2011年 07月 15日
菅の脱原発会見に批判続出も、橋下は絶賛。首相の思いを、国民の思いに。
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最新の記事(10個)のコーナーはヨコの欄に。
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。
13日に菅首相が行なった脱原発会見には、賛否両論が出るのは
当然のことだと思っていたのだが。
大手メディア(新聞、TV)やネットなどをざざっと見た限り
では、疑問や批判を示すような論調のものの方が多いように感じ
られる。<下手すれば、7~8割方がそうかも?(-"-)>
そして、何だかmewには、ともかく一般国民の間に脱原発
ムードが拡大するのを防ごうと。そのためにも、菅首相の脱原発に
関する言動は早めに叩いて潰しておこう、菅首相のイメージも
しっかりダウンさせておこうとするような意図が見えるところも
あったりする。(-_-;)
<菅氏も小沢氏も応援しているmewから見ると、今の状況は
他党やメディアが、「小沢=おカネにダーティー=悪」「きっと
何かよからぬことをやっているに違いない」というイメージを
与えて、国民に小沢アレルギーを植えつけようとしていた頃と
似通っているものを感じるのよね。^_^;>
* * * * *
いわゆる原発推進派or経済優先派からは、脱原発の方針に対して
「経済、企業のことを考えていない」「唐突過ぎるor具体的な
ビジョンが見えず、社会を混乱させる」「延命のための思いつきだ」
というような批判が多いようなのだが。
脱原発の方針は評価するとしながらも、「でも、菅首相の場合
は思いつきの延命策だ」「菅首相は信用できない。本当に脱原発
を考えているのかも疑わしい」などの疑問を呈する声もある。^^;
<別に菅氏を支持や信用しなくてもいいと思うけど。ただ、脱原発
を望む人は、結果的に、原発推進派をアシストするようなことに
ならないためにも、その路線への評価は、しっかりしておいて
欲しいと願っている。(・・)>
* * * * *
しかも、野党議員やメディアが、アレコレ言うのは致し方ない
かも知れないとして。
何と政府与党の中核にある枝野官房長官や岡田幹事長らまで
早速、「あれは菅首相の(個人の)思いだ」という趣旨の言葉で
菅首相の発言を政府や党と切り離すために、火消しをしようとして
いたのには、チョット呆れてしまうところがあった。^^;
<国民のコンセンサスがあるなら、「国民の思い」だとも言える
と思うんだけどな~。(・・)>
枝野官房長官は、14日の記者会見で、菅首相の「脱原発」の
方針について、「原発を活用しながら、段階的に依存度を下げる
ことは、ほぼ国民的なコンセンサスが得られている」としながらも、
菅首相の方針は「政府の統一見解というより、国民的な議論を
進めていこうというのが今の政府の立場だ」と説明。
会見での発言は「遠い将来の希望という首相の思いを語った」
もので、「今すぐにという次元で言ったのではない」と語ったと
いう。<会話部分は、朝日新聞14日その他から引用>
また、岡田幹事長は14日の記者会見でこのように述べていた。
『「本格的な議論はこれからだ。(今後の)道のりを示すためには、
きちんとした議論がなされなければならない。そういうものがない
中で首相の思いを述べた」と述べ、政府・与党で決めた方針では
ないとの認識を示した。<時事通信14日>』
尚、小沢一郎氏の側近でもある輿石参院会長は『首相の職を
辞さねばならないので、自分の思いを国民に訴えておきたいと
いう気持ちがあっても不思議ではない」と一定の理解を示した』
とのこと。<時事通信14日>』
こちらも、辞任前提の「首相の思い」論だ。^^;
* * * * *
ちなみに、前原誠司氏は、自分のグループの会合で『「きちんと
した工程表もなく、思い付きではないか。首相が政策を打ち出す
やり方としては疑問を持っている」と批判。』『仙谷由人官房
副長官も「党のガバナンスが信用されなくなる」と指摘した』と
いう。<時事通信14日より>
<前原くんも、「思いつき論」を出して来ちゃうのね。^^;>
前原くんは、4月に時事通信のインタビューに応えて、党内で
政府に批判が出ていることに関して、「未曽有の大震災が起きた
ときの政府・与党としては誠にみっともないと言わざるを得ない」
と言っていたのだけど・・・。
震災から4ヶ月立って、もう政府批判はみっともないものでは
なくなったのか、最近は、菅首相への批判をどんどんと行ない
始めている。(@@)
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まあ、菅批判は、その気になれば、アチコチで見ることができる
と思うので、ここからは、菅首相の方針を評価する希少な(?)
発言や記事をアップしてみたいと思う。
そのトップバッターは、何と大阪の橋下知事だ。(・o・)
また、「卒原発」を唱える滋賀の嘉田知事や、全国知事会会長
でもある京都の山田知事も評価していたという。(・・)
『大阪府の橋下徹知事は、報道陣に「大号令をかけることこそ
政治家の仕事。(脱原発は)首相でしかできない大仕事だ」と支持
を表明。そのうえで「行政組織をフルに稼働し具体像を描いて
ほしい」と語った。<朝日新聞14日>』
『大阪府の橋下徹知事は府庁で記者団に「確実に国民の声をくみ
取っている。これからが大勝負なので具体図を描いてほしい。
今まで誰もこんな大号令は掛けられなかった」と首相の姿勢を評価。
低迷する首相の支持率については「吹っ切れた状態でぐいぐい
進んでいけば、確実に上がると思う」と持ち上げた。
滋賀県の嘉田由紀子知事は「私自身『卒原発』が望ましいと
考えており共感する」とコメント。同時に「エネルギー基本計画
を見直し、自治体にとって行動計画の指針になるものを具体的に
示してほしい」と注文した。<スポーツ報知13日>』
『全国知事会長を務める京都府の山田啓二知事は14日、記者会見
し、菅首相が表明した「脱原発依存」の方針について、「知事会の
方向と基本的には一致している」としながらも、「実現に向けて
何をするのか。今後のスケジュールを早急に明らかにすべきだ」と
述べた。<読売新聞14日>』
* * * * *
う~ん・・・MYプチ天敵の橋下くんに、こんなにヨイショ
されちゃうと、mewとしては、ビミョ~な心境になってしまう
とこがあるのだけど。^^;
ただ、橋下くんが言うように&mewも前記事で書いたように
今回の脱原発方針は、一般国民の民意は反映しているものだと
思うし。与野党議員や官僚、企業、メディアの大部分を<米国も?>
敵に回すことがわかっていながら、このような発言ができるだけの
度胸がある<or開き直りができる?>首相は、そんなにいない
だろうな~とも思うのだけど。
橋下くんも気をつけないと、<今はメディアが味方になって
くれているからいいけど>、大きな勢力やメディアを敵に回した
途端、何を言っても叩かれることになっちゃうかもよ。(@@)
<尚、身内の菅グループでは、『首相が「脱原発依存」社会を
目指すと表明したことについて、出席者から「大歓迎だ」と評価
する意見が相次いだ』そうだけど。^_^;<時事通信14日>
* * * * *
他の政党では、共産党の志位代表も評価していたとのこと。
『共産党の志位和夫委員長は14日の記者会見で、菅直人首相に
よる「脱原発依存」の表明について、「首相はこれまで日本の
エネルギーは原発を含む4本柱でやっていくとしてきた。『原発が
なくてもやっていける社会を目指す』と述べたことは前向きな変化
だ」と評価した。その上で、原発撤退の時期や計画を明確にする
よう求めた。<産経新聞14日>』
また、みんなの党は、先月、福島第1原発事故を受け新たに
「脱原発」を政策の柱に掲げると表明。『太陽光など再生可能
エネルギーの普及に向け、発送電の分離や電力会社による地域独占
打破の必要性を指摘。停止中の原発再稼働については「草の根の
住民レベルの議論を踏まえ方向を決めていく」』という姿勢を
示しており、菅首相の示した方針自体は評価しているのではないか
と察する。(・・) <『』内は、共同通信6月24日>
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そして、こういう時は、やっぱ政官財の癒着&利権構造の外に
いる地方新聞の方が、理解や評価を示しやすいところがある。
<九電と玄海町長、佐賀県知事の関係とか、電力会社の諸問題
なども、どんどん大手より先に記事にしちゃうしね。(@@)>
今回は、まさにmewの考えをほぼそのまま代弁してくれて
いるような感じがした「京都新聞の社説」をアップしてみたい
と思う。
『脱原発依存 新しい政策の流れ作れ
原発を減らす-。そう明言した首相は初めてではないか。
菅直人首相は記者会見で、脱原発依存を打ち出した。風力や
太陽光など再生可能エネルギーの普及を進めつつ、原発を計画的、
段階的に減らし「将来はなくてもやっていける社会」をめざすと
した。
戦後長く続いてきたエネルギー政策を180度方向転換させるに
等しい大胆な宣言だ。福島第1原発事故が原発の巨大なリスクを
見せつけた今、新しいエネルギー政策の方向を評価したい。
原発は、いったん事故を起こせば深刻な放射能汚染と途方もない
損害を引き起こす。しかし3月11日まで、多くの国民も政治家も、
その危険性を真剣に受け止めてこなかったのではないか。
高濃度の放射性物質が広範囲に拡散し、10万人近い住民が避難
を余儀なくされている。事故発生から4カ月たった今も、大勢の
人々が放射能を心配しながら生活し、食品汚染も深刻だ。
旧ソ連のチェルノブイリ原発事故(1986年)という先例が
あるとはいえ、誰もが「まさか日本で」と思ったはずだ。
菅首相は、その衝撃こそが「脱原発依存」を決意する契機だった
という。
長い自民党政権下では、電力の安定供給を「錦の御旗」に、電源
3法交付金をばらまいて原発立地が進められた。原発はさまざまな
利権の温床という批判もある。
政権交代を遂げた民主党も、昨年改訂したエネルギー基本計画に
原発推進を盛り込み、2030年までに原発を14基以上増やすと
している。
こうした原発偏重のエネルギー政策と決別すべきだという菅首相
の認識は間違っていない。
ただ、それを実現するプロセスが難題だ。国民や経済界は電力
供給に不安も感じている。
いつまでにどれだけの原発を止め、その穴埋めをどうするのか。
定期検査で停止中の原発の再稼働はどうするのか。どれほどの節電
や省エネが必要なのか。具体的な数値目標や方策、電力需給の
見通しを分かりやすく示すことで、新しいエネルギー政策がより
説得力を持つだろう。
これは大仕事である。根回しや手順を無視した独断専行が目立つ
菅首相だが、それで突破できるような課題ではない。党内議論を
まとめ、世論の支持を得ることが必要だ。
弱体の菅政権には荷が重いかもしれない。せっかくの「脱原発
依存」宣言を政権の「延命策」と受け取る向きもあろう。
首相が会見で述べたように一貫した信念があるのなら、その
実現に向けて全力を振り絞るべきだ。新政策の土台を築き、次期
政権へ引き継いでもらいたい。[京都新聞 2011年07月14日掲載]』
もし政府与党が、脱原発の方針を首相個人の思いだと主張した
としても、それが国民の多くの思いとしてまとまって、大きな
流れを作れれば、きっと国政に反映される日が来ると信じて。
支持率云々のことはともかく、何より国民の安全&安心のため
に、菅首相には、橋下くんの言葉を借りれば、「吹っ切れた状態で、
ぐいぐい進んで行って欲しい」と願っているmewなのだった。(@@)
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