今週の民主党は、両院総会、党大会と大きなヤマ場が。最大の焦点は、強制起訴&離党勧告か?
2011年 01月 10日
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*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。
今週は、民主党政権にとって、と~っても大事な1週間になる
だろう。
しかも、一触即発ムードをはらんでいるだけに、毎日がハラハラ
ドキドキの日々になりそうな感じもある。(@@)
というわけで、今回の記事では、できるだけ客観的に、今後の
展望やmewが注目している点について書いてみたい。(・・)
まず、明日11日には、小沢派(一新会など)が会合を、翌12
日には、両院議員総会が開かれる予定になっている。
そして、13日には、全国から地方支部の代表なども集まって、
年1回の党大会が行なわれる。
その後、14日~17日ぐらいの間に、菅首相が内閣&執行部
の断行すると見られている。(**)
菅陣営は、総会&党大会で、多少、批判が出ることも覚悟した
上で、それをガス抜きの場にして、その後の内閣改造&通常国会の
準備に全力を尽くしたいと考えている様子。(・・)
ただ、小沢派の議員たちは、11日の会合で、今後、どのような
対応をして行くかを決めると言われているのだが。
ここで対立ムードが高まれば、12日の両院議員総会で、菅内閣
や執行部への批判が噴出して、荒れる総会になるおそれがあるし。
それと連動する形で、13日の党大会でも、各地区の代表の不満が
爆発する可能性も否定できないし。
下手すれば、そこから党分裂含みの戦いが加速して、国政や通常
国会の運営にも支障をきたすおそれもあるだけに、この何日かが
一つの大きなヤマ場になりそうだ。(~_~;)
また、菅首相が、新しい内閣や執行部にどのようなメンバーを
選ぶのか、果たして、小沢&鳩山側が昨夏から強く求めている仙谷
官房長官の更迭を実行するのか、また小沢&鳩山氏に近しい議員を
どのように処遇するのかも、その後の小沢派の動きに大きな影響を
与えることは間違いないだろう。(ーー)
* * * * *
しかも、そこに小沢氏の政倫審の出席や強制起訴、離党や議員
辞職の勧告の問題も絡んで来るため、話がますます複雑になって
来そうなところがある。(@@)
小沢派の議員や支持者の中には、両院議員総会や党大会で、
小沢派が決起することに期待を寄せている人もいるようなのだが。
mewは、おそらく小沢氏側は、すぐには大きな動きをせず、
菅陣営が政倫審等や離党勧告などに関してどのような対応をする
のかをしばらく様子を見ながら、今後の動き方を決めるのでは
ないかと考えている。(・・)
<以前にも書いたが、小沢氏は今、グループで離党することは
考えていない様子。当分の間は時間を稼いで、党内で鳩山氏と
共に実権奪回を目指すと共に、その後の政界再編を考えている
のではないかと思われる。>
* * * * *
政倫審に関して言えば、先週、岡田幹事長が、小沢一郎氏の
事務所に、今週中に政倫審開催を申し出るように要請したと
報じられていた。
政倫審は、議員が自ら委員会側に申し出るか、委員会で議決を
行なうことによって開催されるのだが。岡田幹事長は、小沢氏が
自ら委員会に開催を申し出て、通常国会前に同審査会が行なわれる
ことを求めている。
小沢氏側からは、まだ何の返答がないようなのだが。もし今週中
に小沢氏が自ら開催の申し出をしなかった場合or自ら申し出をする
方法を拒んだ場合は、岡田幹事長は来週早々にも、委員会で政倫審
開催の議決を行なう予定でいるとのこと。
また、小沢氏がその議決に応じない場合には、離党勧告も
辞さない構えであるという。(-"-)
小沢氏は、昨年末、政倫審の出席に応じるとの会見を行なって
いるものの、もし岡田幹事長が強引にコトを進めようとすれば、
本人や周辺の議員が反発を示す可能性が大きいだけに、この1~2
週間の両者の駆け引きが気になるところだ。^^;
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また、一部メディアでは、小沢氏の強制起訴が今週中に(もし
かしたら党大会の前or当日?)に行なわれるか、政倫審開催の前に
行なわれるのではないかという観測も流れている。(・o・)
mewは、検察役の指定弁護士は、最初の段階から、政治的に
影響を与えるようなことをするのは好まないと思うので、さすがに
党大会にはぶつけて来ないのではないかと見ているのだけど。
一部のメディアや小沢支持の議員や、ブロガーなどの中には、
菅政権(特に、仙谷官房長官&法務大臣?)が検察役の弁護士と
つながっていて、早い時期に強制起訴をさせるのではないかと
考えている人もいるようだ。^^;
<日刊ゲンダイは8日付けで『指定弁護士が方針転換 小沢
「来週にも強制起訴」は謀略か』を掲載。また、9日付けの
1面のタイトルは、『菅 小沢起訴 悪用』だった。(~_~;)>
メディアの中には、もし政倫審の開催の前に強制起訴が
行なれた場合、小沢氏がそのことを理由に、政倫審への出席を拒む
のではないかという見方も出ているのだが。その場合、やはり、
小沢氏の離党勧告の問題が生じることになる。(-_-;)
* * * * *
さらに、小沢氏が強制起訴をされた場合の、小沢氏の処遇が
どうなるかという点についても注目が集まっている。(**)
党執行部の中には、小沢氏が強制起訴をされた場合、小沢氏に
自発的に離党や議員辞職をすることを求めるべきだとか、党として
離党や議員辞職を勧告すべきだという声も根強くあるようだ。(ーー)
菅首相も、4日の年頭の会見で、小沢氏が強制起訴された場合、
自ら出処進退を明らかにすべきだと発言。記者の「議員辞職を
示すのか」との質問に、「そういうことも含めて」と答えている。
<関連記事・『菅の年頭「暴言」で、小沢派の対立が激化&党分裂
も促進か?』>
* * * * *
この菅首相の暴言には、mewも呆れたし。^^;
鳩山前首相も、早速「他のかたがとやかく申すべきではない」と
反論。また菅首相が連携を協議している社民党の福島党首も「衆院
政治倫理審査会で小沢氏の発言を聞いていないにもかかわらず、
すぐに出処進退の話をするのはあまりに先走り過ぎている」と批判
していた。(発言部分、産経新聞5日より)
<もしかしたら、菅夫人の伸子さんも、何か指摘したのではない
かな~と思ったりもする。^^;>
菅首相も、そのような声を受けて、さすがにマズイと思ったのか、
5日のTV出演の時には、「政治家は本来、国民の声で行動を
決めるから、しっかりとした判断をされるだろう」という表現に
変えて、『小沢氏が自ら判断しない場合、民主党として離党勧告
や除名などの処分を検討するかどうかは「万が一のことは考えて
いない。ご本人が考えているだろう。そうあるべきだ」と述べる
にとどめ』ることに。<『』内は、日経5日より>
また、小沢氏の側近の輿石参院会長は、「首相の発言が党内の
亀裂を拡大しないよう、しっかりやっていくのが私の使命だ」と
述べて、党内融和に努める考えを示し、コトを荒立てまいとする
姿勢が見えたため、激突モードにはならずに済んだのだが。
<発言部分は、時事通信4日より>
実際のところ、小沢氏サイドの議員は、この菅首相の発言に
対して、かなり不満を募らせていることだろう。(-"-)
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非小沢陣営が、小沢氏に離党を求める根拠にして挙げているのが
昨年2月、小沢氏の元秘書の石川知裕衆院議員が東京地検に起訴を
された時に、自発的に離党しており、当時、党幹事長だった小沢氏
が、その離党を評価し、届けを受理しているという事実だ。(・・)
この辺りのことは、『TBSの石川現金授受の目撃報道に疑問符
+民主も石川を「とかげの尻尾切り」するのか?』『石川離党は、
小沢ではなく民主党の意向では?』などの記事にも書いたのだが。
石川氏は、起訴&保釈をされた当初、離党も議員辞職もしないと
明言していたのだが。にわずか数日で、考えを変えて、離党届を
出した&小沢幹事長(当時)が慰留することもなく受理。
小沢氏が『党本部で記者団に「本人の決断だ。党をはじめ皆さん
にこれ以上迷惑をかけたくない気持ちだと思うので、素直に受理
した。本人のけじめであることは間違いない」と述べ、この問題
に区切りがつくことに期待感を示した』と報じられていた。
<産経新聞10年2月11日>
それゆえ、民主党の執行部や、小沢幹事長氏orその側近が、
石川氏の離党を求めたのではないかという見方が出ていたの
だが。<ちなみに、石川氏は、小沢氏の関与を強く否定。>
仮に小沢氏が指示したものではないとしても、幹事長と
して党&国会運営を行なう上で、石川氏の離党には、救われた
部分があったことは事実ではないかと思われる。(・・)
<この頃、mewは、無罪を主張し、党を離れるつもりもなかった
石川氏を、あたかもトカゲの尻尾切りをするがごとく離党させる
ことに、大きな疑問を覚えていたし。知人と「万一、小沢氏が将来、
起訴されるようなことがあった場合、不利に働くのではないか」
と懸念していたりもしたのだけど。^^;>
もし小沢氏が強制起訴をされた場合、この石川氏の話を持ち
出されて、党のことを考えて&けじめをつけるために、自ら離党
すべきではないかという意見が、党の内外やメディアから出る
ことは避けられないところだろう。(-"-)
* * * * *
ただ、小沢氏は、7日に鳩山前首相や輿石参院会長と会合を
行ない、強制起訴をされても、離党しない方針を確認したという。
『民主党の鳩山前首相、小沢一郎元代表、輿石東参院議員会長は
7日夜、東京都内のホテルで約2時間、会談した。
菅首相が小沢氏に対し、強制起訴された場合には自発的な離党
など進退の判断を求めていることについて、離党などは不要との
認識で一致した。(中略)
3氏は、検察による起訴と、検察審査会の議決に基づく強制起訴
とでは、重みが違うとの見方でも一致したという。<読売新聞
7日>』
* * * * *
mew個人は、そもそも小沢氏に対する検察の強制捜査が
行なわれたこと自体がおかしいと思っている上、こんな軽微な
形式犯で起訴することにも問題があると考えているので、今回の
検察審査会の議決による強制起訴には、大きな疑問を覚えており、
小沢氏側の主張には、かなり共感できるところがあるのだけど。
<あの小沢氏の事件に関する2つの起訴議決文や、他の強制起訴
された事件の状況などを見ると、尚更に。(・・)>
ただ、小沢氏のことはヨコに置くとして、一般論として考えた時
に、検察審査会の議決による強制起訴を、検察による起訴と別異の
ものとして扱ったり、審査会の議決は検察の判断より一段軽いもの
<重みのないもの>として見ることが、果たして妥当なことor
望ましいことなのかどうかは、見解が分かれるところだろう。^^;
実際、もし民主党の執行部が、検察審査会の議決を軽いものだと
認めたら、政府与党が、国会で法律として決めた検察審査会の強制
起訴の制度を、軽視or否定することにもつながりかねないだけに、
その理由付けは採用しにくいところがあるようにも思える。(-"-)
ましてや、この小沢外しのチャンスを逃すまいと思う役員が
少なからず存在するとなれば、2つの起訴を別異に扱うべきでは
ないとして、離党勧告まで踏み込むことを考える可能性は否定
できないだろう。(ーー)
そうなった場合、小沢派がどのような形で反撃に出るのか、そこ
が一つの焦点になるように思うし。
最終的には、この強制起訴&離党の問題が現実化した時に、
民主党が大きな岐路を迎えることになるのではないかな~と思って
いるmewなのだった。(@@)
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ぶいっちゃんの「らんきーブログ」、iiyumeさんの「とりあえず書いて
みようか」も必見!(**)
kimeraさんも「kimekime25」で吼えているです。
さらに現政権にノーさんが作った「THE BLOGGER」、晴天とら日和さんが
作った「【政権交代】を目指すブログ結集!」をご参照下さい。
『 民主党の小沢一郎元代表の国会招致問題で、岡田克也幹事長が小沢氏側に対し、9日からの週に衆院政治倫理審査会への出席を自ら申し出て、弁明の手続きに入るよう要求していたことが8日、分かった。岡田氏は、小沢氏が申し出ない場合、政倫審の委員による議決に踏み切る考えも伝達。小沢氏の対応が焦点となる。
民主党関係者によると、岡田氏は7日、党職員を通じて小沢氏の事務所にこうした考えを電話で伝えた。小沢氏の「政治とカネ」の問題について菅直人首相は「国会での説明が本人にとっても民主党にとっても必要だ」としており、党執行部は28日召集で調整している通常国会前に小沢氏招致を実現させる方針だ。
小沢氏は先月28日、自発的に政倫審に出席する意向を表明したが、時期は通常国会冒頭か2011年度予算案の成立後とした。その後、小沢氏は「出席に条件は付けていない」との考えを執行部側に伝えたものの、自らの政倫審出席により野党が国会運営に協力することが前提、との基本的な立場は変えていないとみられる。岡田氏の要請に対し、小沢氏が応じるかは不透明だ。(時事通信・2011/01/08)』