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小沢秘書の聴取で、検察が不正手段か?&調書は小沢起訴議決の証拠&裁判にも影響+政倫審

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最新の記事(10個)のコーナーはヨコの欄に。
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。

 最初に、小沢氏の政倫審に関する情報を少しだけ。

 小沢一郎氏は14日、同氏の側近で政倫審幹事を務める川内博史
議員を通じて、衆院政治倫理審査会の土肥隆一会長に対し、審査会
に出席する旨の文書を提出した。(・・)

 ただ、岡田幹事長が今週中に、審査会に、自ら政倫審開催の
申し出をして欲しいと要請したのに対して、小沢氏は、開催の
申し出は行なわず。
 しかも、提出した文書には、政倫審出席の時期について、
24日召集の通常国会冒頭から(3月の)予算案成立後まで
幅を持たせている上、審査申し出のタイミングに関して「自由意思
に基づき行うべきもので、他者の指示・命令により強要される性質
のものではない」などと記されていたとのこと。^^;

 それゆえ、土肥会長は岡田幹事長と、小沢氏の政倫審開催の議決
や出席の時期に関して、協議をすることになったようだ。(・・)
<関連記事は、*1に>

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~
 
 ところで、昨日、小沢氏&元秘書の石川氏に対する捜査に関して、
チョット驚くようなニュースが出ていた。

 東京地検特捜部が、小沢氏の元秘書だった石川知裕氏(衆院議員)
に対して、自白を誘導するような(騙すような?)取り調べをして
いた可能性があるというのだ。(゚Д゚)

 もし問題のある取調べが行なわれていたとしたら、石川氏自身の
刑事裁判の中で、本人の供述証拠の有効性や信用性を争う根拠にも
なると思うのだけど。

 その不正な手段でとられた供述の調書が、もしかしたら小沢氏に
関する検察審査会の審査に大きな影響を与えた可能性があるわけで。
そうなると、検察審査会の審査&議決の有効性にも、疑問が
呈されることになるし。小沢氏の裁判にも大きな影響を与える
可能性が高いのではないかと思われる。(**)

* * * * *

『小沢一郎民主党元代表の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治
資金規正法違反事件で、東京地検特捜部が検察審査会の起訴相当
議決後、元秘書の衆院議員石川知裕被告(37)を再聴取した際、
「検察と小沢さんの利害は共通している。小沢さんを不起訴にする
には、前と同じ供述にした方がいい」などと、自白を迫る誘導的な
取り調べをしていたことが14日、関係者の話で分かった。
 石川被告が聴取内容を録音しており、同被告側は公判前整理
手続きで、書面化したやりとりを証拠申請した。

 東京第5検察審査会は昨年4月、小沢氏を起訴相当と議決。
関係者によると、議決を受けた再捜査の一環として特捜部は、
同5月17日に石川被告から再聴取した。石川被告は持参した
ICレコーダーでひそかに録音していた。

 石川被告は捜査段階で、「小沢氏に虚偽記載を報告し、了承を
得た」と供述していた。供述を翻そうとした石川被告に対し、検事
は「勾留中の調書と供述を変えることは、小沢さんの検察審査会の
処理に悪影響を及ぼす。この点については、検察と小沢さんの利害
は共通だ。前と同じにした方がいい」などと、誘導的な取り調べを
したという。<時事通信15日>』

<朝日新聞(*2)によれば、『検事が「(勾留中と)違う供述を
すると、検察審査会の印象が悪くなる」などと捜査段階の供述を
維持するよう迫った』『供述調書と異なる内容を語ると、「それ
じゃ上が納得しない」「違う供述をすると小沢さんも不利になる」
という趣旨のことを検事に言われた』という。
 追記・毎日新聞にさらに詳細な記事が。*3にアップ。>

* * * * *

 東京第5審査会は、昨年4月に、1回目の沢氏に対して起訴相当
の議決を出しているのだが。
 実は、そのような判断をした直接証拠の一つに、「石川議員の
04年分の収支報告書を提出する前に小沢氏に報告・相談等した旨
の供述」を挙げているのだ。
<『検察審査会のあり方&問題点・・・刑事手続で、庶民感情を
優先させるのは、アブナイ
』のMORE部分の「議決要旨」参照>

 上の記事に『石川被告は捜査段階で、「小沢氏に虚偽記載を報告
し、了承を得た」と供述していた』とあるが。
 おそらく、石川氏が1月に逮捕された後の捜査で、そのような
供述をしたという調書が作成されており、検察審査会のメンバーが
その調書に書かれた事実を、起訴相当と判断をする際の大きな
根拠にしたのだろう。(-"-)

 ただ、1月の捜査当時も書いたように、石川氏に対する検察の
取り調べのやり方は、かなり厳しく強引なものだったと言われて
おり、石川氏は、1月にとられた供述調書には、自分の意に反した
ことや表現で、供述させられているおそれが高いのである。(ーー)

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

長いので、チョットお休みタイム。( ^^) _旦~~so-cha o douzo!
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☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆
 

 ちなみに石川氏自身は2月に起訴処分を受け、保釈をされている
ので、本人に対する取調べは、特別な事情がない限り、それ以上
行なわれることはないのだけど。

 石川氏が、5月にもう一度、東京地検の特捜部に聴取を受ける
ことになったのは、東京第5検察審査会が、4月に小沢氏に起訴
相当の議決を出したため、特捜部がそれを受けて、小沢氏の再捜査
を行なうことになったためだ。(・・)

 そして、もし石川氏がこの再聴取で、前に作成した供述調書に
記された内容を否定して、異なった内容の供述調書を作成して
いたら、自分の裁判にも有利に働いたかも知れないし。小沢氏の
2度目の検察審査会の議決も違うものになっていた可能性が
あるのだ。(**)

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 東京地検特捜部は、検察審査会が小沢氏に1回目の起訴相当の
議決を出したことを受けて、もう一度、捜査をして、起訴するか
どうかの処分を決めなければならない。
 そこで、特捜部は5月15日に、小沢氏本人に3回目の事情聴取
を行なっていたのだが。17日には、石川氏にも聴取を行なって
いたようだ。

 そして、その聴取の際、石川氏が以前の供述を変えようとした
ところ、「勾留中の調書と供述を変えることは、小沢さんの検察
審査会の処理に悪影響を及ぼす」「小沢氏に不利になる」として、
供述を変えないように誘導されたというのである。(ーー)

 石川氏としても、以前の供述を否定したいと思ったとしても、
小沢氏に不利になると言われたら、検察側の言うことに従った方が
いいのではないかと思ってしまうのも止むを得ないだろう。(・・)

* * * * *

 そして、実際のところ、東京地検は、5月21日に、小沢氏に
対して2度目の不起訴処分を出したのだが。
 それを受けて、東京第5検察審査会が、2度目の審査を行なう
ことになり、結局、9月に2度目の起訴相当の議決を出し、小沢氏
が強制起訴をされることになったのである。(-"-)

 しかも、この検察審査会の2度目の議決でも、石川氏の供述が
起訴相当の議決の根拠として挙げられているのだ。(**)

 コチラに「東京第5検察審査会の議決要旨(全文)」をアップ
したのだが。
『再捜査において、検察官から小沢氏に不利となる報告・相談など
を認める供述をした理由を聞かれ、合理的に説明し再捜査前の供述
を維持していることなどから、前記石川被告の供述には信用性が
認められる』として、石川氏が再捜査で、小沢氏の関与を認める
供述を維持したことを、供述の信用性の根拠に挙げている。(・o・)

<確かに、期間を置いて、2度、同じ供述をしたら、信用性が
高いと思う人が多いのではないだろうか?(・・)>

* * * * *

 東京地検の特捜部にしてみれば、もし石川氏が再捜査で供述を
変えた場合、石川氏の公判で検察に不利に働く可能性があると。
また、小沢氏の検察審査会の審査では、小沢氏に有利に働く可能性
があると考えて、石川氏が以前と供述を変えないように、小沢氏に
不利になるという話をして、<ある意味では、石川氏を騙して>
自分たちの思うような供述を誘導したおそれがあるのだ。(ーー)

 仮に、特捜部の検事は、小沢氏の検察審査会の審査に影響を
及ぼすことまで考えていなかったとしても、上の議決要旨にも
あるように、石川氏の5月の供述が、2度目の起訴議決に大きな
影響を与えていることは明らかだろう。(@@)

 もし石川氏の1月&5月の供述調書が、違法収集証拠として
無効だと判断された場合、または信用性が乏しいと判断された
場合には、小沢氏の検察審査会の議決自体の効力に問題がある
と言うこともできるのではないだろうか?(**)

 小沢氏の弁護団は、検察審査会が告発内容を超えた範囲の起訴
議決を出していることでも、強制起訴の効力を争うつもりのよう
なのだが。この議決の根拠となる証拠の問題も併せて主張して、
強制起訴自体の無効が認められれば、早い段階で、公訴棄却の
判決を得て、裁判を終えることも可能になるかも知れない。(・・)

 また、もし公訴棄却をされなくとも、石川氏の供述証拠の効力や
信用性が認められなければ、小沢氏の共謀共同正犯の成立を認める
大きな根拠が否定されることになるので、他にこれぞという証拠が
なければ、無罪の判決を得やすくなるようにも思える。(+_+)

 ・・・というわけで、この東京地検が石川氏に再聴取を行なった
際の供述調書&その供述をとった手段に関する件は、是非、注目を
しておいた方がいいと思うmewなのだった。(@@)

             THANKS

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*1

『民主党の小沢一郎元代表は14日午後、衆院政治倫理審査会の土肥隆一会長に対し、「通常国会の召集後、審査会に出席したい」とする文書を提出した。しかし、岡田克也幹事長が同日までに求めていた正式な審査申し出とは異なるため、土肥氏は速やかに審査を申し出るよう重ねて要請した。強制起訴を控えた小沢氏の今回の行動については、国会招致に応じない意向を事実上示したとの見方が党内に広がっている。
 文書は、小沢氏側近で政倫審幹事を務める川内博史民主党衆院議員が、衆院議員会館で土肥氏に手渡した。
 この中で、小沢氏は政倫審出席の時期について、24日召集の通常国会冒頭から2011年度予算案成立後まで幅を持たせた。また、審査申し出のタイミングに関して「自由意思に基づき行うべきもので、他者の指示・命令により強要される性質のものではない」と強調、早期の弁明を求める執行部側をけん制した。
 土肥氏は岡田氏らと協議し、政倫審の委員による招致議決に踏み切るかどうか、結論を出す方針だ。 
 自らの国会招致問題で小沢氏は、「裁判で事実を明らかにする」として一貫して拒否していたが、昨年末に政倫審に出席する姿勢に転じた。ただ、小沢氏は月内にも政治資金規正法違反事件で強制起訴される見込み。起訴された場合、小沢氏が裁判対策を理由に政倫審に出席せず、結局は国会招致を拒否するとの見方が党内には強い。<時事通信14日>』


『民主党の小沢一郎元代表は14日、衆院政治倫理審査会(政倫審)に対し「出席に必要な手続きは審査日が確定したところで行う」との文書を提出した。岡田克也幹事長は14日を期限に政倫審出席を申し出るよう求めていたが、小沢氏は申し出を先送りすることで、執行部の要請を事実上拒否。岡田氏は1月中とみられる強制起訴に合わせた離党勧告も視野に、小沢氏に国会での説明を迫る構えだ。

 政倫審の審査日は、幹事会などを開き与野党が合意することが必要となる。自民、公明両党は出席の確約がないままの日程協議を「民主党のアリバイ工作」と否定しており、小沢氏が申し出書の提出など正式手続きを行わない限り、開催日は決まらない可能性が高い。

 小沢氏は従来、政倫審出席の条件に「野党の国会への協力」を挙げ、「反小沢」の急先鋒(せんぽう)、仙谷由人前官房長官の更迭を要求してきた。政倫審の土肥隆一会長は24日の通常国会召集を踏まえ、小沢氏側に25日の政倫審開催を打診したが、小沢氏は14日、周囲に「代表質問の前にやる性質のものではない」と発言。仙谷氏の長官辞任後も受け入れない考えを明確にした。

 岡田氏は14日、小沢氏の提出した文書について「正式な申し出とは言えない」と述べ、「期限切れ」との認識を示した。執行部は小沢氏の強制起訴を待ち、離党勧告を突き付ける構え。岡田氏は同日、離党処分に当たって意見を聞く党倫理委員長に小沢氏に批判的な渡部恒三最高顧問を充てる人事も内定し、「小沢切り」への環境整備を進めている。

 これに対し、対抗手段が限られる小沢氏が見据えるのは、11年度予算案や関連法案の国会審議が大詰めを迎える3月末だ。4月の統一地方選で民主党が苦戦すれば、地方の「菅離れ」が加速する可能性もあり、小沢氏系議員は「党内が首相に見切りをつけるのは今春」として、反転攻勢のタイミングをうかがう。

 小沢氏は今のところ、「離党の考えはない」と周囲に伝えているが、側近の一人は「仮に離党するなら単独離党がいい。そのほうが党内に影響力が残る」と発言。首相批判を強める小沢氏系議員は当面、党内野党として存在感を強めるシナリオを描いている。<毎日新聞14日>』

******

*2

『小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体「陸山会」の土地取引事件で、元秘書の衆院議員・石川知裕被告(37)が、東京地検特捜部から昨年5月に再聴取を受けた際、検事とのやりとりを録音していたことが分かった。検事が「(勾留中と)違う供述をすると、検察審査会の印象が悪くなる」などと捜査段階の供述を維持するよう迫ったことが記録されているという。

 石川議員は2月に始まる自らの公判で、捜査段階の供述調書の信用性を争う方針だ。

 石川議員は土地取引事件で、昨年1月に政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で逮捕された。特捜部の調べに、収支報告書の提出前に小沢氏に報告・相談したと認める内容の調書に署名した。

 石川議員は起訴されたが、小沢氏は不起訴とされた。しかし、小沢氏について1回目の審査をした東京第五検察審査会が昨年4月に「起訴相当」と議決。その後、再捜査で再び特捜部から聴取を受けた石川議員が、供述調書と異なる内容を語ると、「それじゃ上が納得しない」「違う供述をすると小沢さんも不利になる」という趣旨のことを検事に言われたという。検事は「録音していないよね」と断って聴取したが、石川議員はICレコーダーで録音していた。昨年暮れに弁護団に打ち明け、今年に入って公判前整理手続きで録音内容を証拠申請した。 <朝日新聞15日>』

*****

*3

『小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反事件で、小沢氏を「起訴相当」とした検察審査会の1回目の議決(昨年4月)を受けて昨年5月、元秘書の石川知裕衆院議員=同法違反で起訴=が検察に再聴取された際、取り調べの模様を録音していたことが分かった。関係者によると、捜査段階で容疑を認める供述をしたとされる石川議員に、検事が「勾留中の供述と任意調べの供述が変遷すると検審に悪い影響を与える」などと、認めた供述を維持するよう迫ったという。

 石川議員は2月7日の初公判で起訴内容を否認する方針。供述は誘導されたもので、信用性や任意性を否定するものとして録音した内容を書面化し、公判前整理手続きの中で裁判所に証拠申請している。大阪地検特捜部を舞台にした一連の事件を受けて設置された法相の諮問機関「検察の在り方検討会議」でも議論の対象となることが予想される。

 関係者によると、再聴取は昨年5月17日に東京・霞が関の検察庁舎で約5時間にわたり行われた。石川議員は元外務省主任分析官の佐藤優氏のアドバイスでICレコーダーを忍ばせたといい、冒頭で検事から「録音をとってないよね」と確認されたという。

 この中で検事は「石川さんが全面否認で来るならやってやろうじゃないか。特捜部は徹底抗戦する」などと発言。石川議員が「小沢さんが、いかがわしいお金を集めて(土地購入の原資とされる)4億円をつくったなんて認められない。4億円を隠そうと思ってやったのではない」と否定すると、検事は「それでは上が納得しない」などと話したという。

 さらに検事は「石川さんも(小沢氏の)強制起訴は望まないだろう。保釈後の供述を変えたとなると、小沢さんから強い圧力があって供述を変えたと検審は見る。そうすると強制起訴になってしまう」と話したという。

 検察側は捜査時、水谷建設元幹部が石川議員に渡したと供述した5000万円を土地購入原資の一部と見ていたが、石川議員は一貫して否定。一方で石川議員は「表にできないお金だと思い隠した」などと供述した調書にサインをしていた。<毎日新聞15日>』


*******

キープ用・おまけ

『民主党の小沢一郎元代表は14日、衆院政治倫理審査会(政倫審)に対し「出席に必要な手続きは審査日が確定したところで行う」との文書を提出した。岡田克也幹事長は14日を期限に政倫審出席を申し出るよう求めていたが、小沢氏は申し出を先送りすることで、執行部の要請を事実上拒否。岡田氏は1月中とみられる強制起訴に合わせた離党勧告も視野に、小沢氏に国会での説明を迫る構えだ。

 政倫審の審査日は、幹事会などを開き与野党が合意することが必要となる。自民、公明両党は出席の確約がないままの日程協議を「民主党のアリバイ工作」と否定しており、小沢氏が申し出書の提出など正式手続きを行わない限り、開催日は決まらない可能性が高い。

 小沢氏は従来、政倫審出席の条件に「野党の国会への協力」を挙げ、「反小沢」の急先鋒(せんぽう)、仙谷由人前官房長官の更迭を要求してきた。政倫審の土肥隆一会長は24日の通常国会召集を踏まえ、小沢氏側に25日の政倫審開催を打診したが、小沢氏は14日、周囲に「代表質問の前にやる性質のものではない」と発言。仙谷氏の長官辞任後も受け入れない考えを明確にした。

 岡田氏は14日、小沢氏の提出した文書について「正式な申し出とは言えない」と述べ、「期限切れ」との認識を示した。執行部は小沢氏の強制起訴を待ち、離党勧告を突き付ける構え。岡田氏は同日、離党処分に当たって意見を聞く党倫理委員長に小沢氏に批判的な渡部恒三最高顧問を充てる人事も内定し、「小沢切り」への環境整備を進めている。

 これに対し、対抗手段が限られる小沢氏が見据えるのは、11年度予算案や関連法案の国会審議が大詰めを迎える3月末だ。4月の統一地方選で民主党が苦戦すれば、地方の「菅離れ」が加速する可能性もあり、小沢氏系議員は「党内が首相に見切りをつけるのは今春」として、反転攻勢のタイミングをうかがう。

 小沢氏は今のところ、「離党の考えはない」と周囲に伝えているが、側近の一人は「仮に離党するなら単独離党がいい。そのほうが党内に影響力が残る」と発言。首相批判を強める小沢氏系議員は当面、党内野党として存在感を強めるシナリオを描いている。<毎日新聞14日>』
by mew-run7 | 2011-01-15 05:37 | 小沢&秘書の裁判

by mew-run7
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