小沢の起訴&処分を巡り、党内対立が、国会質問や街頭演説にまで飛び火。党分裂に発展か?
2011年 01月 31日


最新の記事(10個)のコーナーはヨコの欄に。
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。
先週末、今日31日に、小沢一郎氏が、強制起訴をされるの
ではないかという情報を、複数のメディアが出していたのだが。
果たして、今日、本当に強制起訴が行なわれるのか・・・
朝から、気になって仕方がないmewなのだけど。_(。。)_
<『小沢、週明け31日にも強制起訴との報道+起訴後の党の
処分はいかに?』参照。>
ただ、31日に行なわれるかどうかは別として、もし小沢氏が
強制起訴された場合、残念ながら、党内では、小沢氏に対して
何らかの処分を行なうべきかどうか、小沢派と非小沢派の対立が
また激化することになりそうだ。(ーー゛)
党執行部は、もし小沢氏が起訴された場合、党内外から、何の
処分を行なわないのかと圧力や批判を受けることにもなりかね
ないこともあって、何らかの動きを起こさざるを得なくなりそう
なのだが・・・。(-"-)
でも、議員辞職の勧告はあまりに重いし。執行部が強行的な
姿勢をとれば、党内での反発が激しくなって、国会運営にも支障
を生じかねないことや、小沢氏の元秘書の石川知裕議員が、昨年
2月に起訴された際に、自発的に離党を行なったことから、執行部
は、政倫審出席の拒否の処分と併せて、まずは小沢氏に自発的な
離党を促すのではないかと見られている。(・・)
<石川氏は、当初、離党しない意思を示していたが。当時、幹事長
だった小沢氏の周辺が動いたのか、数日後に翻意。党や幹事長に
迷惑をかけられないと、自ら離党届を提出。小沢氏も、慰留する
ことなく受理した。ただ、小沢派からは、下の記事にあるように、
検察による起訴と強制起訴は違うという主張がなされている。>
* * * * *
『小沢一郎民主党元代表が近く政治資金問題で強制起訴されるとの
観測が強まるのに伴い、起訴後の去就に焦点が移ってきた。小沢氏
は起訴後に記者会見を開き、離党も議員辞職もしない方針を表明
する見通し。菅直人首相(党代表)は自発的離党を促した上で、
応じなければ離党勧告や党員資格停止などの処分を含め圧力を
強めるとみられ、攻防が激化しそうだ。
小沢氏側は処分要求に対し「強制起訴は通常起訴とは性格が
異なる」と反論。小沢氏元秘書の取り調べで検事が自白を迫った
とされる録音記録が証拠採用されたことを踏まえ「無罪の可能性が
高い。起訴段階で離党や辞職を迫られた前例はあてはまらない」と
処分論の沈静化に躍起だ。
執行部は小沢氏が衆院政治倫理審査会への出席要請を拒んでいる
ことを問題視している。無罪になるかどうかより「党方針に背いた
行為が重大」との理屈だ。小沢氏は仮に離党勧告が出ても応じない
とみられ、そうなれば、執行部は最終手段の「除籍(除名)」を
視野に入れざるを得なくなる。
首相らが「反党行為」を理由に処分に突き進めば、小沢氏は
厳しい立場に追い込まれる。このため党内では「小沢氏は処分が
出る前にいったん単独で離党し、無罪を獲得してから復権を狙う」
との見方も浮上している。<中国新聞29日>』
* * * * *
ただし、小沢氏自身は、先週、ネット動画での会見に引き続き、
29日に党議員の会合でも、改めて、離党や議員辞職の可能性を
否定するような発言を行なっていたという。
『民主党の小沢一郎元代表は29日夜、福島県二本松市内で開か
れた同党衆院議員の後援会会合であいさつし、「政治は私一人では
できない。志を同じくする同志がいて、同志と力を合わせることで、
(政策が)実現できる」と述べ、政治資金規正法違反事件で強制
起訴された後も議員辞職や離党する考えがないことを強調した。
小沢氏は「いろいろ皆さまに迷惑、心配を掛けている」と述べた
上で、今後の政治活動について「将来を見通して、『国民の生活が
第一』の政治を現実のものにするために、全力を尽くしていきたい」
と語った。<時事通信29日>』
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党執行部の動きをけん制する目的もあってか、昨日は鳩山前首相
が、街頭演説で、こんな発言を行なったという。
『『創業者”が“共同創業者”の経営を批判――。民主党の鳩山前
首相は30日、名古屋市内での街頭演説で「こんな党を作った
つもりではなかった」と述べ、党の現状を嘆いた。
1996年の旧民主党結党時は、鳩山氏と菅首相が共に代表を
務めた。その鳩山氏が菅氏の政権運営に懸念を示すのは、小沢一郎
元代表の国会招致などを巡る党内対立が続いているからで、「友愛
の心を持った、友達同士を大切にする民主党にしていかなければ
ならない」と訴えた。<読売新聞30日>』
『民主党の鳩山由紀夫前首相は30日、名古屋市で街頭演説し、
小沢一郎元代表の国会招致問題などで対立が強まっている党内
情勢について「こんな党をつくったつもりじゃなかった。もっと
友愛の心を持った、友達同士を大切にする民主党にしていかなけ
ればならない」と述べ、党内融和に努めたいとの意欲を示した。
同時に「(政策などで)時計の針が逆行しようとしている。
私たちがごたごたしているのが原因だと申し訳なく思う」と陳謝。
「できる限り早く一体的に協力するようにしていく」と述べ、
理解を求めた。(産経新聞30日)』
<ちなみに、これは2月6日に行なわれる愛知県知事&名古屋市長
の選挙の応援のための演説で行なったものだと思われるのだが。
愛知知事選は、自民党の意向に背き、離党&出馬した大村秀章氏、
名古屋市長選は、こちらも党本部と対立している元・民主党議員
の河村たかし氏がリードしているとのことで、民主党はここでも
地方選挙で負ける可能性が高いので、そうなると党内外から菅政権
への批判が強まりそうな感じがある。(-"-)>
* * * * *
mewは、国民の民主党への不信感が大きくなっている最大の
理由は、昨年6月に、菅氏が首相に就任して以来、党内での対立
が激しくなって、国民のことよりも党内の権力争いに終始している
ような印象を与えていることにあるのではないかと思っているの
だけど。
でも、小沢氏の処分や、政策の違いを巡る小沢派vs.非小沢派の
対立は、単に党内部での言動にとどまらず、このような街頭演説や、
先週から始まった通常国会の代表質問の場にまで持ち込まれるよう
になっている。(~_~;)
特に民主党は参院では、会長を含め幹部役員を、小沢派の議員
が占めているため、参院の代表質問では、同じ政府与党の議員が
菅政権に注文や批判を出すような質問を行なっており、まさに
「党内野党」のような存在になっているのが、わかる。^^;
<このような形で、党内対立をオモテに出すのは、選挙戦や
国会運営にプラスになるとは思えないんだけどな~。(-"-)>
* * * * *
特に激しかったのは、広野允士議員の質問だ。
『民主党の広野允士参院議員が、28日の参院本会議での代表
質問で、与党議員としては異例の政権批判を展開した。
小沢一郎元代表を支持するグループの広野氏は、「マニフェスト
(政権公約)の見直しは早すぎる」「官僚政治が復活しつつある」
と、小沢氏の主張を代弁する形で菅首相の政権運営を批判。野党席
から拍手と歓声が上がる一方、民主党席は静まりかえった。
広野氏はさらに、「政権交代の最大の功労者は鳩山前首相と小沢
氏だ。菅政権と党執行部は恩を忘れた政治に陥っている」と小沢氏
らを持ち上げた。
首相も負けじと「広野議員も野党にスキを突かれないように」と
やり返し、党内では「どっちも大人げない」という声が出た。
<読売新聞28日>』
『民主党幹部は「あれじゃあ野党(の質問)だ」と不快感を示した。
一方、「親小沢」の羽田雄一郎参院国対委員長は「首相は、質問者
に苦言を呈した部分は言わない方がよかった」と語った。<時事通信
28日>』
<実際には、鳩山氏と小沢氏を井戸掘り人にたとえて、恩を忘れて
いると指摘したようだ。>
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また、輿石参院会長も、菅首相の消費税増税やTPPなどの政策
に懸念を示すと共に、小沢氏の処分をけん制するような発言を
行なっていた。
『民主党の輿石東参院議員会長は、「政治を動かす力は絆だ。
しかし、今、絆が揺らいでいる。(民主)党内の支え合い、分かち
合いの絆による結束こそが大事だ」と異例の呼びかけを行った。
近く強制起訴される小沢一郎元民主党代表と首相との対立が先鋭化
していることを踏まえ、首相に党内融和を求めたものだ。
<読売新聞27日>』<関連記事*1に>
<チョット話はそれるが、1の記事にあるように、輿石氏は、
マニフェストを守ることを前提にして、菅首相に「衆院任期中に
消費税率を上げることはないか」と質問し、菅首相が「消費税など
税制改革を行なう際には、必ず国民に信を問う」と答弁をしていた
のだが。これは重要なことだし、菅政権は強引に政権公約を破る
つもりはないことを、もっと国民にアピールすべきだろう。(・・)>
* * * * *
このように党内の議員の諸発言を見ていても、小沢派と非小沢派
の溝がどんどん深くなっているように感じられるのだが。^^;
その要因には、両者の政策に関する考え方の違いや、小沢氏の
処遇の問題などがあるのだけど、もっと根源的なところでは、
結局「民主党政権は誰のものか」ということに関して、認識の違い
&対立があるのではないかと思われる。(-"-)
それは、今日の記事にも出て来た、鳩山氏の「こんな党を作った
つもりはない」とか、広野氏の「政権交代の功労者である鳩山、
小沢氏への恩を忘れている」という言葉にもあらわれているのでは
ないだろうか?(・・)
以前も書いたように、鳩山&小沢氏や周辺の議員は、「自分たち
こそが、民主党を作り、政権の座をとったのだから、他の議員は
それを認識、尊重すべきだ」と・・・あえて強調するなら「民主党
政権は、自分たちのものなのだ」という強い意識を持っている
ところがあって、そのことに、他の議員が反発を強めているところ
があるように思うからだ。(-_-;)
<特に、民主党の結党に参加し、党を大きくするために活動を
続けて来た議員からの反発は強く、それが「オリジナル民主党議員
による小沢派への反乱」だったとも言われる「脱小沢路線の強行」
につながった部分が大きかったのではないかと思われる。
お互いにもっと相手の存在を評価&尊重できればいいのにね。(・・)>
そして、このつづきは、できるだけ近いうちに書きたいと思う
のだが・・・。
小沢氏の強制起訴の処分に関して党内外でもめた場合&菅政権
がまた地方選で敗退したり、予算審議に行き詰った場合、民主党
内の対立は、ついに分裂含みの様相を呈することになるおそれが
あるし。その時には、それぞれが「民主党は自分たちのものだ。
イヤなら出て行け」と主張し、いわば「民主党丸の争奪戦」に発展
する可能性もあるのではないかと、イヤ~な予感がし始めている
mewなのだった。_(__)_
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作った「【政権交代】を目指すブログ結集!」をご参照下さい。
『『国会で27日、代表質問の2日目が行われた。社会保障と税の
一体改革をめぐり、民主党・輿石参議院議員会長は「今の衆議院の
任期中に消費税率を上げることはないのか」と菅首相の考えをただ
した。輿石氏は、民主党執行部内で小沢元代表に近いことで知られ
ている。菅首相が消費税率アップを急ぎすぎないよう、くぎを
刺した形となった。
輿石参院議員会長「『(民主党は)衆議院の任期中に消費税率を
上げることはない』ということを一貫して主張してきており、
果たしてそれが守られるのか、不安の声が聞かれるのも事実です」
菅首相「改革について、国民の理解を得ながら推進するための
情報発信に精力的に取り組んでいく。なお、この改革により消費
税率を引き上げることになる場合には、税制改正を実施する際には
国民に信を問うと申し上げた、その考え方は変わっていません」
さらに、輿石氏は執行部が小沢氏の強制起訴にあわせて処分も
検討していることを念頭に「党内の支え合い、分かち合いの絆に
よる結束こそが大事だ」とけん制した。菅首相は「挙党一致で臨む
ことが重要で、その方向で努力したい」と答えたが、足元の不安定
さが露呈した格好。<日本テレビ27日>』