小沢派は、復興のためにも公約見直しを認めないのか+党内に菅包囲網
2011年 04月 20日
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*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。
先日、『菅&小沢が協力して、震災対策に当たるように、
「最後のお願い」をしてみる』という記事を書いたのだが・・・。
小沢一郎氏は、まだ菅首相と会談を行なっていないようなの
だけど。いわゆる小沢派or反主流派の議員の、「菅おろし」
「菅包囲網」の動きが活発になっており、どうも協力体制を
築くのは難しいような状況になっている。(-"-)
mewは、しつこく書いているように、政権与党の議員には
して、せめて震災&原発事故の対策のメドが立つまでは、菅首相
を好むと好まざると、協力をして欲しいと。もし協力できないと
しても、オモテ立って政局的な動きは控えて欲しいと思っていた
のだが。残念ながら、mewの願いとは反対の方向に、流れが
進んでいるようだ。(ノ_-。)
* * * * *
先に書くなら・・・。色々な動きの中で、mewが最もクビを
かしげたくなったのは、小沢氏にかなり近い存在になっている川内
博史衆院議員が15日に立ち上げた「国民との約束を守り、震災
復興を実現する会」が、「高速無料化」の公約見直しなどに反発
を示していることだ。(ーー)
政府は、今月6日、震災復興の財源確保のために「高速無料化」
の公約を修正を決めた。ただし、被災地の支援対策として北関東・
東北地方の高速道路は、一定期間の無料化を検討している。(・・)
『政府・民主党は6日、東日本大震災の復旧・復興財源に充てる
ため、自公政権時代から続く高速道路の上限料金制(休日1000
円)を廃止する方針を固めた。11年度から新たに導入する方針
だった平日2000円の上限料金制も見送る。政府が高速道路の
割引財源として確保している約2兆円のうち約4000億円が今後
3年間の上限制経費に充てられる見通しだった。高速道路無料化の
社会実験中止による約1000億円を加え計約5000億円を捻出
したい考えだ。
無料化実験の11年度予算は1200億円だが、すでに新年度に
入っているため実験は当面継続し、対象区間の拡大が予定される
6月をめどに従来区間も含め中止する方針。政府・民主党はこれに
代わり、被災地支援策として東北・北関東の高速道路を一定期間、
無料化する検討に入った。その11年度分の経費として約1600
億円を見込み、高速道路関連で捻出する復旧・復興財源約5000
億円の一部を充てることが想定されている。<毎日新聞6日>』
* * * * *
mewは、震災がある前から、高速無料化などの一部の公約は、
財政難を考慮して、見直しを行なうべきだと主張しているのだが。
ただでさえ財政難の時に、このような震災が起きて多額の復興
財源が必要になることを考えれば、公約の見直しをすることは
止むを得ないと思うし。国民の多くも、そのことは理解、納得する
のではないかと思うのだ。(**)
<小沢支持者の中には、世論調査の結果は全く信じないという人
も少なからずいるのだが。世論調査やmew周辺では、公約の
見直しをすべきだと考える人が多数を占めている。(・・)>
ところが、『09年衆院選マニフェストの目玉政策だった高速
無料化の中止には党内に反発がくすぶる。6日の部門会議の会合
では、小沢一郎元代表に近い川内博史衆院議員が「閣議決定し
予算成立したものを撤回するなら、総辞職しないといけない」と
反対した』とのこと。<同上>
さらに、川内氏は、15日に「国民との約束を守り、震災復興を
実現する会」を立ち上げて、小沢氏が代表時に決めたマニフェスト
を見直して財源を捻出する形で、震災対策用の第一次補正予算を
編成することに強い反発を示している。(-"-)
<「国民との約束・・・」のメンバーは、*1に。小沢、鳩山氏
に近い若手・中堅議員46人が参加。>
* * * * *
さらに、18日には、政府に抗議書を手渡すと共に、両院協議会
で、首相&内閣の退陣を求めることも示唆したというのだ。(・o・)
『民主党の川内博史衆院議員ら菅直人首相に批判的な同党国会議員
約10人が18日夕、首相官邸を訪れ、平成23年度第1次補正
予算案の財源をマニフェスト(政権公約)の見直しで捻出したこと
に抗議する首相あての申入書を福山哲郎官房副長官に手渡した。
申入書は、同党国会議員有志で先週発足した「国民との約束を
守り、震災復興を実現する会」のメンバー48人の連名で、「国民
との約束に反するもので許されない。財源は国債整理基金特別会計
の剰余金を充当すべきだ」と明記している。
川内氏は記者団に「国民との約束をほごにすることを議論なく
内閣だけで一方的に進めるのなら、内閣に交代してもらうために
両院議員総会を要求しなければならない」と述べた。<産経新聞
18日>』
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mewは、政権公約が大事だという主張も理解できないではない
けれど。あまりに、そこに固執して、硬直化した考えを持つのは
いかがなものかと、疑問に思うところがあるのだ。(~_~;)
政治というのは、ナマものであって。基本的な理念を守ることは
必要だけど。でも、その時々の状況に臨機応変に対応することも
国民にとって大事なことだと思うし。ましてや、このように国難
とも言える大災害が起きていることを考えれば、公約に優先順位を
つけたり、緊急課題ではないものは修正したりなどの対処を行なう
のは当然のことなのではないだろうか?(@@)
それこそ、mewは、これまで小沢一郎氏を見ていて、同氏が
現実的に、その時々の国情や国民の状況、各地域の住民の状況など
を考えて、臨機応変に政策を修正、調整して来たところに、政治的
な能力や手腕が優れているな~と評価する部分ところがあるし。
同氏が、選挙に強いと言われる要因の一つは、そのような国民の
ニーズを把握する力に秀でていることがあるのではないかと
思ったりもしているのだが。(・・)
<90年代には、消費税(目的福祉税)を3→7%への引き上げ
を実施しようとした&10%にすべきと提言しながら、今は、
経済状況を考えて、消費税増税に反対しているのがいい例で。>
小沢派系の議員が、たとえ震災復興財源を確保するためでも、
公約見直しに反対するのは、理屈云々より、菅政権が、脱小沢路線
を歩もうとしていることへの反感による部分も大きいのでは
ないかと感じるとこがあるし。
もし小沢派系の議員が、このような主張を続けるようであれば、
<ましてや、自民党でさえ緊急性を考慮して賛成する予定だと
言っている第一次補正予算の編成に関しても批判を行なうよう
では>、菅首相が小沢氏と協力することは、かなり難しいのでは
ないかと思ってしまう。(-"-)
<mewは、震災復興のために消費税を上げるのは反対だ。
それゆえ、尚更に、みんなで知恵を集めて&やりくりをして
財源を作らないとって、思うのにな~。(・・)>
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さて、民主党の中では、小沢派を含め、反主流派と言われる
議員たちが、いわゆる中間派だけでなく、主流派の前原Gの議員
も巻き込む形で、菅包囲網を形成しようとしている。(~_~;)
また鳩山前首相は、平野元官房長官と共に、自民党の伊吹元
幹事長、石原現幹事長と会合を行ない、菅抜きで自民党と連携する
ことも模索しているようだ。(・・)
<ただ、この辺りは、また機会があったら書きたいけど。伊吹氏
と石原氏はアンチ小沢ゆえ、おそらく彼らは小沢氏抜きの連立を
考えているか、政権ゲットのために小沢氏を利用するものの重用
する気はないんじゃないかと思うんだけどな~。(~_~;)>
* * * * *
『衆院議員会館の一室で15日、「打倒・菅」のシナリオがひそか
に練られた。
「あちらとこちらの対抗戦になってはいけない。中間派も糾合
しなければ…」
集まったのは小沢氏に近い山岡賢次副代表、田中真紀子元外相、
鳩山氏側近の中山義活経済産業政務官ら中堅・ベテラン議員9人。
田中氏は「今の政権はダメだ」と吐き捨てた。
倒閣を目指す火の手はあちこちで上がっている。(中略)
山岡氏らは今月下旬に「総調和の会」を発足させ「菅降ろし」に
同調する議員を結集させる考えだ。
◆「即刻退陣して」
首相を追い込もうとする動きは「小鳩枢軸」だけではない。衆院
1年生有志は19日に「国難に立ち向かうための勉強会」を発足
させる。中心メンバーは中間派の石津政雄、小沢氏を支持する
「北辰会」の空本誠喜、前原グループ(凌雲会)の稲富修二、野田
佳彦財務相のグループ(花斉会)の岡田康裕ら各氏。
特に空本氏は北辰会の中心メンバーで、稲富氏は前原氏の子飼い。
両者が手を握る意味は大きい。
原発事故の現場、福島県南相馬市が選挙区の石原洋三郎衆院
議員が15日の党代議士会で「首相は『長期戦を覚悟して事故処理
に臨む』と言ったが、むやみに長期戦になるのなら即刻退陣して
いただきたい」と声を上げると、拍手が湧き起こった。
<産経新聞16日>』
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実際、昨日19日、民主党内では、1回生議員約50人によって
「国難に立ち向かうための勉強会」の初会合が開かれたという。
『民主党の衆院当選1回の有志議員が19日、「国難に立ち向かう
ための勉強会」を設置し、国会内で開いた初会合に1回生
(約140人)の3分の1を超える約50人が参加した。
前原誠司前外相グループの稲富修二氏、野田財務相グループの
岡田康裕氏、小沢一郎元代表グループの空本誠喜氏ら7人が発起人
で、「1回生の発言力確保が目的だ」としているが、党執行部は
「小沢グループの倒閣に向けた仕掛けではないか」と警戒している。
初会合では、政府の東京電力福島第一原子力発電所事故への対応
などに関し、「出荷停止に追い込まれた農家に、政治判断で一時金
を払う決断さえできていない」(玉木雄一郎氏)などの批判が
相次いだ。 <読売新聞19日>』
* * * * *
また、鳩山前首相が自民党の伊吹&石原氏と会った時には、
こんな話が出たようだ。゙
『◆うなずいた伊吹氏
昨年から続く党内抗争は「親小沢」VS「反小沢」の構図だった
が、今や党内は「反菅」一色に染まろうとしている。こうした
動きを、海千山千の自民党ベテラン議員が黙って見ているはずが
ない。
「今、内閣不信任案を出したら民主党はどうなるのかね」
14日朝、国会近くのホテル。自民党の伊吹文明元幹事長は
鳩山氏に探りを入れた。「不信任はまだ早いでしょう」と鳩山氏。
だが、同席した平野博文元官房長官が「被災者を考えれば協力しな
ければいけないが限界だ。首相は官邸メンバー全員とうまくいって
いない」と訴えると、伊吹氏は小さくうなずいた。
谷垣氏は、首相が国民新党の亀井静香代表とともに検討している
「復興実施本部」(仮称)への参加を拒否することを決めた。
与野党入り乱れての「倒閣運動」が激化している。
<産経新聞4月16日>』
* * * * *
小沢氏は、先週の記事にも書いたように、菅氏を首相から
おろすために、自民党が内閣不信任案を提出した場合に、それに
賛成する可能性を示唆している。(-"-)
ただ、不信任案が可決されるためには、民主党から少なくとも
80人以上の賛成が必要だし。その後、自民党とどのように連携
するのか<連立を組むのか否か>はわからないが、その後の政権の
主導権を握るためにも、できるだけ反主流派の人数集めをして
おきたいところだろう。^^;
でも、鳩山由紀夫氏が、必ずしも小沢氏と完全に共同歩調を
とるのかどうかはビミョ~なところだし。<小沢氏と菅批判の
共同声明を出すことは断わったしね。>
前原Gや野田Gも、次の政権への準備はしているとは思うが、
小沢氏と連携するのは難しいとも思われ・・・。まだまだ党内の
情勢は、流動的な感じがある。(・・)
それよりも、政府与党がこんなことをしていたら、何より、
民主党政権や菅首相はもちろんだが、おそらく小沢氏も鳩山氏も、
国民から不信感を持たれるようになるのではないかと・・・。
被災者だって、こんな政権に復興を任せたくはないと思うかも
知れないし。もし「菅おろし」に成功しても、結局、自民党による
政権を支持する人が増えたら、元も子もないのではないかと、
そちらの方を懸念してしまうmewなのだった。(@@)
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<産経新聞16日>』