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日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガ、反超保守&新自由主義。左右問わず、mew基準で、政治や競馬、スポーツなどについて。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

小沢は、改憲に意欲を示す鳩山や保守タカ派の代表候補を抑えることができるのか?

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最新の記事(10個)のコーナーはヨコの欄に。
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。


 今日9日は、長崎で平和祈念式典が行なわれるのだが。
 菅首相は、おそらく、広島の式典と同様、現憲法と非核三原則
などを遵守して行くことを強調。そして、参列者の多くが、日本が
平和主義を貫き、二度と戦争の惨禍に見舞われないことを、
心から祈るのではないかと思われる。(・・)

 ただ、残念ながら、政治の世界では、そのような思いとは逆行
する動きが出ている。(ノ_-。)

 自民党は、憲法改正、集団的自衛権の禁止や非核三原則を
見直す方針を表明。
 そして、民主党でも、前原・野田Gだけでなく、鳩山由紀夫氏も
党の保守化を目指すことを決意しており、この週末も「憲法
改正」への意欲を示すなど、mewにとっては、イヤ~な流れが
生じつつある。(ーー)

 * * * * *
 
 前記事『鳩山が閣僚の集団辞職を提言&特例公債法案が、小鳩派
の「菅おろし」計画の障害に
』で、鳩山由紀夫氏がアレコレの言動
をし始めているという話を書いたのだが・・・。

 実のところ、この週末の鳩山氏の発言の中で、mewが最も
引っかかってしまったのは、これだった。(ーー)

『民主党の鳩山由紀夫前首相は7日、北海道登別市で開かれた陸上
自衛隊幌別駐屯地の創立58周年祝賀式であいさつし、「自衛隊が
憲法の中で堂々とうたわれて仕事ができる環境をつくらなけれなら
ないが、その環境がいまだ出来上がっていない」と述べ、自衛隊を
憲法上規定する必要があるとの考えを示した。

 その上で鳩山氏は「与党、野党関係なく協力しながら、自衛隊の
活躍が憲法の中でも、しっかりとうたわれるような状況を一日でも
早く作らなければならない」と強調した。<産経新聞7日>』

* * * * *

 mewは、いつも書いているように、別に菅直人氏の信奉者では
ないし。菅氏が首相をやめても構わないのだけど。
 ただ、ともかく「平和が一番!」のmewとしては、菅首相が
辞任した後、また(超)保守タカ派の政権ができるのだけは阻止
したいのだ。(**)

 残念ながら、今、民主党内で次期代表選に出馬の意思を示して
いる議員は、馬淵澄夫氏も、野田佳彦氏も、小沢鋭仁氏も、みんな
バリバリの改憲派&保守タカ派だ。<有力候補とされている前原
誠司氏、枝野幸男氏もしかり。(-_-;) 候補として名が挙がって
いる中では、ハト派に近いのは鹿野道彦氏ぐらいしかいない。^^;
コチラの記事参照>

 でも、もし次に保守タカ派政権ができた時には、彼らはできる
だけ早く集団的自衛権の禁止解釈を見直して、日米安保&軍事力の
拡大を進めたり、1日も早く憲法改正(改悪?)を実現しようと
懸命になるのが目に見えている。(-"-)

<彼らは、米国と共に、2010~11年までに9条を含む憲法
の改正、集団的自衛権の容認、新たな日米安保体制&日米軍一体の
活動などを行なうことを計画していたのだが。ほとんど実現できず、
かなり焦っているのである。^^;>

* * * * *

 mewは、政治ブログ界では珍しく、菅直人氏も小沢一郎氏も
応援しているのだけど。この分野の政策で言えば・・・。

 菅氏の場合、もともと平和志向派&改憲慎重派ゆえ、考えが合う
部分が大きいのだけど。<改憲自体は容認but改悪は反対という
mewと、考え方が近い。>

 小沢氏の場合は、本来は改憲論者&やや保守タカ派ではあるもの
の、自民党の改憲推進派とは一線を画しているし。<専守防衛を
堅持、集団的自衛権も全面的には容認していない。>
 特に06年に党代表になってから、改憲や軍拡よりも政権交代や
国民生活を重視する姿勢を見せて、鳩山氏を含む党内の保守タカ派
の動きを抑え、当時のアブナイ流れを阻止してくれたことを感謝&
大きく評価しているところがある。(・・)

 ただ、一緒にタッグを組んでいる鳩山氏は、バリバリの改憲推進
派で、後述するように、結党以来、民主党を改憲&保守政党にする
ために努力し続けていて。02年に小沢氏を民主党に招き入れよう
と自らが動いた最大の目的も、党内の保守系勢力を強化し、「政権
交代可能な二大保守政党制」を築くことにあったし。
 ここに来て、改めて、最後に自分の思いを実現せんとして、
民主党を保守化することに力を傾けようとしている。(~_~;)

 小沢氏は、ブレーンである平野貞夫氏によれば、ポスト菅
について「意中の候補は誰もいない。自分と方向性を同じく
する人を抱えて教育しながらやっていくしかない」と語って
いるようなのだが・・・。<産経新聞8日・全文*1>

 小沢氏は近時、この分野に関して手広く構えているところが
あることから、どの方向に教育(?)するかは見当がつかず。
もし小鳩派として、改憲&保守タカ派の候補を擁立することに
なった場合には、民主党は、一気に保守化をして行くおそれも
否定できない。(~_~;)


 
 そのことを考えると、民主党代表選の前に、鳩山氏があえて
憲法改正を目指すと発言をしたことは、mewにとっては、危惧感
を増幅させるような大きな問題なのである。(ーー)

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<以下、「鳩山氏」という表記は、由紀夫氏を指す。>

 鳩山氏は、名前はハトながら、以前から、かなりの保守タカ派で、
集団的自衛権の行使も基本的に容認しているし。9条を含む憲法
改正にも熱心な改憲推進派でもある。(・・)
<自ら新憲法試案も作り、HPや出版物でも公表している。>
 
 鳩山兄弟が、96年に民主党を結党した目的も、同党を保守政党
として育て、将来、政権可能な二大政党制を作ることにあったの
だが。なかなかそれが実現できず。
 それゆえ、鳩山氏は、邦夫氏と会合を重ねる中で、今度こそ、
民主党を保守政党にすることに、強い意欲を示しているという。^^;

 鳩山兄弟は、当初は、元自民党の保守仲間である船田元氏らと
保守色の強い新党を作る予定だったのだが、話がうまく調わず。
結局、自社さ政権の時に懇意になった旧・さきがけ、旧・社会党の
議員を中心に政党を結成することになってしまった。^_^;
 そのために党の中心メンバーには、菅直人氏(由紀夫氏と初代の
党共同代表に)、江田五月氏、社会党の議員など中道左派系が多く
なったため、邦夫氏は「サヨク政党」になったことに失望。早々に
離党することになる。(~_~;)

* * * * *

 ちょうど小沢氏が率いていた新進党が解体されたこともあり、
鳩山氏は、この状況を変えようと、98年に元・自民党の議員
や旧・民社党系議員に呼びかけて、新たな形で民社党を結成。
 初代代表には菅直人氏が選出されたものの、鳩山氏が巻き返し
をかけ、99年~02年は党代表の座をキープ。何とか保守化を
進めようと、代表選でも、憲法改正を党の方針にすることを公約
に掲げたり、党内の保守系の若手を育てることに懸命になって
いた。^_^; <参考記事がコチラに。ちなみに、この保守系の
若手というのが、今、代表候補になっている前原、野田、馬淵、
小沢(鋭)、枝野氏らなのよね。(-"-)

 この頃、自民党の森、小泉、安倍政権でも、保守タカ派勢力が
台頭し、憲法改正の機運が高まることに。鳩山氏は、党の保守系
の若手らと共に、自民党の改憲推進派と協力して、憲法調査会や
議連、勉強会などを通じて、熱心に改憲の準備を進めていたのだが。
党内の中道左派系から反発が強かったため、思うように活動が
できないところがあった。
 そこで鳩山氏は02年に、当時、自由党を率いていた小沢一郎氏
と接触し、党の強化、保守化(保守層からの支持拡大)をするため
に、合併することを申し入れたのである。(・・)

<この時、中道左派や嫌小沢派から強い反発を受け、鳩山氏は
代表を辞任することになり、合流の話が調うのにも1年かかった。
小沢氏は、中道左派を安心させるために、04年、旧・社会党の
横路孝弘氏(現衆院議員)と安保政策や憲法9条の認識に関する
合意文書を交わすことになる。>

 03~4年には菅氏が代表に復帰するも、年金未納問題(実際
は社保庁側のミスだった)で失脚。04~5年には岡田克也氏が、
05~6年には前原誠司氏が代表(鳩山氏が幹事長)を務めたの
だが。
 この前原氏が代表の時が、かなりアブなかったのだ。^_^;
前原氏は、憲法改正を公約に掲げ、党の基本方針を保守的なものに
作り直す準備を進めていたほか<現・外務大臣の松本剛明氏が
政調会長として協力>、自民党の議員と組んで早期の改憲実現に
与野党で協力する体制を作ろうとしていたからだ。(-"-)

 しかし、前原氏が永田メール事件で辞任し、06年春に小沢氏が
党代表に選出されてから、民主党のアブナイ流れはストップされる
ことになる。(・・)

 小沢氏は、憲法改正よりも、政権交代の実現を重視。国民が改憲
よりも格差問題の解決や生活の建て直しを求めていること、自民党
との対立軸が必要なこと、党内の中道左派や社民党などの協力が
必要なことなどから、党内の保守タカ派の動きを抑制。

 07年には、鳩山氏らが、自民党議員と共に法案作りに励んで
いた改憲の国民投票法案に協力しないことに決めたほか、米国大使
が直接要請して来たにもかかわらず、テロ特措法の延長(インド洋
での海自の給油活動)にも反対する方針を表明するなどして、
民主党の保守化を防いだのだった。"^_^"
<自衛隊のアフガン派遣を提言したり、自民党と大連立の協議を
行なったりなどヒヤッとさせられることもあったけど。^^;>

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 党内の保守タカ派勢力は、この小沢氏の方針を決して快くは
思っていなかったのだけど。
 小沢代表の下、07年の参院選で大勝し、衆院選で勝利する
可能性が見えて来たことから、鳩山氏をはじめ、大部分の議員は、
自分たちの夢&目標であった政権交代の実現を優先することを
考え、小沢氏が実権を握っていた06~10年の間は、かなり
大人しくしていたところがあった。(・・)

 でも、10年6月に鳩山首相&小沢幹事長が辞任し、菅氏が首相
になってから、溜まっていた不満が一気に噴出することになる。
菅氏は、保守タカ派から見れば、サヨクにほかならないからだ。(~_~;)

 菅首相は、基本的に、憲法改正や安保軍事政策に関心がないし。
新防衛大綱(今後5~10年の防衛方針)でも、自民党&防衛省が
米国の要望も取り入れる形で作ってあった原案を無視して、集団的
自衛権の解釈や、非核三原則、武器輸出三原則の見直しも認めず。
 本当は、2010年に日米安保50周年を記念して、日米で
一緒に軍事活動も行なえるような新安保体制を作るはずだった
のに、それも実現できず。^^;

<去年には日米共同宣言を作って、日米首脳が一緒に発表する予定
になっていたのだが、ずっと先送りされたまま。菅首相は、この
9月に訪米&共同宣言を出す予定だったが、与野党の保守派はそれ
を阻止するためにも、8月末までに、菅首相を退陣させることに
必死になっている。米国側も、安保軍事政策やTPP、影の経済
支援などを含め、米国の要望をすぐに聞き入れない菅首相を不快に
思い、首脳会談をどんどん先送りにしている。(~_~;)>

* * * * *

 鳩山氏も、昨年来、邦夫氏た自民党などの保守派議員と会合を
重ねており、民主党が左傾化して行くことを懸念。改めて、民主党
の保守化or保守新党作りをする決意を固めたという。(-"-)

 今年4月には、自民党の改憲推進派が中心となって作っている
「新憲法制定議員同盟」(会長・中曽根康弘元首相)の「新しい
憲法を制定する推進大会」に出席して、改憲の準備は進まないのは、
『「わが党の考え方が(まとまらず)さまざまあるためだ。政治の
不作為、怠慢によるものだ」と民主党の責任を認めた上で「この
状況を早く解決したい」』と発言。<『「菅おろし」の背景に
保守派の動き+震災と改憲、サヨク排除を結びつける発想
』参照。>

 週末の憲法改正に関する発言も、その延長線上にあるのだ。(・・)

<また前記事にも書いたように、鳩山氏は元首相&保守タカ派議員
が集まる「地下式原発政策推進議連」のメンバーであり、この週末
も、菅首相の脱原発方針を警戒して、「『脱原発』でなく、依存度を
下げるということなら、妥当な考えだ」と異論を唱えている。>

* * * * *

 最近になって初めてブログを訪れて下さる方が増えているよう
なので、民主党内での「保守派vs.平和志向派」の葛藤の歴史(?)
を含めて、色々と書いてみたのだが・・・。

 mewとしては、何とか小鳩派が、前原・野田Gに対抗する形で
平和志向派orそれに近い議員を代表選に擁立して欲しいと強く
願っているのだけど。<でも、ホント鹿野氏ぐらいしかいないの
よね。横路氏の名前も出ていると報じている新聞があったけど。^^;>

 もし小鳩派が、馬淵氏らの保守タカ派議員を擁立して、政権をとる
ことに決めた場合、鳩山氏は民主党の保守化&自民党と連携して改憲
の準備を進めようとすることは必至だけに、果たして小沢氏が、また
その動きを抑える意向があるのか、またそれが可能なのか・・・。
 気が気でない状態になりつつあるmewなのだった。(@@)

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ぶいっちゃんの「らんきーブログ」、iiyumeさんの「とりあえず書いて
みようか
」も必見!(**)
kimeraさんも「kimekime25」で吼えているです。

さらに現政権にノーさんが作った「THE BLOGGER」、晴天とら日和さんが
作った「【政権交代】を目指すブログ結集!」をご参照下さい。
 







*1

『民主党の小沢一郎元代表が、菅直人首相の後継を決める代表選への出馬を否定する一方、自らの政治資金に関する裁判が終了した後の立候補に含みを持たせる発言をしていたことが8日分かった。小沢氏側近の平野貞夫元参院議員が都内で開かれた講演で明かした。

 平野氏によると、小沢氏は6月下旬、平野氏が「裁判をしながら首相を狙ってはどうか」と出馬を促したのに対し、「それはできない。首相という地位は司法権を干渉できる立場にある。痛くない腹を探られたくない」と拒んだ。

 ただ同時に「自分が仮にそういうものをやらせてもらうとすれば、裁判がすきっと済んでからでないと駄目だ。ここはどうしても譲れない。自分の人間としての信条、哲学だ」と指摘。「ポスト菅」については「意中の候補は誰もいない。自分と方向性を同じくする人を抱えて教育しながらやっていくしかない」と述べた。
<産経新聞8日>』

おまけ

『前原誠司前外相は8日、北海道根室市で記者会見し、菅直人首相の退陣時期について「辞意を表明した首相が居続けることが、内政・外交の停滞を招き国益を損ねる」と述べ、早期退陣を改めて求めた。

 前原氏は首相が退陣条件の一つとしている特例公債法案について「(菅首相に)しっかりとめどを立ててもらう」と述べ、退陣と引き換えに成立させるべきだとの考えを示した。自身の民主党代表選出馬については「現時点では全くの白紙」と述べるにとどめた。

 前原氏は5~8日に、北方領土へのビザなし渡航で択捉島を訪問した。06年以来2度目で、ロシア政府の再開発計画が進んでいることについて「インフラ整備は進んだが、日本の北方領土の法的立場を変えるものではない」と語った。<毎日新聞9日>』


『野田佳彦財務相(54)は8日、菅首相退陣後の民主党代表選に立候補する意向を固めた。


 野田氏は10日発売の月刊誌「文芸春秋」に事実上の政権構想と位置付ける論文を寄稿し、「時機が来れば、先頭に立つ覚悟だ」と出馬の意向を示す。9日に開くグループの会合で表明する見通しだ。野田氏のグループには約25人が所属しており、立候補に必要な推薦人20人は確保できるとみられる。

 野田氏については、仙谷由人代表代行(官房副長官)ら党幹部が擁立を検討し、前原誠司前外相のグループにも支持する声があり、有力候補になりそうだ。

 野田氏は雑誌論文で、内政では財政規律、外交では日米同盟を重視する考えを示す。財政政策では「東日本大震災を理由に財政健全化への取り組みを先延ばしすることはできない」とし、社会保障と税の一体改革の推進を強調する。エネルギー政策では、首相が表明した「脱原発」路線には立たず、将来的なエネルギー戦略を含めた議論の必要性を指摘する。党代表選では、小沢鋭仁元環境相(57)や馬淵澄夫前国土交通相(50)が立候補に意欲を見せているほか、鹿野農相(69)を擁立する動きなどが出ている。

(2011年8月9日07時09分 読売新聞)』

『【「ポスト菅」の群像 前原誠司研究】世代交代か 1回休みか
産経新聞 8月8日(月)7時55分配信

 「領土問題を私の世代で解決したい」

 北方四島への「ビザなし交流」訪問団に参加するため5日、北海道・根室港を出発した前外相、前原誠司は、記者団にこう語り、領土問題の解決に意欲を示した。前原の参加は平成18年に続いて2回目だが、外相経験者の北方領土訪問は初めてだ。

 「私の世代」-。前原が何げなく使った言葉が、今の彼の立場を象徴している。首相の菅直人、元代表の小沢一郎、前首相の鳩山由紀夫…。民主党という政党を長く主導してきた政治家たちに代わる、「次の世代」を代表する存在が前原なのだ。

 ◆次を担う準備も

 この3日前の夜、前原は東京・赤坂の居酒屋にいた。民主党の中間派でつくる「メロスネット」の会合。前原は約50ページに及ぶ冊子を配った。表紙には「日本の成長戦略と外交・安全保障」と書かれていた。日米安保を基軸とした外交戦略、経済成長と増税のバランス論…。「政権公約集」さながらの内容に、出席者は「『次』を担う準備はできているな」と感じた。

 当然、「菅降ろし」にも積極的だ。7月28日夜、都内のホテルで開いた「凌雲(りょううん)会」(前原グループ)の会合では菅を糾弾した。

 「9月初旬に日米首脳会談が予定されているが、オバマ米大統領はもう菅さんに会わないという。とても屈辱的だ」

 しかし、前原の次期代表選出馬には懐疑的な声も多い。外相だった3月、外国人からの違法献金問題が発覚し引責辞任。「次は1回休み」というのが党内の暗黙の了解になっているからだ。本人も「カギは来年9月の(任期満了に伴う)代表選だ」と周囲に漏らす。

 カギを握るのは前原の後見人を自任する官房副長官(党代表代行)、仙谷由人だ。仙谷は6月、自民党副総裁、大島理森と密談した際、次期首相候補として、財務相の野田佳彦、衆院議院運営委員長の川端達夫らを挙げたが、その中に「前原」の名はなかった。

 次はワンポイントリリーフを立て、来秋から本格的な前原政権を樹立したい-。仙谷にはそんな思惑がちらつく。前原を温存することで党内で影響力を持続させる狙いもある。

 それでも、前原出馬説は消えない。「野田が不出馬なら前原は出る」との見方は依然根強い。同じ松下政経塾出身のライバル、野田の動向を意識しているのは間違いない。

 ◆「脇の甘さ」課題

 「永田町の郷ひろみ」と言われ、その端正な容姿から世論調査で常に上位に顔をのぞかせる。課題は脇の甘さの克服だ。平成18年の「偽メール問題」では、党代表就任後わずか半年で辞任に追い込まれた。

 「顔見せ的にやるような話ではない。この国を導いていく気概と、もし時限的な連立であれば、テーマを絞ってそれはやりきる覚悟を持てるかどうかだ」

 6月上旬の民放番組で前原は、自らに言い聞かせるように、代表選についてこう語った。=敬称略(水内茂幸)

                   ◇

 ≪政策≫

 ■波紋呼んだ中国脅威論

 外交・安全保障のエキスパート。日米同盟を基軸にしながら、集団的自衛権の行使や憲法9条の改正にも前向きな姿勢を示す。民主党代表時代には「中国の軍事力は現実的脅威」と発言し党内に波紋を呼んだ。

 政権交代後は国交相時代に八ツ場(やんば)ダム(群馬県)の建設中止を明言。羽田空港は24時間運用によるハブ空港化を進めた。経済成長を重視しており、法人税減税を主張。消費増税は必要としながらも「デフレから脱却しないまま増税したら、景気に冷や水を浴びせることになる」と語る。

                   ◇

【プロフィル】前原誠司

 まえはら・せいじ 昭和37年京都市生まれ、49歳。衆院京都2区。当選6回。京大法卒。松下政経塾から京都府議。平成4年、日本新党に参画し、5年の衆院選で初当選。新党さきがけに合流し、菅直人政調会長(当時)のもとで政調副会長を務める。10年の民主党結党に参加し、17年に民主党代表に就任するも、「偽メール問題」で引責辞任。21年に国土交通相、22年に外相。今年3月、在日韓国人女性から政治献金を受けとった責任を取り外相を辞任した。 』
by mew-run7 | 2011-08-09 10:19 | 民主党、民進党に関して

by mew-run7