小沢が、大連立＆分党を示唆。小沢側近は、国会招致は核ボタンと指摘。

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最新の記事（１０個）のコーナーはヨコの欄に。
＊印のついた報道記事は、文末のＭｏｒｅ部分にあるです。

　昨日８日は、あの読売新聞のナベツネ氏が谷垣総裁のところに
大連立の仲介に行ったり、鳩山兄弟と小沢氏、舛添氏の４人が
会合を行なったり、政界を揺るがしかねないような大きな動きが
あったのだけど。(@@)

　そのことを書く前に、＜本当は、昨日の夕方アップしようと
思って、書きかけていた＞それらの布石になるような話を、
アップしておきたい。(＊＊)

＊　＊　＊　＊　＊

　前記事の『小沢派が、倒閣のクーデターを来週にも決起する
可能性。党内＆地方が、火を噴くのか？』を書いたあと、
小沢氏が「両議院議員総会」について発言していたという報道
記事を、さらに２つ見つけた。
　これらの記事には、さらに具体的に小沢氏が発言したことが
記されている。(･･)

『民主党の小沢一郎元代表が７日夜に同党中堅議員と会談した際、
１２日投開票の茨城県議選への危機感を示した上で、「結果を見た
上で、年内に皆の意見を言える両院議員総会のような場を設けた方
がいい」と発言していたことが８日、分かった。
　両院議員総会を開いた場合、菅直人首相の政権運営への不満が
噴出するのは確実。小沢氏としては、求心力低下に苦しむ首相や
執行部への対決姿勢を鮮明にした形だ。

　７日の会合には、同党の松原仁、牧義夫両衆院議員らが参加した。
出席者によると、小沢氏は茨城県議選について「ぼろ負けする。
来年４月の統一地方選へ大きな精神的ダメージになる」と指摘。
さらに「自分も鳩山由紀夫前首相も『協力する』と言ったのに、
排除されている」とも語り、首相の「脱小沢」路線に不満を
示した。＜時事通信８日＞』

＊　＊　＊　＊　＊

『民主党の小沢一郎元代表は７日夜、東京都内で会食した党中堅
議員に対し、「近く両院議員総会を開催するべきだ」と語り、
党執行部に開催を要望するよう求めた。菅直人首相の政権運営に
不満を持つ議員らが公然と異議を唱える場作りを指示したことで、
「脱小沢」路線を進める首相側を強く牽制（けんせい）したものと
みられる。

　会食の複数の出席者によると、小沢氏は１２日投開票の茨城県議
選に触れ、「仮に大惨敗すれば地方組織から不満が噴き出す。自分
は動けないが、君たちが動いて地方の声を代弁するため、（党
執行部に）両院議員総会の開催を求めて欲しい」と話した。
「菅直人首相、仙谷由人官房長官のコンビでは政権が成り立たない」
とも述べ、仙谷氏の交代の必要性も示唆した。

　さらに小沢氏は、自民党との大連立や民主党の分党にも言及。
「今の党執行部は、自民党と主義主張が違うので大連立も出来
ない。自分は大連立も分党もやる覚悟があるが、まず、君たちに
動いて欲しい」とも語ったという。

　両院議員総会は、代表の求めか常任幹事会の議決で開かれること
になっているため、実際に開催される可能性は低いと見られる。
ただ、政権批判を強めている小沢氏が、中堅議員に対して両院議員
総会の開催という具体的な行動を促したことは、菅政権への強い
いらだちを示したものといえそうだ。 ＜朝日新聞８日＞』

＊　＊　＊　＊　＊

　まあ、この手の記事が、どこまで正確に小沢氏の発言を再現
しているのか、疑わしいところはあるのだけど。

　もし発言内容が本当だとすれば、小沢氏が他の議員に、菅首相
が自分を登用しないことへの不満を述べたり、大連立や分党に
関して語ったりした言葉が、オモテに出るということ自体、
今までにほとんどなかったことだ。(･･)

＜これまでは、小沢氏自身のクチからではなく、小沢氏の意を
汲むような（or忖度した？）形で側近の言葉として伝えられる
ことが多くて。小沢氏が実際にどのように言っているのかは、
わからないことが多かったもんね。^^;＞

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　小沢氏が、ここに来て、積極的に言動をするようになっている
のには、２つの理由があるように思われる。

　一つは、このままでは、民主党が政権の座を失うことへの危惧
感が高まっていることがあると思うのだけど。
　もう一つは、菅ー仙谷ー岡田政権が続けば、彼らが「脱小沢
路線」をさらに強化して、小沢氏が党内で復権し得る道が
どんどん狭くなっていることに危機感を抱いていることも
あるのではないかと考える。(-"-)

　しかも、小沢氏は、来年早々に強制起訴をされて、被告人として
刑事裁判を迎えるため、も～っと動くにくくなることを考えると
尚更に、苛立ちや焦りが募り、もう今、動くしかないと思いが強く
なっているのかも知れない。(＊＊)

＊　＊　＊　＊　＊　　　

　小沢氏が、今、特にナーバスになっているのは、岡田幹事長
が、小沢氏の国会招致の実現に動いているということだ。^^;

『民主党内で岡田克也幹事長ら執行部と小沢一郎元代表の対立が
激化してきた。岡田氏が衆院政治倫理審査会での議決による小沢氏
招致の考えを示したのに対し、小沢氏は１２日投開票の茨城県議選
で敗れた場合には両院議員総会を開催すべきだと、岡田氏らを
けん制した。小沢氏に近い議員からは「（議決は）核のボタンを
押すのと同じ」と岡田氏を批判する声も相次いでおり、党内に
きな臭さが漂ってきた。

「緊急役員会を開いて議決による政倫審招致を決めるというが、
考え直していただきたい」。小沢氏に近い森裕子、谷亮子両参院
議員らは８日午後、事前の約束なしに党本部に岡田氏を訪ね、
こう要請した。これに対し、岡田氏は「この問題は今後の国会運営
と統一地方選の障害になっている。クリアしなければいけない」と
はねつけた。

　岡田氏は輿石東参院議員会長に会った際、週内にも緊急役員会を
開いて小沢氏招致の方針を決めたいと伝えた。「クリーンな政治」
に期待した国民の菅政権離れが進む中、通常国会を乗り切り、統一
地方選に臨むには、小沢氏招致に前向きな姿勢を示す必要があると
判断したとみられる。
　しかし、輿石氏はこれに頑として応じなかった。小沢氏に近い
議員からは「強引にやれば菅内閣は吹っ飛ぶ。党は分裂だ」と招致
に反対する意見が噴出した。＜時事通信８日＞』

＜特に、この「強引にやれば、菅内閣は吹っ飛ぶ」発言は、複数
の新聞が取り上げており、メディアを通して強くアピールしよう
としているように感じられた。(･･)＞

＊　＊　＊　＊　＊

　岡田幹事長は、１０月に野党各党の幹事長に、この臨時国会の
間に、小沢氏の国会招致を果たすと約束していたのだが。小沢氏
が強く拒否し続けたこともあって、それを実現することができ
なかった。(-"-)

　そのことで、野党側からは、岡田幹事長に対する批判が噴出。
しかも、来年の通常国会の予算審議で野党の協力を得たい＆政治
とおカネの問題に、ある程度、けじめをつけて、統一地方選を
迎えたいと考えたら、特にクリーン＆きまじめさが代名詞のような
岡田氏としては、何としてでも、早く小沢氏の国会招致を実現
させなければいけないという気持ちが強くなっている様子。

　そして、菅首相も、6日の会見で、小沢氏は国会で説明する
ことが必要だと明言。また、７日に、岡田幹事長と協議をした
際に、小沢氏の政倫審出席に関して、国会で議決を行なう方法
をとることを検討＆調整する方向で了承したと報じられた。(･･)

＜別に国会で議決があっても、拘束力はないので、出席しなくて
いいのだが。もし出席しなくても、とりあえず、菅ー岡田側として
は「自分たちは、党としてやるべきことはやった。でも、小沢氏は、
国会の意思に従うと言っていたのに、結局、従おうとしなかった」
ということで、小沢氏に責任を転嫁することができるもんね。^^;＞

＊　＊　＊　＊　＊

　他方、小沢氏は、ど～しても国会招致には応じたくないようで。
　この秋の臨時国会の間も、岡田幹事長から何度も国会招致の協力
要請を受けながら、当初は、岡田氏と会うことを拒んでいた上、
やっと１回会ったと思ったら、完全に協力を完全に拒否。＜途中で
二コ動の取材には応じたけど。(~_~;)＞

　何とか臨時国会も閉幕して「やれやれ、うまくしのげた」と
思っていたら、いまだに岡田幹事長が国会招致の実現に動いている
ことがわかって、かなり苛立っているように思われる。

　それで、この何日か、輿石参院会長やヤワラちゃんなどの小沢氏
の側近や支持議員が、岡田氏をけん制する言動をしていたのだが
＜関連記事＊１＞、岡田氏が姿勢を変える様子がないので、堪忍袋
の尾が切れかかっているのかも知れない。(･o･)

　そして、上の記事にあるように、小沢氏に近い議員は、国会招致
の議決は「核のボタンを押すのと同じ」「強引にやれば菅内閣は
吹っ飛ぶ。党は分裂だ」と警告していたわけだが。
　８日の、小沢氏の言動や、渡辺恒雄氏の動きは、その件とも
大きな関わりがあるのではないかと思うｍｅｗなのだった。(@@)

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さらに現政権にノーさんが作った「ＴＨＥ　ＢＬＯＧＧＥＲ」、晴天とら日和さんが
作った「【政権交代】を目指すブログ結集！」をご参照下さい。
　




『民主党の小沢元代表を支持する参議院議員およそ10人が、岡田幹事長に対して、小沢氏の国会招致を断念するよう申し入れた。
民主党の森 裕子参院議員は「今の岡田幹事長の判断は、もう一度お考え直しいただきたいということで、申し入れに来させていただきました」と話した。
また、民主党の谷 亮子参院議員は「なぜ、今なのかという。やはり、小沢先生を支持する多くの議員の皆さまもいらっしゃいますし」と話した。
小沢氏の国会招致をめぐっては、岡田幹事長が一定の結論を出したいとして、7日、輿石参院議員会長に緊急役員会の招集を打診したが、輿石氏は受け入れなかった。
こうした岡田幹事長の動きを受けて、8日、小沢氏を支持する参議院議員およそ10人が、民主党本部を訪れ、岡田幹事長に「小沢氏は、司法の場で判断すると言っているのだから、国会招致は必要ない」として、小沢氏の国会招致を断念するよう申し入れた。
これに対し岡田幹事長は、「どうしても、この問題はクリアしなければいけない」などと述べ、引き続き小沢氏の国会招致を求める考えを伝えた。
その後、岡田幹事長は、官邸で菅首相と会談を行い、小沢氏の国会招致をめぐる問題について協議したものとみられる。＜ ＦＮＮ８日＞』

『臨時国会閉幕後も何かとあわただしい永田町で、豪腕・小沢元代表がにわかに動き出す中、「大連立」を思い出させる動きが出ている。
8日、民主党本部に緊張が走った。
強面で知られる森 裕子議員と柔道元世界王者・谷 亮子議員を筆頭に、猛然と詰め寄った相手は、民主党の岡田幹事長だった。
森議員は「まったく、今やることが違うでしょうと。まったく、今の情勢がわかっていらっしゃらないじゃないかと」と語った。
谷議員は「なぜ、今なのかと。やはり、小沢先生を支持する多くの議員の皆さまもいらっしゃいますし」と話した。
実は、小沢氏の政治とカネの問題をめぐり、国会招致を認めるための臨時役員会を開こうと、岡田幹事長が党幹部に打診していたことが判明した。
これに反対する森議員は、「もう一度、考え直していただきたいと。いろいろとお話をさせていただきましたけれども、どうも(岡田)幹事長は、何か思い込みがあるらしくて」と語った。
一方の岡田幹事長は、そのあと、すぐさま官邸に向かった。
小沢氏に近い民主党幹部は、「緊急役員会なんて開かれない。そんなことをしたら、菅政権は終わりだ。小沢さんのことを出すより、問責の方が先」と話した。
党内対立が激しさを増す中、小沢氏は7日、党内の中堅議員らを集めた。
小沢氏に近い民主党幹部は、「最悪の場合、非常手段を用いなければならない」と話した。
小沢氏が主張する「非常手段」とは。
そんな中、気になる動きも出ている。
読売新聞グループの渡辺恒雄会長が8日、自民党の谷垣総裁と面会した。
谷垣総裁は「この方とお会いして、こうでしたということは、私、プリンシプル(原則)としてしないことにしています」と述べた。
渡辺氏は7日、民主党の鳩山前首相とも面会している。
渡辺氏は、3年前の大連立騒動の仕掛け人の1人ともいわれている人物で、再び大連立を呼びかけた可能性が高いとみられている。 ＜ＦＮＮ８日＞』