橋下の「民主主義」に疑問+江田法相が可視化など司法改革に本格着手
2011年 05月 21日
すみません。
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今週から、東京は、真夏日が続いていて、急にアツアツに。
そのせいか、mewのPCはファンが回りっぱなしで。折角、
橋下くんについての記事をほぼ書き上げていたのに、途中で、
PCが動きたくないとダダをこねて、ボツになってしまった
ですぅ。(ノ_-。)
もし時間があれば、改めて記事を書き直したいと思うのだが。
mewは、橋下知事のこの言葉を見て、マジでビックリ&唖然
とさせられたし。め~っちゃ問題があるのではないかと思うので、
この記事では、その言葉に関してピックアップしておきたいと
思う。
今、大阪の橋下知事が、国家斉唱の際に起立しない大阪府&
市町村の学校の教員を、解雇も含め厳しく処分をする条例を作る
と言い出したことが注目されていて。大阪府&全国で、この条例案
に対する疑問や批判が呈されているのだけど・・・。
<関連記事・『橋下が、国歌斉唱で起立しない教員を辞めさせる
と発言』など>
橋下知事は、先日の大阪府議会選で自らが率いる「維新の会」
が圧勝&過半数を占めたことから、数の力でこの条例を可決させる
ことが可能な状況になっていることに関して、ツイッターでこの
ように書いていたという。
『19日未明の自身のツイッターには「これが民主主義だ。大阪
維新の会は大阪都構想を実現するために、1年半かけてカネも労力
もかけて選挙を戦った。そして一定の民意を得て、今物事を進め
ようとしている」と書き込んだ。』
<『ツイッターに「これが民主主義だ」 橋下知事、国歌起立条例
で攻勢へ』(産経新聞19日)より(*1)』
<ここで、労力と時間だけでなく、「カネ」も書いてしまうところ
が、橋下くんらしいとこかも知れないのだけど。(正直とも言える
けど、国民をかなりナメているのがわかるよね。(-"-)>
* * * * *
これを見て、mewの友人はこう言って、怒っていた。
「たとえカネをかけなくても、その主張への賛同者を得て、施策を
実現するのが、『本当の民主主義』ってやつだろう!(`´)」と。
「カネをかけても、多数をとればいい。『多数こそが民意なのだ』
と、『多数決の原理=民主主義』だと言って、民主主義という言葉
を振りかざす政治家ほど危険なものはない。」
* * * * *
橋下氏が、自分が掲げている大阪都構想を実現するために、
知事である立場を利用して、<自民党などから議員を引き抜いて
まで>自分の考えに賛同する議員を集め「維新の会」なる首長政党
を作ったこと自体、問題視する声もあるのだけど。
ただ、政治家として、それ相当に労力や時間をかけて、仲間を
集めようとすることは、決して悪いことではないとは思う。(・・)
でも、これは国政レベルの政党にも言えることなのだけど、
「維新の会」に投票した人の中には、必ずしも「国歌斉唱で起立
しない教員の処分」まで支持していたわけではないだろうし。
<この争点は、選挙中には、ほとんどor全くオモテに出ていな
かったという話をきいた。>
どんな政策でも、きちんと議論をして、批判にも耳を傾けて
から行なうことが望まれるのであって。<少数意見の尊重をして、
きちんと議論を行なうことも、民主主義の大事な要素なんだと
いうことを、橋下くんは学ばなかったのかしらん?(@@)>
それが、カネを使ってでも(orキャラ重視の人気とりの選挙
を行なってでも?)多数をとれば、それが民意であり、多数派に
なれば、何でも実現できるのが民主主義なのだという発想をする
のは、本当にアブナイだと思うし。
<もともと自民党は、そうやって政権運営をして来たとこがある
のし。特に近時では、小泉首相がその手を使って、かなり横暴&
強引に自分の政策を進めていたのだけど。今でも古い政治家は
こういう考え方をする人が多いorそれが現実だから仕方ない
と考える人が多いのだが、いい加減、そういう発想から脱却
しないと日本の民主主義は発展しないよね。(-"-)>
何だか、今回の統一地方選では、またキャラやイメージ重視する
ような選挙が行なわれるようになっているとこがあるし。<強い
ものの言い方をする人は、発言内容のことを吟味せず、リーダー
シップがあると評価するとかね。(-"-)>
また、どんどん民主主義が後退して来ているような感じも
して、ブルーになりつつあるmewなのだった。(@@)
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話は変わるのだが・・・。
前記事『小沢が公判で徹底抗戦の構え~政治活動への影響は
いかに?』とも関連する話なのだが・・・。
昨日、江田法務大臣が、取り調べの可視化に関する制度の検討を、
法制審議会(法相の諮問機関)に18日付で諮問したと発表した。
『大阪地検特捜部の不祥事を受け、江田五月法相は20日の閣議後
の会見で、捜査・公判の見直しや取り調べの録音・録画(可視化)
など、刑事司法の新しいあり方について法相の諮問機関「法制審議
会」に諮問したことを明らかにした。
諮問は18日付。可視化のほか、取り調べへの弁護人の立ち会い、
検察の手持ち証拠の弁護人への全面開示などの法制化を検討する。
6月6日の法制審総会で議論が始まる予定で、法曹三者以外の
有識者を交えた部会が設置される見通しだ。
「検察の在り方検討会議」が3月にまとめた提言を受けたもの。
提言では、供述調書に頼りすぎた従来の捜査・公判を見直すために
「新たな検討の場」を設けるべきだとしていた。見直しには刑事
訴訟法などの改正が必要となるため、法相の公的な諮問機関である
法制審議会で検討することにした。<朝日新聞20日>』
* * * * *
日本も捜査機関の取調べの可視化をすべきではないかという議論
は、かなり前からなされていた。
というのも、警察や検察が、自分たちの立てたストーリーに
うまく合うように、被疑者or被告人、関係者の供述を誘導し(時に
圧力や脅しも用いて?)、自分たちの都合のいいような形で供述
調書を作成し、強引に署名させる手法を繰り返していることが
問題視されていたからだ。
しかし、捜査機関側が可視化の導入に強く反対していたことや、
自民党は、検察に甘い風潮があって<検察のウラ金の問題もスルー
しちゃったし>、残念ながら、自民党政権の下では、政府レベルで、
本格的に可視化を検討する姿勢がほとんど見られず。放置された
ような状態になっていた。(-"-)
ただ、ここ1~2年になって、ようやくメディアもこの件を
扱うようになって来て、一般国民の間でも、取調べの可視化に
対する関心が急速に高まっているように思える。(・・)
その背景には、足利の幼女殺害事件で、20年間、冤罪を訴え
ていた菅家利和さんの再審無罪が確定したこと<検察も捜査や
取調べの問題を認める>、や、大阪地検特捜部が強引に起訴を
した村木厚子さんが無罪判決を得たことなどがあると思うの
だが。<大阪地裁が、大阪地検特捜部が恣意的な取調べ&供述
調書の作成をしたことを指摘して、証拠として認めなかった。>
また特に政治系のブログ界では、小沢一郎氏&秘書の事件の
捜査に関して、東京地検特捜部が、当事者や関係者から供述を
誘導しているのではないかという疑問が呈されていることも大きい
のではないかと思われる。(**)
<小沢氏側が、自分の公判で、検察が作成した供述調書すべての
証拠採用に同意しなかった最大の理由も、このような検察側の
捜査の仕方に大きな不信感を抱いていることがあるだろう。>
* * * * *
でも、09年に政権与党が民主党に代わったことに加えて、
特に江田五月氏が法務大臣に就任したことで、取調べの可視化を
含め、刑事司法制度の改革&法改正への本格的な取組みが行なわ
れるようになっている。(・・)
江田五月氏は、mewが初めて好きになった政治家なのだけど。
<何党の人かも知らず、ただTVで話しているのを見て、この人の
話はわかりやすい&考えが合うと思ったのよね。"^_^">
同氏は、元裁判官&弁護士で、司法制度に詳しい上、権力を振り
かざすものや官僚などと戦うことをいとわない人だし。<っていう
か、むしろ、そういう戦いに燃えるタイプかも!?^^;>
また野党時代から、司法捜査の問題に取り組んでいた人なので、
法務大臣の座について、尚更に、刑事司法制度の改革を使命だと
とらえているように感じられるところもある。(**)
<関連記事・『検察の不正取調べの録音、裁判の証拠に&江田法相
も調査か?』『村木が検察の取調べを批判&江田が検察改革に意欲
+証人喚問は先送り』など>
残念ながら、ここに来て、菅政権がいつまで続くかわからない
状況になっているのだけど。
<もし早い時期に、自民党政権or連立政権になったら、検察改革や
可視化の問題もウヤムヤにされてしまうかも・・・。(-"-)>
江田法務大臣には、できるだけ具体的に改革の道しるべを作って
おいて欲しいと思うし。いわゆる反菅派の人も、この方針は理解&
支持をして、後押ししてくれるといいな~と願っているmewなの
だった。(・・)
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『ツイッターに「これが民主主義だ」 橋下知事、国歌起立条例で攻勢へ
19日開会の大阪府議会。橋下徹知事が率いる地域政党「大阪維新の会」は、府内の公立学校の教員に対し、式典での国歌斉唱時の起立を義務づける条例案を提出する方針だ。過半数を占める維新が提案すれば、可決は確実。
教職員組合などは「公教育への介入、教職員への思想統制」と反発を強めるが、橋下知事は「公務員が国歌斉唱時に起立するのは当たり前」と、議員提案で一気に可決に持ち込む構えだ。
政令市含めた戦略
「これは君が代問題ではない。教員は職務命令を無視できるのか?の問題」。19日午前3時すぎ、橋下知事は自身の簡易ブログ「Twitter(ツイッター)」にこう書き込んだ。この日午前、橋下知事と意見交換した府教委幹部は、府教委から全教職員に、起立を求める職務命令を出す方針を示した。
国歌斉唱時の起立義務化の対象は、大阪市などの政令市を含む府内全ての公立小中高校など、計1701校の教員計約5万5500人となる見込み。条例では府施設での国旗の常時掲揚も義務付ける。
橋下知事は、この条例とは別に、職務命令に繰り返し違反した場合、懲戒免職も含めた処分基準を定めた条例を9月府議会に提案する方針で、違反者の実名や所属校の公表も検討する
「(起立義務化の)条例を作らなければならないこと自体が恥ずかしい」と述べる橋下知事が、条例化を決めた直接のきっかけは、維新が府議選で過半数を獲得した後の今月6日、不起立を理由に府立高校の教職員2人を府教委が戒告処分したことだったという。
入学・卒業式での国旗掲揚と国歌斉唱は平成元年の学習指導要領で義務づけられ、11年には国旗は日章旗、国歌は君が代とする国旗国歌法が施行された。府教委は14年に府立学校の教員に国歌斉唱時に起立するよう文書で指示。これを根拠に不起立教員について懲戒処分を行ってきたが最も軽い戒告に止めてきた。
不起立の教員は減少傾向にあるというが、22年度の府立高校の卒業式で39校84人、23年度入学式で27校38人が起立しなかった。
橋下知事は「指示から9年経っても従わない教職員がいる。マネジメントができていない」と指摘。「起立は府民感覚として当たり前。国旗、国歌を否定するなら公務員を辞めればいい」と述べる。
さらに条例の対象に政令市の教員を含めることに、大阪都構想への布石との意味合いをにじませる。
教員の人事や予算の権限を巡り、国や都道府県、政令市、市町村の役割や責任分担が複雑に入り組む現行の教育委員会制度を批判し「小中学校も条例の対象にし、政令市も含めることで責任が明確になる」と述べた。
19日未明の自身のツイッターには「これが民主主義だ。大阪維新の会は大阪都構想を実現するために、1年半かけてカネも労力もかけて選挙を戦った。そして一定の民意を得て、今物事を進めようとしている」と書き込んだ。
<産経新聞19日>』