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日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガ、反超保守&新自由主義。左右問わず、mew基準で、政治や競馬、スポーツなどについて。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

菅首相が、政治主導で、諫早湾干拓事業訴訟の上告を断念&水門開放を決断。

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最新の記事(10個)のコーナーはヨコの欄に。
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。

  昨日、菅首相が、諫早湾干拓事業の訴訟で、5年間、水門を開く
ことを命じた高裁判決を受け入れ、上告を断念することに決めた
ことを発表した。

 農水省は、当初、最高裁に上告するつもりでいたのだが。菅首相
は、自ら、上告断念を決定。まさに政治主導の判断で、「止まら
ない大型公共事業」の見直しが行なわれることになったわけで、
日本の国政にとっても、画期的な出来事だと言えるだろう。(**)

 97年に、ギロチンとも呼ばれた水門を閉めるシーンをTVの
ニュースで見て、mewは、何か心にズシーンと重いものを感じて
いたのだけど。<ムツゴロウなどがいた干潟が、干からびて行く
映像なども流れていたしね~。(-"-)>

 当時から、現地の人たちを含め、この計画を見直すべきだという
政治家や識者は少なからずいたし。その頃は野党議員だった菅直人
氏もそのひとりとして、反対運動を行なっていたのだが。
 公共事業&利権にまみれていた自民党政権は、そのような声に
耳を傾けることはなかったのだ。(ーー)

 けど、民主党は、政治主導や公共事業の見直し、自然保護を
掲げて来ただけに、ここは政権与党として、その姿勢を
きっちり示すことが大事だと思うし。
 mewは、今回の決断は、政権交代が実現し、民主党政権に
なったこと&野党時代からこの問題に取り組んで来た菅直人氏が
首相になったことのダブルの効果が出たもので、本当に大きな
意味があるのではないかと思っている。"^_^"

* * * * *

『菅直人首相は14日、国営諫早湾干拓事業(長崎県)で潮受け
堤防排水門の5年間の開門を命じた福岡高裁判決について、上告
を断念する方針を固めた。判決は確定し、干拓の事業主体の農林
水産省は2012年度にも長期開門調査を実施、常時開門となる
方向。段階的な開門は認めるという同省の路線を抜本的に転換
する判断だ。

 上告期限は今月20日。菅内閣は17日の閣議で上告断念を
正式決定する。
 それに先立ち鹿野道彦農水相らが16日にも長崎県を訪れ、開門
に反対している中村法道知事らに上告断念の方針を伝える方向だ。

 50年以上前に構想が浮上し「止まらない大型公共事業の典型」
といわれた事業は大きな転換点を迎えた。菅首相は諫早干拓事業を
「公共事業見直しの象徴」と位置づけていた。

 農水省は1年以上の期間をかける長期開門調査を実施する方針を
固めていた。その際には、門の開き具合や開く期間で水量を調節
する段階的な開門方法を採用する考えだった。だが、6日の福岡
高裁判決で命じられた「5年間の常時開門」と異なるため、同省は
上告する方向で検討を続けていた。

 しかし、菅首相は野党時代から諫早湾の干拓問題に強い関心を
示し、何度も現地を視察。02年には「一般国民は誰も干拓事業が
必要とは思っていない。進めたいのは予算を消化して天下り先を
確保している農水省と業者から献金を受けている族議員だけ」と
批判。

 今回の判決後の7日には「私にとっても大変長い間取り組んで
きた問題であり、いろいろな場面が思い出される。判決への対応
を検討していきたい」と記者団に語っていた。最終的には首相が、
「開門調査はするが、開門を命じた判決は受け入れない」という
農水省の方針を受け入れず、上告断念が固まった。<朝日新聞
15日>』

* * * * *

 菅首相は15日、上告断念の理由について『「現地に何度も足を
運んで、私なりの知見を持っていたので総合的に判断した。工事は
完了しているが、開門で海をきれいにしようという高裁の判断は
重い」と述べた。<時事通信15日>』

 また、『諫早干拓事業というのは、いろいろな意味で象徴的な
事業です。農林(水産)省にとっては確か最後の国営干拓事業じゃ
なかったでしょうか。・・・事実上の工事は終わっているわけ
ですね。そういう中で色々な私は歴史的には反省があってもいいん
じゃないかと、こう思っています』とも語っていた。<産経新聞
15日>』

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 諫早湾の干拓事業が、最初に計画されたのは、何と1950年代
だったという。
 当時は、人口増加による食糧増産、そのための農地の拡大の
必要性や、周辺地域の災害防止の目的などもあって、計画が
なされることになったそうなのだが。
 その後、九州南部で勢力を誇っていた自民党の議員や現地の
農業系団体、建設企業、農水省などが中心になって、計画規模が
拡大し、いわゆる大型公共事業の代表格だと言われていた。

 しかもが、年数を経るうちに、米の増産や災害防止の必要性
も低下した上、自然環境の破壊や、漁業、養殖業への悪影響が
懸念され、計画の見直しを求める声も出るようになったのだが。
 既に準備を進めていた<&大きな利権も絡んでいた>自民党
&農水省、地元の自治体、団体の一部が計画の断念や大幅な
見直しを行なうことを認めず。(-"-)

 今、問題になっている八ツ馬ダムなどの大型ダムの建設事業
にも共通するような「走りだしたら止まらない」巨大公共事業
の典型例のような形で、計画が遂行されることに。
 しかし、その後、干潟の自然が破壊されただけでなく、周辺
の潮流が大きく変わって、漁業、のり養殖などの水産業が予想
以上に大きな打撃を受けることになった上、周辺の海の自然体系
にも甚大な被害を及ぼすとの警告もなされており、早期の解決が
求められていたのだ。
 
 さらに、今年にはいって、佐賀地裁、福岡高裁ともに、「中・
長期開門調査に必要とされる5年間の水門の開放」を国に命じる
判決を出しており、これ以上、結論を先送りすることは、決して
望ましいことではなかったように思われる。(**)

* * * * *

 今回の上告断念で、原告側や地元の漁業関係者などは、大きな
喜びをあらわしている。

『◇「歴史的英断に敬意表したい」--原告弁護団
 農水省前で座り込みを続けるなど、上告断念を訴えてきた原告
弁護団の堀良一事務局長は「上告断念を歓迎し、歴史的英断に敬意
を表したい」と菅首相の判断を評価した。また「今後、弁護団と
しても開門方法や時期について柔軟に国と協議していきたい」と
話した。

 ◇農水省前で横断幕
 東京・霞が関の農林水産省前では15日朝から、首都圏在住の
原告支援者ら約20人が「諫早湾の開門を!」と書かれた横断幕を
掲げ、ビラを配布するなど支援活動をしていた。
 菅直人首相の上告断念表明の知らせが入ると、「私たちの頑張り
が『断念』を作り上げた」「(決断を)心から歓迎する」などと
「勝利」を喜び合った。<読売新聞15日>』

* * * * *

 しかし、現実に干拓による農地開発事業が進められていた長崎県
側には不満も多く、長崎県知事はかなり憤慨をしていたという報道
も出ている。<民主党内でも長崎県連は開門に反対の立場。>

『◇長崎知事憤り、佐賀知事喜び
 菅直人首相が諫早湾干拓の開門へとかじを切ったことを受け、
長崎、佐賀両県の知事はそれぞれ緊急会見を開いた。

 開門調査に反対し、国に上告を強く求めていた中村法道知事
は午前11時20分、県庁知事室前で報道陣に「慎重に判断して
ほしいと訴えてきたが、理解されなかったことは非常に残念」と
不満をあらわにした。

 一方、佐賀の古川康知事は午前11時から県庁で臨時会見。
「長い間の有明海再生を巡る問題に大きな一歩がしるされた。
いさかいの歴史に終止符を打つべく決断した菅首相らに敬意と
感謝の念を申し上げたい」と述べ、「10年かかってここまで
来た。切なる願いと思いに政治が応えてくれた」と喜びを語った。
<同上>』

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 実際、水門が解放されれば、干拓地に作られた農地には、損害が
生じるおそれが大きいだけに、菅首相も、その対策や補償の問題
を検討するように農水省に指示を出したという。

 ただ、菅首相の今回の決断は、農水省の上告方針を覆すもの
<農水省はカヤの外?>だっただけに、同省との軋轢が懸念される
部分もある。

『菅首相が「上告断念」を決めたことについて、諫早湾干拓事業を
実施し、上告を主張していた農水省には15日午前、衝撃が走った。

 政治主導で決められた上告断念に、官僚はほとんどカヤの外に
置かれ、同省幹部は「本当か。まったく聞かされていない」と
話した。
 一方、別の幹部は「うちがどう抵抗しようと、国のトップが
決めたらどうしようもない」と冷めた様子で話した。<読売
新聞15日>』
 
 また、マスコミの中には、これらの問題に着目し、批判めいた
報道を行なっているところもあるし。この計画を進めた自民党
などの野党からも批判が出るおそれがあるだけに、果たして一般
国民がどのような受け止め方をするのか、どの程度の支持が
得られるかも、気になるところだ。^^;

<でも、きっと、あの水門を閉めた時の光景を見て、何か
イヤ~な気持ちになったり、「本当に、こんなことを強引に
やる必要があるのかな~」と疑問を抱いたりした人は、
かなりいたはず?!(・・)>

* * * * *

 実のところ、mewは、先週、菅首相が就任半年を迎えたのを
機に、ブログに「あと何ヶ月、首相でいられるかわからないの
だし。ここからは開き直って、菅首相にしかできないようなこと
を、思い切ってやって欲しい」と書くつもりでいて。<本当は、
先週末アップするつもりで、書きかけていたのだけど。>
 その一つの例として、諫早湾干拓事業訴訟の上告断念を挙げ
ようと思っていたのだ。(・・)

 だから、昨日、菅首相が上告断念を決めたとわかった時には、
「よし。よくやった」と、本当に嬉しく感じていた。"^_^"
 何分にも、野党時代に、かなり反対していたことだったので、
ここで、上告を了承したら、ひとりの政治家として悔いが残ると
も思ったし。<逆にマスコミに批判されそうな感じも?^^;>
 決して、間違った決断だとは思わないので、周囲から多少の
批判があったり、苦労があったりしても、首相として大きな
仕事を成したことに誇りをもって、堂々と貫けばいいのではないか
と思っている。(・・)

 これで、何とか新防衛大綱の3つの重要なルール<専守防衛、
集団的自衛権の禁止、武器輸出3原則>も守ることができそう
だし。諫早湾の水門解放にも寄与できたし。
 思わず「もしこれで、普天間基地の辺野古への移設も阻止
できれば、言うことなしなんだけどな~」とつぶやきたくなった
ところもあるのだけど・・・。(^^ゞ

 党内では、小沢派との対立が激化し、菅おろしの動きも
活発化しそうな今日この頃なのだが。
 あとは、野党時代から取り組んで来た&これから力を入れようと
している雇用問題や農業開発をメインにして、「もう後がない」
といういい意味での緊張感や危機感を持って、議員生活の集大成
のつもりで、精力的に頑張って欲しいと願っているmewなの
だった。(@@)

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by mew-run7 | 2010-12-16 04:36 | 民主党、民進党に関して

by mew-run7