民自公に、野田・谷垣おろし&解散総選挙に向けた動きが+競馬、フィギュア
2011年 11月 22日
豪雨災害にあった近畿地方、北海道の被災地の方々もガンバですo(^-^)o
最新の記事(10個)のコーナーはヨコの欄に。
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。
一昨日の話になるが、JRAでマイルCが行なわれ、エイシン
アポロンwith池添騎手が優勝した。(*^^)v祝
Eアポロンは、鼻の白い部分が大きい、mew好みの顔。しかも
重馬場は得意ゆえ、この馬から行ったのだけど。荒れるマイルC
も予想して、1枠2頭も三連複で絡めてみたものの、3着が~。(@@)
<2-5の馬連とWは買ったのだけど。1の方だったか~。
Dヨーヨーも4着と頑張ったんだけどね~。(・・)>
しかし、アポロンで富士Sを勝った田辺くんは、騎乗停止で
この日、乗れず、惜しいチャンスを逃しましたね~。(~_~;)
そして代打で騎乗した池添くんは、もともと京都はうまいと
思ってたけど、しっかりと勝って今年GI5勝め。(・o・)
童顔ゆえ、いつまでも若手っぽいイメージがしてしまうの
だけど、もう32歳。福永騎手と共に、着々と関西騎手のエース
に育ちつつあるな~と思ったです。"^_^"
* * * * *
そして、フィギュアのフランスGPに出場した織田信成は、
SP、フリーともジャンプの失敗が響き、総合7位。春に痛めた
膝の具合がよくないようで、ちょっと心配。
また村上佳菜子も、いい頃の出来にはなく、総合4位。こちら
は、難しくなった演技構成と新調した靴の不具合に悩まされている
感じなのだが。本人は、次へのステップとして納得しているようだ。
今週は、早くもシリーズ最終戦となるロシアGPに浅田真央、
今井遥と羽生結弦が出場。果たして、復調モードの真央ちゃん&
4回転に自信を深めている羽生くんは、自分の演技ができて、
GPファイナルに出場できるか・・・p(*^-^*)q がんばっ♪です。
~ * ~ * ~ * ~ * ~ *~
さて、政治の話を・・・。
昨日21日、被災地の復興のための予算を中心とする三次補正
予算が参院で可決され、ようやく成立した。(・・)
『東日本大震災の本格復興策を柱とする2011年度第3次補正
予算は21日午後の参院本会議で、共産党を除く各党の賛成多数
で可決、成立した。歳出総額は12兆1025億円で、過去2番目
の規模となる大型補正。震災発生から8カ月余を経て、国政の
最優先課題と位置付けられてきた復興事業がようやく本格的に
動きだす。<朝日新聞21日>』
ただ、実際にこの予算を執行するには、いわゆる復興関連法案
や、財源確保のための郵政改革法案などを成立させることが必要
になる。
政府与党は、国会を12月下旬まで延長して、何とか年内に
必要な法案を成立させたいと考えているのだが。与党と自公との
間の隔たりが大きい法案も少なからずある上、自公が民主党への
対決姿勢を強めており、後半を迎えた秋の臨時国会での攻防が
さらに激しくなりそうだ。(~_~;) <関連記事*1>
<与野党には、他の法案はともかく、被災地の復興に関する法案
は、ちゃんと協力して通して欲しいんだけどな~。(・・)>
* * * * *
野田首相は、新政権発足後、党内融和をはかった上、自公との
協力体制<とりわけ公明党との連携>を作って、安定政権を
築こうとしていたのだけど。
民主党では、TPP参加問題や消費税発言を契機に、また党内
で対立が始まっており、政権運営に支障を来たすおそれが出て
来た。<またTPP&郵政改革法案で、連立を組む国民新党とも
対立モードになりつつある。>
特に小沢Gは、TPP&消費税に関して、反対&慎重派が多い
ため、その動向が注目されるところなのだが。
ここに来て仲間であるはずの前原誠司氏が、ポスト野田を狙って
か、妙な動きをしており、年明けにも党内で「野田おろし」の動き
が始まる可能性が出て来た。(~_~;)
しかも、公明党は、野田民主党とは連携せず、来年、解散総選挙
に追い込むことを目指して、野田政権と対決姿勢を鮮明にして行く
方針を確認したため、同党と協力体制を組むことも困難に。
他方、自民党でも、谷垣総裁に対する批判が強くなっており、
解散総選挙を睨んで、民主党との対決姿勢に加え、党内では
「谷垣おろし」の動きが加速しそうな感じになっている。^^;
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今回は、自民党に関する話を中心に書くことにしたい。
自民党も、小泉政権以来、いわゆる「守旧派vs.改革派」の
対立が激化しており、民主党に負けず劣らず、一枚岩ではない
状態が続いている。
特に小泉流の新自由主義政策の推進を目指している改革派は、
もともと、どちらかと言えば守旧派の谷垣総裁&思いっきり
守旧派の大島副総裁の党運営に不満を抱いていたのだが。
8~9月には、参院人事を巡って、守旧派の長老と改革派の
若手が対立。さらに、ここに来て、改革派としては絶対に推進
すべきだと考えているTPP参加の問題が出たのをきっかけに、
曖昧な態度をとる谷垣総裁に対し、オモテで堂々と批判をする
議員が次々と出るようになって来た。^^;
『自民党は18日、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)
交渉参加に関する党の見解を来年3月までにまとめる方針を決めた。
同党はハワイで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)
首脳会議での参加表明に反対して野田佳彦首相の対応を批判して
きたが、同党内も賛否が分かれ、政府が正式な参加表明を決める
時期となりそうな来春まで意見集約を先送りした。<中略>
TPPへの賛否を明確にしないまま政府・民主党を攻撃する
自民党に対しては党内外から批判が強まっている。経団連と自民党
幹部の15日の会合では、TPP推進の経団連側が「自民党は我々
に近い考え方と思っていた」との不満をぶつけた。みんなの党の
渡辺喜美代表は18日の記者会見で「腰が引けている。閣僚への
問責決議案(提出)を言う前に、谷垣総裁への問責が党内から
出てもおかしくない」と皮肉った。<毎日新聞18日>』
* * * * *
このような谷垣総裁の姿勢に、まさに小泉チルドレンの小泉
進次郎氏が、アチコチで批判の声を上げている。
『自民党の小泉進次郎青年局長は17日、党本部で講演し、野田佳彦
首相による環太平洋連携協定(TPP)交渉への参加方針表明を党幹部
が「拙速だ」と主張していることについて、「拙速ではなくて
遅過ぎた。自民党内で多数派の理解を得られたとしても、国民の
理解を得られるわけがない」と批判した。
小泉氏は「なぜ自民党こそTPPに前のめりになれないのか。人口
が減り、子どもの数が減って、財政にも苦しむ日本が発展を遂げる
唯一の道だ」と述べ、TPP交渉に参加すべきだとの考えを強調した。
<時事通信17日>』
『自民党の小泉進次郎青年局長は20日、東京都武蔵野市の成蹊
大学で講演し、環太平洋連携協定(TPP)について「自由貿易
体制推進は過去の自民党の間違っていなかった部分だ。民主党の
TPPには反対だが(自民党が)与党になったら批准するという
論理が通用するわけがない」と述べ、党執行部はTPP参加の立場
を明確にすべきだとの認識を示した。
小泉氏は「どっちつかずの状況は(賛成派と反対派)両方から
がっかりされている。自民党は野党のときも与党のときも言うこと
を変えず、一貫した方向性を示さなければならない」と強調した。
<時事通信20日>』
* * * * *
さらに、小泉改革派の番頭役であった中川秀直氏も登場。
TVで「谷垣おろし」の必要性を示唆する発言まで行なった。
『自民党の中川秀直元幹事長は21日のBS11の番組で、「国民
から見て、今の自民党、民主党は官僚党の『A』と『B』に
過ぎない。両方とも守旧派と見られている」と述べ、自民党が
民主党との明確な違いを出せていないとの認識を示した。その上
で「僕が野田佳彦首相だったら、自民党の人気が低い時に解散
する。谷垣禎一総裁のうちに解散すれば民主党は負けない」と
述べた。<毎日新聞22日>』
<この「今の自民党、民主党は官僚党の『A』と『B』に過ぎ
ない。両方とも守旧派」という見方は、mewもほぼ同感。
特に野田政権は、超親米&保守タカ派&(野田氏の場合は、
プチ)新自由主義の基本的な政策も、党運営のやり方、官僚
任せの政権運営など、やろうとしていることが、ほぼ全てに
おいて自民党政権と変わらないもんね。(ーー゛)>
また、いわゆる超保守派の中でも、安倍元首相や仲間たちの
ように中国を敵対視する観点から、経済&安保軍事政策で米国
との同盟関係を強化すべきだと主張している議員も、谷垣総裁
への批判をクチにするようになっている。(・・)
<参院の山本一太くんも、張り切っているようだ。(~_~;)>
* * * * *
さらに、ここに来て、9月末に政調会長の職を外された石破茂氏
が、積極的な動きを見せるようになって来た。
石破氏は、連日、アチコチのTVや講演の場などで、TPP参加
に前向きでない民主党政権や、自民党執行部の煮え切らない態度を
激しく批判し続けているのだ。
『自民党の石破茂前政調会長は16日、党本部で講演し「(自民党
は)TPPから離脱する、消費税増税は反対という公約を掲げて
選挙をするのか。でたらめを言って取った政権の末路は、民主党を
見れば明らかだ」と述べ、党内で慎重論の強いTPP交渉参加や
消費税増税への賛成方針を明確に示すべきだとの考えを示した。
<毎日新聞17日>』
『自民党の石破茂衆院議員(鳥取1区)が19日、鳥取市内で講演
し、首相が交渉参加の方針を表明した環太平洋経済連携協定
(TPP)について「農業がつぶれ、アメリカの弁護士、医者が
いっぱい来るというが、そんなことになるわけがない。TPP入り
でこの国はつぶれない」と語った。<朝日新聞21日>』
そして、石破氏は、政調会長に就任した際に、額賀派を離脱
していたのだが。このまま同派閥には戻らない意向を示し、先月
から、「谷垣おろし」&総裁選出馬もアタマに置いて、勉強会を
発足させ、新たなグループを作る準備を始めている。
『自民党の石破前政務調査会長は、21日夜、党所属の国会議員
20人余りで会合を開き、社会保障改革や税制改正などを検討する
勉強会を来月上旬に立ち上げることを確認しました。党内からは、
来年9月の総裁選挙をにらんだ動きではないかという見方も出て
います。
会合には、自民党の石破前政務調査会長をはじめ、小坂元文部
科学大臣や鴨下元環境大臣ら無派閥を中心に、伊吹派や額賀派など
に所属する衆参の国会議員、合わせて21人が出席しました。
NHK22日・全文*2>』
『自民党の石破茂前政調会長は19日、BS放送の番組収録で、
自身が立ち上げる政策勉強会について「自民党だけにとどまっては
いけない。民主党でもやろうという人がいればいい」と述べた。
<産経新聞19日>』
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石破氏はまた、『来年に衆院解散・総選挙が実施されるとの見方
を示した。「(再来年の)任期満了選挙は衆参同時になるうえ、
東京都議会選挙もあり各党ともにしんどい。普通に考えれば来年
だ』と語っていたのだが・・・。
この言葉は、公明党が先日、決めた方針に配慮したものでは
ないかと察せられる。(・・)
公明党は、先日、野田政権と連携せず、対決姿勢を強めて、
2012年中に解散総選挙に追い込む方針を決定。既に小選挙区
の候補者を決めて、衆院選の準備を始めている。^^;
その最大の理由は、まさに石破氏が言っていたように、2013
年には同党が最も重点を置いている都議選をはじめとする地方選や
参院選の準備を行なうだけで手いっぱいであることから、12年中
に解散総選挙が行われるようにしたいからだ。
そして、もし来年、総選挙が行なわれるしたら、今から民主党と
選挙協力を行なうのは難しいし、野田民主党には敢えて一緒に
組んで選挙を行なった方が有利だと思われる部分もないため、
これまでのように、自公の選挙協力体制を優先することに決めた
のである。(@@) <関連記事*3>
* * * * *
野田首相&周辺は、公明党との連携によって政権の安定化を
はかり、衆院任期の切れる2013年に衆参同時選挙を行なう
ことを計画。
何とか公明党と連携するために、首相補佐官に公明党とのパイプ
がある人を起用したり、政策決定の際に、公明党の要望を取り
入れるなどしていただけに、ここで公明党が野田政権に協力しない
方針を決めたのは、かなり痛いところ。
しかも、TPPや郵政改革法案に関して、連立を組んでいる
国民新党の亀井代表とも険悪な状態になっていることから、今後の
政権運営に黄色信号が点りつつある。^^;
そして、mewは、もしかしたら石破氏は、民主党の前原G
との連携や政界再編も視野に入れて動いているのではないかと
思うところもあるのだ。(**)
実際、前原Gも、今月にはいって、次の代表選を睨んで人事を
刷新したり、若手議員に解散総選挙の準備を指示したりするなど
妙な動きをしているのである。(-"-)
ここまででかなり長くなってしまった&時間もなくなって
しまったので、この続きはまた改めて書きたいと思うのだが・・・。
年末にかけて、自民党で「谷垣おろし」の動きが激化するのか、
また民主党内の前原G、小沢Gがどう動くのか、しっかりと
ウォッチしておきたいと思っているmewなのだった。(@@)
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ぶいっちゃんの「らんきーブログ」、iiyumeさんの「とりあえず書いて
みようか」も必見!(**)
kimeraさんも「kimekime25」で吼えているです。
さらに現政権にノーさんが作った「THE BLOGGER」、晴天とら日和さんが
作った「【政権交代】を目指すブログ結集!」をご参照下さい。
*1
『東日本大震災の復興策を盛り込んだ2011年度第3次補正予算が21日成立し、政府・民主党は、復興財源確保法案など関連法案の成立に全力を挙げる。ただ、財源の一部に見込む国家公務員の給与削減や、復興施策の司令塔となる復興庁の設置法案などをめぐっては、民主党と自民、公明両党が対立。民主党は12月9日までの国会会期を2週間程度延長する方向だが、財源確保法案などを除き、ハードルは高い。
「人事院勧告は尊重するが、法案は人勧を内包している。一括して対応する」。野田佳彦首相は21日、3次補正の締めくくり質疑が行われた参院予算委員会で、国家公務員給与を0.23%引き下げる人勧実施の見送りと、その代わりに政府が提出した平均7.8%引き下げる特例法案への理解を求めた。
自民党の礒崎陽輔氏は納得せず、「労働協約締結権の付与をにらんで連合と(人勧を実施しない)密約があるのではないか」と迫った。政府・民主党は特例法案について、公務員制度改革関連法案との同時決着を目指している。公務員法案には、同党最大の支持団体である連合が熱望する労働基本権の一部付与が盛り込まれているため、自公両党の警戒感は強い。
自公両党は21日、政調会長会談を開き、人勧を実施した上で給与を引き下げる対案の提出に向け、調整を急ぐことを申し合わせた。
復興庁設置法案でも民自公3党の溝は深い。復興庁の事務を復興施策の企画、立案、総合調整にとどめた政府案に対し、自公両党は「復興基本法に明記された『施策の実施』が除外されている」と反発。民主党は24日の衆院本会議で設置法案の審議に入るとともに、3党の実務者による修正協議を始めたい意向だが、自民党は「基本法違反の法案は認められない。長期戦だ」としており、調整難航は必至だ。
衆院選の「1票の格差」を是正する関連法案や、国民新党が最重視する郵政改革法案の展望も開けていない。<時事通信21日>
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*2
『自民党の石破前政務調査会長は、21日夜、党所属の国会議員20人余りで会合を開き、社会保障改革や税制改正などを検討する勉強会を来月上旬に立ち上げることを確認しました。党内からは、来年9月の総裁選挙をにらんだ動きではないかという見方も出ています。
会合には、自民党の石破前政務調査会長をはじめ、小坂元文部科学大臣や鴨下元環境大臣ら無派閥を中心に、伊吹派や額賀派などに所属する衆参の国会議員、合わせて21人が出席しました。そして、社会保障改革や税制改正、安全保障政策、それにアジア太平洋地域での経済連携の進め方などについて検討するため、石破氏を中心とする勉強会を来月上旬に立ち上げ、定期的に会合を開くことを確認しました。また、各派閥に所属していても勉強会への参加を自由に認めるとして、党所属の国会議員に幅広く参加を呼びかけていくことになりました。石破氏は勉強会について、純粋に政策を検討する場だとしていますが、ことし9月に政務調査会長を退任したあとも、以前所属していた額賀派に戻らず、無派閥を続けていることなどから、党内からは、来年9月の総裁選挙をにらんだ、事実上の石破派の立ち上げではないかという見方も出ています。
<NHK22日>』
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*3
『公明党は19日、2年に1度の党大会に代わる全国県代表協議会を公明会館で開いた。山口那津男代表は地方組織の幹部が集まった席で「常在戦場の構えで重要課題に党の総力を挙げて取り組みつつ、次への戦いに万全の備えを固めていこう」と衆院解散・総選挙の準備入りを指示した。公明党は今国会の後半から野田佳彦政権との対決姿勢に転じ、来年中の衆院選へ攻勢を強める。<日経19日>』
『公明党は十九日、地方組織の幹部らを党本部に集め、全国県代表協議会を開いた。山口那津男代表は「常在戦場の構えで、緊張感を持って臨まなければならない。震災復興などの重要課題に取り組みつつ、次への戦いに万全の備えを固めていこう」と述べ、次期衆院選に向けた態勢の準備を指示した。 (大杉はるか)
公明党は前回の衆院選から二年がすぎ、野田内閣の支持率も低下したことから、来年前半の衆院解散が現実味を帯びてきたとみている。十七日には、小選挙区の党公認候補者八人も決めた。
公明党が選挙準備を急ぐのは、二〇一三年夏に参院選と東京都議選、任期満了による衆院選の「トリプル選」になることを回避し、来年中には何とか衆院解散に追い込みたいとの思惑もある。組織力による選挙戦を得意とする同党にとって、重要選挙が重なれば、各候補者への支援が分散されて不利になる。
前回の衆院選で落選した太田昭宏前代表や北側一雄前幹事長ら主要メンバーを早期に復帰させることも党勢回復の大きな課題だ。冬柴鉄三元幹事長など引退して新人にバトンタッチする小選挙区も三カ所あることから、これまで以上に準備を早める必要もあった。
選挙協力については連立政権でパートナーを組んできた自民党と引き続き協力態勢を維持する方針。
ただ、現行の小選挙区比例代表並立制の導入後、野党として衆院選に臨むのは次回が初めて。連立与党時のような選挙協力が各地で実現するか、懸念を抱く声も党内にある。<東京新聞20日>』
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