菅ー鳩山会談&副総理や大臣増員など体制作りを+自民は「政権延命」が拒否理由に
2011年 04月 21日
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*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。
昨日、鳩山前首相が、原発対策に関して、菅首相と約1時間半、
会談を行なったという。
『民主党の鳩山由紀夫前首相は20日、首相官邸に菅直人首相を
訪ね、東京電力福島第1原発事故の収束策をめぐり約1時間半
会談した。鳩山氏が「水による冷却が汚染源になっている。長く
続けるのは望ましくない」と現行とは別の冷却方法の採用を提案。
首相は「そういう考え方もある。お互い研究していこう」と前向き
に応じた。
会談後、鳩山氏は記者団に、民主党の小沢一郎元代表らが政府の
原発事故対応を批判していることについて「首相として努力して
いる。批判するためにきたのではない」と述べた。与野党から
出ている首相退陣論は「話題になっていない」という。
会談には馬淵澄夫首相補佐官、平智之衆院議員が同席したが、
民主党内では小沢氏が「菅降ろし」に動き出しているため、首相は
時間を割いて丁寧に応じることで、小沢氏に近い鳩山氏を取り込む
ねらいもあったとみられる。<産経新聞20日>』
『終了後、鳩山氏は記者団に「首相は原発についてよく勉強して
いた。話はかみ合った」と指摘』した。<共同通信20日>
* * * * *
果たして、鳩山氏が、純粋に原発対策の話だけをしに行った
のか、それとも、多少は政局っぽい話をしたり、今週、菅首相と
会談をしたいと言っていた小沢氏の意向を伝えたりもしたのか
は、わからないのだけど・・・。
ただ、鳩山氏は、先日、原発対策に関して菅首相に提案したい
ことがあると語っていたので、おそらくその話がメインだったの
ではないかと思われる。(・・)
そして、mewは、このニュースを見て、チョットほっとさせ
られる&嬉しく、有難く思うところがあった。"^_^"
このブログにもずっと書いていたように、今回の震災が起きて
から、民主党の特に元&現幹部の議員たちに、も~っと様々な面
で協力的な姿勢を示して欲しいと思っていたからだ。(**)
菅直人氏が首相としての能力や手腕が足りないのかどうか、
その判断はさておくとして。
仮にそれなりの能力がある首相であったとしても、今回のような
未曾有の規模の震災&原発事故が起きた時に、ひとりで全てを
掌握&判断することは極めて困難だろうし。経験や実績のある議員
の知恵や助力を得ることが、必要不可欠になると思うのだが。
今の菅政権は、そのような体制が調っていないため、それが大きな
マイナス要素になっていることのは事実だろう。(-"-)
* * * * *
今、野党だけでなく、民主党内にも、「菅おろし」の風が
吹き荒れつつある。(@@)
mewも、ひとりの国民として、もし今よりいい政権&体制を
作って、震災&原発の対策や、国政全般を行なうことができる
なら、菅首相が辞任して、他の首相に代わっても構わないと
思っているのだが・・・。
ただ、いつも書くように、今すぐ首相を交代するのは、現実的
な話ではないと思うし。
この辺りのことは、また改めて書きたいけど。実際のところ、
「首相さえ交代すれば、それで全てがうまく行くのか」「誰か、
次の首相として、適任な人、国民の期待に応えられる人がいる
のか」と問われると、「???」となってしまうところがある
のも事実だ。(~_~;)
特定の政治家や政党を強く支持している人の中には、「XX
が首相or政権政党にならないと、日本を救うことができない」
「ともかく菅首相が辞任すればor民主党政権さえ終われば、今より
はずっとマシな対策や国政ができる」と思う人もいるのかも知れ
ないのだけど・・・。^^;
mewは、国民の多くは、首相や政権政党さえ交代すれば、
すべてがうまく行くとは考えていないように思うし。誰が首相で
あっても、与党内も野党も協力をして、少しでも早く被災者の
対策を進めたり、原発事故の状況を落ち着かせたりして欲しいと
願っているのではないかと察する。(・・)
また、仮に近い将来、首相が交代することになるとしても、
ただ菅政権が続く限りは、毎日、震災&原発事故への対策を、
少しでも前に進めて行かなければならないわけで。
そのためにも、震災から1ヶ月余り立った今、せめて民主党内
で、改めて、震災&原発対策を行なうためのよりよい体制を築ける
ように努めて行くことが必要なのではないかと考える。(**)
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菅首相としては、被災地の人たちも含め、多くの国民が納得
できるような震災対策を行なうためには、自民党の協力が不可欠
だと考えているようだし。mewも、現実的に見て、その考えは
間違っていないと思うのだが。
ただ、残念ながら、自民党にとっては、いまや震災対策よりも
実権&政権争いの方が重要になっていて。
後述するように、被災地や国民の利益になる&緊急性のあるよう
な施策、法律の提案にも、ここで賛成したら、菅首相の延命に
役立つことになる&自民党の利益にならないというような理由で、
反対に回ったり、自民党独自の案を主張し続けたりするケースも
増えており、もう、あまり連携or連立は期待しない方がいいのでは
ないかと思い始めている。(-"-)
* * * * *
また民主党内でも、こちらも哀しいことに、震災が起きてからも
尚、小沢派vs.非小沢派の対立が続いており<ある意味では、激化
してるかも?>挙党一致体制で震災対策に当たることは難しいかも
知れないのだけど。(ノ_-。)
ただ、民主党の中にも、今の被災地や原発事故の惨状を見て&
現実的な観点を持って、ともかく今は、菅首相を好むと好まざると、
責任ある政権与党の一員として、できるだけのことをしなければ
ならないと考えている人もいるようだし。
菅首相も、この1ヶ月は、まさに予想だにしていなかったような
大規模な災害&原発事故に直面して、混乱&困惑した部分も大き
かっただろうし。かなり「いっぱいいっぱい」になっていたところ
もあるように思うのだが。^^;
全体の状況も少し落ち着いたところで、菅首相に協力してくれる
であろう議員の知恵や力を積極的に借りて、震災&原発対策を
行なう政府与党内の体制を、再構築して行く必要があるのではない
かと思うのだ。(・・)
* * * * *
mewは、体制を立て直す策として、副総理を2人任命して、
それぞれに震災担当、原発担当の特命大臣を兼任させることを
提案したい。(・・)
<これだけ大規模な被災地の面積&被災者の数を考えると、
被災者支援と今後の復興と別々に大臣を設けるか、副大臣を
3~4人つけてもいいかも。>
実は、震災が起きた直後から、mew周辺では「そう言えば、
菅内閣には副総理がいなかったんだな~。こういう時には、やっぱ
副総理がいないとキツイだろう」という話が出ていたのだ。
<本来、官房長官が、首相の女房役&省庁間や与党との間の調整役
を行なうのだけど。枝野氏は、震災&原発関係の情報収集と会見
をこなすだけでも、大変な状況だしね。^^;>
菅首相とて、被災者支援+被災地復興+原発事故の対応+原発
周辺住民の避難などを、ひとりで担うことは、どう見ても困難
だろう。(-"-) <ここから、本格的な復興対策、原発周辺住民の
避難対策が行なう必要があるので、尚更に。>
で、mew周辺では、副総理候補に鳩山由紀夫氏の名も挙がって
いたのである。(・・)
<鳩山氏は首相経験者ゆえ、副総理を依頼するのも引き受けるのも
難しいとこがあるかも知れないのだけどね。^^;>
というのも、鳩山氏は、こういう時に私利私欲を抜きに、国や
国民のために尽力してくれそうなところがあるし。鳩山氏が菅内閣
に参加してくれれば、少なくとも中間派や非主流派の一部の議員は
政府与党の震災対策に協力しやすくなるからだ。(・・)
<それを産経新聞のように「小沢氏に近い鳩山氏の取り込み」と
見るか、「政権与党が一体となって震災対策を行なうための方法」
と見るかはビミョ~なとこだけどね。(@@) tabun ryouhou ne!>
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まあ、mewが提案した副総理案は、どうなるかわからないの
だけど。政府与党内では、先月から、自民党との連携も想定する
形で、震災復興に当たるために、大臣を3人以上増員する内閣法
の改正案が出ていて。
岡田幹事長などが、自民党側に改正案成立に協力してくれる
ように要請しているのだけど。自民党がなかなか協力する姿勢を
見せてくれない。
『枝野幸男官房長官は20日午後の記者会見で、野党に先に協力を
要請した閣僚枠の3増について「必ずしも当初言った数にこだわら
ない。震災対応とそれ以外の業務がかぶって(閣僚の負担が)過重
になっている部分があるので、調整させてもらえればありがたい」
と述べ、3人にはこだわらず、柔軟に対応する考えを示した。
内閣法は閣僚数を最大17人と規定し、現在は上限まで起用して
いる。枠を増やすには法改正が必要だが、野党側は「政権延命が
狙い」などと菅直人首相への不信感を強めており、協力を得られる
めどは立っていない。<時事通信20日>』
* * * * *
上の記事にも出て来るのだが。特に最近になって、自民党や
民主党内の反菅派から、やたらに「菅政権の延命が狙い」「菅政権
の延命に協力できない」という言葉が出る機会が増えていることに
「何だかな~」と思ってしまうところがある。(-"-)
まあ、菅氏も首相になったからには、できるだけ長く続けたいと
いう思いはあるかも知れないし。政策を考える時も、延命のことが
全くアタマにないとは思わないけど。
でも、菅首相&周辺だって、まずは、被災地や国民にとって
利益になるようにと思って政策を考えていると思うのだ。<それが
彼らの期待に応えるものであれば、延命にもつながるわけで。
被災者はどうでもいいから、ともかく「延命、先にありき」には
ならないというか、なりにくいのよね。^^;>
そして、自民党の中には、被災者や国民にプラスになる案には
積極的に賛成すべきだという意見の人もいるのだけど。<谷垣総裁
も半分ぐらい、そうなのよね。>
ところが、一部が賛成しようとすると、「菅政権の延命に手を
貸すことになっていいのか?」と「待った」がかかったりして、
「政権延命」が、いい案でも拒否していいという大義名分に
なってしまっているところがあるのだ。<要は、被災者の利益より
も、「菅おろし」の実現&自分たちの利益を優先する傾向にある
のよね。(-"-)>
『自民党の大島理森副総裁は12日夜、菅直人首相が東日本大震災
の復興に向けた「青写真」づくりで野党に協力を呼び掛けたことに
ついて、党本部で記者団に「復興に全生命を懸けるというにおい
ではなく、これを機に政権を維持、延命しようというにおいが
消えていない」と述べた。<時事通信12日>』
<「政権延命のにおいがする」というだけで、アウトだったり
するし~~~。(>_<)>
復興基本法への協力でも、『「菅政権になし崩しで協力する
ことになりかねない」との慎重論も根強い』という。*1
* * * * *
こうして、自民党は、当初は、復興にメドが立つまでは、補正
予算案や関連法案には協力すると約束していたものの、結局、
第一次補正予算案にも、アレコレと批判をするようになっていて、
なかなか決まりそうにないし。<がれき処理や仮設住宅の費用など
緊急性(重要性が高いものがはいっているので、予算案の成立を
急いでいるんだけどな~。(-"-)>
連休前には、国会に提出したいと考えていた復興基本法案も
自民党との調整が難航していて、連休後にズレ込みそうな状況
になっている。(ーー)
そのようなことを考えると、震災対策をできるだけ早く進めて
行くためには、やはり、まずは民主党の中で、少しでも協力体制
を築いて行けるように努力した方がいいのではないかな~と。
そして、今回の鳩山前首相との会談が、そのきっかけになると
いいな~と小さな期待を抱いてしまったmewなのだった。(@@)
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ぶいっちゃんの「らんきーブログ」、iiyumeさんの「とりあえず書いて
みようか」も必見!(**)
kimeraさんも「kimekime25」で吼えているです。
さらに現政権にノーさんが作った「THE BLOGGER」、晴天とら日和さんが
作った「【政権交代】を目指すブログ結集!」をご参照下さい。
『 東日本大震災:復興基本法、民・自共同提案も視野 協議開始で合意、月内提出先送り
民主党の玄葉光一郎政調会長(国家戦略担当相兼務)と自民党の石破茂政調会長が20日、国会内で会談し、東日本大震災の被災地復興に向けた「復興基本法案」について、議員立法による共同提案を視野に両党で協議を始めることで合意した。政府は同法案を月内に国会に提出する方針だったが、与野党協議の行方を見極めるため当面先送りする。
基本法案の共同提出は石破氏が18日に玄葉氏に提案した。自民党が提唱する「復興再生院」の創設などを実現させたい考えだが、同党内には「菅政権になし崩しで協力することになりかねない」との慎重論も根強い。石破氏は記者団に「法案の内容は実務者間で『懇談』する」と語り、非公式な「懇談」で協議する考えを示したが、党内がまとまるかは不透明だ。
一方、政府・民主党側には「大連立」の呼び水にしたい思惑がにじむ。
政府案の概要には全閣僚で構成する「復興対策本部」の設置が盛り込まれているが、玄葉氏は「政党の損得勘定抜きに共同作業を進め、合意に至れば議員立法で国会に提出する」と、自民党案受け入れの可能性も示唆。法案提出を5月の大型連休明けまで遅らせても、同党との協議を優先させる構えだ。
ただ、公明党は山口那津男代表が議員立法に否定的な見解を表明している。玄葉氏は20日、公明党の石井啓一政調会長に協力を要請したが、石井氏は協議参加に慎重な姿勢を崩さなかった。
大連立の動きを警戒する国民新党の亀井静香代表は、与野党の代表者による「復興実施本部」の創設を各党に呼びかけているが、調整は難航している、<毎日新聞21日>』