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日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガ、反超保守&新自由主義。左右問わず、mew基準で、政治や競馬、スポーツなどについて。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

原発問題で自民批判をした雁屋哲のブログが、休止に+原発推進した正力、自民、CIA

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最新の記事(10個)のコーナーはヨコの欄に。
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。


  知人が愛読しているブログに「雁屋哲の美味しんぼ日記」という
のがある。
 
 雁屋哲さんは、ブログのタイトルを見てもわかるように、漫画や
アニメで知られている「美味しんぼ」の作者なのだが。
 週刊金曜日などの雑誌に、反権力的&左派的な作品も掲載して
いて、中には保守派を批判する「左版ゴーマニズム宣言」と
呼ばれるようなもの(『蝙蝠を撃て!』)などもあるとのこと。(・o・)
<mewは、まだその手の作品は、読んだことはないのだけど。
興味深いので、一度、目にしてみたいと思っている。(・・)>

 雁屋哲さんは、1941年に中国北京市生まれ。東大教養学部
(量子力学専攻だとか)を卒業し、電通に入社。電通在籍中に漫画
の原作者としての活動を始めたという。

 88年からシドニーに住んでいるとのことで、ブログには、
ふだんは、通常の生活や「食」の話、大好きなサッカーのことなど
を書くことが多いようのだが。
 たまに政治や社会について、かなり辛らつ&過激に思える
ような記事をアップすることもあって。
 mewも、知人から面白い記事があったときくと、覗いてみる
ことがあった。(・・)

* * * * *
 
 その雁屋哲さんが、昨日、急にブログを休止することになった
という。

『地震発生以来、私がこのページに書いた文章に対する、批判・
攻撃が激しく、12日の夜から13日の夜まで、私のページに繋がら
ない事態まで起きた。いわゆるDOS(Denial of Service)攻撃という
物らしい。』

 雁屋さんが先日書いた記事に対する批判のメールが殺到。サイト
への攻撃なども激しかったことから、ブログを休止せざる得なく
なったようなのだ。(-"-)

 mewは「あ、もしかして、あの記事かな?」とピンと来る
ところがあって。
 で、検索してみたら、やはりその記事の一部が、2ch他に
引用され、ネトウヨから激しい怒りや批判を浴びていたことが
わかった。(-"-)

* * * * *

 それは、3月12日にアップされた「東北地方を中心とする
大震災で罹災された方々にお見舞い申し上げます」というタイトル
の記事の一部だ。(・・)
<既に削除されているので、キャッシュを拾った全文を*1に
アップしておく。>

 雁屋さんは、福島の原発事故に関して、憂慮する文を記した
あとで、このように書いていたのである。

『しかし、はっきりしておきたい。

 地震は天災である。

 だが、原発事故は人災である。
 過去の自民党政権の遺産である。
 自民党の現議員たち・前議員たち・元議員たち、総出で福島冷却
水問題に当たれ。
 本当に国を思って原発を建てたのなら、今こそ自民党人柱隊を
作って福島原発に突入せよ。
 今の民主党政府の取り組み方を批判する資格はお前たちにはない。
 分かっているのか、この、腐れ自民党どもが!
 貴様等の悪政が今の悲劇を招いているんだ。』

* * * * *

 mewは、今、原発事故&被災の真っ最中であるだけに、ここで
自民党が云々という批判を展開する気はないのだけど。

 ただ、mew周辺にも、日本にどんどんと原発を推進した自民党
&東電に対する責任を問う声があるのは事実だ。(・・)
<両者のズブズブの関係や、国&地元の政官財癒着の利権などに
関してもね。(ーー)>

 mewは、たまたま、先日も、このような質問を受けたばかり
だった。

「そもそも、日本が原子爆弾によって大きな被害をもたらされた
唯一の被爆国でありながら、何で、その恐ろしい原子力を使った
発電所を作ることにしたの?」

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 wikipedia「日本の原子力発電所」には、このように書かれて
いる。

『1945年8月、第二次世界大戦敗戦後、日本では連合国から原子力
に関する研究が全面的に禁止された。しかし1952年4月にサンフラン
シスコ講和条約が発行したため、原子力研究は解禁されることと
なった。

 日本における原子力発電は、1954年3月に当時改進党に所属して
いた中曽根康弘、稲葉修、齋藤憲三、川崎秀二により原子力研究
開発予算が国会に提出されたことがその起点とされている。この時
の予算2億3500万円は、ウラン235にちなんだものであった

 1955年12月19日に原子力基本法が成立し、原子力利用の大綱が
定められた。この時に定められた方針が「民主・自主・公開」の
「原子力三原則」であった。そして基本法成立を受けて1956年1月
1日に原子力委員会が設置された。
 初代の委員長は読売新聞社社主でもあった正力松太郎である。
正力は翌1957年4月29日に原子力平和利用懇談会を立ち上げ、さら
に同年5月19日に発足した科学技術庁の初代長官となり、原子力の
日本への導入に大きな影響力を発揮した。このことから正力は、
日本の「原子力の父」とも呼ばれている。』

<尚、今回、問題になっている福島第一原発は、この流れによって、
1960年に計画がスタートし。71年に1号機の運転が始まった。>

* * * * *

 正力松太郎氏と言えば、少し年配の方だと「戦後のプロ野球の
創設者」「読売巨人軍のオーナー」としての顔を思い浮かべる方も
多いのではないかと思うのだが。

『週刊新潮2006年2月16日号で、戦犯不起訴で巣鴨プリズン出獄後
は正力がCIAの意向に従って行動していたことを早稲田大学教授の
有馬哲夫がアメリカ国立第二公文書館によって公開された外交機密
文書を基に明らかにし、反響を呼んだ。アメリカ中央情報局(CIA)
と日本へのテレビの導入と原子力発電の導入で利害が一致していた
ので協力し合い、その結果"podam"、"pojacpot-1"というコード
ネームを与えられ、これらの件に関する大量のファイルがアメリカ
国立第二公文書館に残ることになった。(wikipedia)』

・・・という人である。(-"-)

<で、それを引き継いでいるのが、今、読売新聞グループの
会長になっているナベツネこと渡邉恒雄氏なのよね。^^;>

 また、もともと自民党なる政党自体、米国&保守派が日本で
共産・社会主義勢力が拡大するのをおさえるために、CIAが
資金その他の支援をして、55年に保守合同によって作らせた
ものなのである。^^;
<ここに、いわばCIAの一員だった正力氏や安倍祖父の岸
信介氏などが関わっている。>

 そして、正力氏らや自民党が、米国の意向を受けて、日本に
原発を推進する政策を行なって来たのだ。(ーー゛)
<「Aobadai Life」さんに、『原発・正力・CIA―機密文書で読む
昭和裏面史
』という記事がある。>

* * * * * 

 何だか大前提のところだけで、かなり字数をとってしまった
ので、あとは「推して知るべし」ということにしたいと思うの
だが・・・。<色々とアブナイ思惑、目的もあったみたいなん
だけどね。^^;>

 雁屋さんには、このようにして50年以上にわたって推進され
続けて来た自民党の原発政策のことを、もっと認識すべきだと
いう思いもあったのではないかと思われる。(・・)

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 mewは、個人的には原発には、決して賛成ではない立場なの
だけど・・・。
 もし作るとしたなら、安全性には十ニ分に配慮をすべきことは
言うまでもないし。災害や事故への対応策、バックアップ体制
などを十二分に調えておかなければならないと考えている。(・・)

 そして、その大きな責任は、これまで次々と原発を作って来た
&様々な形で利益を得て来た、自民党の政府と電力会社にあること
も事実だろう。(**)

<これまでも、両者タッグで、安全性に関してごまかして来た
ようなケースがいくつもあるしね。^^;>

* * * * *

 今、たまたま、民主党政権に代わって、菅直人氏が首相である時
に、未曾有の地震&津波の災害に見舞われ、福島原発が大変な状況
になっていて。
 メディアや国民の中には、菅政権の対応に関して、強い批判を
呈する声も出ているのだけど。

 もちろん、菅直人氏には現首相として、この事故に対処すべき
責任はあるし。民主党政権もしかりなのだが・・・。

 でも、自民党には、今回の事故に関して、何の問題も責任もない
とは、とても言えないのではないかと思うし。
 自民党が、これを菅政権の問題として<他人事のように?>
とらえて、一方的に批判することはできないのではないかと
思う部分も大きい。(-"-)

<mew的には、自民党とも協力して、原発問題に対処する
のがいいと思うのだけど。
 もし批判するなら、菅首相のところに行って、こうすれば、
絶対に解決できるという対応策を示して欲しいものだ。(**)
 大体、周辺住民の避難の仕方に関しても、まともに対策&計画
を決めていなかったら、こんな風に、バタバタさせられているの
だしね。(ーー)>

 そして、まあ、一般国民は、好き勝手言える身分なのかも
知れないけど。
 概して、自民党や保守派の支持者&メディアの中には、この
原発の件で、菅首相の対応を批判する人が多いようにも思われ。
<しかも、菅氏や民主党がサヨクだという嫌悪感も加わって?>
 もしかしたら、雁屋さんは、そのような状況を見て、ちょっと
キレたところがあったのかも知れない。^^;

* * * * * 
 
 ただ、mewが、一番イヤだと思ったのは、この記事をアップ
したことで、抗議が殺到し、雁屋さんのブログが休止に追い込まれ
たということだ。

 確かに雁屋さんの表現は、mewから見ても、かなり過激に
思えるところがあるし。それに不快感を覚えた人がいたとしても、
止むを得ないように思う部分もあるのだけど・・・。

 でも、先日、民主党の土肥隆一氏の離党に関する記事でも書いた
ように、自分たちと異なる考え方をする人に対して、一斉に攻撃
や批判をしたり、排斥しようとしたりする風潮が広まりつつある
ことは、自由&民主主義の後退につながるものだし。本当にコワイ
&アブナイことだと思うからだ。(-"-)

 雁屋さんも、休止を知らせる記事で、このように書いている。

『これで、私は確信した、日本には事実を知りたくない、あるいは
知らせたくない人が大勢いると言うことを。

 日本に言論の自由があると言うのは飛んでもない間違いだと今度
のことで痛感した。

 自分たちの意見に反する意見、例えば、私の記事などにたいする
反発は凄い物だと思った。

 事実を絶対に人々に知らせるな。

 その、凄まじい圧力に、私のページは動かせなくなったのです。

 その圧力に負けたくないが、実際にページが動かない。

 日本は,飛んでもない国になっ行くのでしょうか。(原文まま)』

                   THANKS

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『2011年3月12日(土)@ 16:16 | 雁屋哲の美味しんぼ日記
記事URL:http://kariyatetsu.com/nikki/1340.php

カテゴリー:雁屋哲の美味しんぼ日記

投稿日時 :2011年3月12日(土)@ 16:16

 東北地方を中心とする大地震でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げます。
 また、被害に遭われた方々に、心からのお見舞いを申し上げると同時に、どうか心を強く持って、頑張って下さるようお願い致します。

 昨日来、NHKのテレビにしがみついています。
 私が人生で見た、最悪の災害です。
 仙台は私の愛する町です。
 私の敬愛する大先輩のご一家が住んでおられます。

 しかし、どうしても電話が繋がらない。
 心配でたまりません。
 また気仙沼には、世界一の魚焼きの名人「福よし」の村上さんがおられる。
「福よし」は港に近かったから被害を受けられたのではないか。
 心配でたまらない。
 唐桑町の世界一の牡蛎の養殖場、畠山水産の畠山重篤氏はどうしておられるだろうか。

 仙台だけではない、青森県にも、岩手県にも親しい方が大勢いる。
 しかし、電話が全く通じない。
 心配で心配でたまらない。
 さらに心配なのは福島原発である。

 私は地震の知らせを聞いた時にすぐに原発は大丈夫かと、そっちの方に頭が行った。
 案の定だ。
 福島第一原発の冷却水が止まって、原子炉の冷却水が回らなくなり、炉のが高くなり、破裂寸前だという。
 NHKに出て来た東大教授は、如何にも何でもない軽微な事故のように言うが、これが軽微だったら重篤の事故なんて物はない。
 冷却水が止まったら原子炉がどうなるのか、原力工学のイロハを知っていれば分かることだ。
 中央制御室内の放射能の値が既に通常の1000倍になっていると言う。
 その大学教授は、防護服を着て制御の作業に当たれば何でもないといった。

 おっさん、気は確かか。防御服を着て制御するなんて、ジョーク以外の何物でもないだろう。
 中央制御室は原子炉から離れたところにある。そこの室内の放射能の値が1000倍になったと言うことは、既に、原発敷地内全てが1000倍の放射能に汚染されているということだろう。
 放射能は、敷地内に留まるような行儀の良い奴ではない。
 とっくに、周辺に拡大しているだろう。
 この先、冷却装置が回復せず、原子炉を冷却することが出来なくなったら、どうなるのか。

 1号機は、沸騰水型原子炉である。
 沸騰水型原子炉とは、炉心の周りに水を流して、その水を炉の熱で沸騰させて蒸気にしてタービンを回して発電する、と言う構造になっている。
 その炉心の周りに流すのが冷却水だが、その冷却水が補給されなくなったら、原子炉での核分裂反応は止まるが、原子炉の運転には関係なく、燃料棒の中の様々な不安定な原子核を持つ物質は崩壊してより安定な元素になって行き続けている。
 崩壊する時に熱も放射線も出す。
 その時出る熱を崩壊熱と言うが、崩壊熱は、原子炉を運転していようと止めていようと、そこに不安定な核を持つ物質がある限り発生する。
 で、冷却水が無くなってしまうと、崩壊熱の逃げ場が無くなり、燃料棒の集合体は短時間の内に数千度にまで達し、溶けて落ちる。
 これが、あの恐るべき炉心が溶けてしまう、メルト・ダウンなのだ。
 この、崩壊熱で溶けた燃料が水に触れると水蒸気爆発を起こす。
 これが、原子炉格納容器を爆発させたら、チェルノブィリ以上の事故になる。

 今政府は、半径10キロ以内の住民の避難を勧告しているが、10キロどころで収まる訳がない。
 福島原発の数10キロ四方の土地はこれから、数千年、数万年人が近寄れない土地になるだろう。
 周辺の魚も全部食べられなくなる。

 さらに、福島第二原発でも、冷却水が止まってしまったという。
 福島第一原発に続いて、非常事態遷化が出されたのである。
 もう、われわれは、幸運を祈るしかない。
 なんとか、冷却水が間に合うように、神を信じることの出来る人は神に祈って下さい。
 私は無信仰だから、しっかり事態を見届けるしかない。

 しかし、はっきりしておきたい。
 地震は天災である。
 だが、原発事故は人災である。
 過去の自民党政権の遺産である。
 自民党の現議員たち・前議員たち・元議員たち、総出で福島冷却水問題に当たれ。
 本当に国を思って原発を建てたのなら、今こそ自民党人柱隊を作って福島原発に突入せよ。
 今の民主党政府の取り組み方を批判する資格はお前たちにはない。
 分かっているのか、この、腐れ自民党どもが!
 貴様等の悪政が今の悲劇を招いているんだ。』
by mew-run7 | 2011-03-17 06:13 | 自民党について

by mew-run7