東電べったりの自民に原発対策を批判する資格はない?+菅は原発政策見直しに言及
2011年 04月 19日
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昨日の午後、仕事場で、緊急地震速報を(ピャンピャ~ン♪って
やつね)チェックするために、プチTVがつけっぱなしになって
いて。ふと気付いたら、国会中継(参院予算委員会の東日本大震災
に関する集中審議)をやっていたので、チラチラときいていた
のだが・・・。(・・)
まあ、震災対策にせよ、原発事故対策にせよ、自民党&自民系
の政党も含めて、野党が次々と菅首相らにツッコんでいるのを
きいて、「何だかな~」という感じになっていた。(@@)
<知人いわく、「俺だったら、『じゃあ、おまえらでやって
みろよ!自分たちだったら、どう言うやり方をしたのか言って
みろ!」とキレてしまうかも知れないな」と言っていたです。^^;>
特に原発事故については、やっぱこの惨事を招いたことに
関する大きな責任は、自民党にあるのではないかと思うのだ。
菅首相は昨日、『東京電力福島第一原子力発電所事故に関し、
「非常用電源がダウンしたということは、予測の甘さがあり、それ
が一つの原因になったことは免れない。政府も十分に事前に
チェックできなかったことについてはおわび申し上げたい」と
述べ、事故防止対策の甘さを陳謝した』のだけど。<読売新聞
18日>
その甘~い政府の事故防止対策は、ず~っと自民党政権下で
行なわれていたものなのだしね。(-"-) <それを菅首相が陳謝
するというのも、何か滑稽な感じがしたのだけど。^^;>
東電はじめ電力会社&原発関連企業と共に原発政策を推進して
様々な利益を得て来たのも(献金、通産&経産族の利権、原発
設置の地域のもろもろを含む)、官僚の天下りを野放しにして来た
のも、ろくにチェック機能を果たしていなかった原子力系の委員会
やら保安院やらの機関を作って好きにやらせていたのも、安全性に
問題があると指摘されていたのに放置していたのも、何やかんや
言って、ぜ~んぶ自民党政権だったわけでしょ~~~???(**)
<原発に関っている企業の人いわく「東電側が、あんなデカイ
態度をとるようになってしまったのも、これまで長い間に築かれた
自民党、官僚などとの関係があるからで。東電の方が、精神的&
実質的には、上の立場にあったのではないか」とのこと。
彼らには、「自分たちは自民党や地元の議員、住民に金銭その他
の利益を供与して(やって)いる、官僚も天下り先を色々、用意
して(やって)いる」という自負みたいなものがあるのではないか
という。
だから、菅首相が、東電の報告や提案をそのまま受け取って、
お任せにせず、自分で何かを指示して来たり、ましてや怒鳴りつけ
たりして来たことは、ある意味でショック&キョーイ(驚異+脅威)
だったのではないかと。でも、中には反発を覚えた人もいるかも
知れないとの見方をしていた。(Sは反発の方が大きいかもって。)>
* * * * *
それに、自民党や旧自民党系の政党は、民主党政権の原発事故に
関して、色々と文句をつけるけど。自分たちが政権政党だったら、
本当に、あの事故に迅速かつ適切に対処できたという自信がある
のだろうか?
周辺住民の避難などの対策も、きちんと考えていて、実行できた
と言えるのだろうか?
・・・って、言いたくなってしまうところがあるのだ。(ーー)
<もしきちんと政府側でも事故対策や周辺住民の避難に関する
マニュアルができていて、保安院や東電&周辺住民にも周知されて
いて。形式的ではなくて、まともに訓練なども行なっていたなら、
こんなに混乱することはなかったと思いません?(・・)>
それが、自分たちのことは棚に上げて、まるで鬼の首をとった
かのように、菅内閣の小さな言動までアレコレ批判しまくるあの
態度には、何か解せないとこがあるし。ちょっとムカッと来て
しまったところもあったのだった。(-"-)
* * * * *
まあ、震災対策に限って言えば、与党&様々な災害対策の経験が
ある自民党の方が、一日の長どころか五十年ぐらいの長があるかも
知れないと思う部分もあるのだけど。<だから、もっと協力して
欲しかったんだけどね。(~_~;)>
殊、原発対策に関しては、知人の「おまえら、どのツラ下げて、
民主党政権を批判できるんだ」「自民党政権だったら、もっと情報
を隠蔽したり、東電に任せて大事故につながったりしていた可能性
があるのにな~」と、mewも「そうだ、そうだ~!」と言いたく
なってしまうのだけど。
何より、もし日本の国民の多くが、TVなどで繰り返されている
批判を見て、原発対策でも、民主党政権は不安だ、自民党政権の方
が安心できると思っているのだとすれば、ますます「何だかな~」
とぼやきたくなってしまうとこがある。_(。。)_
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また、昨日の委員会では、最後の方で、社民党の福島党首が
質問に立って、今後の原発政策について追及をしていたのだが。
菅首相は、もともと原発推進派ではないにもかかわらず、今は
政府代表という立場ゆえ、福島氏が行なった政府の原発政策への
批判に菅氏が釈明するというのも、不思議な感じがあった。^_^;
ただ、菅首相が、他の議員への答弁も含めて、昨日の委員会で
今後の原発政策の見直しに言及し、増設の凍結を示唆した。
『菅直人首相は18日の東日本大震災に関する参院予算委員会の
集中審議で、福島第1原発事故を受けた今後の原子力政策について
「一度白紙から検証して再検討する必要がある。安全性を確認する
ことを抜きに、これまでの計画をそのまま進めていくことには
ならない」と述べ、計画見直しを検討する考えを表明した。
<毎日新聞18日>』
『(菅首相は)新増設計画を念頭に「何か決まっているからその
ままやるんだということにはならない」と語った。
政権中枢も首相に同調する。枝野幸男官房長官は18日の記者
会見で首相の発言の真意を問われ、「普通、白紙で検討する、と
言ったらまさに白紙ではないか」。民主党の岡田克也幹事長も会見
で「総理のご発言を受けて党の検討体制を考えなければいけない」
と語り、党内でも原子力政策の見直し論議を進める考えを示した。
政府は昨年6月に閣議決定したエネルギー基本計画で、現在54
基ある原発を2030年までに14基以上増やすと決めている。
ただ福島第一原発の事故をきっかけに、政権内でもこの計画に慎重
論が出ている。<朝日新聞18日>』
* * * * *
『首相は先月31日、共産党の志位和夫委員長との会談で「見直し
を含めて検討したい」と発言。同日のサルコジ仏大統領との会談後
の共同会見でも「原子力、エネルギー政策は事故の検証を踏まえ、
改めて議論する必要がある」としていた。<同上>』
もし、今、建設中&計画中の原発の新規建設がすべて中止に
なったら、それに関わって来た国会&地方議員や、官僚、企業
などなどはかなり困ることになるわけで・・・。
mewは、以前、自民党が「菅おろし」を強く望む要因の一つ
には、菅氏が原発見直しの政策を進めることを阻止したいという
考える人たちがいるからではないかと書いたのだけど。
国会でも正式に見直しに関して言及したとなると、まずます
「菅おろし」を求める声が大きくなるかも知れない。(~_~;)
* * * * *
ただ、菅首相は、サンドバッグ状態であったにもかかわらず、
昨日も、今後の政権運営への強い意欲を示していたとのこと。
『復興にめどが付いた時点で退陣すべきだとの指摘には「欲張り
かもしれないが、復興・復旧と財政再建の道筋を作る、そういう
ことを含めてできるとすれば政治家としての本望だ」と述べ、早期
退陣論を否定。さらに「(衆院任期までの間)与野党共同での形が
取れたら歴史的な使命を果たしたことになる」と述べ、与野党の
協力関係構築にも意欲をみせた。<毎日新聞18日>』
ここで財政再建の話まで持ち出すとは!まあ、最初はそれが
大目標だったので、初志貫徹&意欲的と言えば、そうかも知れない
けど。さすがのmewも、本当に、チョット「欲張りかも」と
思ってしまったとこがあるのだが・・・。^^;
正直なところ、菅首相は、野党だけでなく与党内からも、
メディアなども含めて、見事に攻撃包囲網が敷かれている状態で、
もういつまで首相を続けられるかわからない状況なのだから・・・
ともかく、ここから1日1日、菅首相でなければできないと思う
ことを<きゅうりかじりのパフォーマンスも含めて?>、自民党や
小沢派などではなかなかできないであろうbut国民にプラスになる
ことを、思い切ってやって行って欲しいな~と願っているmew
なのだった。(@@)
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