小沢公判~小沢&弁護団は、今日の最終弁論でどのような主張するのか
2012年 03月 19日
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*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。
今日3月19日、小沢一郎氏の公判で被告人(&弁護団)側の最終弁論が行なわれる。
基本的には、小沢弁護団が弁論(意見陳述)を行なうことになるのだが。
おそらく小沢一郎氏本人も、最後に意見陳述を行なうのではないかと思われる。(・・)
最初にお断りをするなら・・・。
実はmewは先週から週末にかけて、前回公判の検察役の論告求刑&今日の最終弁論に関して、ちょこまかと記事の断片やメモを書いていたのだけど。
ところが昨夜から今朝にかけて、PCがご機嫌が悪くなって。今朝、さあ、記事として仕立てようと思ったら、PCがついにフリ~ズして、泣く泣く強制終了することになったので、保存していなかった論告求刑と最終弁論の後半に関するメモを消さざるを得なくなってしまったです。(ノ_-。)
<各サイトに登録していたIDとかも全部リセットされたので、朝からバタバタに。どうもwindowsの更新を溜め込むと、PCが動かなくなることが多いような感じがするのだけど。(あ、昨夜、オルフェの逸走の動画を見た後からおかしくなったのでPCも驚いたのかな?^^;)PC初心者のmewには「???」なのら。
仕事場で買ったwindows7っ子はサクサク動くので、早く5万馬券を当てて、新しいのを購入しようと、今朝、強く誓ったmew。(+_+)>
・・・というわけで、今回は、メモが残っていた最終弁論の前半に関することを中心に(論告求刑の感想も織り込んで)記事にしたいと思う。m(__)m
<関連記事『小沢第15回公判~言うだけ言った論告求刑+公訴棄却&検察審査会の問題』『小沢第15回公判(2)~間接的な状況証拠を並べ立てるしかなかった検察役』>
* * * * *
先に小沢一郎氏の最終陳述について書いておきたい。
弁護士が最終弁論を終わったあと、被告人が意見を陳述する機会が与えられるのだが。mewは、小沢氏がそこで何を訴えるのかに注目している。
小沢氏は公判初日の意見陳述の時には、読み上げるのに8分間かかるぐらいのかなり長い原稿を用意して、この陸山会事件の捜査や起訴がいかに不当なものであるか、検察が自分を政治的・社会的に抹殺するのが目的で狙い撃ちを
して強制捜査を行ない、主権者である国民から何の付託も受けていない一捜査機関が、特定の意図により国家権力を濫用し、議会制民主政治を踏みにじったという趣旨の主張を行なっている。(・・)
<関連記事・『小沢の初公判~意見陳述(全文)と検察役、弁護人の冒頭陳述』『小沢と弁護団は、司法界との真っ向勝負を選択したのか?+小沢が尿管結石で入院』>
mewは、初公判前に『mewは、小沢氏が、この意見陳述の機会に、裁判官だけでなく、国民に向けて、自分のクチで、きちんと自分の立場や意見を
訴えたいという気持ちがあるのではないかと察している』と書いたのだが。<コチラ>
正直なところ、実際の意見陳述をきいて、かなり激しく司法機関を批判するような内容だったので、その主張に共感する部分が多かったものの、ここまで言うと、裁判官の<検察役の指定弁護士も?>の心象を悪くするのではないかと危惧してしまったところがあったほどだ。(~_~;)
今日、16回にわたる公判を終えるに当たって、果たして小沢氏が最後にどのような意見陳述を行なうのか、この公判の場で、<裁判所が組織ぐるみだと判断した>東京地検特捜部の秘書らに対する取調べの違法性や、検事の虚偽報告書作成など様々な問題が明るみになった後で、最初に陳述したことが証明されたとして、改めて司法機関に対して強い批判を行なうのか、また自分の政治活動などに関しても何か語るのか・・・
おそらく小沢氏は、今回も国民や支持者のことを意識して、意見を述べるのではないかと察するので、その陳述内容に大きな関心を抱いている。(・・)
<ただ、今から最後の判断(判決)をすることを考えると、あまり裁判官の心象を害するようなことを言って欲しくはないと思ってしまう部分もあるんだけどね。^^;>
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今日の最終弁論での重要な論点になるのは、以下の4つになると思う。
1・公訴棄却
2・虚偽記載
3・石川(&大久保)との共謀
4・池田(&大久保)との共謀
<+α 検察役の情状面などの主張に対する反論>
1・公訴棄却
小沢弁護団は、東京地検特捜部(以下、特捜部)が東京第5検察審査会(以下、検察審査会)に、田代政弘検事が作成した虚偽の捜査報告書を含め、小沢氏に不利な捜査資料を提出して、審査&議決に誤りを生じさせたとして、起訴相当議決とそれに基づく強制起訴は無効だとして、公訴棄却を要求するのではないかと考える。
mewは、ここで弁護団が、田代検事の虚偽の捜査報告書の内容や作成の経緯を含め、どこまで具体的に特捜部が組織ぐるみで、検察審査会を利用して小沢氏を強制起訴しようとしたかということを主張するかという点に注目している。
弁護団は、特捜部が検察審査会に提出した捜査資料の開示を受けている。
証拠調べが終わったあとに開示されたこともあり、検討した結果、追加で証拠申請をするのはやめたようなのだが。
ストーリーとしては(?)、その気になれば、かなり具体的に特捜部の思惑や実際に行なっていたことを語ることができるのではないかと思うのだ。
現実的に考えると、今日の最終弁論の中で、公訴棄却に関する主張にどれだけの時間(弁論の量)を割くべきなのか、判断が難しいところもあるのだけど。
<裁判所が公訴棄却を最初からほとんど考えていないとすれば、そのことより公訴事実(虚偽記載)に関する無罪主張の方に時間を割いた方が得策かも知れないので。>
ただ、小沢弁護団は、2回目の起訴相当議決が出た直後から、検察審査会の議決の無効を申し立てる裁判をしていたように<全部、却下されたものの、裁判所は刑事裁判の中で判断されるべきことだと言っていた>、小沢氏に関する検察審査会の審査や議決に問題があることを、以前から主張していたし。
また、今後の検察や検察審査会のあり方を議論する上で、大きな一石を投じるためにも、mew個人としては、ここで弁護団が裁判所やメディア、一般国民に、「こんなことが行なわれていていいのか」と問題意識を抱かせるような材料を提供して欲しいと期待する部分がある。(+_+)
<検察役の指定弁護士は、論告の際に「仮に検察官が検察審査会を誤った方向に陥れようという意図があったとしても、検察審査会はその意図に影響されて議決を左右するはずはない」と主張していたのだが。
ここで検察役が「検察官が検察審査会を誤った方向に陥れようという意図があった」可能性を認めているような言い方をしていることから、弁護側もそこをとらえて主張を展開してくれれば、裁判所もその点に言及する可能性が大きくなるのではないかと思ったりもする。(・・)>
* * * * *
2・虚偽記載
弁護団は、土地の売買と登記日をずれが生じて、登記した日を売買を行なった日として政治資金収支報告書に記載したことは、そもそも政治資金規正法の虚偽記載の罪を構成しないと主張するのではないかと思われる。
検察側の論告求刑では(産経新聞の詳報がカットしていた可能性もあるのだが)この点が軽視されていたような感じがあったのだけど。
http://mewrun7.exblog.jp/17120570/
『小沢の第11回公判~会計学の専門家が「虚偽記載に該当しない」と主張』にも書いたように、小沢弁護団は公判1回分を使って、会計学の専門家を証人尋問を行ない、この行為が虚偽記載の構成要件には該当しないことや、小沢氏や秘書がその当時に虚偽に当たることを認識していなければ、故意があったと言えないことを立証しようとしていた。
この件に関しても、どこまで時間を割くべきかビミョ~なところがあるのだけど。
もし秘書の行為が虚偽記載の罪に該当しないのであれば、共謀云々の問題が生じるまでもなく、無罪になるわけだし。もしこの主張が認められれば、石川知裕氏らの秘書3人の控訴審にもプラスに働くので、この点はきっちりと主張して、裁判所がどのように判断するのかを見たいと思っている。(・・)
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<ここからは、簡単に・・・>
3・4 秘書らとの共謀
『小沢公判~池田の供述証拠が有罪につながるわけ&意味を失った公判』などにも書いたのだが。<起訴状、冒頭陳述の要旨もアップした>
今回、検察役の指定弁護士は、2つの公訴事実で小沢氏を起訴している。
一つは、元秘書の石川知裕氏&大久保隆則氏と共謀して、05年度分の収支報告書に04年に行なった土地購入の代金や資産の記載をしなかったこと
もう一つは、元秘書の池田光智氏&大久保隆則氏と共謀して、本来、05年度分に記載すべきだった土地購入の代金、小沢氏への返金分、資産を06年度分の収支報告書に記載したことだ。
大久保氏は、当時、岩手の事務所に勤めていたので、小沢氏と日常的に接する機会はなかったのだが。政治資金収支報告書の会計責任者だった<実際は、会計責任者として名を記していただけ>&石川氏、池田氏から相談や報告を受けていた<と検察役が主張している>ことから、共謀相手にされているのだが。
検察役が、実際に、小沢氏と接して共謀行為を行なったと主張しているのは、石川氏と池田氏だ。
小沢氏は被告人質問で「資金管理や収支報告書の記載は全て秘書に任せており、自分は一切関与していない」「具体的な報告も受けておらず、共謀の事実はない」と主張しており、小沢弁護団も同様の主張をするものと思われる。(・・)
ここは産経新聞の報道記事を借りてしまおう。
『石川知裕衆院議員(38)=1審有罪、控訴中=ら元秘書3人はこれまでの証人尋問でいずれも共謀を否定しており、政治資金収支報告書の提出前に小沢被告へ「報告し、了承を得た」とする石川議員らの捜査段階の供述調書が、指定弁護士側にとって共謀を裏付けるほぼ唯一の直接証拠だった。
しかし、東京地裁は元秘書らの取り調べに「違法・不当な方法」があったと認定。石川議員の「報告・了承」調書を含む相当数を証拠から退けたため、指定弁護士側は間接証拠を柱とした論告の検討を余儀なくされた。
こうした“逆風”の中、指定弁護士側は小沢被告が土地購入に際して銀行の融資書類に自ら署名した事実や、資金の流れといった客観的事実を列挙。また、証拠採用された「平成17年分収支報告書の内容を小沢被告に報告した」とする池田光智元私設秘書(34)の調書を基に「16年分についても報告・了承があったことが認められる」とし、「秘書が独断で虚偽記載をすることはない」という当初の構図を維持した。
これに対して、小沢被告は「会計業務は秘書に任せていた」とし、一切の関与を否定している。弁護側は19日の最終弁論で、池田元秘書の調書についても「信用性がない」と指摘した上で「被告に虚偽記載の動機はない」と改めて無罪を主張する方針だ。(産経新聞3月18日)』
* * * * *
石川氏との共謀に関しては、検察役は、虚偽記載の事実から見ればかなり遠いものも含めて、ひたすら間接事実&状況証拠を積み重ねて、石川氏と意が通じていて共謀があったはずだ<共謀がないとは考えられない>という形で論告を行なったのだが。
弁護団には、検察役の主張する間接事実には犯罪行為を証明するようなものは何もないこと、また状況証拠だけで有罪認定することの危険性をしっかりと主張して欲しいと願っている。(・・)
上のリンク記事にも書いたように、mewが、気になっているのは、むしろ池田光智氏との共謀を有罪認定されてしまうのではないかということなのだが。
<こちらは、池田氏の供述調書が証拠採用されている上、証人尋問でもチョット曖昧な証言をしている部分があったので。>
それゆえ、小沢弁護団には、この池田氏との共謀の事実に関して、裁判官の疑念を払拭するような説得力のある陳述をして欲しいと切望している。(**)
最後に、検察役は論告求刑で、小沢氏に関して情状面を含めて、「そこまで言う?」と驚いたほど強い批判を行なったのだが。
検察役が言うだけ言ってくれたのだから、弘中弁護士をはじめ弁護団の方も小沢氏自身も<裁判官の心象&心証形成を害さない程度に?>、言うだけ言い返して欲しいな~と。そして、すっきりとした気持ちで結審を迎えて欲しいと、そんなことも思っているmewなのだった。(@@)
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