菅のびっくり発言の根本には、小沢公約の決め方&「遵守vs、見直し」派の対立が

 先週、菅首相の「びっくり」発言に注目が集まった。(・o・)

 菅首相が、24日の衆院本会議でのこと。社民党の阿部知子
議員が、子ども手当に関して「満額の2万6千円を支給するのは
不可能だ」として、1万3千円の継続+現物給付などを提案。
 それに対して答弁を行なった菅首相が、当初、1万6千円と
決めていた子ども手当が、参院選の前に急に2万6千円に
上積みされたことに関して、このように答弁したからだ。

「私もこの議論がなされている小沢(一郎)代表の当時、『2万
6000円』と聞いたときに一瞬ちょっとびっくりしたことを
覚えている」

<ただし、この後、財源の問題に関して「何とかムダな経費を
抑えて行こうということで、(2万6千円)をマニフェストに盛り
込んだ」って、一応、フォローしているんだけどね。(~_~;)>

* * * * *

 この発言に対して、早速、自民党の谷垣総裁は「小沢さんが提案
したものだから、俺は責任を負わないぞと言っているように聞こ
えた。無責任極まる発言だ」と批判。<発言部分、時事24日>

 また、『民主党の小沢一郎元代表を支持する衆院新人議員で作る
「北辰会」の黒田雄代表世話人ら6人は25日、首相官邸で枝野
幸男官房長官に抗議文を手渡した。「小沢元代表に責任を転嫁する
発言だ」などとして、首相発言の撤回と議事録からの削除を求めた』
という。<毎日新聞26日>

 菅首相は、別に子育て手当自体を否定したわけではないし。
ちょっと弱いけど、それなりのフォローも行なっていたので、そこ
まで目クジラを立てるほどの発言ではないとは思うのだが。

 ただ、いつも書くように、首相というのは、特に国会の答弁など
の公の場での言葉遣いには、慎重を期すべき立場だと思うし。
 小沢氏批判だと受けとられかねない言い回しであることを考える
と、問題視されても致し方ない発言ではないかと考える。(ーー)

<ましてや、今は、野党やメディアはもちろん、党内でも、首相
や閣僚の問題発言を待ち構えているような状態なのだから、ホント
一つ一つの発言に気をつけないとね~。(@@)>

* * * * *

 でも、mewは、同時に、この発言は、今、党内で起きている
「小沢派vs.非小沢派」とか「マニフェストの厳守派vs.見直し派」
の対立のおおもとになっている問題につながっているようにも
思えた。
 それは、当時、ほとんどの公約が、小沢代表&その周辺で決め
られていて、他の幹部クラスの議員は、カヤの外にあったという
事実だ。(~_~;)

 実際、岡田幹事長は、会見で菅発言に関して問われ、『「私も
(当時)、びっくりした」と述べ、首相と同じく支給額が高いと
いう認識だったことを明らかに』。^^;<産経新聞24日。>

 玄葉国家戦略大臣も、「あの数字(2万6000円)に決まった
わけだから、それは政府・与党全体で基本的には責任を負わなけ
ればいけない」とは言いつつも、当時を振り返り、「さまざまな
受け止め方が当時あった。全党的な議論はあまりしなかった」と
述べ、当時の認識に一定の理解を示していたという。
<発言部分・時事通信25日より>
 
 そして、野田財務大臣も、このびっくり発言に関しては、「首相
は表現力豊かなので…。困った」と言っていたものの、7日の予算
委員会では、『7日の衆院予算委員会で子ども手当支給額の積算
根拠について「背景は知らない。責任ある答弁はできない」と答弁』
していたとのこと。^^; <産経新聞24日>

 それゆえ、与謝野経済財政大臣などは、『「非常に正直で立派だ」
と擁護した』とか。(・o・)
 そして、『「あのマニフェストの作成者がよく分からない。
自民党だと政務調査会で作って政調審議会、総務会で通しているが、
(民主党は)事務局を入れてほんの数人で、これで最終版という
作り方をしたと思う」』とまで言っていたようだ。(~_~;)

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 実のところ、mewも、07年当時、子ども手当の額が、いつの
間にか2万6千円に上がったのを知って、「びっくり」した覚えが
ある。(@@)

<当時、子どもが3人いる人が「月に7万8千円。年に90万円
以上になるのよ」と言うのをきいて、尚更、びっくり。本人も
「私が週4日、パートで働くよりも高い額だし。子どもがいると
いうだけで、そんな額を国から配られるって、何か素直に喜んで
受け取れない感じがする」と言っていたのを思い出す。(~_~;)>

 民主党では、小沢氏が代表になる前の06年3月に、月1万
6千円の子ども手当を支給することを決めていたのだが。
 小沢氏が代表になった後の07年3月、参院選を前にして、
その額を1万円上積みすることを決めたのだ。(・・)

<民主党のHP(コチラ)を見ると、当時、この政策を担当
していたのは、ネクスト厚労大臣だった三井辨雄議員らだった
ようだ。三井氏は、小沢Gの若手議員が作る一新会の幹部だ。>

 しかも、小沢氏は、諸手当の支給には、所得制限を設けるべきだ
と言っていたはずなのに、結局、子ども手当は所得制限は設けず、
一律支給することに決めたのである。^^;

<小沢氏のHPに、06に発表した「わたしの基本政策」が掲載
されているのだが。そこにも、『社会の公正さの観点から、年金、
医療、介護も、「子ども手当」等の諸手当も、高額所得者について
はその支給を制限する』と記されている。>

* * * * *

 mewは、民主党の関係者でもないし。同党の国会議員に話を
きいたこともないので、詳しい経緯を知るすべもないのだけど。

 ただ、小沢氏が代表だった頃は、トップダウン方式で物事が
決まることが多かったのは、他の政策や施策でも見られたこと
だし。
 幹部クラスから異論が出ることがあっても、結局は、押さえ
込まれることが多かったのも事実で。子ども手当も含め、
マニフェストの中身を、すべてではないにせよ、「党でみんなで
議論して決めた」という意識が持てず、「小沢氏が勝手に決めた」
というイメージを抱いて、不満を覚えていた議員がいたとしても
不思議はない。^^;

 ただ、当時から反小沢派の議員はいたものの、党代表である
小沢氏の考えを、ある程度は尊重するところがあったし。当時は、
全員が、ともかく政権交代を実現したいという思いが強かったので、
言いたい事をガマンするところもあったようにも感じていた。

<さすがに、自民党との大連立には、ビックリしたし。これには
幹部も一斉に反対して、実現せずに終わったけど。(~_~;)
 mew個人は、小沢代表(当時)が憲法改正の国民投票法案に
協力しないことや、インド洋給油のテロ特措法改正案に反対する
ことなど、その方針に賛成できるものもかなりあったので、あまり
文句は言っていなかったのだけど。(+_+)(消費税の議論さえダメ
だと言い出したことには、かなりの疑問を覚えていたかな。^^;>

 * * * * *

 しかも、子ども手当に関しては、2万6千円の一律給付にした
ことで、野党から「財源がない」「選挙目当てのバラマキだ」と
いう強い批判を受けることになったわけだが。
<正直を言うと、mewも野党と同様の疑問を覚えていた。^^;>

 でも、07年の参院選で民主党が圧勝したこともあって、公約の
見直しを求める声も小さくなっていったところがあったし。
<何やかんや言って、みんな、選挙に勝ちたいし。選挙で勝てば、
正当化されてしまう部分があったりもするのよね。^^;>

 また、小沢代表やその周辺が、財源に関しても、かなり自信
ありげな発言をすることもあったので、政府&与党の経験がない
議員たちは、「小沢氏のことだから、何か自分たちには、簡単に
わからないような埋蔵金やムダなどの財源を確保する方法を知って
いるのではないか」と期待した人も少なくなかったようだ。(@@)

<でも、実際に政権をとった後、なかなかそんな大きな財源に
なりそうなものが見つからないので、誰だったか閣僚が「もし
小沢氏が財源のありかを知っているなら、今すぐにでも、教えて
欲しい」と言っていたことがあったりして・・・。^^;>

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 また、以前も書いたのだが。05~7年頃には、景気がだんだん
回復して来ていて、過去最高益を上げるような企業も出ていたし。
そこから、日本の経済状況もよくなって行くのではないかと&税収
も上がるのではないかと思われていたのだけど。
<07年頃は、株価なんかも上がって来ていて、正直なところ、
mewも、そこそこ儲かっていたもんね。(+_+)>

 でも、08年9月にリーマン・ショックが起きて、世界同時不況
&日本も未曾有の不況に陥ることになったわけで。それは、小沢氏
にとっても、想定外のことだったのではないかと思うし。

 そこから、コチラのグラフにもあるように、一般会計の税収が
ドドド~ンと減って来ているので、子ども手当をはじめ、党の
マニフェストに記した公約の見直しを行なうのも止むを得ない
のではないかという声が党内や世間で出て来るのも、無理からぬ
ところがあると思うのだ。(・・)

* * * * *

 特に、子ども手当に関しては、09年の衆院選の前から、
一般国民の間でも、2万6千円は多額過ぎるのではないか、現金
給付よりもチケットや現物給付(保育園や医療の拡充など含む)
の方がいいのではないか、所得制限を設けるべきではないか
などの声が多かったし。
 今も、同様の意見がかなりあるのではないかと思われる。(・・)

 小沢氏も、現実的に、経済状況や財源を考えて、子ども手当は、
まずは半額の1万3千円からスタートすることにしたし。ガソリン
の暫定税率廃止も、見送ることに決めたのだけど。
 
 ところが、「マニフェストの見直しを」という話になると、
絶対に容認しないところがあって。小沢グループの議員も、
マニフェスト遵守を強く主張し続けており、これがいつの間にか
「小沢派vs.非小沢派」が大きく対立軸になりつつある。^^;

* * * * *

 mewも、小沢氏が言うように、「マニフェストを提示して
政権交代を実現したのだから、それを守るべきだ」というのは、
ある意味で、正論だとは思う。(・・)

 ただ、ここら辺のことは、以前もどこかに書いたと思うし。
機会があればまた書きたいと思うのだが。
 mewは、小沢氏らが思うほどに、国民は、マニフェストの
中身で民主党を選んだのではなく、自民党政権に失望した&
政権交代による新たな国政に期待したことが大きいと思うし。
おそらく、マニフェストの公約をすべて実現することに固執は
しておらず、見直しを容認している人の方が多いのではないか
と。また、マニフェストを多少、修正したからと言って、「国民
生活が第一」の精神が全く失われるわけではないとも思うのだ。(-"-)

 でも、哀しいことに、何だか最近は、公約の中身がどうのと
いうことより、非小沢派の議員の中には、小沢氏が勝手に(?)
決めたことを、自分たちで修正したいor決め直したいという風に
思っている人もいるような感じがあるし。(~_~;)

 逆に、知人いわく「小沢派の議員は、公約の中身云々より、
ともかく小沢先生(or親父、親方) が決めたことを聖域のように
思って、菅首相らがそれを批判したり、変えたりすること自体が
許容できないように見えることがある」とのこと。<mewも、
それに近いものを感じることがある。^^;>

 そして、今回の菅首相らの「びっくり」発言や、それに対する
党内での反応も、結局は、06年以来の諸経緯や、両者の感覚の
違いの長線上にあるように思えたmewなのだった。(@@)

                 THANKS


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by mew-run7 | 2011-02-28 06:50 | 民主党、民進党に関して | Trackback