沖縄知事選について思ったこと+菅&仲井真も、県外移設の方向を探るべし
2010年 11月 29日
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昨日、沖縄知事選が行なわれて、現職の仲井真弘多氏(自民県連
公明党・みんな推薦)が、前宜野湾市長・伊波洋一氏(共産・社民・
国民・新党日本、沖縄推薦)らを破って再選を果たした。
確定投票数は、仲井真氏が335708票。伊波洋一氏が、
297082票、金城竜郎氏(幸福実現党)が13116票。
投票率は60・88%(前回64・54%)だった。
* * * * *
まず、一応、民主党を応援している者としては、今回の沖縄
知事選で、民主党が候補を擁立できなかった&どの候補も支持せず
傍観者の立場でいたことは、正直な話、あまりに情けないというか、
ガ~ッカリしてしまうところもあったのだけど。_(__)_
ただ、この辺りのことは、『沖縄知事選、民主は自主投票+
仲井真も伊波も、辺野古移設に反対』などにも書いたのだが。
現実的に考えて、何分にも、鳩山前首相が、5月に米国との間
で辺野古移設に合意してしまった以上、菅首相がすぐにそれを
ひっくり返したり、辺野古移設に反対の候補を推すわけには
行かないし。
かと言って、菅首相も民主党の少なくとも半分ぐらいの議員は、
辺野古移設を積極的に実現したいとは思っていない上、鳩山前首相
が県民を裏切ったことを考えたら、辺野古移設賛成の候補を立てる
なんてこともできないわけで。^^;
そうなると、ここは状況を見守りながら、じっとしているしか
なかったんだろうな~とは思う。(・・)
* * * * *
でも、mewは『菅首相は、普天間移設の問題の解決をあきらめ
てはいない』などにも書いたのだけど。
菅首相は、このまま米国とどんどん辺野古移設の話を進めるの
ではなくて、何とか沖縄県民の意思に沿うような解決を模索する
のではないかと思っている。
まあ、今、尖閣沖&朝鮮半島の問題で、日米同盟を重視せざる
を得ないとこがあるので、その辺りがツライとこではないかと思う
のだけど。元・社民連&市民運動出身の政治家として、ここで
頑張れなかったら、いつ頑張るんだと叱咤激励したい気持ちに
さえなっている。(@@)
<ただ、いつも書くけど、米国とやり合うためには、国民世論や
党全体やメディアの後押しがないとね~。(~_~;)>
先日、お玉おばさんが『有田芳生議員のブログより』という
記事で、民主党の有田芳生議員が、菅首相の沖縄に対する考えに
ついて書いていたのを載せていたのだけど。
『普天間飛行場移転について「菅プログラム」があることを知った
私はそう言わざるをえなかった。その「ニュアンス」を照屋寛徳
議員の予算委員会での質問で語っていたので、ここに速記録を
引用する。
「この合意に多くの方が反対であることは承知をしておりますけれ
ども、少なくとも、そこからスタートをした話し合いをしなければ、
話し合いの立場があいまいなまま、混乱が一層継続するというふう
に考えまして、私としては、五月二十八日の日米合意を踏まえて、
そして同時に、負担の軽減に全力を挙げるということを申し上げた
つもりです」
「県民の皆さんの反対を踏みにじる形で強引に推し進めることは、
やるべきとも思っておりませんし、そういう形でできるとも思って
はおりません」
菅さんはオバマ大統領との会談もふくめて「時間」を味方につけ
ようとしている。沖縄県民の負担を軽減するための調査を行って
いることも知らされた。県知事選挙が終われば沖縄を訪問し、そこ
で新知事に提案するのだろう。普天間飛行場の移転先は、アメリカ
の基地再編戦略に沿ったグアムにあると判断しているはずだ。私は
そう判断している。』
有田氏は、だからこそ伊波氏が勝って、菅首相が新知事と新たな
方向性に踏み出すことを望んでいたのだが。<mew個人も、
そう願うとこがあったのよね。>
仲井真知事も、県外移設を公約した以上は、それをきちんと
守って、菅首相と共に、新たな方向に踏み出すべく、努めて欲しい
と強く願っている。(**)
<こういうところは、前原、岡田、原口氏あたりでは全く期待
できないのだけど。菅氏なら、まだチョットは頑張ってくれる
かもと期待できて、彼らよりマシに思えるのよね。^_^;>
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ところで、仲井真氏は、前回は、普天間基地の辺野古への移設を
条件付で容認する立場をとっていたのだが。今回は、県民に意思を
重視するとのことで、方針を転換。県外移設を訴えて当選したの
だけど。
選挙後も、「名護市が受け入れないというのなら、沖縄には移設
先がない。日米安保の効果を享受している以上、日本全国で考える
べきだ。東アジアの波が高いのなら、日本全体で沖縄に配慮する
のは当然だ」と、県外移設を求める考えを改めて示した。
既に日米合意を見直すよう政府に求めたことを挙げ、ボールが
政府側にあることを強調しつつ「そんなに簡単に答えは出ない」
とも。そして「意見が違ってもパイプを切る必要はない」と、政府
との協議には応じていく考えも示した』という。<毎日新聞29日>
この毎日新聞の記事が、mewと一番考えが合うように思うので、
もう少し引用してみたい。
『自民県連や公明、経済界の支援を受けて選挙を戦った。選挙戦
では徹底して沖縄振興策に重点を置き、経済界が熱望する鉄道敷設
にも取り組む考えを明らかにした。陣営幹部は「県民が一番関心が
あるのは、日々の暮らしに直結する雇用や経済の活性化。普天間が
事実上争点ではなくなって、沖縄振興という仲井真さんの得意分野
で戦うことができた」と会心の笑みを見せた。<同上>
『一方、那覇市古島の伊波さんの選挙事務所は、落選が確実になる
と、重苦しい雰囲気に包まれた。
宜野湾市長時代から普天間のグアムへの移転を主張してきた伊波
さん。「県内移設反対」の象徴的な存在だったが、経済界を中心に
知事としての政治手腕を疑問視する声が強かった。
28日午後10時過ぎ、事務所に姿を見せた伊波さんは「普天間
の県内移設反対を訴え、手応えもあったが……」と唇をかんだ。
約30万票の得票については「許されない状況にある沖縄の基地
問題の解決を求める県民の声だ。相手候補が県外移設を打ち出した
ことは、これからの責任として大きい」と、今後の仲井真さんの
県政運営にクギを刺した。<同上>』
『民主党沖縄県連の山内末子県議は「沖縄を変える大きなチャンス
に、一番やらなくてはいけない民主党が自主投票で全力を出せな
かったことが大きな敗因の一つ。民主党がもっとやっていれば
勝てたのではないか」と涙を浮かべた。伊波さんの支援を続けた
名護市の稲嶺進市長は「残念な結果に終わったが、仲井真さんを
それまでの立場を変えざるを得ないところまで追い込んだ。今後は
日米両政府に対し、県と名護市が立場を一つにして共闘していき
たい」と語った。<同上>』
* * * * *
mewは、このブログでも、以前から普天間基地の移設や
沖縄知事選のことをたびたび取り上げているように、今回の選挙
にも、すご~く大きな関心を抱いていたのだけど。
でも、あえて、今月にはいってからは、意識的に知事選のこと
は書かないようにしているところがあった。(-"-)
というのも・・・mewは、沖縄の基地問題は日本国民全体で
考えなければならないことだと思っているのだけど。でも、今、
目の前にある普天間基地の移設の件や、今後の沖縄の県政(特に、
経済振興)に関しては、最終的に沖縄県民が判断すべきことだと
思ったからだ。(**)
正直なところ、もし仲井真氏が、辺野古移設を容認するという
姿勢を示したなら、mewは移設反対派を応援した可能性が高い
のだけど。
仲井真氏が県外移設の方針を示していたので、あとは県民が、
どこまで仲井真氏を信用するか、またどちらの経済振興の政策や
手腕を支持するか、また島の安全に関する考え方などが選択の
基準になるのではないかな~と思いながら、見ているところが
あった。(・・)
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mewは、今回、投票率が下がったのは、県民の中にも、色々
と迷いがあったからではないかと思う。
もちろん沖縄県民の大多数は、辺野古移設には反対だし、普天間
基地をはじめ、米軍基地を早く削減して欲しいに違いないのだ。
でも、mewは、前回の知事選やその後の4年間、色々と見て
来て、つくづく実感させられたのだけど。沖縄県民の日々の生活を
考えたら、ただ基地をなくすことができれば、それでいいという
ものではないのである。(-_-;)
沖縄はただでさえ、本土復帰も国による経済政策も遅れた上に、
十分に産業振興がなされておらず、経済財政的にかなり厳しい状態
にある。
雇用状況もどんどん悪化しており、今月発表された、高卒者の
就職内定率は、何と8~9%。不況が続く影響で、全国平均も
40%台と厳しい状況になっているものの、ともかく若い人たちが
地元で仕事をする場がほとんどないのが実情ゆえ、何よりも、その
ことを憂いている中高年&若年世代が増えているときく。
このままでは、若者や子供の世代は、沖縄で仕事がないので、
どんどん外に出て行くしかないし。そうなれば、地元はますます
衰退して行くしかない。これで、基地がなくなれば、基地内での
仕事だけでなく、基地の周辺の店舗なども経営が成り立たなく
なって、ゴーストタウン化するおそれさえあるからだ。(-_-)
だから、基地の削減はして欲しいけれど、でも、それに代わる
だけの、ある程度、具体的なプランを出して、雇用先、収入源を
確保する道が示されなければ、安心して&喜んで支持をすることが
できないという部分もあるようなのだ。(・・)
* * * * *
昔、沖縄出身の人と話した時に、沖縄の経済を好転させるため
には、もう普通に観光業や農業の振興などをやっていたのではダメ
だと。ましてや基地をなくすとなれば尚更だという話をしていた
ことがあったのだが。
mewも、実際のところ、国が主導する形で、かなり思いきった
方法をとらないと、根本的な解決はできないと思うし。
そのような考え方を前提に、県民の中にも、沖縄を経済特区に
して、特別な税制のシステムを導入するとか、カジノ構想とかを
提唱して推進して行こうとするグループがあったときく。(・・)
伊波氏は、沖縄のニューディール政策のような形で、経済振興策
を打ち出していたのだけど。通りいっぺんという感じが否めない
ところがあったし。バックに社民、共産党がついていることも
あってか、カジノ構想も絶対に容認しないとか、全体的に発想が
硬いように思えるところがあって。
選挙の前や最中から、もう少し積極的な&具体性のある経済
振興策を打ち出した方がいいのにと思うことがあった。(-"-)
そのようなことや、国や財界との連携も含めて、仲井真氏の方が
期待できるかな~or伊波氏には期待しにくいかな~と思い、仲井真
氏に投票したか、止む無く投票を棄権した人がいたかも知れないと
思ったりもする。(~_~;)
* * * * *
また、mewは、9月に尖閣諸島沖の衝突事件が起きたり、中国
がまた監視船などを送って、尖閣沖の状況が不穏な感じになって
いることや、先週から朝鮮半島の情勢が不安定になっていることも、
沖縄の県民に心理的な影響を与えた可能性があるのではないかと
察する部分もある。(・・)
沖縄の県民(特に石垣島周辺の住民や漁業関係者など)にとって
は、尖閣諸島の問題は身近なものだし。また朝鮮半島や中国との間
で何か有事があれば、米軍(基地)の活動も含めて、影響を受ける
可能性が高いだけに、県や県民の安全の確保のことを懸念した人
たちもいるかも知れないと思ったからだ。(-"-)
それを考えると、今回の沖縄知事選が、1年前とか、せめて9月
以前に行なわれていたら、また結果が違ったかも知れないな~と
思うとこもあったmewなのだった。(@@)
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