脱原発、菅の使える部分だけ使い倒せばいい+アフガン戦争の死者&米撤退
2011年 07月 17日
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*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。
菅首相は、13日の脱原発発言に対して、閣僚や党内の議員から
疑問や批判の声が続出したようで。
それを受けて、15日の衆院本会議で、「原発がなくてもやって
いける社会を実現すべきだという、私の考え方を申し上げた」と
述べ、政府の見解ではなく個人の考えだと説明したとのこと。(・・)
今度は、首相が会見の場で個人の意見を言ってもいいのかと
いう疑問や批判が出ているようなのだけど。
ただ、政治家には、国民に争点を提起するという大切な役割&
仕事だと思うし。
菅氏も、日本の首相として&ひとりの政治家として、重要な国
の政策に関して、国民に争点を提起したいという思いがあった
のではないかと察せられる部分がある。(**)
* * * * *
実際、菅首相のこの発言によって、与野党の議員、識者、
メディア、そして一般国民の間でも、果たして日本は脱原発
路線を目指すべきなのか、正面から議論されるようになったし。
<政治にあまり関心のないmew周辺の人たちの間でも、
ちらほらと「今後、原発はどうすべきなのか」という話題が
出ていたりもするしね。(・・)>
mewは、そのきっかけを作っただけでも、大きな意味&
成果があったのではないかな~と思ったりしている。"^_^"
* * * * *
もちろん、この発言には、賛否両論あってしかるべきだと
思うのだけど。
mewが、気になっているのは、脱原発の方針には賛同するもの
の、菅直人氏は支持したくないという人たちは、この会見をどう
とらえているかということだ。(・・)
どこかの掲示板で(阿修羅だったかな?)は、鄧小平の「黒い猫
でも、白い猫でも、鼠を捕るのが良い猫だ」という言葉が引用
されていて、菅首相がどんなに悪い猫でも、鼠を捕って来たことは
評価すべきだという意見が出ていたのに対し、そこにまた賛否両論
が展開されていたのだけど・・・。
<ちなみに『この言葉は文化大革命期に「主義と方針を持たない
実用主義的観点」として毛沢東からも批判され、トウ小平失脚の
理由とされた。
その後、トウ小平が復活し改革開放路線が本格化すると、教条
主義的な姿勢を排除するための号令として積極的に用いられた』
とのこと。(サーチナ07年6月15日より・全文コチラ)
何かこの実用主義的観点というのも、菅直人氏と重なる部分
があるかも?(@@)>
コラムニストであるオバタカズユキ氏は、産経新聞のインタ
ビューで、菅首相を「30点」と評価しながらも、「彼はもう
辞めると言っているわけだし今はたたくよりは、使えるいい部分を
使い倒すべきだろう」と提言。
mewも、彼の言っていることには、かなり共感できるものが
あったし。
菅直人氏を好まない人も、自分たちにプラスになる部分は、
利用できるだけ利用してくれればいいのに、と思うところが
ある。(・・)
・・・というわけで、まずは、産経新聞に載っていたオバタ氏
のインタビューをアップしてみたい。(+_+)
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産経新聞7月15日【金曜討論】
『≪オバタカズユキ氏≫
「脱原発」進めるなら評価
--菅首相は退陣を表明してから1カ月以上、続投している
「彼が辞任にあたって花道を求めている、という見方は違うと思う。プライドが強いというか、自負心が肥大化している人で、それが続投するエネルギーの源泉になっているような気がする。破壊的なロマンチストというべきか…」
--民主党内、閣内でも“菅降ろし”が公然と行われているが
「そういう人たちはメディアを利用しているが、メディアは利用されてはいけないのではないか。この非常時にそんな政局をやっている場合ではないだろう」
○他の人ならできたのか
--阪神大震災のときと比べて政府の対応が遅いといわれる
「今回の大震災は阪神とは比較しづらい。被災地は今回のほうが圧倒的に広く、災害の規模もとてつもないものだった。菅首相の対応にはムダ打ちも多かったとは思うが、他の人ならできたかというと、そうとも思えない」
--大震災発生以降の菅首相の対応をどう見ているか
「首相になってから何もやらずあまり期待していなかったが、浜岡原発を止めたことには驚いた。彼以外には不可能だったはずで、これはほめるべきことだろう」
--停止要請の動機については
「政治は結果責任が問われるべきで、私は動機はどうでもいいと思う。彼が昔から脱原発を考えていたのかどうかはわからないが、『偉業をなせるチャンスが転がってきた』と判断したのだろう。ある程度の時間をかけての脱原発は必要であり、浜岡原発を止めたことはその象徴として評価する」
--退陣の条件のひとつに再生エネルギー特別措置法の成立を挙げている
「この法律を成立させなければ浜岡原発を止めた意味がないだろう。これができなかったら、浜岡を止めたのは単なるパフォーマンスだったということになる。止めたからにはあらゆる手を使って、脱原発の道筋をしっかりつけてもらいたい」
--脱原発を争点にした解散・総選挙の可能性はあると思うか
「彼ならやるのではないか。ただ、やった場合には特に被災地が混乱するなどデメリットのほうが大きい気がする。理想的には、復旧がある程度進んできた段階で選挙をやるべきだろう」
○いい部分を使い倒せ
--菅首相の震災以降の対応に100点満点で点数を付ければ
「30点くらいだろうか。ともかく動かし方が遅い。自衛隊の投入も、もっと早くできたのではないかと思う。それは菅首相個人の責任ではないかもしれないが。彼はもう辞めると言っているわけだし今はたたくよりは、使えるいい部分を使い倒すべきだろう」』
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話は変わるが・・・。
先週、mewが最も気になったのは、このニュースだった。
『【カブールAFP=時事】国連は14日、今年上半期のアフガニス
タン戦争の民間人死者数が、前年同期比15%増の1462人に達した
ことを明らかにした。通年では2001年の開戦以降、最も多かった
10年の2777人を上回る最悪ペース。
全体の80%が武装勢力に殺害され、国際治安支援部隊(ISAF)
が関与したのは14%だった。<時事通信14日>』
実は、01年に米軍+αがアフガンを攻撃し始めてから死亡した
アフガン国民は、10万人以上に達しているのではないかと
推測する機関もあるとのこと。
特に初期の頃は、アフガンのほぼ全土が、タリバン政権下に
あったため、タリバン兵士と共に戦うことを余儀なくされたり、
タリバン勢力と共にいる場所で攻撃されたりして、死亡した人も
少なからいるのだが。それらの人たちは民間人の死者としては、
カウントされていないようだし。
また、直接、爆撃などによって死亡したのではなくとも、その
間接的な影響や、戦闘状態にあることが要因になって、死亡
することになった国民もかなりいると考えられている。(ーー)
アフガンの一般国民には、何の罪もないのだ。(**)
彼らは、もともと異国の民族であるタリバンに支配されて、
それだけでも大変な目にあっている人たちがいたのに。<米国
は、ソ連侵攻を防ぐなどの意図でに、タリバンやビンラディン
の活動を容認していた>
今度は、そのタリバンが米国を攻撃したビンラディンを
かくまったということで、戦争に巻き込まれて、もう10年
以上も両者の武力衝突の犠牲になり続けているわけで・・・。
しかも、ここに至って、民間人の死者が増えているというの
だから、アフガンの国民にしてみれば、まさに救われないような
気持ちでいることだろう。(-"-)
* * * * *
だから、mewは、いかなる理由があっても、戦争をすべき
ではないと主張しているのだ。(`´)
米国は、これは「正義の実現」だとして、アフガン攻撃を
始めたのであるが。実際には、これは9.11NYテロ事件の
報復に過ぎないものだし。
1億歩ぐらい譲って、仮にビンラディンの勢力やタリバンだけ
に報復を行なうなら、まだ理解できるのだが。実際には、米国の
テロに全く関与していないアフガンの一般国民を巻き添えにして、
10年以上もその生命や身体、生活などを破壊し続けている
わけで。
mewは、そのような行為は「正義の実現」だとして正当化
されるべきものではないと思うのだ。(**)
大体、ほとんどの戦争なるものは、何らかの「大義名分」を
設けて、「正義」の名の下で行なわれているのだが。自国民で
あれ、他国民であれ、何の罪もない人たちの命や生活を奪って
いい「正義」など存在しないのではないだろうか?(・・)
<しかも、そういう正議論をぶっている人たちのほとんどは、
安全なところにいることを思うと、尚更に腹が立って来る
ところがあるのよね。(ーー)>
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ちなみに、アメリカのオバマ大統領は、先月24日にアフガン
からの駐留米軍の撤退計画について演説を行ない、現在10万人
規模で展開している米軍のうち、3万3千人を来年夏までに撤退&
帰国させることを表明したばかり。<2014年までには、全軍
撤退&権限委譲をする計画。>
米国では、もう来年の大統領選を意識した政治活動が行なわれ
ているのだけど。
オバマ氏は、もともとアフガン撤退を選挙公約にしていたこと
もあるのだけど。何分にも、米国は深刻な財政危機にあるため、
泥沼化しているアフガンから早く手を引きたいと意図もある
ようなのだ。<この10年、何とイラクとアフガンの戦争だけで
1兆ドル(80兆円)も戦費がかかっているのだとか。(-"-)>
今年5月に、ビンラディンが米特殊部隊によって殺害された
(ことになっている?)のも、アフガン撤退を行なうための
大義名分作りだという見方がある。^^;
でも、アフガンの国民の命や生活を壊すだけ壊して、もう
戦費がないから撤退すると。で、あとは自分たちで復興してね
というのも、あまりにも自分勝手なのではないかとも思うし。
<まあ、アメリカっていうのは、昔から、よくも悪くも悪くも
自己チュ~の国なんだけどね。(-"-)>
せめてここからは、民間人の死者の数を減らす努力をすると
共に、せめてもの罪滅ぼしで、アフガンの国民がきちんと
生活を復興できるように、できるだけのことをして欲しいと願って
いるし。
日本も、彼らの生活復興に役立つように<武力を伴わない形で>
特に職業訓練や学校教育などの分野で、積極的な資金援助や国際
貢献活動を行なって欲しいと願っているmewなのだった。(@@)
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