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日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガ、反超保守&新自由主義。左右問わず、mew基準で、政治や競馬、スポーツなどについて。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

福島瑞穂夫妻が「世界の100人」に選出+参院憲法審査会+吉原2連勝

頑張ろう、東日本&ニッポン!一歩一歩、前進を。o(^-^)o 

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最新の記事(10個)のコーナーはヨコの欄に。
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。



  JRAでは、昨日、今日とWSJS(ワールド・スーパー・
ジョッキー・シリーズ)全4戦が行なわれているのだけど。
 我らが地方競馬代表の、吉原寛人騎手(金沢競馬)が、2連勝を
果たして、初日は断トツのTOPに立っている。(*^^)v祝
<初日の2連勝は、95年の横山ノリ騎手以来なんだって。>

 1戦目は(1400m芝)は、オーセロワ(Bランク)に騎乗
&6番人気だったのだけど。
 大外からスタートを決めてハナに立ったので、「そのまま逃げ
切っちゃえ~!」と応援しながらもドキドキ。直線にはいって、
後続馬に並ばれたので、「あ~、つかまったかな~」と思った
瞬間、二の足を使って他馬を突き放し、先頭でゴール。(~~)
 地方競馬の経験&技術を活かした見事な騎乗だっただけに、
mewも思わず「やった~!」とTVの前で拍手をしていたの
だけど。吉原くんも、よほど嬉しかったのか、思わずゴール板の
2m前でガッツポーズをしてたです。<チョット早過ぎ!?^^;>

 2戦目は、Aランク&1番人気のレーザーバレットに騎乗。
昇級戦だったし、逃げ馬ではないので、全体のペースの読み&
上がって行くタイミングが難しそうな感じが。でも、吉原騎手は、
本当に落ち着いて、向こう正面から徐々に上がって行き、直線で
あっさり抜けて、2着馬に4馬身差をつける余裕の勝利だった。

 今回、吉原騎手の存在を初めて知り、「やるな~」と思った
競馬ファンも多かったのではないだろうか?(・・)
 
 今日は、C・Dクラスの馬に騎乗することになるのだけど。
 2馬身ぐらいリードしてハナに立っているので、ここから
後続騎手に抜かれないように、攻めの姿勢で一つでも上の順位
を目指してポイントを稼ぎ、逃げ切り優勝を果たして欲しい
&金沢競馬の存在や地方騎手の実力をアピールして欲しい
です。p(*^-^*)q がんばっ♪

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 ところで、先週は、チョット嬉しいニュースがあった。

 社民党の福島瑞穂代表と、入籍していないので事実上の夫である
海渡雄一弁護士(現日弁連副会長)の夫妻が、米国の外交専門誌
フォーリン・ポリシーが選ぶ今年の「世界の100人」に、世界
でも高名な活動家と共に選出されたからだ。(*^^)v祝

<夫妻は東大法学部の同級生で、共に司法試験に合格して弁護士に。
大学時代を知る人は、海渡くんはめっちゃ優秀だった&瑞穂ちゃん
は、まだ女子学生が少なくて優秀な女史っぽい子が大半を占める中、
可愛いお嬢ちゃまタイプとして妙な感じで目立っていたらしい。^^;>

『社民党の福島瑞穂党首が、米国の外交専門誌フォーリン・
ポリシーが選ぶ今年の「世界の100人」に名を連ねた。脱原発の
活動を長く続けたとして、福島氏の事実婚のパートナーで原発訴訟
に携わる海渡雄一弁護士と共同で選ばれた。

 同誌は2009年から、その年に政治、経済、平和活動など
幅広い分野で影響力をふるった人物を挙げている。日本の政治家
では福島氏が初めて。今年はオバマ米大統領や英仏独の首相・
大統領、ミャンマー(ビルマ)の民主化運動指導者アウン・サン・
スー・チーさんらも選ばれた。

 福島、海渡両氏について同誌は「30年間、議会や法廷で原発
推進に反対してきた。だが日本の原子力村は今年まで彼らの活動を
無視してきた」と紹介。海渡氏が浜岡原発運転差し止め訴訟の
原告側弁護士として活動したことにふれ、「(訴訟に勝っていたら)
今年の原発事故は防げたかもしれない」(海渡氏)、「過去は
変えられないが、未来は変えられる」(福島氏)とのコメントを
掲載した。<朝日新聞11月29日>』

『トップには「アラブの春」に貢献した米ネット検索大手グーグル
幹部のゴニム氏や国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ前
事務局長、イエメンの女性人権活動家でノーベル平和賞に決まった
カルマンさんら14人のグループが選ばれた。<中略>
 両氏は今年8月にも米紙ニューヨーク・タイムズで「日本で
最も有名な反原発カップル」として取り上げられた。日本人では
このほかIT実業家から転身した米マサチューセッツ工科大
(MIT)メディアラボの伊藤穣一所長(73位)らが入った。
<産経新聞11月30日>』

 残念ながら、野田政権になって、「脱原発」政策はどこへやら。
 この辺りのことは改めて書きたいが、来年あたりから、各地で
次々と原発の再稼動が行なわれる予定になっているし。政府の方針
として、原発輸出を推進して行くことも決まったという。(ノ_-。)

 また海渡氏は、原発問題のほか、刑事事件その他に関わる人権の
保護などの分野でも活躍しており<共謀罪を潰した立役者)、
昨年からは日弁連の事務総長として、司法改革の諸問題にも意欲的
に取り組んでいるときく。
 
 そして、変な言い方をすれば、この2人には、いつまでも元気で
反原発や人権問題に関して周辺から「うざい」と嫌がられるぐらい、
積極的に活動&アピールして欲しいと期待しているmewなの
だった。"^_^"<やっぱ、そういう人がいないと、日本がどんどん
アブナイ方向に行ってしまうからね。(・・)>

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 その福島瑞穂氏も委員として参加している参院憲法審査会の
初審議が、先月28日に行なわれた。

<衆院憲法審査会の初審議に関しては『憲法審査会~改憲に
関する各党の立場&震災利用の改憲論に注意
』に。>

 今回は、まず、同審査会の前身である参院憲法調査会の会長を
務めていた関谷勝嗣氏(元・自民党議員)が、これまでの経緯を
説明。<関谷氏は、「憲法改正要件を緩和するとともに、国家
緊急権と自衛隊の存在を明記すべきだ」との考えを示した。>

 その後、各党の委員の代表が改憲に対する意見を表明して、
自由討論が行なわれたという。

 まず、各党の委員の意見をここにアップしておきたい。
<また、関連の報道記事をMore部分にアップしておく>

『【民主党・江田五月氏】

 現憲法は形式的には帝国議会の審議などの手続きを経て成立し、
その後、半世紀以上にわたってこの国のかたちを規定する基本法
として受け入れられ、機能してきた。
 私たちの世代には現憲法が自分たちの血であり肉であるという
感覚があり、憲法改正と聞くと本能的に身構えてしまう部分がある。
しかし、憲法は不磨の大典ではなく、現憲法も制定された時代の
制約を受けており、時代の変化によって成熟していくべきものだ。
 憲法改正自体は緊急の課題ではないが、非現実的な目標という
わけでもない。会派を超えて議論を進め、穏健で良識的な合意を
形成する努力を積み重ねていくべきだ。

【自民党・川口順子氏】

 現行憲法は制定過程において国民の主体的議論が行われたとは
いえない。内容も多くの国民が受け入れてきたとはいえ、制定過程
から生ずるひずみが存在し、国際社会やわが国の社会の変化に
照らし、現代と未来の要求に十分に応えるものになっていない。
 復興が最大の課題で、憲法改正は優先順位が下がるとの意見が
ある。復興の重要性は論をまたないが、改正議論も重要だ。
 復興など数多くの問題を抱えるわが国にとって、今だからこそ
国のかたちがどうあるべきかについて国民ベースの議論が必要だ。
それがなければ課題解決の基本的方向ははっきりと国民に共有
されない。

【公明党・魚住裕一郎氏】

 国民主権と基本的人権の尊重、恒久平和主義は堅持すべきで、
基本的に護憲の立場だが、何も変える必要はない、議論する必要
はないという意味ではない。大枠では護憲、詰めれば「加憲」と
いう立場だ。
 (審査会設置から始動まで)4年以上の空白が生じて遺憾だ。

【みんなの党・江口克彦氏】

 現行憲法が占領軍による日本弱体化という意図で作成されたこと
は明らかだ。
 (改憲論議の)スケジュールを明確にすることも必要だ。拙速を
避けることは言うまでもないが、いつまでも議論ばかりでは政治の
責任は果たせない。審査会では3~5年ごとに一度検討し、時代に
合ったものにすべきだ。

【共産党・井上哲士氏】

 民主党が憲法の問題を国会対策の手段として軽々しく扱うことは
国民の厳しい批判を免れない。国民は「憲法改造」を求めておらず、
被災地から聞こえるのは「憲法が震災復興に生かされていない」と
いう声だ。審査会を今後も動かすべきではない。

【たちあがれ日本・藤井孝男氏】

 国家の緊急事態に際しては救援活動などのために国民の基本的
人権を制限することも必要になる。緊急事態について憲法にきちん
と規定を設けることが必要だ。天皇が国家元首であることを明示
すべきだ。

【社民党・福島瑞穂氏】

 審査会は今動かす必要はない。(被災地で)多くが被災し、
被(ひ)曝(ばく)した。今は被災者の生存権、幸福追求権を回復
することに全力を傾けるべきだ。

 【国民新党・亀井亜紀子氏】

 (TPP交渉などに直面した)日本が自主独立国家として主権を
守るには憲法改正が必要だ。 
<産経新聞11月28日>』

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 上の発言を見ればわかるように、社民党、共産党は、絶対護憲
派の立場。
 そして、自民党、「た」党、みんなの党、国民新党は、一部に
慎重な議員はいるものの、おおむね改憲推進派の立場である。

<特に戦前復古主義の人が多い超保守派の議員は、現憲法の制定
過程には問題があるとして、無効だと主張する人も。また、天皇
が元首であることを明記することや、国が国民をコントロール
するために人権を制限する条文や文言を望んでいる人がいる。
 また、新保守も含めて、いわゆるタカ派の議員は、憲法9条を
改正し、自衛隊を国の軍隊として明記する&集団的自衛権の行使
を認めるような規定を設けることに意欲を示している。>

* * * * *

 民主党の場合は、結党以来、超・改憲推進派から絶対護憲派まで
そろっているため、いまだに党としての見解がまとまらないところ
があるのだが・・・。^^;
<ちなみに、鳩山由紀夫氏、野田佳彦氏、前原誠司氏は、かつて
代表選に出馬した際に、「憲法改正」を公約に掲げており、自民党
の議員と連携して、改憲活動を熱心に行なっていた。>

 ただ、とりあえず、党としては「創憲」の方針をとっている。

 つまり、「憲法改正は絶対にダメ」という姿勢はとらず、現憲法
の精神を尊重しつつも、国民がよ~く議論した上で、時代に応じて
国民の利益になるor国民が必要だと考えるものに関しては、新たに
憲法規定を設けたり、改正を行なったりしていいのではないかと
いう考え方だ。(・・)<これは、ほぼmewの考え方に近い!"^_^">

 でも、今、自民党や他党の改憲推進派が考えている憲法改正は、
自分たちの超保守or保守タカ派的な国家観をベースにして、その
思想を実現するために、国民主体ではなくて、政治主導で行なおう
としているものだし。
 また、彼らが重視している9条改正やその他の人権規定の改正
<国家緊急権もその一つ>、現憲法の基本精神である平和主義、
基本的人権の尊重、国民主権の原則に反するものなので、mewは
彼らが目指している改正の内容や改憲のやり方には、強く反対を
している。(**)

<実は、mewの夢は、自分が生きている間に、国民が主体になって
自主憲法をつくることだったりする。そして、9条に、武力行使は自国
の領土の専守防衛に限る&個別的自衛権のみ認める(集団的
自衛権は認めない)ことを明記したいと望んでいるのよね。"^_^">

* * * * *

 先日、ブログに憲法に関する記事を書くと、アクセスが半減する
という話を書いたのだが。^^;
 幸か不幸か、今、一般国民の多くは、憲法改正に対する関心は
ほとんどないので、改憲ムードがなかなか高まらず。
<護憲派政党が主張するように、実際のところ、改憲よりも
景気回復や震災復興を優先すべきだと思うしね~。(・・)>

 そこで、改憲推進派は、本当は全文改正or少なくとも9条改正を
早く実現したいと考えているのだけど。全文改正はもちろん、特に
9条改正には国民も警戒心を抱いている部分があることから、
ともかく1回、ほんの一部でいいから憲法改正なるものを実現
させることから始めようという意見が強くなっている。

 中でも、彼らが今、メインで訴えようとしているのが、関谷氏も
語っていた国家緊急権と改憲要件の緩和の2つだ。
 彼らは、「今年3月の震災や原発事故の対応がうまく行か
なかったのは、憲法に有事の際の国家緊急権の規定がなかった
からだ」と主張し、国民のためにも早く改憲をすべきだとアピール
するようになっている。
 そのウラには、災害対策に関する改憲なら、国民も理解や支持を
してくれやすいのではないかという思惑があるようだ。(-"-)

 で、ついでのような形で<実は、これが本命?>憲法改正の国会
発議の要件を衆参各2/3から1/2に改正して、改憲を行い
やすくした上で、9条や全文改正に取り組むという2段階方式の
作戦をとろうとしているのである。(ーー)

 まあ、憲法改正に関心がない国民が多いのは、ある意味では、
いいことかも知れないのだけど。一般国民が思っている以上に、
改憲推進派の中には、改正実現に強~い意欲を持って、必死に
なっている人が多いので、いきなりアブナイ流れが加速する
ことがないように、常にウオッチ&警戒しておく必要があるのでは
ないかと思っているmewなのであった。(@@) 
 
                   THANKS

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ぶいっちゃんの「らんきーブログ」、iiyumeさんの「とりあえず書いて
みようか
」も必見!(**)
kimeraさんも「kimekime25」で吼えているです。

さらに現政権にノーさんが作った「THE BLOGGER」、晴天とら日和さんが
作った「【政権交代】を目指すブログ結集!」をご参照下さい。



  



『衆参両院の「憲法審査会」は、4年前に成立した国民投票法で、憲法改正の原案などを審議するために設置が決められたもので、今月17日の衆議院に続いて、28日、参議院の憲法審査会でも実質的な質疑が行われました。参議院憲法調査会長を務めた関谷勝嗣元建設大臣を参考人として招き、これまでの経緯を聞いたあと、各党の委員が、憲法改正に対するそれぞれの考え方を表明しました。

民主党の江田五月氏は、「憲法改正自体は緊急の課題ではないが、非現実的な目標というわけでもなく、会派を超えて議論を進め、穏健で良識的な合意を形成する努力を積み重ねていくべきだ」と述べました。

自民党の川口順子氏は「震災復興が最大の課題で、憲法改正は優先順位が下がるという意見もあるが、数多くの課題を抱える今だからこそ、国の形がどうあるべきか国民的議論を行うべきだ」と述べました。

公明党の魚住裕一郎氏は「国民主権と基本的人権の尊重、恒久平和主義は堅持すべきで、基本的に『護憲』の立場だが、時代状況も変化しており、付け加えるべき点があれば、加えるべきだ」と述べました。

みんなの党の江口克彦氏は「道州制や総理大臣の公選制の導入など、新たな視点で憲法を考えていくべきだが、まずは、憲法改正の要件に柔軟性を持たせるべきだ」と述べました。

共産党の井上哲士氏は「国民は『憲法改造』を求めておらず、被災地から聞こえるのは『憲法が震災復興に生かされていない』という声だ」と述べました。

たちあがれ日本の藤井孝男氏は「災害やテロなどの緊急事態で救援活動を行うため、基本的人権を制限する規定を設け、自衛隊を軍隊と明記すべきだ」と述べました。

社民党の福島みずほ氏は「憲法改正の審議が行われることに強く反対する。憲法改正の手続きに関する法律を抜本的に見直すべきだ」と述べました。

国民新党の亀井亜紀子氏は「憲法審査会での議論の開始を歓迎する。日本が自主独立国家として主権を保つには、憲法改正が必要だ」と述べました。
<NHK11月28日>』

:::::::::::


『参院憲法審査会は28日、2007年の設置以来初めて審議を行った。自由討議で各党が意見を述べた。改憲が党是の自民党だけでなく、民主党からも改憲論議に前向きな発言が続出。議論は意見交換にとどまったものの、二大政党の議員が意欲的な姿勢を示した。

 民主党は江田五月元参院議長が最初に発言し、党の立場を「創憲」と説明。「憲法は制定された時代の制約を受ける。不磨の大典でなく時代の変化によって成熟すべきだ」と述べ、例として敗戦直後にできた憲法に「自衛力や国際貢献の規定がない」と指摘した。

 「戦前生まれの私たちは改憲と聞くと身構える」としつつ「心の制約を取り払った自由な論議」も強調。「(党の)垣根を越え合意形成の努力を重ねる。良識の府と言われる参院は自覚すべきだ」とし、衆院のように解散で任期が左右されない参院で改憲論議を深める必要性を指摘した。

 民主党は17日の衆院憲法審査会では「震災復興が最優先」との意見が目立ったが、この日の参院側では増子輝彦氏が「震災が憲法論議を妨げるとは思わない」と主張。松井孝治氏は「日本の伝統文化や国際関係をふまえ、国のかたちを見つめ直す憲法を再度議論する必要がある」と語った。

 自民党は川口順子元外相が最初に発言し、「憲法は占領下の制定過程から生じるひずみがあり、社会の変化に照らした要求に十分応えてもいない。党の考え方でもある」と説明。「震災復興の今こそ国のかたちの議論が必要だ」とし、「国際平和に貢献すべき」として9条改正にも触れた。

 一方、共産、社民両党は衆院審査会に続き、改憲は不要だと強調した。次回の12月7日も自由討議を続ける。<毎日新聞11月28日>』

:::::::::::::

『参院憲法審査会(小坂憲次会長)は28日、初の審査を行い、各党の意見表明が行われた。ただ民主党は、江田五月前法相が「憲法改正自体は緊急の課題ではない」との認識を表明する一方、増子輝彦氏が憲法論議を進めるべきだと正反対の主張を展開。民主党は2人の発言を「一議員の自由な意見」として位置付けている。他党が一貫した主張を続ける中、国の最高法規である憲法の論議を「個人の発言」として逃げる民主党の異様さが浮き彫りになっている。

 増子氏は「東日本大震災や福島第1原発事故は憲法論議の障害にならない。そういう方々がおられるならば、憲法論議は、大震災と原発事故の関係とはまったく違うことを、声を大にして言っていただきたい」と呼びかけた。

 増子氏の発言は、17日の衆院憲法審査会を念頭に置いたものだ。

 衆院憲法審では、山花郁夫氏が民主党代表で意見を述べ、憲法論議よりも「震災に対する復興・復旧が最優先だ」と強調。その後発言した辻元清美氏も「憲法を変えやすくし、政権が代わるたびに憲法がコロコロ変わるようでは政治が安定しないとの意見もある」と憲法改正に反対の意向を示唆した。

 こうした発言に、党内の改憲派から「民主党は憲法論議に後ろ向きだという印象を広めた」との反発が噴出していた。

 一方、自民、みんな、たちあがれ日本、国民新の4党は憲法改正が必要だとの従来の立場を展開、公明党も「加憲」を掲げた。共産、社民両党は護憲の立場から憲法論議そのものへの反対を改めて訴えた。<産経新聞11月28日>』

::::::::::::

『参院憲法審査会は28日午後、初の審査を行い、17日の衆院憲法審に続いて各党代表が意見表明した。民主党の江田五月氏は憲法改正について「緊急課題ではないが、非現実的目標でもない」と容認し、「改正に取り組む場合は諸外国に歓迎されるものであるべきだ」と強調。自民党の川口順子氏は「現行憲法は現代、未来の要求に十分応えるものになっていない」と改憲の必要性を訴えた。
 公明党の魚住裕一郎氏は「私たちは大枠では護憲、詰めれば加憲の立場だ」と改憲自体は排除しない立場を表明。みんなの党の江口克彦氏は「憲法を3~5年ごとに検討し、時代に合ったものにすべきだ」と主張した。
 一方、改憲の手続きを定める国民投票法の廃止を主張する共産党の井上哲士氏は「国民は憲法改正を求めていない」として、憲法審査会を始動させた民主、自民両党を批判。護憲を掲げる社民党の福島瑞穂氏も「今こそ憲法を生かし、実現することが求められている」と改憲に反対した。
 たちあがれ日本の藤井孝男氏は、天皇を国家元首に位置付けることなどを提起し、国民新党の亀井亜紀子氏は二院制の在り方を議論すべきだと指摘した。
 意見表明に先立ち、同審査会の前身である参院憲法調査会の会長を務めた関谷勝嗣氏が参考人として出席し、憲法改正要件を緩和するとともに、国家緊急権と自衛隊の存在を明記すべきだとの考えを示した。(時事通信11月28日>』

::::::::::::

『参院憲法審査会:「国と地方の関係議論を」

 憲法改正原案などを審査する参院憲法審査会が28日、07年8月の設置後初の審査会を開催した。「大阪都構想」を掲げる大阪維新の会が勝利した27日の大阪府知事・大阪市長のダブル選に関連し、国と地方のあり方について議論すべきだとの意見が相次いだ。

 自民党の片山さつき氏は「大阪で都構想が出てきた。よりよい国と地方のあり方をどうするか、きちんと検討しないといけない」と指摘。公明党の白浜一良氏も「憲法には地方自治の中身が書かれていない。住民と(既成)政党の乖離(かいり)が起こるのは、国会で国と地方の関係について本格的な議論が進んでいないからだ」と述べた。

 民主党の江田五月氏は「次の世代が憲法問題と真正面から向き合い、自由な議論ができるようにする責務を負っている」と強調。審査会の始動に反対する共産、社民両党以外は憲法改正論議に前向きな姿勢を示した。

 各党代表者の意見表明に先立ち、参院憲法調査会が05年にまとめた最終報告書について、調査会長を務めた関谷勝嗣元建設相が説明した。<毎日新聞11月28日>』

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『憲法改正の原案などを審議する衆・参両院の「憲法審査会」が始動したことを受けて、民主党は、政権交代後初めて、党の憲法調査会の総会を開き、これまでの議論の経緯を確認したうえで、「憲法審査会」の審議の推移を見ながら議論を進めていくことになりました。

政権交代後初めて開かれた民主党の憲法調査会の総会には、およそ30人の議員が出席しました。この中で、会長を務める中野前国家公安委員長は「憲法をまもることと同時に、その時代に合った憲法観を持つことが重要だ。よく憲法9条が話題になるが、そのことだけに集中して、多くの問題を見過ごしていないかということも真剣に考えていかないといけない」と述べました。そして、会合では、平成17年にまとめた「専守防衛の考え方に徹することを前提に、国に自衛権があることなどを憲法上明確にする」などとした、憲法改正に向けた提言など、これまでの議論の経緯が説明されました。前原政策調査会長は、先に憲法に対する党の見解を新たに取りまとめるため、党内の議論を進める考えを示していて、憲法調査会では、衆・参両院の「憲法審査会」の審議の推移を見ながら、議論を進めていくことになりました。<NHK12月2日>』

『民主党の憲法調査会(中野寛成会長)は2日、09年の政権交代後初となる総会を開催した。大畠章宏・衆院憲法審査会長ら衆参両院議員約30人が参加。中野氏は「9条に話題が集中して、多くの問題が見過ごされていないかも真剣に考えるべきだ」と述べた。また、前原誠司・前調査会長は12年3月までに憲法改正に関する党の考え方をまとめるとしていたが、鈴木寛事務局長は記者団に対し「党として3月に指針をまとめると決定した事実はない」と語った。

毎日新聞 2011年12月3日 東京朝刊』
by mew-run7 | 2011-12-04 09:10 | 憲法&憲法改正

by mew-run7
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