を超える
公金が支給されていたが、大半が小沢氏側に移された資金に含まれ
ていたとみられる。
多額の公金流出には、「法の抜け道を利用した」と批判する声も
ある。小沢氏の豊富な資金源の一端が明らかになった。
政治資金収支報告書などによると、両党の政治資金の受け皿と
なった団体は「改革フォーラム21」と「改革国民会議」。いずれ
も、かつて小沢氏の個人事務所があった東京都千代田区のビルを
所在地とし、同氏の側近とされる人物が会計責任者を務めるなど
している。
小沢氏が代表幹事だった新生党は、新進党へ移行する直前の
1994年12月、党本部と10支部に残った資金の大半に当たる
計約9億2526万円を、改革フォーラム21へ寄付した。新生党
には同年、国から立法事務費として4億7970万円が支給されて
いた。
小沢氏が党首を務めた自由党も、民主党との合併直前の2003
年9月、約13億6186万円を改革国民会議へ寄付した。これは
同年の自由党による支出総額の6割を超え、政党交付金約5億
6096万円も含まれていた。このほか同年には、立法事務費1億
7550万円も支給されて
いた。09年3月時点でも、両団体には計約17億4682万円
が残されており、現在も小沢氏の支配下にあるとみられる。
<時事通信1月11日>』
* * * * *
小沢氏は、まだ自民党にいた頃の92年頃に、「改革フォーラム」
なる政治団体を設立している。
当時、党内最大派閥である竹下派が、2つに分かれ対立し始めて
おり、小沢氏は自分に近いものを集め、オモテ向きは政策グループ
として<実際は、派内派(派閥の中の派閥)として>、この団体を
結成。93年に自民党を離党した後は、この団体が中心になって、
新生党→新進党を結成することになった。(・・)
ちなみに、報道記事にも出ていた「改革フォーラム」の元会計
責任者の平野貞夫氏は、小沢氏と自民党から自由党まで、ずっと
共に活動していた国会議員で、04年に議員を引退したものの、
今も小沢氏のブレーンとして活動。近時は、小沢氏の支持者を
集めて、小沢氏を支援する運動などにも力を入れている人だ。
また、新生党と自由党だけでなく、小沢氏が98年にいきなり
新進党を解党した後も、政党資金の配分でもめ、一部の資金の
行方が明らかにならないまま終わったという記事を読んだこと
がある。
民主党には、新生党&新進党時代に、小沢氏を慕っていたもの
の、小沢氏の政治手法や金銭的な問題に加え、この「いきなり
解散」に反発を覚え、小沢氏を袂を分かつことにした議員が
少なからずいるのだが。彼らの中に、小沢氏に批判的な立場を
とる人がいるのは、このような背景があるからだ。^^;
* * * * *
ちなみにmewは、それは政治にお金がかからないようになる
方がいいとは思っているのだけど。
実際、事務所一つ借りるにも、人をひとり雇うにも、年に何百万
という単位の費用がかかるなど、政治活動や選挙活動を行なうには、
それ相当のお金がかかるのは事実だし。
また余計な費用がかからないようにするためには&ミョ~な資金
調達を減らすためには、国民がもっと政治に興味を持ったり、色々
と勉強して賢くならなければならないのではないかと。
さらに、マスコミがもっと政治的に重要な情報を中立的な立場で
きちんと国民に提供するという本来の役割をきちんと果たす必要が
あるのではないかと思っている。(**)
そして、自分の政治理念を実現するために、政党やグループを
作ったり、勢力を拡大しようと思えば、それ相当の資金集めも必要
だろうし。
小沢氏の政治家としての評価が高いウラには、資金集めやそれを
有効に使う手腕が優れていることもあるのではないかと思ったり
するところがある。(・・)
ただ、小沢氏が違法なことをしていなくとも、議員や国民の間に
「おカネに関して、ダーティだ」というメージが広まってしまった
背景には、上述のような資金集めの仕方があるからかも知れない。
また、このおカネの件は、民主党の資金の使い方の問題にも波及
し、これが反小沢派に脱小沢路線を決意させる大きな要因になった
とも考えられている。
つづく
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作った「【政権交代】を目指すブログ結集!」をご参照下さい。
『民主党の小沢一郎元代表が代表を務める政党支部「民主党岩手県第4区総支部」が昨年8月に行われた衆院選直前の7月下旬、小沢氏と関係の深い政治団体「改革フォーラム21」から3億7千万円の寄付を受け、それを小沢氏の資金管理団体「陸山会」に寄付していたことが26日、岩手県選挙管理委員会が公表した政治資金収支報告書で分かった。
改革フォーラム21の資金は、小沢氏らが結成した新生党が解散した際の寄付金が中心で、政党資金の使途の在り方について議論も出そうだ。
収支報告書によると、同総支部は昨年7月21日、改革フォーラム21から3億7千万円の寄付を受け、翌22日に陸山会に同額を寄付していた。同21日は衆院の解散日だったことから、選挙資金として使われたとみられる。
改革フォーラム21は、自民党時代の小沢氏らが、旧竹下派の「派中派」として設立した政治団体で、自民党を飛び出した小沢氏らが創設した新生党の母体となった。新生党は新進党に移行する直前の平成6年12月、党の本・支部に残っていた9億円余りにのぼる資金を同団体に寄付している。20年には約6億9千万円の残高があった。
昨年まで改革フォーラム21の会計責任者を務めていた平野貞夫元参院議員は「資金はいざという時のためにプールしていたもの。私的な政治団体である陸山会に直接寄付するのではなく、党支部を経由するべきだと考えた。小沢氏や関係者と相談して寄付額などを決めた」と説明している。
<産経新聞26日>』
『民主党の小沢一郎元代表が代表を務める党県第4区総支部が、旧新生党の資金がプールされている「改革フォーラム21」(東京都千代田区)から3億7000万円の寄付を受けた翌日、同額を小沢氏の資金管理団体「陸山会」に寄付していた問題を受けて、県内の各党から、批判的な声が相次いだ。
自民党県連の千葉伝幹事長は「政治資金のあり方として問題ではないか。小沢氏については、次から次へと『政治とカネ』の問題が出てくる」と批判した。
地域政党いわての飯沢匡代表は「もし、報道が事実なら、政治倫理的に許されない。政治資金の趣旨からも問題」と切り捨てた。
さらに「これに限らず『政治とカネ』の問題で、国民の疑念は晴れていない。小沢氏は国会で事実関係を明らかにすべきだ」と強調した。
一方、民主党県連の佐々木順一幹事長は記者団に対し、「政治資金規正法にのっとって適切に処理されているものと思う」と述べ、問題はないとの認識を示した。
政治資金規正法は、政党や政治資金団体が寄付をしたり、受けたりするのに上限を設けていないが、それ以外の政治団体同士の寄付は年間5000万円までに制限している。いったん党県第4区総支部を通す今回の寄付は、この規定への抵触を避けるための迂回(うかい)だった可能性が指摘されている。<読売新聞27日>』
* * * * * *
『資金移動:新生党解党直前3億円集金 小沢氏団体に寄付 2009年12月30日 2時34分
新生党時代の小沢一郎氏=1994年3月撮影
小沢一郎民主党幹事長が過去に率いた新生党が94年の解党直前、七つの支部を設立して短期間で3億円余を集め、解党に伴い小沢氏の運営する政治団体へ資金を移していたことが分かった。支部の代表者や会計責任者として政治資金収支報告書に記載された人のうち4人は、毎日新聞の取材に「そんな支部を設立した覚えはない」などと証言。組織的に名義を無断使用し、不透明な資金移動をさせた疑いが浮かんだ。
新生党は93年6月、自民党を離党した小沢氏や羽田孜元首相(現民主党)らが結成し、小沢氏が代表幹事を務めるなどした。翌94年7月、公明党や民社党、日本新党などと新党結成で合意。9月に準備会を作って小沢氏が実行委員長に就任し、12月10日に新進党として結党大会を開き、新生党は解党した。
このさなかの10月22日、新生党は流山支部を設立し、同25日には岩手第4支部▽下野支部▽防衛支部▽木暮山人支部を、同31日には運輸支部を発足させ、さらに11月30日に大阪18支部連合会岸和田支部を設立。いずれも新生党の解党に伴い解散した。
このうち木暮山人支部は解散までの1カ月半でちょうど8万人から計1億7000万円の党費・会費を集め、全額を小沢氏が実質的に運営する政治団体「改革フォーラム21」に寄付。防衛支部は6691人から3008万円余を集め、別の政治団体からの寄付も含めて6008万円余▽運輸支部は1万5533人から4660万円余を集め、別団体からの寄付を含む全収入のうち2554万円余▽流山支部は670人から171万円余を集め、別の寄付を含む全収入のうち155万円余--をフォーラムに寄付した。
他の3支部も個人や法人、政治団体からの寄付を元に3020万円余~1243万円余を寄付し、7支部からフォーラムへの寄付総額は3億1460万円余に上った。
だが、防衛支部の収支報告書に代表兼会計責任者と記載された元航空自衛官は「届け出をした覚えも、誰かに頼まれたこともない。まったく知らなかった」と関与を否定。流山支部の会計責任者と記載された千葉県流山市の市議は「そんな支部を作ったことはない」と証言した。
当時の新生党の会計責任者は、フォーラムでも会計責任者を務めた小沢氏の「金庫番」とされる側近(故人)が兼務。ある支部の会計責任者と記載された小沢氏の関係者は「(この側近が)全部仕切っていた。私も名前を使われただけではないか」と語った。
政党解党に伴う小沢氏側への資金移動は、この3億円を含め、新生党と自由党の解党時の残金22億円余が、小沢氏の運営する二つの政治団体に移されていたことが明らかになっている。<毎日新聞09年12月30日>』