「平和で平穏で楽しい生活が一番!」 今はアンチ超保守&安倍政権の立場から、mew基準の(時に偏向した?)視点で、政治や競馬、スポーツなどについて書いています。写真は溺愛馬トロットスター


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小沢起訴に絡み虚偽捜査報告、告発を検察が受理+審査会への虚偽報告提出が必要だった理由

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最新の記事(10個)のコーナーはヨコの欄に。
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。


 この記事では、小沢一郎氏&秘書の刑事事件に関する話を・・・。


小沢検審に提出した捜査報告書偽造で検事を告発&ヤクザ発言記載も起訴議決に影響か』の続報になるのだが・・・。

 今月12日、市民団体「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」が、陸山会事件の捜査に関して、虚偽の捜査報告書を作成したこと関して、元・特捜部の検事に対して告発状を出していたのだが。
 この告発状が、東京地検刑事部で受理されていることがわかったという。(・・) <市民団体HPによれば、17日付けで受理されていたとのこと。>

『小沢一郎民主党元代表(69)が政治資金規正法違反に問われた陸山会事件に絡み、元東京地検特捜部所属の田代政弘検事(45)が作成した捜査報告書に虚偽の記載があった問題で、市民団体から提出されていた田代検事に対する虚偽有印公文書作成・同行使容疑での告発状を、東京地検刑事部が受理していたことがわかった。

 今後、田代検事の聴取などを行うとみられる。

 同地検では通常、告発は特捜部が受理するが、今回は特捜部に関する問題のため、刑事部が受理した。

 問題の報告書には、田代検事が2010年5月、陸山会元事務担当者・石川知裕衆院議員(38)を保釈後に再聴取した際のやり取りが記載されているが、石川被告が実際には述べていない内容が含まれていた。報告書は特捜部長宛てで、田代検事は公判で「上司の指示で作った」と証言しており、当時の特捜部幹部らの聴取も行われる可能性がある。(読売新聞24日)』

* * * * *

 まず、東京地検が陸山会事件を担当した特捜部ではなく、刑事部で告発状を受理することに決めたのは、妥当な判断だったのではないかと思う。
<これを身内の特捜部が捜査したら、お手盛り捜査になるおそれもあるし。周囲からも、そのような疑念を抱かれる可能性が大きいもんね。(・・)>

 まあ、それでも東京地検&検察組織自体が、身内の検事の捜査を行なうことには変わらないわけで。ここで、東京地検刑事部がどのような形で田代氏や上司の捜査を行ない、国民が納得行くような判断をするのか、捜査内容をどこまで公表するのかという点も含めて、しっかりとウォッチする必要があるのではないかと思う。

<検察捜査をウォッチするという意味では、法務大臣の存在も大きいのだが。
(捜査関与はしてはいけないけど、不当な捜査を行なわないように目を光らせる&上からプレッシャーを与えることはできる。)
 幸い、1月に新法務大臣になった小川敏夫氏は、裁判官&検察官&弁護士の経験がある人で、検察の内情もそこそこ知っている人。小沢氏&秘書が西松事件、陸山会事件で検察の捜査を受けた時には、捜査方法の妥当性だけでなく、検察があることないことをリークして、メディア&世間を誘導していることを問題視して、党内に調査チームを作り活動をしたりもしていた。
 郵政不正事件を江田、平岡法相の下で副大臣を務め、検察改革にも熱心に取り組んでいたようなので、お目付け役として期待できるのではないかと思うです。>

* * * * *

 田代検事の捜査報告書の問題に関して、最も注目すべき点は、田代氏自身や上司も含めて、特捜部自体が、この報告書を検察審査会に提出することを前提にして、何らかの意図をもって事実と異なる(虚偽の)記載を行なったのかどうかということだ。(**)

 要は、東京地検特捜部は、小沢氏を起訴したいという思惑や意図をもって、虚偽の捜査報告書を田代検事に作成させ、検察審査会に提出したのではないかと疑われているのである。

 郵政不正事件では、後に無罪判決を得た村木厚子氏(元厚労局長)を担当した大阪地裁特捜部の検事が、同氏のデスクから証拠として押収したフロッピーディスクの内容を改ざんしたことが発覚し、証拠隠滅の罪で有罪判決を受けたのだが。
 東京地裁特捜部の検事も、同じようなことをしたのではないかという疑惑が持たれているのだ。(-"-)

* * * * *

 これまでにブログに書いたことと重複する点が多いかも知れないのだが。
 あまり陸山会事件の捜査&公判の経緯について詳しくは知らない方が読んでいる可能性もあるし。<先日も知人が、捜査報告書がどうのという報道記事を見たけど、上司への捜査報告書と検察審査会や小沢氏の起訴とどういう関係があるのか、何が問題なのかよくわかなかったと言っていたです。^^;>
 また、第9回公判での田代検事の証言に関してブログの中で、具体的に扱っていなかったので、全体を整理するために、改めてここまでの経緯や問題点を書いておきたい。(・・)

 この田代検事の捜査報告書は、5月17日に石川知裕氏に対して行なった任意の取調べ(再捜査)の内容を報告するために作成されたものなのだが。
 その報告書の中には、田代氏や石川氏が取り調べの最中に全く話していなかった事実と異なる(虚偽の)ことが複数、記載されていたことが判明しており、田代検事もそのことを認めている。

<石川氏は、この取調べをIC録音していたので、2人が取り調べの中で語ったことは全て残っており、その録音した物&文字に起こした書面(反訳書)は、小沢氏の公判の証拠として採用されている。それゆえ、2人がこの取調べの中で何を話したのか、確認することができる。>

 この事件で小沢氏に共謀共同正犯を認めて起訴するか否かを判断する最大のポイントは、石川氏が「小沢氏に報告し、了承を得た」という供述をしたという調書が信用できるかどうかというところにあったのだが。

 告発状によれば、田代検事は、石川氏が取り調べの際に、そのようなことは一切言っていないにもかかわらず、捜査報告書に「私が『小沢先生は一切関係ありません』と言い張ったら、検事から、『あなたは11万人以上の選挙民に指示されて国会議員になったんでしょ。小沢一郎の秘書という理由ではなく、石川知裕に期待して国政に送り出したはずです。それなのに、ヤクザの手下が親分を守るためにウソをつくのと同じようなことをしたら、選挙民を裏切ることになりますよ。』と言われたんですよね。これは結構効いたんですよ。堪えきれなくなって、小沢先生に報告し、了承も得ましたって話したんですよね」と供述したなどと記載したとのこと。

 2度めの検察審査会が起訴相当議決を出した際の議決書には、石川氏の供述を信用できる根拠として、この捜査報告書の内容が記されており、審査会の判断に大きな影響を与えたと考えられている。(-"-)

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 東京地検特捜部は、10年1月に陸山会事件の強制捜査を行ない(秘書3人は逮捕)、2月に小沢氏の秘書3人は起訴したものの、小沢氏本人には不起訴処分を下した。

 この時、特捜部の幹部の中には最後まで小沢氏を起訴することに意欲を抱いていた者がいたようなのだが。検察上部(最高検or東京高検)が、起訴して公判維持するには証拠が不十分だと判断したこともあって、やむなく不起訴処分にすることになったという報道が出ていた。

 しかし、この小沢氏の不起訴処分を不服に思った市民団体が、すぐに審査申し立てを行なったため、この件は東京第5検察審査会で審査されることになり、4月の終わりに「起訴相当」の議決が出されたため、東京地検特捜部が再捜査を行なうことになったのだ。(・・)

 検察審査会で「起訴相当」議決が出された場合、検察はその事件に関して、再度捜査を行ない起訴するかどうかを決める。検察が起訴した場合には、それで審査は終わるが、再度不起訴処分を出した場合には、検察審査会は2度めの審査を行なうことになる。そして、審査会がもう一度「起訴相当」議決を出した場合には、被疑者は強制起訴される。

 つまり、東京地検特捜部は、もしもう一度不起訴処分を出したとしても、この再捜査で作成された資料が、2度目の検察審査会の審査に判断材料として提供されることを認識した上で、捜査資料を作成しているのである。(@@)

<ということは、もし検察が「自分たちの手では起訴できなくとも、何とか検察審査会に起訴相当議決を出させて、強制起訴を実現したい」と考えた場合、実際に思い通りに行くかどうかは別として、検察審査会の審査員が「やはり起訴すべきだ」と判断する根拠になるような資料を意図的に作成したり、選んだりして審査会に提供するとか、審査の参考とするために、審査会に呼ばれる検察官が、そのような方針に沿って説明をするなどして、審査員の議決に影響を与えることは可能なのである。
 尚、第10回公判では、他の検事が、特捜部が小沢氏側に有利な証拠は隠し、審査会に提出しなかったと証言している。>

* * * * *


 東京地検特捜部は、検察審査会の1回目の議決を受け、5月に小沢氏や秘書らに改めて任意の取り調べを行なうなどの再捜査を行なった。
 その一環として、以前から石川氏の取調べを担当していた田代検事は、5月17日に石川氏の任意の取調べを行ない、新たに供述調書を作成。また上司の指示で、今回、問題とされている捜査報告書を作成することになった。
 
 田代検事は、弁護側の質問に対し、特捜部長宛ての捜査報告書を「調べが終われば、作るように」と「主任検事の指示で」作成したことを証言している。
 捜査報告書は取調べを行なった17日から数日間かけて「仕事の合間、合間」に作成したもので、「5、6ページか、もう少し多い10ページだったか。いずれにしましてもそれくらい」のものだったとのこと。
 また、田代検事は、石川氏が取り調べの中で語っていない事実が記されていないことも認めたが。その点について、「この日の取り調べを一言一句記載したのではなく、思いだし、思いだし記載した。拘留中に話したことや、保釈後に話したことの記憶が混同していたと思う」と釈明。虚偽の事実を意図的に書いたことは否定した。^^;

* * * * *

 mewは、田代検事が、自分の担当する再捜査が終わったところで、上司の指示により捜査報告書を提出したこと自体は、ふつ~のことではないかと思うのだが。<通常、行なわれているであろうことではないかと思う。>
 ただ、田代検事が、何故、報告書の中に取り調べで出なかった話を書いたのかということには、大きな問題性を覚えている。(・・)

 ちなみに、第9回公判の中でも、1月の取調べの際に、田代検事が作成したメモが提示されていたのだが。田代氏は、少なくとも1月に行なった取調べでは、石川氏の供述に関してメモをとっていた様子。
 田代検事は5月の取り調べでも供述調書を作成していることから、取調べの内容をメモしていたのではないかと察するのだが。まあ、全ての会話はメモをしていないとしても、重要な捜査報告書を作成する時には、(混同してしまうような)曖昧な記憶に基づき、思い出し思い出し書いたというのは、どこか不自然なものを感じる。

<尚、上のリンク記事にも書いたように、田代氏は5月17日に行なった取調べの中で、石川氏に以前の供述を変えないように説得を行なっている。^^;>

* * * * *

 では、仮に田代検事が、意図的に虚偽の事実を作成したとすれば、それは何のためだったのだろうか?

 今回の事件では、石川氏が「小沢氏に報告し了承を得た」という供述を行なったという調書が、小沢氏の共謀共同正犯を認める最大の根拠にされているのだが。(この調書は、検察審査会にも提出されている。)
 ただ、ここでネックとなるのが、果たして、石川氏の供述が信用できるのかどうかということだった。
 
 石川氏は、10年2月に保釈された後、メディアに対して、検察の取調べが厳しかったこと、意に沿わない供述調書をとられたことなどを訴えていたことから、検察審査会の審査員がそのような報道を目にした可能性がある。
 また、10年の春頃、郵政不正事件で、村木厚子氏が無罪を訴えて公判を戦っており、証拠偽造はまだ発覚していなかったのだが、検察が取調べのメモを廃棄したことや、強引&不当な取調べを行なっていたのではないかという疑問などがメディアでも取り上げられており、審査員がそれを目にする可能性もあった。
 それゆえ、田代検事or東京地検特捜部が、審査員が石川氏の供述に疑念を抱かないために、いかに供述&調書作成が石川氏本人も納得した上でなされたものであったかということを、脇から補強する形でアピールしておきたいと考えたとしても不思議はないだろう。 

 それゆえ、田代検事が、自分が作成した調書の信用性を高めるために、検察審査会の審査員が、石川氏が本当にそれを認め、納得した上で調書に署名押印したことを示すエピソードや経緯などを、09年12月以来、石川氏と交わした会話の中から思い出して<多少は脚色して?>、意図的に書き加えた可能性があるのではないかと・・・。
<尚、田代検事が、上司に評価されたくて、上司にor上司にも調書の信用性や自分の取調べの技術をアピールするために書いたという可能性も否定できない。>

 または、特捜部の幹部が、何とか小沢氏の強制起訴を導きたいと思って、田代検事に、検察審査会の審査員が石川氏の供述調書の信用できると思わせるために、5月17日の取調べには出なかった話でも構わないから、審査員が納得できるよう何らかのエピソードや経緯を書くように指示or示唆した可能性もある。(@@)
 
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 それでも、もし2度目の検察審査会の審査員が、この捜査報告書に記された虚偽の事実に影響されることがなければ、この件も発覚せず&問題にされずに終わったのだろうが・・・。

 この検察の再捜査&不起訴処分を受ける形で行なわれた2度めの検察審査会では、石川氏が以前の供述を維持したことや、捜査報告書に書かれたことを根拠に石川氏の供述は信用できると判断し、小沢氏との共謀を認定。2度目の起訴相当の議決を出したわけで<その結果、小沢氏は強制起訴されることになった>。
 その議決書に、田代検事の捜査報告書が引用されていたことから、そこに記された虚偽の事実が、議決に大きな影響を与えたことを否定できない状況にあるのだ。(ーー)

<田代検事は、公判の中で、小沢弁護側から「起訴議決への影響を与えた可能性」についてきかれ、協議の内容はわからないが「可能性の話ならば」と肯定。
 また議決の理由に捜査報告書の内容が挙がっていることに関しても「議決自体は見ていないが、報道レベルでは知っていました」と答えた。
(この事件を担当した検事が議決書を見ていないなんてこと、あるのかな~?^^;)>

* * * * *

 東京地検刑事部は、告発を受けて、これからこの件の捜査を行なうことになるわけだが。
 おそらく、まずは、田代検事本人はもちろん、当時の特捜部の上司や同僚検事などに任意の事情聴取を行なうと共に、関連の証拠物の任意提出を求めるのではないかと思われる。(・・)

<たぶん、すぐに強制捜査を行なって、田代検事を逮捕したり、証拠の捜索押収を行なったりすることはないだろう。>

 mewとしては、まずは何よりも、田代検事に全てを正直に語って欲しいと願っているのだが・・・。

<今回の小沢氏&秘書の件や郵政不正事件の村木氏の件を教訓にして、最初から、田代検事が意図的に虚偽の記載をしたとか、特捜部の幹部の指示によってやったっと決め付けることは避けたい。>

 ちなみに同じように、検察官の不正行為が問題となった大阪地裁特捜部のフロッピーディスクの改ざん事件では、最高検察庁が直接捜査に乗り出したのであるが。
 最高検は、実際に改ざん行為をした前田恒彦元検事を証拠偽造罪の疑いで逮捕&起訴。前田氏は捜査&公判段階でほぼ全ての事実を認め、有罪判決が確定し、現在服役中だ。

 また最高検は、前田氏から犯罪行為を行なったことの報告を受けたのに、それを隠そうと画策したとして、上司の大坪弘道元特捜部長及び佐賀元明元副部長を犯人隠避容疑で逮捕&起訴したのだが。
 こちらの方は、捜査から公判段階に至るまで、犯罪行為の報告を受けたことや(過失だったと報告を受けたと主張)、犯罪を隠蔽&犯人を隠避しようとしたことを一環して否定。 
 検察側の主張に対して「最高検の描いたストーリー」だと反論し、無罪を主張して現在、公判で争っている最中である。(・・)

 どこかの報道で見たのによれば、東京地検より強引にストーリーを立てて捜査を進めると言われているらしい大阪地検特捜部の部長らが「最高検のストーリーだ」と主張していると知って、何か笑うに笑えないところがあったのだが。
(~_~;)

<mewは、検察でも警察でも、いくつかのストーリを立てて、それに沿って捜査することは必要不可欠な手段だと思っているのだけど。
 自分たちの作った一つのストーリーにこだわって、途中で根拠が薄いor間違いかも知れないと気づいても尚、強引にそれに合う供述を引き出そうとしたり、それに合う証拠を作ろうor集めようとしたりすることが問題だと思うのよね。(・・)>

 果たして東京地検の刑事部は、どのようなストーリーを立てて、どのような捜査を行なうのか、どこまで正確な情報をきちんと国民に提供してくれるのか、しっかりとウォッチして行きたいと思うmewなのだった。(@@)

                THANKS

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