小沢の強気と弱気が交錯。双方のトラウマと不信感が募る民主党の対立。
2010年 12月 27日
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前記事のつづきを・・・。
小沢氏は、連合との会合で「次の通常国会、統一地方選に向けて
力を合わせて、菅首相を筆頭に頑張らなければいけない」と語った
そうなのだが。
その割には、12月にはいって、アチコチで菅政権を批判。小沢
信奉の議員なども、その言葉に煽られて、菅首相や執行部への反発
を強めており、が、ますます対立ムードを高まっているところも
ある。(-"-)
ここ何日かだけで見てみても・・・。
まず、23日には、ネット動画のインタビューに応えて、政倫審
出席や菅政権について、このように述べたという。
『インタビューでの小沢氏は終始、上機嫌だった。
「すでに司法の場で論議されようとしている問題を立法府でやるの
では、三権分立の大精神からもとる」
自らの国会招致について、まずは拒否する理由を強調した。
しかし、こうも付け加えた。
「僕が政倫審に出ることで国会の論議がスムーズにいくとか、国民
が選挙で支持してくれるなら喜んで出ますよ。現実には私自身の
問題よりもっと違う大きな問題で、国会運営で野党は言っているの
ではないか」
「もっと違う大きな問題」が、首相の政権運営や仙谷由人官房
長官らの問責決議を念頭に置いているのは明らかだ。
中国漁船衝突事件の船長釈放については「事実上、菅内閣が
命じた。官僚に責任を押しつけるのはよくない」と批判。平成23
年度予算案で昨年の衆院選マニフェスト(政権公約)を変えたこと
にも「現実の壁があったから理想の旗を捨てるんじゃ、何のための
政権交代だか分からない。このままだったら早晩、国民から見放さ
れる。今でもだんだん支持率が…」と語った。(中略)
「(岡田氏は)野党がどう出てくるかという問題ではなく、お前
さん自身の問題だ、という考え方だ」
22日夜に小沢氏と会食したコラムニストの勝谷誠彦氏が、その
際の小沢氏の言葉を有料配信メールに記していた。
「(岡田氏は)柔軟性がない『原理主義者』だったが、政治家に
なれば、寝業ができるように変わっていくだろうと思っていた。
それが『そのままなの』だそうだ」。小沢氏は勝谷氏の前で苦笑
したという。<産経新聞24日>』
多くの新聞やTVが、小沢氏の発言内容を取り上げていたこと
から考えて、この情報が菅首相や岡田幹事長の目or耳に全く
はいらないとは、考えにくいし。
mewは、25日に連合仲介の会合を控えているのに、わざわざ
このような批判を行なうのは、最初っから和解する気がないから
なのかと思ったほどだった。(@@)
* * * * *
ちなみに、26日のラジオでも、『「明治時代のリーダーが
偉かったのは、敵であった佐幕派の連中の中からも人材はどんどん
登用してますね」「トップリーダーに器量と人を見分けるアレが
あった」と、「脱小沢」路線を貫く菅直人首相をけん制するかの
ような発言をした』り、『自身の政治とカネの問題に関しても
「メディアで騒がれるたびに、個人献金者が数百人規模で増えて
いる。昨年も今年も300~400人ずつ増えた」と明らかに』
するなど、菅批判や強気の態度を見せていたのだが。
<スポーツ報知26日>
同時に『「僕にもいろいろ非難が集中している。本当に不正
行為があったならば罰せられなければいけないが、ただ、何となく、
1人を悪者にして、肝心な仕組みや政策は全然改革されないで
終わっている。そこが非常に問題だと思っている」と述べ、現状
に愚痴をこぼした』りもしていたとのこと。<読売新聞26日>
前記事で、mewは菅氏らの非小沢派に、ある種の被害者意識
や小沢氏をおそれる部分があるのではないかと書いたのだが。
小沢氏の中にも、ある種の被害者意識や弱気の部分があるのが
見え隠れするところがある。(-"-)
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20日に菅首相との会談を終えた後、小沢グループの議員と
会合を行なった際にも、こんな話をしていたという。
『民主党の小沢一郎元代表は21日夜、都内で支持議員約20人と
懇談し、自身の国会招致を求める菅直人首相や岡田克也幹事長に
ついて「仲間という感じがしない」と批判した。
出席者によると、招致をめぐって決裂した首相との会談について
「菅さんはずいぶん感情的だった。ああいう菅さんを見たのは
初めてだ。仲間なんだから冷静に話をしようと言ったが、興奮して
いて話にならなかった」と説明。<日刊スポーツ22日>』
『小沢氏は首筋に貼った湿布を見せながら、「首相は感情的に
なっていた。同じ話を1時間半も繰り返され、肩がこった。仲間
に責められるのはつらい」とも漏らしたという。<読売新聞
22日>』
<気持ちはわかるけど。でも、小沢氏がこんなにアチコチで
菅政権を批判したら、向こうも「仲間」だと思えなくなって、
尚更に小沢氏を重用したくないと考えるかも知れない・・・
とは思わないのかな?(-"-)>
* * * * *
そう言えば、小沢派の原口一博氏総務大臣が以前、こんな発言を
していたことがある。
『原口一博総務相は26日、都内で開かれた民主党所属衆院議員
の会合で、小沢一郎前幹事長について「時々、自分のチームを信じ
られなくなる。これは1年半に1回ぐらい来る。ぼくは心理学が
専門だが、小沢氏はトラウマか何かを持っている」と分析して
みせた。離党や分裂、解党を繰り返してきた小沢氏の政治行動に
対して警戒感を示したものだ。
さらに「構想力をみるとこんなにすごい人物はない。パラダイム
を変える力を持った人は誰であろうが力を得るべきだ」と小沢氏を
評価したが、その一方で「(小沢氏が振り下ろす)大ナタが間違う
と、ぼくらの仲間の上にも来る。それはちゃんとブロックしておき
たい」と指摘した。<産経新聞7月26日>』
ちなみに原口氏は、東大文学部心理学科卒。松下政経塾出身で、
地元・佐賀で県会議員を経て、93年に自民党から総選挙に出馬
するも落選。
その後、自民党を離党した小沢氏らが作った新生党に入党し、
新進党の結党に参加。96年に同党から出馬して、ようやく初当選
を果たしたのだが。98年に新進党を解党したことから、民主党に
はいることになったのだが。
岡田幹事長もそうなのだが、当時、小沢氏を慕っていた若い議員
の中には、小沢氏が新進党を突然、解党したことに大きなショック
を受けて、ある種のトラウマを抱いている人が少なくない。(・・)
* * * * *
ただ、逆に小沢氏の方も、自民党時代から、周囲とうまく付き
合ったり、コミュニケーションをとったりするのが、苦手だった
とのこと。<本人が、以前、取材でそう言っていた。>
そして、たぶん、自分が思う通りに、周囲の人が動いてくれな
かったり、物事が進まなかったりすると、裏切られたような気が
して、怒りを覚えたり、哀しくなったりするところもあるように
も見える。(~_~;)
本人は、「党や国のためによかれ」と信じてやっているの
だろうけど。周囲の者がみんな、それを全面的に理解&支持して
くれない場合もあるのは、ある意味では自然なことなのだが。
小沢氏は、そうなると周囲への不信感が強くなって、相手を
切ってしまったり、自分が思うような形の政治活動を行なえる環境
を求めて、離党したり、解党&新党結成、連立&離脱などを繰り
返し。それで、行きついたのが、純化された小沢信奉者がそろった
自由党だったのだ。(・・)
゙
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ただ、自由党は、本人いわく「理念はいいけど、数が集まらず、
政権をとれない」ので、政権交代実現を目指して、03年に民主党
と合併。06年には代表になって、09年には政権交代を実現し、
ここからは、自分のペースで政権運営ができるものと思っていたの
かも知れないのだけど。
おそらくは小沢氏をジャマに思う自民党や官僚、米国などが
バックについた検察やマスコミが、強引に小沢氏を捜査したり、
小沢叩きを行なったため、代表や幹事長を辞任せざるを得なく
なって、政権与党の実権が握れず。
、党内では、小沢氏の圧政に反感を抱いていた勢力が、「脱・小沢」
の逆襲をはかろうとしていて。
小沢氏としては、今回もまた裏切られた気分になって、怒りや
哀しみを抱いている部分があるのかも知れない。(~_~;)
* * * * *
ここが困ったところで、小沢氏にとって信頼できる「仲間」と
いうのは、昔の自民党の派閥の長と所属議員の関係のように、
子分は親分の考えにほぼ100%賛成して、何があってもついて
行く、その代わり、親分は、選挙や資金などで懸命に子分の面倒を
見るというイメージが、まだ強く残っているところがあるように
思うのだけど。
非小沢派の民主党の議員は、そういう派閥っぽい主従&仲間関係
がイヤで、民主党を作った&選んだところがあるので、同じような
「仲間」意識を共有しにくいところがあるし。お互いに、なかなか
信頼し得ないところがあるのだ。(~_~;)
* * * * *
政倫審出席の問題も、小沢派の議員や支持者の中には、まるで
菅執行部が、小沢排除のために持ち出した話のように言っている
人がいるのだけど。
この問題は、今に始まったことではなくて。野党やメディアは、
今春から、小沢氏の国会招致を強く求めていて。小沢氏も、5月
頃には、政倫審に出席する意向を示していたのである。
<当時は、民主党の支持率が激減。参院選対策のためにも、鳩山
前首相も、小沢氏の国会での説明を望んでいるところがあった。>
それで、mewも、民主党のためにも、小沢氏が国民から理解や
支持を得られるようにするためにも、早くそうした方がいいと
思って。5月に『小沢の政倫審は、公開した方がいい。&国民は、
まず、容疑事実を把握して欲しい。』なんて記事を書いたぐらい
なのだけど。(・・)
<この間も、居酒屋談義で、「5月にやっておけば、幹事長辞任
もせずに済んだかも知れないし。参院選にもプラスだったし。復権
もしやすかったし、今頃、こんな騒動にならなかった可能性が高い
のに」と何人かで意見が一致したのよね。(-"-)>
まあ、今は、小沢氏が強制起訴されることが決まっている分、
その時と状況が異なっている部分はあるのだけど。
「司法の場に移ったから、出席できない」と拒否し続けるなら
まだ理解できるのだが。上述のように、条件次第では、喜んで
出るなどと発言すると、「だったら、まず、出てよ」「司法の場
に移ったらダメというのと、筋が通っていない」という人たち
も出現して、党内が混乱を呼ぶことにもなりかねないわけで。
何かそこら辺も、発言がブキっちょというか。<だから、公の
場で話すのがイヤなのだろうけど。>
ますますお互いに不信感を募らせることにつながるだけに、
「何だかな~」と思ってしまうとこがある。(ーー)
ちょっと時間がなくなったので、またハンパで終わって
しまって申し訳ないのだが・・・。
双方の強気と弱気が交錯し、基本的な政治活動に関する考えや
仲間意識などのすれ違いも大きくなっている今日この頃。
もし今日の党役員会で、菅執行部が強引にコトを運べば、
もはや両者の信頼関係が回復する見込みはなくなるかも知れない
な~と憂いているmewなのだった。(@@)
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