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造反16人に温情処分も、対立は止まず?&予算法案への造反は小沢派にマイナスでは?

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最新の記事(10個)のコーナーはヨコの欄に。
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。



菅内閣、造反欠席出るも、初予算が可決。3月は、野党や小沢派
との度胸の試し合い?
 』の続報を・・・。

 28~1日にかけて、衆院本会議で行なわれた予算案の議決で、
先月、会派離脱を行なった民主党の小沢派の衆院議員16人が
意図的に本会議を欠席したのだが。

 この16人が、1日に記者会見を開き、「予算案への対応に
ついて」とする文書を発表。衆院本会議の採決に欠席した理由を
説明した。<全文は、*1に。>

 また、民主党は1日に常任幹事会を開き、16人のリーダーで
ある渡辺浩一郎氏を6カ月間の党員資格停止処分にすることに
決めたのだが。他の15人に対しては、厳重注意を与えるに
とどまった。(・・)

* * * * *

 先に書くならば、mewは、この16人が予算案の議決に欠席
したことには、大きな問題があると思っている。

 彼らにも、彼らなりの言い分があるのはわかるけど・・・。

 でも、まず、国会議員である以上、予算案の議決に意図的に
欠席すべきではないと思うし。
 しかも、政府与党である民主党の議員である以上、<ましてや、
政党名で投票される比例単独で当選した議員であるなら尚更に>、
原則として、予算案や重要法案の議決には、意図的に欠席したり
反対したりすることは、一般的に容認されることではないし。
無責任な行為だと非難されても致し方ないように思われる。(・・)
 
* * * * *

 また、mewも、mew周辺の小沢氏を支持する知人たちも
小沢派の議員が、予算関連法案の議決に造反したり、法案成立
の足を引っ張るような言動を行なうのは、小沢氏にとって
却ってマイナスになるのではないかと懸念する部分が大きい。

 もしそのような行為を、小沢氏本人が指示したわけでなくとも、
結局は、小沢氏が批判されることになるだろうし。<その気に
なれば、小沢氏は、彼らの行為を止めることができる立場にある
と思われているのだから。>
 そして、今後もこのような行為が繰り返されればorエスカレート
すれば、4月以降、小沢氏&同派の議員が民主党内or新党で政治
活動や選挙活動を行なって行くに当たって、一般国民からの理解や
支持が受けにくくなるのではないかと案ずる面がある。(-"-)

<小沢氏のコアな支持者は、よくやったと言うかも知れないけど。
小沢氏が、これから政権の中枢で活動できるような形を作るため
には、より多くの国民の理解と支持を得ることを、もっと考えて
行く必要があるのではないだろうか?(・・)>

 逆に、もし小沢氏が、同派の議員に「色々と不満はあるだろう
けど、国民のために、予算関連法案の成立には積極的に協力する
ように」と指示を出したりすれば、菅陣営に負けたとは見られず、
却って、「さすが、小沢。菅たちよりも、ずっとオトナで器が
大きいし。本当に、国民のことを考えているんだな」と評価&
指示がアップするのではないかという話も出たりもしていた。
<mewも、そう思う!(・・)>

 いわゆる「小沢派vs.非小沢派」が続く中、当の本人たちは、
それなりの理念や大義に基づき、また政治家としてのプライドなど
を賭けて、戦っているのかも知れないけど。
 でも、残念ながら、一般国民の目には、彼らのやっていることは、
子どものケンカ、意地の張り合いみたいにしか映っていないところ
があるし。<mewにも、半分ぐらいはそのように見えている。^^;>
 それが、どんどん民主党政権への不信感、菅氏や小沢氏などへの
個々の政治家への不信感、ひいては政治への不信感につながって
いるところがあるわけで。
 
 mewとしては、菅陣営にせよ、小沢陣営にせよ、政権を担う
立場or影響力を持つ立場にある政治家として、自分たちの思いや
感情をちょっとヨコに置いて、もう少しオトナの対応を見せる
ことが大事なのではないかと思うし。
 それが、国民の不信感を、少しずつでも払拭することにつながる
のでないかと思っているのだ。(・・) 

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 ただ、残念ながら、党内での対立は、なかなかおさまる気配が
ない。(~_~;)

 話を、16人の処分のことに戻すと・・・。 

 民主党は、1日に常任幹事会を開き、28~1日の予算案の議決
に意図的に欠席をした会派離脱組の16人の処分を決めた。

 岡田幹事長は、議決が行なわれる前に、造反者には厳正な処分
を行なうと言明していたのだが。
 今回は、「もう一度、チャンスを与えたい。処分するのは簡単
だが、ここでしっかり、考え直していただきたい」とのことで、
温情処分を下すことに。
 新会派の会長として届け出ており、造反行為を主導したと
見られる渡辺浩一郎氏を6カ月間の党員資格停止処分にすること
に決めたのだが。他の15人は厳重注意にとどまった。(**)

<尚、中井予算委員長の解任動議の議決に欠席した小沢一郎氏
と15人に関しては、処分が見送られた。^^;>

* * * * *

 党執行部としては、今は、ともかく予算関連法案をいかに通すか
ということに、できるだけ力を注ぎたい時期だけに、今回の処分
に関しても、これ以上、党内での対立を激化させたくないという
思惑が働いたのではないかと察せられる。(@@)
<もちろん、衆院2/3の再可決をする場合に、彼らの協力を得る
必要があることも考慮に入れていたと思うけど。^^;>

 菅首相も、「いろいろ自分たちの行動をどうされるのか、考える
いい機会じゃないでしょうか」と、彼らに再考を促し、協力を
求めるような発言をしていて。
 菅&岡田氏側が、先に、ちょこっとだけオトナの対応を見せて
くれたかなと思うところもあった。(・・)

* * * * *

 ところが、これは覚悟の上だったとは思うが、案の定、
メディアや野党側からは「大甘処分」などの批判が出ていて。
 
 党内でも、思いのほか甘い処分が下されたことに対して、
非小沢派議員の中から、強く非難する声も上がっているとの
こと。(-"-)

 しかも、執行部の思惑に反して、温情処分を受けた16人
からの菅政権への反発が強まっているという。(@@) 

『民主党は1日、2011年度予算案の衆院本会議採決に欠席した
比例選出議員16人への対処を決めたが、6か月間の「党員資格
停止」処分や「厳重注意」という措置には「甘すぎる」との見方が
出ている。

 党内の混乱を最小限にとどめたい岡田幹事長の意向だが、岡田氏
の「温情」の効果は期待できそうもない。

 執行部が16人に対する方針を迅速に決めたのは、党内亀裂の
拡大を避ける狙いがあった。輿石東参院議員会長は役員会で「今日
中に終わらせなければ、餌食になる」とせかした。

 岡田氏は16人の処分と措置を決めた常任幹事会終了後、記者団
に「もう一度、チャンスを与えたい。処分するのは簡単だが、ここ
でしっかり、考え直していただきたい」と強調した。

 民主党は過去に重要法案などの採決で棄権や欠席した議員に対し、
厳重注意や役職停止などの「措置」を科してきたが、措置よりも
重い「処分」は避けてきた。岡田氏の今回の判断も、過去の経緯を
踏まえたものと言える。予算関連法案を衆院の多数で再可決する
メドは立っていないが、「16人を追いつめ、離党させれば、
3分の2戦略は完全に消える。現段階でそこまでする必要はない」
(岡田氏周辺)との計算もあったようだ。<読売新聞2日>』

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『ただ、安住淳国会対策委員長は常任幹事会前の役員会で、岡田氏
に「何度も説得したのに欠席した。もっと重い処分にすべきだ」と
机をたたきながら訴えた。役員会前の政調幹部会でも、最も厳しい
「除籍処分」を科すよう求める声が出た。<読売新聞2日>』

『民主党は2日、2011年度予算案の衆院本会議採決に欠席した
同党衆院議員16人のうち、「常任幹事会名による厳重注意」と
した15人に個別に言い渡しを始めた。

 2日に言い渡しを受けたのは8人で、このうち、三輪信昭衆院
議員は記者団に対し、予算関連法案への対応について、「賛成
できないものには反対する」と述べ、再度の「造反」の可能性に
言及した。<読売新聞2日>』

『渡辺氏ら会派離脱表明グループは2日昼に会合を開いた。出席者
からは、「欠席は議員それぞれの判断だ。新会派の結成を認めない
のに、(代表者の)渡辺氏だけ党員資格停止にするのはおかしい」
などと、執行部の処分に対する不満が噴出した。
 また、渡辺氏は会合で「私どもは減税の方向性を見いだしていき
たい」と述べ、消費税増税に意欲を示す菅直人首相の政権運営を
批判した。<時事通信2日>』

* * * * *

 また1日には、小沢一郎氏が、先月、党員資格停止処分を受けた
ことに対して、常任幹事会に不服申し立てを行なったという。
<不服申し立て書の要旨は、*2に>

 党倫理規則によれば、不服申し立てがなされた場合、速やかに
倫理委員会の意見を聴いた上で、常任幹事会で審査を行い書面で
回答しなければならないことになっているのだが。
 不服申し立ては1回しかできないので、ここで処分が変更or
撤回されなかった場合は、小沢氏の処分が確定することになって
しまう。(・・)

 ただ、今回の処分が覆る可能性は、ほとんどないとのこと。
 それゆえ、もし小沢氏の処分が確定すれば、小沢氏や小沢派
の議員が、さらに新たな動きを起こすことも予想されている。(-"-)

* * * * *

 執行部が、当初は、除籍処分まであるかと言われていた16人の
処分を、かなり軽く済ませたことで、mewは、小沢派と非小沢派
が歩み寄るための小さな一歩になるといいな~と願うところも
あっただけど。

<ムダな期待だと言われるかも知れないけど。これは菅政権のため
にというより、国民のために&政治不信を少しは改善するために、
せめて予算関連法案が成立するまでは、チョットでも休戦状態に
近い感じになるといいのにという思いがあったのよね。(~_~;)>

 でも、やっぱ、それは空しい期待に過ぎないのかな~と、
また深~いため息をついてしまうmewなのだった。(@@)

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作った「【政権交代】を目指すブログ結集!」をご参照下さい。
 



  



*1

『民主党会派離脱を表明した16人の衆院比例代表議員で作る「民主党政権交代に責任を持つ会」は1日の記者会見で、「予算案への対応について」とする文書を発表し、平成23年度予算案の衆院本会議採決に欠席した理由を説明した。文書の全文は次の通り。

・私たちは今回、小沢一郎元代表に対する党執行部の対応に反対するために行動したのではなく、あくまでも来年度の予算案に対しての判断であることをまずは述べさせていただきます。

・予算案について、名古屋では09年市長選挙のマニフェスト通り、公務員人件費10%削減を目指して行革を断行し、それを達成しました。しかし国政では、国家公務員総人件費2割削減を掲げながら、一向に進むこともなく、今日に至っています。

・23年度予算案はマニフェストから乖離し、公務員改革を進める意思を失っています。昨年の通常国会で、鳩山由紀夫首相は、23年度予算は民主党がゼロから編成できる予算だ、政権の真価が問われる予算だと発言していましたが、その6月に政権を引き継いだ菅政権は明白なサボタージュと逆行を重ねています。

・内閣は、ただちに公務員改革のメニューとスケジュールを示すべきです。そして公務員人件費など、マニフェストで国民に約束した方針に沿う減額修正を行うべきです。そうでなければ、この予算案には賛成できるものではありません。

・ただ、予算不成立が国民生活に重大な影響を与えることは否めません。私達は、国民を人質に取るような戦いは本意ではありません。従って、今度の予算案には賛成できないが、反対はしない。採決に当たってどう行動するかは会派の同志たちの判断にゆだねることと致しました。
<産経新聞1日>』

* * * * *

*2

『小沢氏の不服申立書要旨

 民主党の小沢一郎元代表が1日に提出した、党員資格停止処分に対する不服申立書の要旨は次の通り。
 (1)起訴された事実のみを処分対象としていること(2)公訴事実の認定について判断材料としていないこと(3)私の元秘書3人が逮捕・起訴されていることを処分事由に考慮していること(4)衆院政治倫理審査会が開催されていないことを処分事由に考慮していること(5)処分内容が「指針」に定められた原則6カ月を逸脱し、判決確定までの間となっていること-の5項目の処分事由、処分内容全てについて、倫理委員会で私の考え方を申し述べ、回答をお願いしたが、いまだに回答を頂いていないのは残念だ。
 さらに、処分の対象となる行為への判断なしに、処分内容を判断することなど、本来あってはならないことだ。一連の手続き、わが党の在り方について、これでいいのかと思わざるを得ない。
 常任幹事会で決定した処分の事由・内容全てに不服を申し立てるとともに、改めて常任幹事会・倫理委員会の皆さまの意見を伺う。書面で回答するようお願いする。
 また、処分を決定した常任幹事会では、採決も行われなかったと聞いている。議員の身分・政治活動に関わることであり、どなたが処分に賛成、反対したか明らかにしていただきたい。公党として当然のことだ。
 今後は、一刻も早く無罪判決を獲得していく。そして、引き続き民主党の国会議員として、誠心誠意取り組む決意だ。常任幹事会・倫理委員会の皆さまのご理解を賜るようお願いする。

<時事通信1日>』
by mew-run7 | 2011-03-03 04:16 | 民主党、民進党に関して

by mew-run7