小沢公判~東京地検が1年前から田代報告書の問題を把握するも放置

  この記事は、3月4日の2本目の記事です。

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 この記事では、小沢一郎氏&秘書の公判に関連して、田代検事の虚偽の捜査報告書に関する話を。

<関連記事・『小沢公判~虚偽報告書作成で告発された田代検事の捜査が始まる』『小沢公判~捜査資料の開示で、検察の思惑&さらなる違法行為がが明るみに』>

 2日、東京地検が1年以上前の11年1月に、田代政弘検事が事実と異なる捜査報告書を作成したことに気づき、検察上層部に報告しながらも、結局はそれを放置していたことがわかったという報道が出ていた。(-"-)

『小沢一郎民主党元代表(69)の資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐる事件に絡み、東京地検特捜部検事が実際にはなかったやりとりを捜査報告書に記載した問題で、地検が問題発覚の一年前に事実を把握しながら、故意ではなく問題ないと判断していたことが、検察幹部への取材で分かった。報告書は、元代表の強制起訴を決めた検察審査会の判断に影響を与えており、検察側の姿勢が問われそうだ。

 地検が事実を把握した時期は、検察官役の指定弁護士が小沢元代表を強制起訴する直前だったが、指定弁護士に伝わらなかった。

 報告書は、小沢元代表の元秘書石川知裕衆院議員(38)を取り調べた田代政弘検事(45)=現新潟地検=が作成。審査会の一度目の議決後の二〇一〇年五月十七日、保釈中の石川議員を取り調べ、やりとりを問答形式で文書にし、同日付で特捜部長に提出した。

 石川議員が政治資金収支報告書への虚偽記入を元代表に報告し、了承を得たと認めた理由を「検事から、議員なのにうそをついてはいけないと言われたのが効いた」と述べたと記載。審査会は同年九月、報告書を含む捜査資料を基に、元代表の強制起訴を決める二回目の議決をした。

 しかし石川議員が取り調べ内容を隠し録音した記録から、弁護側がこのやりとりが実際にはなかったことに気づき、昨年十二月の元代表の公判で指摘。証人出廷した田代検事は「過去の取り調べと記憶が混同した」と証言した。

 昨年一月上旬には、石川議員ら元秘書三人の公判前整理手続きの中で、同議員の弁護側が隠し録音記録を証拠提出。検察幹部によると、地検も報告書との食い違いに気づき、最高検に報告した。地検は田代検事から複数回、事情を聴いたが、「記憶が混同した」などと答えたため、大きな問題とならなかった。

 指定弁護士は同月三十一日、元代表を強制起訴した。東京地裁は今年二月十七日の元代表の公判で、報告書について「田代検事の説明は信用できない」とし、石川議員らの供述調書を証拠採用しないと決めた。

 この捜査報告書をめぐっては、市民団体が虚偽有印公文書作成・同行使容疑などで田代検事を告発し、東京地検が捜査している。(東京新聞3月2日)』

『田代検事はこのときも地検に「記憶が混同した」などと説明したという。地検は「故意とは断定できない」などと判断し、調査を進めなかった。最高検にも食い違いがあることは報告されたが、上司らへの幅広い調査は行われなかった。

 報告書は公判廷に提出されることを想定した調書とは異なり、内部的な書面という位置づけ。田代検事の報告書は検審に送付され、小沢被告を起訴すべきだとした2度目の議決の根拠の1つになったとされる。(産経新聞3月2日)』

<ところで、この話はどこからわかったのかな~?田代検事の虚偽公文書作成罪の捜査をしている東京地検刑事部からのリークかしらん?^^;>

* * * * *

<陸山会事件の捜査~起訴のストーリー&検察への疑惑に関する話は、『小沢公判~田代報告書が証拠に&主任検事の報告書が開示+天皇の手術&医師 』の最後に記したので、その経緯をご存知ない方or関心のある方は、そちらをご覧下さいませ。m(__)m>

 昨年12月、小沢氏の公判の中で、石川氏の取調べを担当していた田代検事が事実と異なる捜査報告書を作成していたことが、小沢弁護団の指摘により発覚。
 しかも、その捜査報告書が検察審査会に提出され、そこに記載されたことが小沢氏に起訴相当議決を下す際の根拠に使われていたことや、その後、他にもあえて小沢氏に不利になる資料が提出されていたことが判明していて。
 東京地検特捜部(以下、特捜部)の幹部が、上層部の判断で小沢氏を不起訴処分にせざるを得なかったことに不満を抱き、意図的に検察審査会を利用して、小沢氏を強制起訴しようとしたのではないかという疑惑が濃厚になりつつある。(-"-)

 そして、もし1年前に検察側がしっかりと事実を把握すべく調査を行なっていたなら<&それを隠蔽することがなければ>、小沢氏の公判は最初から大きく展開が変わっていたと思うし。石川知裕氏ら秘書3人の公判にも、被告人側にとってプラスに働く要素になったのではないかと思われるだけに、この報道を目にして、チョットやりきれない気持ちになってしまうところもあった。(ノ_-。)

* * * * * ☆

 何分にもこの件に関する情報がかなり少ないので、(得意の?)邪推をすることさえ難しい感じもあるのだが・・・。^^;

 mewは、上述の記事も含め、今、メディアに出ている情報だけでは、東京地検&上層部が、昨年1月、田代検事の報告書に関して、組織ぐるみで隠蔽しようとしたとまでは断定しにくいかもな~と思っている。

 ただ、仮に隠蔽したのではないとしても、このような問題が発覚した以上、特捜部の幹部は、もっと慎重&ていねいに調査をすべきだったことは言うまでもないわけで。<後述するように、最高検からお達しがあった直後ゆえ、、尚更にね。(・・)>
 ここには検察官僚の「コトなかれ主義」「(自分たちにとって不都合な)臭いものにはフタ」的な部分が反映しているようにも思えた。(~_~;)

 そして、今回の問題の最も重大なポイントは、特捜部の幹部が、この田代報告書が検察審査会に捜査資料として提出されたことや、それが議決に大きな影響を与えた可能性があることを知っていたのかどうかor気づき得たのかどうかということにあるのではないかと考える。(**)、

* * * * * ☆

 11年1月に、田代報告書に問題があることに気づいたのは、おそらく石川氏らの裁判を任された東京地検特捜部の公判担当の検事たちではないかと思われる。
 彼らは、証拠として申請するか否かにかかわらず、捜査担当の検事が作った捜査資料には、基本的に全て目を通すので、公判整理前手続きで石川氏のIC録音の記録を見て、田代検事が作った同日の取調べの報告書に記載された発言と差異があることに気づいたのではないかと察する。

<確か、大阪地検特捜部の郵便不正事件のFD改ざんも、公判担当検事が捜査の問題を指摘していたような気が。あと、同僚の女性検事が前田検事にFD改ざんの件を追及し、「前田検事と刺し違えてもいい。公表すべきだ」と上司に訴えりしたのに、上司にクチ止めされたのよね。^^;>

 そこで彼らは、早速、特捜部の上司に、その旨を報告したのではないかと思うのだが。11年1月には、陸山会事件を捜査した時の幹部(次席、部長、副部長)や検事の多くは異動してしまっているので、実際のところ、当時の幹部がどこまで、捜査時の状況や事情がわかっていたのかは、「???」のところがある。^^;

* * * * *

 もし幹部の中に、陸山会事件の捜査を担当した幹部が、検察審査会を利用して小沢氏を起訴することを考えていたとか、田代報告書を含め問題のある捜査資料を検察審査会に提出した(可能性がある)ことを知っていたor気づく要素があったにもかかわらず、あえてこの報告書の調査を簡単に終わらせていたとしたなら、これは隠蔽に加担したととらえられても致し方ないのではないかと思う部分が大きい。

 もし幹部らが、高検や最高検に、田代報告書が審査会に提出されたということを報告していたにもかかわらず、上層部が不問に付したという場合も同様だろう。(-"-)

 ただ、田代検事が作成した捜査報告書は、産経新聞にも記されていたように、通常は「公判廷に提出されることを想定した調書とは異なり、内部的な書面という位置づけ」になっているものだ。(・・)

 たとえば、一般企業などでも、何か一つの仕事が終わった後、上司にその概要を報告する文書を提出するケースがあるのではないかと思うのだが。検事の場合も、たとえば、誰かひとりの取調べが終わったら、供述調書とは別に、上司に報告書を出すことがある。<田代検事も、石川氏の取調べに関する報告書を、特捜部長あてに出すように求められたと語っていた。>

 確かに、捜査報告書も重要な公文書であるに違いないのだが。特に公判の証拠にでもならない限りは、検察の中で捜査の報告を行なうためor捜査の記録として残すための単なる内部文書に過ぎないので、もし幹部が田代報告書もそのレベルのものだととらえていたとしたなら、多少、実際の取調べと食い違いがあるとしても、「どうせ外に出すものではないし、たいした問題ではない」と思ってしまう可能性が十分にあるし。
 念のため、上層部に伝えた際にも、そのような認識の下に報告しているのではないかと思われるので、上層部も「たいした問題ではない」と思ってしまうおそれがある。^^;

* * * * * ☆

 しかも、これは検察に限らないことだが、官僚の世界は「ことなかれ主義」のところがあって。<日本人の多くがそうなのかも知れないけど。^^;>
 ちょっとマズイかなと思うことがあっても、下手にまともに対応をして面倒なことになると困るし。自分たちにとって不都合かも知れないものは、できるだけオモテに出したくないと思う気持ちが強い。
 それゆえ、特捜部の幹部の中に、もしかしたら、ちょっと怪しいな~と思う人がいたとしても、下手にきちんと調査してやぶへびになるのは避けたいと思って、簡単な調査で終わらせ、「問題がない」という結論を出すことにしようと考えた可能性も否定できないだろう。^^;

 報道によれば、特捜部は、田代検事に数回、事情聴取を行なったものの、本人が「勾留中のやりとりと記憶が混同した」と説明をしたため、意図的に事実と異なる(虚偽の)記載をしたわけではないと判断したとのこと。
 しかも、一般的に考えれば、せめて当時の上司に事情を聴いたり、確認をとったりぐらいはしてもいいと思うのだが、それも行なっていなかったようで、かなり安直な調査で済ませて、安易に「問題ない」という結論を出した感じがあり、、そこに「ことなかれ主義」があらわれているように思えたのだった。
る。(ーー゛)

* * * * *

 でも、もし特捜部の幹部が田代報告書が検察審査会に提出されたことを知らなかったとしても、本当に上述のような簡単な調査で済ませたとしたら、その対応には、かなり問題があったのではないかと思うのだ。(**)

 読売新聞2日の記事は『大阪地検特捜部の不祥事を受け、最高検が再発防止策を発表した直後だった』という一文で締めており、東京地検の安易な対応への疑問&批判の気持ちを込めていたような感じがしたのだが・・・。
http://blog.goo.ne.jp/midorinet002/e/057b5ae796efbe34b83df0e41e1997bc
 この件があったちょうど1ヶ月前の10年12月に、最高検が、郵便不正事件における大阪地検特捜部の不当な取調べやFD改ざんなどの諸問題を検証した上で、再発防止策を発表したばかりだったのだ。^^;

 そこには、「公判担当検事が客観的な視点で事件の記録や証拠を精査し、捜査の過程で判明していなかった重大な問題点が明らかになった時は、引き返す勇気を持っ公訴の取り消し等を行うべきか否か検討する」という記述もあり、今回の公判検事は、それを守ったと言えるのではないかと思うのだが。

 証拠書類などに関して、主任検事が上司や高検に対し、証拠上の問題点を報告するよう義務付けたり、特捜部長・副部長は証拠を直接把握して問題点の検討を行うことや、証拠に基づき当初の見立てを変更し、あるいは捜査から撤退することをなどを指導する記述もある。

<どうせなら、陸山会の捜査の前に、このような注意をしておいて欲しかったものだと思ってしまったです。(-_-)>
 
 この田代報告書も前田改ざんFDと同様、それ自体は、公判の証拠ではなかったものの、他の記録や証拠と矛盾する部分があったわけで。しかも、この陸山会事件が、政治家&秘書を捜査対象にした重大な事案だったことを考えると、田代検事に数回、事情聴取を行なっただけで、本人の言い分を鵜呑みにして、簡単に「問題はない」と判断したことには、やはり問題があったと言わざるを得ないのではないだろうか?(・・)

 また田代検事も、5千歩ぐらい譲って、仮に故意で虚偽の記載を行なったのではないとしても、事実と異なる記載があったことや、それが検察審査会に提出されて、議決に影響を及ぼしたことを認識していた以上、そのことをきちんと特捜部の調査の際に、自ら語るべきだったのではないかとも思った。(-"-)

* * * * *

 でも、何故、田代検事は、この時に、検察審査会のことを言わなかったのかと考えると、自己保身のためというのもあったかも知れないが。自分の報告書ことが発端になって、組織ぐるみで検察審査会を悪用しようとしていたことが発覚することを危惧したからではないかと、疑いたくなってしまうところがあるし。

 何故、新たな東京地検特捜部の幹部が、田代報告書の調査をきちんと行なわなかったのかと考えると、下手に精査したら、特捜部に関する大きな問題が発覚するということを知っていたorチョット気づいてた(イヤな予感がした?)からではないかな~と疑いたくなってしまうところがあるmewなのだった。(@@)
                   THANKS
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by mew-run7 | 2012-03-04 08:14 | 小沢&秘書の裁判