小沢が会見で、政倫審出席の意思を表示(声明文全文)+その背景は?
2010年 12月 28日
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*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。
28日の午後、小沢一郎氏が記者会見を開き、政倫審に出席する
意向を示した。
まだ27日の党役員会のことを書いていないので、記事の順序が
逆になってしまうのだが。(^^ゞ
現段階で、報じられることをアップしておきたい。
そして、決して意に沿うことではなかったと思うのだが。<と
いうか、本当はめっちゃイヤだったと察するのだが。>
条件つきながらも、政倫審出席の意向を表明した小沢一郎氏の
オトナの政治家の判断&英断を高く評価すると共に、敬意を表し
たいと思う。(・・)
* * * * *
午後2時から行なわれた記者会見で、小沢氏は、最初に「挙党
一致で『国民の生活が第一。』の政治を実現するために」という
声明文を読み上げた。
まず、その声明文全文をアップする。
『私はこれまで、菅(直人)代表及び岡田(克也)幹事長から、
自発的に政治倫理審査会へ出席するよう要請を受けてまいりました。
それに対し、私は、政治資金に関する問題はすでに具体的な司法
手続きに入っており、三権分立や基本的人権の尊重という憲法上の
原理原則からいえば、立法府の機関である政倫審に出席する合理的
な理由はない、ただ、私が政倫審に出ることで、国会運営が円滑に
進められ、あるいは、選挙戦においても国民の皆様の支持を取り
戻すことができるということであれば、政倫審に出席することも
やぶさかでないと、繰り返し表明してまいりました。
そうした中で、先般、民主党の最大の支持母体である連合から、
挙党一致の体制で難局を乗り越えるよう、強い要請を受けました。
また、国民の皆様、同志の皆様にも、多大なご心配をおかけして
いることを、大変申し訳なく思っております。これらのことを
総合的に考え、私は政治家の判断として、来年の常会において、
政倫審に自ら出席することを決意致しました。
具体的に申し上げます。
第一点目として、常会において私が政倫審に出席しなければ国会
審議が開始されないという場合、すなわち、私が出席することに
より、予算案の審議をはじめ、国会の審議が円滑に進められると
いうことであれば、常会の冒頭にも出席し、説明したいと思います。
第二点目は、私が政倫審に出席するかどうかということが、国会
審議を開始するための主たる条件ではないということであれば、
国民の生活に最も関連の深い予算案の審議に全力で取り組み、その
一日も早い成立を図らなければなりません。したがって、私はこの
場合には、予算成立の後速やかに政倫審に出席したいと考えており
ます。
平成22年12月28日 衆院議員 小沢一郎
<産経新聞28日>』
* * * * *
また、小沢氏は、その後、記者からの質問にこたえて、この
ような話をしたという。
『民主党の小沢一郎元代表は28日午後の記者会見で、仙谷由人官房
長官や執行部内から1月にも予想される強制起訴を受けて自発的な
離党を促す発言が上がっていることに関して「執行部内の発言は
直接、聞いていないのでコメントしない」と述べるにとどめた。
衆院政治倫理審査会への出席を決めた理由については「『国民の
生活が第1』という政治の実現に向けて自ら進んで決断するのが、
それに資するのではないか」と語った。<日経28日>』
『自らが強制起訴された際の離党問題について、「まだ起訴も
されないのに、起訴されたらどうするのかといわれても返答しよう
がない」と述べた。<産経新聞28日>』
* * * * *
昨日は、党の役員会で、小沢氏に自発的な政倫審出席を要望
する決定がなされたのだが。小沢氏にしてみれば、菅執行部が
決めたことに従うとは(クチが裂けても?)言いたくないという
気持ちがあるかも知れない。^^;
実際に、そのことは自らは一言も触れず、記者からの質問にも
「執行部内の発言は直接、聞いていないのでコメントしない」と
こたえていた。(・・)
ただ、昨日の役員会で、菅ー岡田陣営の提案に大反発を示すの
ではないかと思われていた小沢氏の側近・輿石参員会長が、岡田
幹事長の提案に賛同。<菅ー岡田側も、当初言われていたよりは、
1~2歩下がる形で結論を出したしね。>
「通常国会までに小沢氏に出てきてもらうように努力する。(通常
国会までに政倫審出席に関する議決するとした)岡田氏の提案で
いいのではないか」と発言したとの報道が出ていたことから、
「あれ、もしかしたら、小沢氏側は歩み寄ることも考えているの
かしらん?」と思ったりもしていたのだが。
そうしたら、今日の午後になって、小沢氏が政倫審出席の意向を
鳩山前首相に伝えたという報道が出て、「お~っ」という感じに
なったのだった。(・o・)
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小沢氏は、政倫審出席を決めた理由として、民主党の最大の
支持母体である連合から、挙党一致の体制で難局を乗り越える
よう、強い要請を受けたことを挙げていたのだけど。
実際のところ、25日の会合はもの別れに終わったものの、
連合の働きかけはかなり大きかったように思う。(**)
『連合仲介の会合も平行線&権力争いムードが激化する中、
今日、党の役員会が。』という記事にも書いたのだが。
連合は民主党にとって最大の支持基盤だし、安定した党運営や
来春の統一地方選の準備をするためには、また党内で実権を握る
には、連合の支援が不可欠であることは間違いない。(・・)
それゆえ、もし小沢氏やそのグループの議員が、みんなで離党を
することなく、今後も民主党内で活動して行くことを考えるので
あれば、またいずれ党内の実権を握ることを考えているのであれば
尚更、できるだけ連合側の要請を尊重した方がいいということに
なる。(**)
* * * * *
mewは、小沢氏自身は、最悪の場合は、自ら離党することも
覚悟しているのではないかと思うところがある。
<『小沢氏は起訴議決の直後、周囲にこう弱音を漏らしたという。
「おれもオヤジ(田中氏)のように(離党)した方がいいのかな」
<産経新聞10月8日>』・・・なんて記事もあった。>
<意地悪なメディアの中には、小沢氏が政界の師&父である田中
角栄氏や金丸信氏のように、ひとりで離党して、外部から小沢派
の議員を操るのではないかと書いているところもあったけど。(-"-)>
ただ、『小沢の離党&新党結成の可能性は?・・・』という記事
にも書いたように、今、離党しても、他党との連携や政権奪回の
道など今後の展望が見えづらいところがあるし。
小沢氏は、昨日の夜、同氏を支持する議員との会合で、「下手
したら解散があるかもしれない。心しておけ」と警告したよう
なのだが。
小沢氏は離党しても、無所属でも何でも、ひとりの政治家
としてやって行けるけど。
小沢グループの議員たちは、新人や当選3回以下の若手が多い
だけに、民主党の組織や支援団体を離れては、選挙になった時に
かなり厳しい戦いを強いられるのは目に見えているだけに、ここは
ぐっとこらえて、しばらく様子を見る方がいいと思ったのかも
知れない。(・・)
<先週だったか、どこかの新聞に、新人議員たちが、地元で
小沢氏の国会招致についてきかれて、困っているという話が
出ていたのだけど。
自分も年またぎでアレコレ言われるのはいい気がしないし。
年末年始で帰省する議員たちのことを配慮した可能性もある
かな~と思うとこもあった。>
菅首相はもう、一歩も後ろに引けない崖っぷちの状況にある
だけに、小沢氏も前に進めば、正面衝突は避けられないし。下手
すれば、両者がケガをしたり、民主党丸が沈んだりすることになり
かねない。(~_~;)
でも、そこは政治戦略では、政界№1の小沢氏ゆえ、ここは一歩
引いておいて、諸状況を見極めて、次の進むべき道を決めようと
しているのではないかと察する。(**)
* * * * *
ただ、今後のことは、また改めて書きたいと思うけど。
野党の中には、小沢氏の政倫審出席と国会審議は関係ない
とか、証人喚問でなければ国会審議に応じないと主張している
ところもあるので、今回の小沢氏の決断があっても、国会運営が
スムーズに行くとは限らないというのが実情だ。(-"-)
また、これで、小沢氏は、菅陣営にボールを投げたことに
なるわけで。菅首相は、小沢氏側が主張する仙谷官房長官を外す
ことを含め、小沢・鳩山陣営を重用する形の内閣・執行部改造を
行なうのかどうか、プレッシャーをかけられることにもなるし。
<追記・関連記事*1>
今後、挙党一致の努力をする気があるのか、小沢陣営だけで
なく、連合などの支持者&団体や、ひいては国民にもチェック
される立場になる。
菅首相が、果たして、ここからオトナの政治家としての判断
ができるのかどうか、しっかりとウォッチしたいと思っている
mewなのだった。(@@)
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『「首相は追い詰められた」=親小沢議員らが意見交換
時事通信 12月28日(火)22時22分配信
民主党の小沢一郎元代表に近い樽床伸二前国対委員長、細野豪志前幹事長代理らが28日夜、都内で集まり、小沢氏による衆院政治倫理審査会出席の意向表明を受けた今後の政治状況について意見交換した。
小沢氏が通常国会の円滑審議を政倫審出席の条件として、問責決議を受けた仙谷由人官房長官らの辞任を事実上要求したことを踏まえ、「ボールは菅直人首相にある。首相は追い詰められた」との意見が出た。一方、輿石東参院議員会長は「3月に2011年度予算案を通すため、とにかく首相を支えろ」と発言した。
会合には松本剛明外務副大臣、松井孝治前官房副長官らも出席した。 』