小沢側近の山岡も米高官と会談&官僚主導がよくわかる米公電
2011年 05月 24日
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前記事では、ウィキリークスが公開した米公電の前原ヴァー
ジョン(?)をアップしたのだけど。
今回の記事には、その他ヴァージョンをアップしておきたい。
<共同通信5日・『ウィキリークス公表の米公電要旨』から引用>
これらの公電にある記述の中で、mewの目を引いたのは、
1・民主党の山岡副代表が、小沢一郎氏の側近としてなのか、米国
側と会って、意見交換をしていること
2・民主党で、前原誠司氏に次ぐ親米&保守タカ派の長島昭久氏
が、しっかりキャンベル次官補と会談していること
3・自民党政権時代から、日本の外交は外務官僚が仕切っていると
言われていたのだけど。この公電の中からも、それを伺い知ること
ができること ・・・・だった。(@@)
* * * * *
まず、山岡氏に関する公電について・・・。
今回、公開された米公電で、民主党の山岡健次氏(当時、副代表
&国対委員長)が、09年9月21日にキャンベル国務次官補と、
同年12月9日にズムワルト主席公使と会談を行なっていたこと
がわかったのだけど。
正直なところ、mewはまさか山岡氏が、米側の高官や官僚と
会って話をしているとは予想だにしていなかったので、この記事
を見た時には、ちょっと驚いてしまったところがあった。(・o・)
<山岡氏は、これまで日米外交に深く関わっていたことはない
ように思うので、尚更に。^^;>
09年9月と言えば、民主党が政権交代を実現して間もない頃
だし。おそらく米国側は、党幹事長になった小沢一郎氏の考え方
を知りたくて、側近の山岡氏と意見交換したのではないかな~と
察する。(・・)
* * * * *
山岡氏は米側とこのような話をしている。
<同日=09年9月21日>
『【政権交代などに関するキャンベル・山岡会談】=同日付
一、民主党の山岡賢次国対委員長はキャンベル次官補と会談した。
一、山岡氏によると、日米密約に関しては透明性を重視する。
鳩山首相や岡田外相は政治的な理由から非核三原則の法制化を望む
かもしれないが、山岡氏と小沢一郎幹事長は核持ち込みが必要な
場合もあると国民を説得することが重要と考える。
一、小沢氏は中国で胡錦濤国家主席らに歓待されたが、米政府
は同様の対応を取らなかった。
一、小沢氏は民主党最大の実力者であり、次期参院選で勝利
すればさらに影響力を強める。鳩山氏の次の首相となる可能性は
高い。』
『【同問題に関するズムワルト・山岡会談】=12月9日付
一、ズムワルト駐日米首席公使が山岡氏と会談。
一、山岡氏によると、沖縄県の仲井真弘多知事は普天間移設は
現行計画をやり通さなければならず、それが政治的に生き残る
ための唯一の道だと分かっている。
一、沖縄の人の意思を尊重していては何も起こらないだろう。
沖縄県知事選前に政府が決定すれば、沖縄の政治問題は大した
ことはない。』
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山岡氏が語ったことが、小沢氏の意見と必ずしも一致している
とは思わないのだけど・・・。
山岡氏と小沢氏が、当時、問題になっていた日米間の核持ち込み
に関わる密約に関して、「核持ち込みが必要な場合もあると国民を
説得することが重要と考える」という見解を持っていたことには、
少し驚くところがあった。
また、山岡氏が、参院選勝利後に小沢氏が首相になる可能性が
高いと考えていたこと、09年12月には、沖縄の普天間基地の
移設は現行案を通すことを前提とした話をしていたことは、
かなり興味深いものがあった。(・・)
<小沢氏は、この移設問題には、「政府の政策には関与しない」
として、オモテ向き、タッチしていなかったのだけど。鳩山首相
は、10年5月に日米合意を行なう前(&自らが沖縄に行く前)
に小沢氏と会談を行なっていたことを考えると、小沢氏も辺野古
移設の現行案を守るのは止む無しと考えていた可能性がある。>
~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~
次に、mewの天敵でもある長島昭久氏に関してだが・・・。
彼も前原氏に劣らぬ親米&保守タカ派で(しかも、超保守の
部分もある)、野党時代から自民党や米側の国防族とつながり
があり、鳩山内閣の防衛政務次官になってからも、何度も米国に
行ったり、日本で米国防関係者と会ったりしていたことが報じ
られていたのだけど。
米国は、前原誠司氏と同様に、長島氏を米国との重要なパイプ
役&情報源として見ていることが、この公電からも伝わって来る
ような感じがした。(ーー゛)
『【在沖縄米軍基地問題に関するキャンベル・長島会談】=10月
15日付
一、キャンベル次官補らと長島昭久防衛政務官らが会談。
一、長島氏によると、北沢俊美防衛相は現実主義者で現行の移設
計画を支持している。
一、キャンベル氏は、鳩山首相が北京で「米国に依存し過ぎて
いた」と述べたことを受け、日米関係に危機をもたらすと警告した
上で、米国政府が日本より中国に関心を向けたいと公言したら、
日本はどう反応するか想像してほしいと発言。
一、(長島政務官らが席を立った後)高見沢将林防衛政策局長
は、長島氏の現行計画に関する発言を額面通り受け取るべきでは
ないと指摘。省内ではもっと強硬だと述べ、米側は再編計画見直し
への柔軟性を見せるべきではないと発言。
一、防衛省側が在沖縄海兵隊のグアム完全移転や、沖縄県内の
他の施設との補完により抑止力は維持可能ではないかとの仮説を
提示すると、キャンベル氏は劇的に向上している中国の軍事力を
指摘し、有事の際は嘉手納基地と那覇空港以外にもう一つの施設
が沖縄に必要だと述べた。』
* * * * *
ちなみに、ズムワルト主席公使は、鳩山氏の側近で、内閣で官房
副長官を務めていた松野頼久氏とも会って、鳩山内閣の動向を
確認しようとしていたようだ。
『【基地問題などに関するズムワルト・松野会談】=10年1月
26日付
一、ズムワルト氏が松野頼久官房副長官と会談。
一、松野氏は、鳩山首相と日米作業グループは、普天間飛行場を
沖縄県外に移設する案を「形式的」に検討しなければならないが、
唯一の現実的な選択肢は普天間をキャンプ・シュワブか、その他の
既存施設に移転させることだと述べた。
一、松野氏によると、日本の安全保障政策は地方自治体によって
決定されることはなく、(移設反対派が当選した)名護市長選の
結果は鳩山首相の最終決断において重大な要素にならない。
一、松野氏は、キャンプ・シュワブ沿岸部を埋め立てる現行計画
は「死んだ」と強調。工事現場の周辺で抗議行動が起きる可能性が
強いとした。
一、松野氏は、名護市長に当選した稲嶺進氏が普天間移設の現行
計画への反対を表明したとしても、同氏は修正案を受け入れるかも
しれないとの見方を示した。』
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最後に、外務官僚に関してだが・・・。
自民党政権の頃から、長い間、日本の外交、とりわけ日米外交
は、外務省の官僚たちが主導して来たと言われていたのだけど。
<mewは外務官僚が、日本では首相や外相がコロコロ代わる
ので、外国から呆れられているのだけど。実際に外交を行なって
いるのは官僚なので、安定した日米関係が保てると豪語していた
のをきいたことがある。(~_~;)>
外務官僚に限らず、各省庁の官僚の多くは<特に幹部・中堅
クラスは?>、これまで自民党政権下で<族議員とツーカーで?>
自分たちの思うように進めて来た政策が、民主党に政権が代わった
ことで、変えられてしまうことを快く思っていなかったのは、
明らかだと思うし。
また自民党に政権が戻るまで、何とかこれまでの政策や体制を
維持して行こうと考えていることが、これらの公電の中からも
読み取れるように思えた。(・・)
それは、上の記事にある高見沢将林防衛政策局長の「米側は再編
計画見直しへの柔軟性を見せるべきではない」という言葉からも
伺えるし。
また、外務省の斎木昭隆アジア大洋州局長のキャンベル次官補に
対する発言からも、よくわかる。
『【北朝鮮問題などに関するキャンベル・斎木会談】=09年9月
21日付
一、キャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)が外務省
の斎木昭隆アジア大洋州局長と会談した。
一、斎木氏は、北朝鮮が日本人拉致被害者の一部を殺害したが、
一部は生存していると考えていると述べた。横田めぐみさんは
比較的若いことから、その安否が最大の問題であり、人々は横田
さんのケースに最も心を寄せているとも述べた。
一、斎木氏は、中国が東南アジアで優位に立つことは認められ
ないと述べた。
一、斎木氏は、民主党が米国との「対等な関係」を訴えている
ことについて、両国関係は既に対等であり、鳩山由紀夫首相や
岡田克也外相が何を考えているのか分からないと明かした。
一、民主党が力と自信にあふれたイメージを打ち出す必要を感じ、
そのために、官僚を統制し、米国に挑む新しく大胆な外交政策を
担っているということを示そうとしたと斎木氏は分析した。斎木氏
はこのような考え方を「愚か」と呼び、「彼らも(いずれ)学ぶ
だろう」と述べた。』
* * * * *
もし、またすぐに自民党政権に戻れば、また米国や官僚の思う
ツボになるわけだし。
もし民主党政権が続いても、前原氏らが実権を握れば、同じ
ようなことになる可能性が高いと思うのだけど・・・。
でも、日本の国民が、それでもいいと思うのならorこのような
ことには関心を抱かず、どうでもいいと思うのであれば、いつまで
立っても、状況が変わることはないわけで。
日本はこれからも米国に従属し、官僚に主導権を任せるような国
であり続けることになるのかもな~と、ため息をつきたくなって
mewなのだった。_(。。)_
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