野田ー谷垣密談のウラに、ナベ&勝の影が?+橋下が自公に圧力をかけ、君が代条例可決

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最新の記事(10個)のコーナーはヨコの欄に。
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。


 小沢一郎氏の公判に関して、「東京地検が1年前から田代検事の捜査報告書に事実と異なる記載があることを認識していた」という新たなニュースが各紙に出ていたのだが。
 この件は、別立てで記事にして、明日にでもアップしたい。(・・)

 最初に、『野田ー谷垣密談の波紋~小沢G、自民党などの反応&リーク源はどこ? 』に関連する話を・・・。

 昨日、この野田ー谷垣密談に仲介役がいたのではないかという報道記事がいくつか出ていた。
 一つは、財務省幹部が仲介したのではないかというもの、もう一つは財界関係者が仲介したのではないかというものだ。^^;
<ただ、どちらの報道でも財務省幹部が絡んでいる。>

『党首討論の4日前、先月25日に行われた野田総理大臣と自民党の谷垣総裁の極秘会談は、 財務省の幹部らが仲介していたことが明らかになりました。

 関係者によりますと、野田総理と谷垣総裁はともに財務大臣経験者で、
消費税の増税による財政再建という方向性についてはおおむね同じ考えです。
 このため、消費税の増税による財政再建を目指す財務省の幹部らが間に入り、極秘会談を実現させたということです。
会談では、消費税増税法案の成立を前提に総選挙を行う「話し合い解散」についても話し合われた模様です。

 ただ、2人とも依然として極秘会談は否定しています。(テレビ朝日3月2日)』

『首相周辺によると、会談の仲介は財界人が務めた。増税関連法案の扱いが主要テーマで、消費税増税で首相を支える財務省の勝栄二郎事務次官が同席したとの情報も流れている。(産経新聞3月2日)』

* * * * *

 mewは、今回の密談に、勝栄次郎事務次官が絡んでいたという記事を見て、妙にうなずけてしまうところがあった。(・・)

 野田内閣は「直勝内閣」だと揶揄されることがあるぐらい、野田首相の経済政策、とりわけ消費税増税路線は、財務省の勝次官がコントロールしていると言われているからだ。(~_~;)

<「た」党の片山虎之助氏は、国会で「直勝内閣」という言葉を使って、批判していたぐらいで。^^;(*1)>

 後述するように、勝事務次官は退官を目前にして、何とかして3月に消費税法案を成立させたいと懸命になっているとのこと。それゆえ、やはり財務大臣経験者&消費税増税を主張している谷垣総裁と野田首相が協力して法案成立させて欲しいと考え、両者の間をとりもち、働きかけを行なったとしても不思議はない。(~_~;)

 ただ、mewは、それ以前に、あの財界(?)関係者が今回の会談に関わっているのではないかと疑っているところがあった。まあ、消費税増税を望んでいる財界関係者はたくさんいると思うのだが。
<昨日、知人が、安倍首相が「ひるおび!」に出演した際に、「財界の仲介があった」という話を暗に肯定したのを見たと言っていたです。>
 

 実は、mewは、昨日の記事をアップする際に、一行削った部分があった。
 それは、「知人が知る限り、この情報を最初にオモテに出したのは、日本テレビの夕方のニュース番組だったのではないかという」という辺りに書いた、<もしかしたら、またY新聞のWが絡んでいたりして>という一文だった。(~_~;)

<あえて書かずとも、日テレの話を出したところで、察してくれる人がいるかな~と思って、削除してしまったのよね。^^;>
 
 このブログでも何回も書いているように、Y新聞のW氏(早く言えば、ナベツネね)は、自民党政権時代から、自民党と民主党の大連立を提唱しており、森元首相らと結託して、実際にこれまでにも何度か、両党のTOPに働きかけを行なっている。
<オモテに出ているものでは、07年に福田元首相と小沢民主党代表の連立会談を実現。10年には菅元首相に連立話を持ちかけたが、どちらも失敗。この他にも、アレコレと動いているようだ。^^;>

 W氏は、保守勢力が安定した国政運営を行ない、憲法改正などを実現することを強く望んでいるのだが。近時は、消費税増税などの早期実現も強く求めており、その実現のために財務省関係者と共に、野田氏が首相になるのを、陰で後押ししていたという。

* * * * *

 昨年11月、NEWSポストセブンに『「野田政権誕生は渡辺恒雄氏と財務省の後押し」と政界関係者』という記事が載っていたのだが。その中で、渡辺氏近しい政界関係者の説明として、こんな話が出て来る。
(全文*2)

【「渡辺氏は菅降ろしが取り沙汰された5月末の時点で、『次は野田君だ』と断言していた。『彼のお父さんは自衛官だし、彼も苦労人だろう。タンゴやカツも野田は素晴らしいと評価しているし』ともいっていた」

タンゴとは前財務事務次官の丹呉泰健氏、カツとは現次官の勝栄二郎氏のことである。 丹呉氏は財務省から読売新聞の社外監査役に天下りし、渡辺氏と毎日のように情報交換する最側近のブレーン。勝氏も渡辺氏とはかねて親しく、現政権では「影の首相」として、絶大な影響力を発揮している。

「渡辺氏と財務省は、一体となって野田政権の誕生を後押しした」(同前)

読売新聞は、政権誕生から増税路線、TPPまで一貫して野田氏を支持している。野田政権が国民無視で政治を暴走させる背景には、メディアと官僚の“最高権力者”の結託があったのだ。(週刊ポスト2011年12月2日号)】

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 W氏は、もともと自民党と関わりが深いので、谷垣氏やその周辺とも当然にパイプがあるし。今年1月のW氏関係の会合では、野田氏も谷垣氏も同席していたという報道もあった。
 W氏がその気になれば、野田氏と谷垣氏の密談をセッティングすることは、そう難しいのことではないだろう。(・・)

 野田氏も谷垣氏も消費税増税を実現したいと思っているし。2人とも政局的にも切羽詰まった状況にあって、何とか現状を打破したいとの思いが強い時期だけに、もしかしたら、彼らも相手に会って話ができるといいと考えていた可能性があるのではないかと思うのだが。

 財務省の勝栄次郎次官も、この2人が直接会って、協議する機会を早く作ることを望んでいたのではないかと思われる。

* * * * *

 財務省は、自民党政権時代から、1日も早く消費税率を引き上げるようにと提言しており、03~06年に財務大臣を務めていた谷垣氏も、ずっと消費税アップを主張していたものの実現できず。そのまま今日に至っていることから、省全体に、かなり焦りの色が見えていると言われている。

 そんな中、10年7月、野田財務大臣に任命される形で、勝栄次郎氏が財務省TOPの事務次官に就任した。
<勝氏は、93年に細川政権で官房長官秘書官を務めていたとのこと。野田氏は細川氏率いる日本新党のメンバーだったので、その辺りでもつながりがあるかも知れない。>
 そして11年8月には、今度は勝氏らが支援する形で、野田氏が首相の座につき、官邸の要職にも財務省系のスタッフを入れて、まさに勝氏のコントロールの下で、消費税増税路線を暴走し始めたのである。(@@)

* * * * *

 消費税率のアップは、財務省にとっても、財界の一部にとっても、悲願のようになっているだけに、もし事務次官として、それを実現できれば、スゴイ実績を誇ることができる。<ヒーロー扱いされるかも?>
 ただ、事務次官の任期は通常1~2年で、勝次官も今年7月には退官せざるを得なくなる可能性が大きいので、次官在任中に目標を達成するには、何とか今国会中に、それも、できるだけ3月末までに消費税法案を成立させたいという思いが強い。(@@)

 そして、野田首相も、消費税増税を使命と考え、かなり強引に党内の同意を得て、何とか3月に法案の国会提出を行なおうとしているのだが、小沢Gなどの反発が強い上、自民党との対立も続いていることから、このままでは法案が成立する見込みは乏しい。 
 そこで勝次官もいても立ってもいられなくなり、W氏や周辺のパイプを使う形で(自ら動いた可能性もあるけど)、何とか野田&谷垣氏が協力して、法案成立を実現できるように、協議する場を設けようとしたのではないかと・・・、そのようなストーリーも十分に成り立つように思われる。(・・)

 まあ、この密談に関する真相は、当分の間、闇の中に置かれるのではないのかと思うのだけど。
 ただ、今回の密談報道一つとっても、野田政権の周辺では、消費税増税やら何やらを巡って、様々な人たちの様々な思惑が絡んでいることを、改めて実感させられるところがあったmewなのだった。(@@)

~ * ~ * ~ * ~ * *

 話は変わって、橋下維新の会に関することを・・・。

 2月28日に、橋下徹氏が大阪市長になってから初めての大阪市の定例市議会が始まったのだけど。何とその初日に、橋下市長が力を入れていた国歌起立条例(君が代条例)が可決されてしまった。(・o・)

<これは、学校の式典で教員などが、国歌斉唱の際に起立することを義務付けた条例で。この義務に違反した場合、次に橋下氏が制定を目指している教育基本条例の規定によって、教員を解雇することが可能になる。(-"-)>

 大阪維新の会は、市議会では過半数の議席を持っていないため、公明党、自民党の協力を要請して深夜まで調整が続いたようなのだが。結局、自公の一部修正案を取り入れることにして、他党の反対意見や慎重な審議の要求を無視する形で、初日に強引に可決までこぎつけたという。

『大阪市の定例市議会が28日開会し、橋下徹市長は、市立学校の教職員に国歌斉唱時の起立を義務づける条例案や平成24年度当初予算案など計141議案を提出。国歌起立条例案は、市議会(定数86)各会派のうち大阪維新の会(33人)と公明(19人)、自民(17人)が一部条文の修正案を共同提案し、同日深夜に賛成多数で可決、成立した。

 同条例案は条文をめぐって調整が難航。最終的に、維新などが自民の要望を受け、「市長と市教委の責務」として国旗掲揚と国歌斉唱が適切に行われるために必要な措置を講じる規定を加えることで合意した。(産経新聞2月28日)』

『修正幅を巡って3会派の調整が難航し、採決は深夜にずれ込んだが、橋下市長が会期中に提案予定の職員・教育基本条例案などの審議も見据え、少数与党の維新側が他会派との共同歩調を優先させた。

 国歌起立条例案は、国歌斉唱時に教職員の起立を義務づけ、市施設での国旗の常時掲揚を求めている。大阪府では橋下市長が知事時代の昨年6月、同様の府条例が全国で初めて成立した。政令市では初めて。(読売新聞関西・2月28日)』

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 実は、当初、この君が代条例は簡単には可決されないのではないかと言われていたのだ。

『大阪市の橋下徹市長が2月市議会に提案する国歌起立条例案が、原案のままでは否決される公算が大きくなった。21日、各会派が対応を協議した結果、市立小中高校などの行事で国歌斉唱時に教職員への起立を義務づける内容に、自民、民主系、共産が反対し、公明も否定論が強かったためだ。市議会側で修正案を探る動きが出始めている。

 条例案では、起立しない教員を念頭に「学校での服務規律の厳格化」を目的に掲げており、市議会では「起立斉唱の趣旨にそぐわない」などの反発が多い。

 大阪府では昨年6月、単独過半数を占める大阪維新の会の賛成で同様の条例が成立したが、公明、自民、民主、共産は反対に回った。市議会では維新は過半数に届かず、他会派の賛同なしには可決できない。

 府条例は、府内の公立校の教職員が対象で、市議会では「新たな市条例は不要だ」との声も根強い。ただ、自民は起立斉唱を推進してきた経緯もあり、条例案の修正について検討を始めた。次期衆院選で維新との連携を模索する公明も、修正案の動向をにらみながら最終判断する方針だ。(読売新聞2月22日)』

 橋下維新の会は、市議会では過半数の議席を持っていないため、条例可決には他党の協力が必要になる。
 でも、自民党は、国歌起立自体には賛成なのだが、リンクした記事にも書いたように、実質的に同党の議員を引き抜くう形になった維新の会と関係が悪化しており、W選でも対立候補の支援に回っているような状況だし。公明党には、橋下氏の保守的な政策に反発を覚える議員や支持者が少なくない。
 しかも、自公とも府議会で同じ条例案が議決された時には、反対に回っていただけに、市議会での制定も容易ではないと考えられていたのである。(・・)

 ところが、公明党の大阪市議団が、自民党に働きかけて、維新の会と共に「3会派で合意形成できるよう汗をかきたい」と、条例修正の協議を行なうことを提案。
 市議会開会日の深夜までかかって調整を行ない、条例制定に寄与したのであった。(-"-)

* * * * *

 何故、公明党がこのような動きを行なったのかと言えば、橋下徹氏の圧力(脅し?)に屈したからにほかならない。^^;

『小沢の読みはいかに?~石原新党はならず?&維新の会は大政党に頼る?』の最後の方に「橋下維新の会&公明党の選挙協力」に関する話を書いたのだが。

 橋下氏は2月17日に公明党の副代表から、次の衆院選で関西圏の選挙区での選挙協力をしたい(公明党が候補者を出す6つの選挙区で維新の会の候補者を立てない&他の選挙区では公明党が選挙を支援する)との要請をされた。

 そこで、橋下氏は、20日に記者団に対して『2月市議会で成立を目指す教育関連条例と職員基本条例案に関し「そこを否定されたら政治的に連携できるかどうか。基本の基本の部分だ」と述べ、選挙協力には公明の2条例案への賛成が一定の条件になるとの認識を示した。ただ「公明さんも(2条例案で)いろんなことを考えていただいている。高圧的な言い方をすれば政治じゃなくなる」とも述べ、引き続き議論を積み重ねる姿勢を強調した』という。(産経新聞2月20日)

 橋下氏は、公明党が維新の会が、国歌起立条例も含め、保守的な教育政策&条例作りを行なおうとしていることに反発を示していることがわかっていたので、もし自分の政策に反対するなら選挙協力はしてやらないぞと、メディアを通じて、<高圧的な?>意見表明をしたのである。(@@)

 それを受けて、公明党は<自分たちだけ賛成するのは、イヤだったようで>、自民党にも賛成するように誘いをかけて、維新の会と三者で一部修正する条例案を作ることにして、何とか市議会初日の可決にこぎつけたのだが。
 実は、自民党市議団も『衆院選を見据えて「党本部から市議団に、反対するなというプレッシャーもあった」(党府連関係者)』と語っていたという。^^;(産経新聞2月29日)

 自民党市議団はせめてもの抵抗を示すためか、『議決前に賛成討論を行った市議からは「賛成する目的は、国旗国歌の政治利用のためではない」と維新側を牽制するような発言もあった』とか。(産経新聞2月29日)』
<要は、橋下氏&維新の会が、票集めの政治利用のために、保守的な条例を次々と作っていると言いたかったのよね。関連記事・『>

* * * * *

 この調子で行くと、公明党の大阪本部は、衆院選の選挙協力を第一に考えて、橋下維新の会が提出するアブナイ条例案にも、賛成するように指示するのではないかな~という感じが。(-"-)

 また、自民党の場合は、大阪本部は橋下維新の会に反感を抱いているものの、党本部は、今でも維新の会との連携を模索しているようだし、安倍元首相も維新の会の教育政策を評価していたことから、こちらも橋下市長が早期制定を目指す教育関連の条例に賛成してしまう可能性がある。

 橋下市長は「肝心要の重要なところで価値観が共有できた」と、今回の自公の協力に満足げだったようなのだが・・・。(>_<)

 こんな風に、選挙目当てで、橋下市長や維新の会の提案する政策や条例に何でも賛成するようでは、どんどん彼らを図に乗らせるだけだと思うのだけど。

 橋下徹氏の「上からとおる」(徹と通る)的な暴君ぶりが、如実にあらわれているようなケースであっただけに、改めて維新の会への反感と危惧感が募ってしまったmewなのである。(@@)

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「野田内閣は『直勝内閣』と言われている」。29日の参院予算委員会で、たちあがれ日本の片山虎之助氏が、「財務省主導」との指摘を受けがちな野田佳彦首相の政治姿勢を皮肉った。

 「勝」とは財務省の勝栄二郎事務次官。82年に田中角栄元首相の強い影響下で誕生した中曽根内閣が「直角内閣」と呼ばれたことをもじったものだ。片山氏は「人事も増税も財務省、事務次官主導だ」と首相を批判した。

 これに対し野田首相は「国民に負担をお願いする場面はあると思うが、特定の省の特定の誰かに洗脳されたわけではない」と反論。増税は自らの問題意識であるとの認識を強調した。【笈田直樹】

毎日新聞 2011年9月29日 20時03分



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「野田政権誕生は渡辺恒雄氏と財務省の後押し」と政界関係者
NEWS ポストセブン 2011年11月24日(木)7時5分配信

あるときは首相を決めるキングメーカー、またあるときは巨人の不振をぼやく御意見番、にしてメディア界のドン・渡辺恒雄氏。なぜ彼は、そこまでの権力を持っているのだろうか? そこには各方面への幅広い人脈も影響している。

そのなかでも渡辺氏の「夜の人脈」といえば、何といってもホテルオークラの料亭・山里で定期的に行なわれる政治家との会合「山里会」が有名だ。渡辺氏の主催で記者クラブメディアのOBや幹部が集まり、首相をはじめ政権幹部が招待される。渡辺氏の政治とメディアに対する権勢を誇示する場として機能してきた。

10月21日夜、同所で開かれた会合では、渡辺氏のほか、橋本五郎(読売)、芹川洋一(日経)、岩見隆夫(毎日)、早野透(元朝日)の各氏ら大マスコミの重鎮が顔を揃えるなか、野田首相が姿を見せた。民主党政権の首相としては初めて山里会に参加した野田氏は、TPP参加問題で慌ただしい最中にもかかわらず、約3時間も滞在し、渡辺氏らの進言に耳を傾けた。官邸に戻った首相は、「会食は有意義なものとなったか」と聞かれ、こう答えている。

「おかげさまです」

何気なく発せられたように見えるこの言葉の真意を解説するのは、渡辺氏に親しい政界関係者だ。

「渡辺氏は菅降ろしが取り沙汰された5月末の時点で、『次は野田君だ』と断言していた。『彼のお父さんは自衛官だし、彼も苦労人だろう。タンゴやカツも野田は素晴らしいと評価しているし』ともいっていた」

タンゴとは前財務事務次官の丹呉泰健氏、カツとは現次官の勝栄二郎氏のことである。 丹呉氏は財務省から読売新聞の社外監査役に天下りし、渡辺氏と毎日のように情報交換する最側近のブレーン。勝氏も渡辺氏とはかねて親しく、現政権では「影の首相」として、絶大な影響力を発揮している。

「渡辺氏と財務省は、一体となって野田政権の誕生を後押しした」(同前)

読売新聞は、政権誕生から増税路線、TPPまで一貫して野田氏を支持している。野田政権が国民無視で政治を暴走させる背景には、メディアと官僚の“最高権力者”の結託があったのだ。野田首相の「おかげさまです」の嫌らしい響きはそこからくるものだ。

山里会の後、赤ら顔で出てきた渡辺氏は「俺は野田内閣支持だから。支持するという上で、いうべきことはすべて申し上げた」と上機嫌に語った。

※週刊ポスト2011年12月2日号
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by mew-run7 | 2012-03-03 13:44 | 政治・社会一般