2011年 06月 13日
菅首相が続投に意欲を示すわけ~一定のメド&エネルギー政策&民主主導の連立
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最新の記事(10個)のコーナーはヨコの欄に。
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。
与野党から早期退陣の圧力が強まる中、菅首相が第二次補正予算
編成まで続投をする意欲を示し始めている。(・o・)
永田町では、ポスト菅の候補も決まらず、自民党との連立話も
難航して、菅首相辞任後のヴィジョンが全く見えない状況が続いて
おり、マスコミや国民も呆れて来た感じが・・・・。
mew周辺では、「こんなことなら、菅さんが首相を続けた方が
ずっとマシなんじゃない?」という声がチラホラ出ているのだけど。
何と昨日は、保守系キャスターの木村太郎氏まで、菅が続けた方
がいいと言ってたりして。(~_~;)
<国民新党の亀井静香氏も8月までの続投を支持。>
しかし、自民党はもちろん、民主党内でも仙谷官房副長官らが、
6月中の退陣を強く求める発言をしているだけに、ますます混迷
した状況になりそうだ。(@@)
* * * * *
菅首相は、先週の国会で、震災対策や原発収束に一定のメドが
つくまで、責任をもって仕事をしたいと明言。
『菅直人首相は9日午前の衆院東日本大震災復興特別委員会で、
与野党から早期退陣要求が強まっていることについて「大震災に
対する努力に『一定のめどがつくまで私が責任を持ってやらせて
ほしい』と言い、内閣不信任決議案が衆院本会議で否決された。
私に『めどがつくまでしっかりやれ』と議決をいただいた」と述べ、
早期退陣に改めて否定的な考えを示した。(中略)
自民党の谷公一氏が「復興基本法案の成立を機に辞めなければ
末代までの名折れだ」と早期退陣を促したのに対し、首相は「仮設
住宅に入った人が生活できるよう、またがれき処理、原発収束に
一定のめどがつくまで、責任を持って仕事をさせてほしい」と力説。
「8月中に(被災者の)生活地域からのがれき搬出が目標だ。その
後の2次、3次処理につなげていくことも含めて、私の大きな責任
だ」と述べた。<毎日新聞9日>』
* * * * *
そして、11日には、地震&津波で甚大な被害を受けた岩手県の
釜石市を訪問。仮設住宅やボランティアセンター、魚市場、がれき
処理の進捗状況などを視察。また地元の自治体や漁業その他の
関係者らと意見交換会を行なった。<震災の起きた時刻には、海に
向かって黙祷を捧げた。>
『首相は各府省の担当者とともに、地元から要望を聞く意見交換会
に出席。7月中の提出を目指す2011年度第2次補正予算案に
触れ「現場の話を聞くだけでなく、聞いた中身を2次補正を含む
政府の対策にしっかりと盛り込みたい」と述べ、震災対応などで
「一定のめど」が付くまでの続投をアピールした。
意見交換会には、釜石市の野田武則市長、大槌町の東梅政昭
副町長や商工会議所、農協、漁協関係者らが出席。会合後、退陣
する首相の視察について記者団から感想を聞かれた野田市長は、
「自分の役割は最後まできちんとしたい。2次補正も含めて必要
なものにきちんと取り組んだ上で次の展開がある、という考えだ
と思う」と首相を気遣った。<時事通信11日>』
菅首相は、がれきの処分や自然エネルギーによる産業創出などへ
支援を行う考えも示していたという。
* * * * *
また、この視察では、周辺から菅首相への要望や励ましの言葉も
あったようで・・・。
『首相の被災地視察は、2日の退陣表明後は初めて。同市の魚市場
を訪れた際、漁業関係者から「辞めないで頑張ってください。ここ
に来る時間があるなら、早く予算を付けてください」と迫られた
首相は、「必ず付けます」と応じた。
また、同市内のボランティアセンターでは、同行していた辻元
清美首相補佐官に勧められ、被災者に向けた寄せ書きに「決然と
生きる 菅直人」とメッセージを書き込んだ。
政府・与党内からも早期退陣を迫られるなど「四面楚歌」の首相
だが、その後に訪れた避難所では、被災者から「いつもテレビで
見て応援してるから」「頑張って」と励まされると、しみじみと
「ありがとうございます」と繰り返していた。<読売新聞11日>』
<この「決然と生きる」という言葉については、菅伸子さんが
前記事にアップしたインタビューの中で語っていた。(・・)>
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さらに12日には、菅首相は2日には首相官邸に自然エネルギー
に関する有識者を招き、懇談会を行なった。
『菅直人首相は12日、太陽光や風力など自然エネルギーの利用
拡大を語り合うため、首相官邸に著名人を集めて懇談会を開いた。
首相への退陣圧力が強まるなか、自らこだわり国際公約に掲げた
テーマで政権運営への意欲をアピールした。
懇談会はソフトバンク社長の孫正義氏や元サッカー日本代表監督
の岡田武史氏らのほか、ミュージシャンの坂本龍一氏もビデオ
メッセージで参加し、1時間半余にわたり開かれた。
首相は電力事業に対する国民の関心を高める手法として「投票権
と同じようにエネルギーに参加する権限を(国民に)与える。そう
いう輪が広がっていけばいい」と提案。自然エネルギー普及に向け
ては「自然エネルギー推進庁などをつくって専門家を集めれば、
10年どころかもっと早い時期にやれる」などとアイデアを披露
した。<朝日新聞12日>』
『発送電の分離についても「新規参入のあり方について(内閣)
官房に組織を作って、議論を始めたい」との考えを表明した。
<読売新聞12日>』
* * * * *
菅首相は、5月末に訪欧した際に、サミットなどで、再生可能な
自然エネルギーなどの比率を上げ、原発依存度を低くする新たな
エネルギー政策を発表。
また、復興対策でも、バイオマスや自然エネルギー生産を被災地
の新たな産業として組み込むことを提唱している。(**)
前記事にアップした伸子さんの話では、菅氏は80年代から
風力や太陽光エネルギーこそ、次代の基幹エネルギーになると。
また、究極は、植物によるバイオマスエネルギーだと夢見ている
とのこと。<いろんな政党を経験してきたけど、僕の最後は植物党
をつくることだと言っているとか。>
実際、菅氏は、野党時代に、団塊世代の力の活用&農業再生の
政策に取り組んでおり、その一環としてバイオマスの実用化を
提唱していた記憶がある。(・・)
菅氏の中には、折角、首相になった&脱原発政策が求められる
ようになった機会に、新たなエネルギー政策を実現する道筋を
つけたいという思いが強くなっているのかも知れない。(+_+)
* * * * *
菅首相は、先週、若手議員と会食した際に「首相を辞めれば、
清々する」と発言したと報じられていたのだが。
その前提として、こんな話をしていたという。
『菅直人首相は8日夜、東京都内の中華料理店で民主党の若手議員
と会食した。首相は民主、自民両党による大連立構想について
「やるのはともかく、衆院解散を約束しての大連立は絶対に駄目だ」
と述べ、早期の衆院解散・総選挙を前提にした期限付き大連立に
否定的な見解を示した。後継首相については「2年間しっかり
やってもらい、(13年夏に)衆参同日選をやってもらいたい」と
述べた。
菅首相は具体的な退陣時期を明言しなかったが、「官邸に入れば
1年でも長く(首相を)やっていたいと思うかもしれないが、
決してそういうことではない。いつでも(重圧から)解放されたい
と思うのが普通の人間の気持ちだ」と語った。出席者が首相の発言
を明らかにした。<毎日新聞9日>』
『首相は次期首相に関し「次の世代の若い人に(衆院議員の残り
任期の)2年間しっかりやってもらい、衆参同日選挙まできちんと
復旧・復興をやる態勢をつくらなければいけない」と指摘。「1年
で首相が代わるのは、国際的にも良くない」と述べた。<時事通信
9日>』
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アンチ菅の議員やメディアは、菅首相は権力の座にしがみつき
たいと思っているだけだと批判しているのだけど。mewは、
そうは思わない。<少なくとも、権力の座を維持することだけを
考えているとは思わない。(・・)>
菅氏は、鳩山政権の時代から、大きな政策を実現するためには
時間が必要だし、外交面で考えても、首相を短期で代えるべき
ではないと主張していたし。<菅氏が鳩山首相を辞任させたわけ
でもないしね。^^;>
また、これも政界にかかわらず、企業や様々な組織においても
同様だと思うのだけど。何か大きな問題が起きた時に、TOPの
人は、その解決や対策の一定のメドがつくまでその職責をまっとう
してから辞めるというのが一般的なのではないかと思うし。
むしろ、TOPの人が、メドも立たない&道筋もつけない
うちに、途中で放り出して辞めたりしたら、無責任だと批判される
ことが多いのではないかと思われる。(~_~;)
国民新党の亀井静香氏が、11日にTVで『「首相は震災対策に
めどを付けるよう全力を挙げている。それをサポートするのが政党
や政治家の立場だ」と述べ、早期退陣を求める野党や民主党の幹部
らを批判した』そうなのだが。<時事通信11日>
mewは、これはかなりまっとうな意見だと思うし。被災者や
国民の多くもそう考えているのではないかと察する。(@@)
<亀井氏の発言のウラには、他の思惑もあるとは思うけど。^^;>
* * * * *
さらに、菅首相が早期辞任をする気になれない大きな理由と
して、今、仙谷ルートで進んでいる連立話が、震災復興や原発
事故対策を重視したものではない上、解散権も含め、自民党に
主導権を握られるような形の政権になる可能性があることが
挙げられる。(・・)
自民党の執行部は、経済対策や震災対策のために連立する気など
さらさらない。彼らは、連立政権に参加して、おいしい部分
(20兆円の第二次補正への参加、復興&原発利権など)を
いただいた後、早期に解散総選挙を行なって、政権奪還することを
念頭に置いているのだ。
それゆえ、今度の連立でも、自民党側から首相or中心閣僚を
出すことや、早期の解散を条件にしようとしているのである。
<菅首相は、自民党側からの色々な条件を呑まなかったので、
連立協議が調わなかった&さらに嫌われたのよね。^^;>
『自民党は早めに解散・総選挙へ民主党を追い込めば「勝てる」
との目算がある。石原幹事長は「1年も2年もやったら詐欺だ」
とし、「3か月でも半年でもいい」とあくまで短期での連立、
その後の解散を想定している。解散時期を最初に示さないと、
民主党にずるずる引き延ばされる、という懸念もある。
<J-CASTニュース9日>』
* * * * *
ここまでで、もうかなり長くなってしまったので、また機会が
あれば、この件のつづきを書きたいと思うのだけど。
上に記した若手議員との話にもあるように、菅首相としては、
民主党が主導する形で、自分がやり残した復興&原発対策をきちん
と実行してもらえる体制が作られなければ、辞めるに辞められない
という思いがあるのではないかと察するし。<もちろん、自民党に
簡単に政権奪還されたくないという思いも強いし。>
もしかして、その体制が調うまで、粘ろうとするかも知れない
な~と思うmewなのだった。(@@)
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