小沢第16回公判(1)~事件は検察の「妄想」と弁護団が最終弁論
2012年 03月 19日
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*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。
これは、今日18日、2本めの記事です。
今日3月19日、小沢一郎氏の第16回公判が開かれ、被告人側の最終弁論が行なわれた。
<やはり小沢一郎氏は、最後に東京地検特捜部の捜査の問題や検察審査会を利用した強制起訴、議会制民主主義の破壊や国民の主権を侵害したことなどを強く批判する意見陳述を行なったようだ。
是非、小沢氏側からペーパーを出してもらって、全文を知りたいところだ。>
ここには、午前中に弘中弁護団長が行なった意見陳述に関する記事をアップしておきたい。
小沢弁護団は、検察がゼネコンから違法献金を受けたという「妄想」を抱いて捜査を行なったと主張。「妄想から始まった事件は最後まで実在しない」とまで言った。
違法捜査を行なっていたことや、「収賄事件の立件に失敗したため批判を恐れ、検察審査会を欺いてまで起訴を確保しようとした」ことも訴えた。
また、検察役の指定弁護士が行なった論告での主張(間接事実)に対して、一つ一つ丁寧に反論&否定をして行き、虚偽記載の犯罪事実や共謀の事実、動機、故意などがないとして、無罪を主張したという。
『民主党・元代表、小沢一郎被告の裁判は、19日に結審します。弁護側は「検察の妄想から始まった事件で、秘書との共謀はなかった」などと改めて無罪を主張しました。
弁護側が冒頭で検察への痛烈な批判を始めると、小沢被告は一言一言を確認するように手元の資料を目で追っていました。小沢被告は、「指示や了解なしに元秘書らがうその記載をする可能性はなく、計画的犯行で悪質だ」として禁錮3年を求刑されています。19日の裁判で、弁護側は問題の4億円について「被告が適法に形成した財産で、隠す意思も必要性もなかった」としました。さらに、「共謀を示す証拠は存在しない」として改めて無罪を主張しました。
また、検察の捜査について、「収賄事件の立件に失敗したため批判を恐れ、検察審査会を欺いてまで起訴を確保しようとした」「妄想から始まった事件は最後まで実在しない」などと痛烈に批判しました。約半年に及んだ裁判は、午後に小沢被告本人の意見陳述を経て、19日に結審します。判決は来月下旬にも言い渡される予定です。(テレビ朝日3月19日)』
『弁護側は冒頭から「東京地検特捜部がゼネコンからの違法な金銭授受があるとの妄想に基づいて始めた捜査で事件自体が実在しない」と検察批判を展開。嫌疑不十分で不起訴としたのに、嫌疑が十分あるかのような捜査報告書を検察審査会に提出して起訴議決をさせた、と指摘した。
土地購入のために提供した4億円は「適法に所持していた財産で、違法な手段を用いて隠す必要性も動機もない」と強調。「元秘書は相当の裁量を与えられ、自ら判断して職務を処理しており、その過程でいちいち報告し、判断を仰ぐことはなかった」と述べた。
検察官役の指定弁護士は、元秘書石川知裕衆院議員(38=1審有罪、控訴)の隠し録音や、池田光智元秘書(34=同)の供述調書などからも共謀を主張している。弁護側は「元代表が虚偽記入を認識できる内容ではなく、元秘書と意思の連絡があったとは到底言えない」と否定した。
指定弁護士が共謀の間接事実とした銀行融資の署名については「陸山会は過去に融資を受けて不動産を購入した実績がある。多忙な政治家が、信頼する秘書が持参した書類の内容に特段の関心を払わず署名することは何ら不自然ではない」と反論。その他の間接事実も、共謀を裏付ける証拠とはならないとした。
元代表との間の「報告・了承」を認めた石川議員の検察官調書は証拠採用されなかったが、指定弁護士は「元代表の指示や了解なしに元秘書が独断で虚偽記入することはない」として、9日に禁錮3年を求刑。判決は4月26日を軸に調整されている。
元代表は被告人質問で「報告書作成や土地購入は元秘書に任せており、報告を受けたことはない」と一切の関与を否定。元秘書も法廷で元代表に沿う証言をした。(共同3月19日)』
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検察役の論告に対する反論という面では、この記事がわかりやすいかもです。
『弁護側は最終弁論で「被告がゼネコンから違法献金を受けたという『妄想』を抱いて捜査し、失敗した東京地検特捜部が、検察審査会を欺いて起訴させた。被告に虚偽記入の動機はなく、事件は成り立たない」と改めて無罪を主張した。最終弁論は午後も続き、最後に小沢被告が意見陳述して結審する。
昨年10月に始まった公判で、検察官役の指定弁護士は、資金管理団体「陸山会」元事務担当者・石川知裕衆院議員(38)(1審有罪、控訴)らが、秘書寮用地の購入の際に小沢被告から提供された現金4億円を隠すため、小沢被告の了解の下で政治資金収支報告書への虚偽記入を行ったと主張。今月9日の論告で禁錮3年を求刑していた。
弁護側は最終弁論の冒頭、特捜部の捜査から検察審査会の起訴議決に至るまでの経緯を非難。「(現金4億円は)ゼネコンから受領した違法なものではなく、適法に所持していた財産であり、隠蔽することはあり得ない」と述べ、虚偽記入の動機の存在を否定した。
また、指定弁護士が論告で、小沢被告と石川被告らの共謀が成立すると主張した際、銃刀法違反事件で暴力団組長と組員の共謀を認めた2003年5月の最高裁決定を引用したことを批判。「暴力団組織内の関係を前提にした判断を、社会的に認められた正当な業務を行う政治家の秘書らに当てはめるのは不当だ」とし、「被告と元秘書に意思連絡は認められず、共謀は成立しない」と指摘した。
指定弁護士は、小沢被告が秘書寮用地の購入に際して必要性のない銀行融資の書類に署名していたことなどを、石川被告らとの共謀の客観証拠に挙げたが、弁論は「多忙な政治家が、信頼する秘書が持参した事務書類の内容に特段の関心を払わず署名するのは何ら不自然ではない」と反論した。
(読売新聞3月19日)』
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『最終弁論で主任弁護人の弘中惇一郎弁護士は、東京地検特捜部の捜査を「元代表がゼネコンから違法な金を受け取ったのではと想定し『特捜部と小沢の全面戦争』の捜査を行ったが裏付けられず敗北した。(事件は)その残りかすで、最後まで実在しない」と批判。禁錮3年を求刑した検察官役の指定弁護士の主張を「不合理極まりない」と指摘した。
元秘書で衆院議員、石川知裕被告(38)の取り調べを担当した田代政弘検事(45)が実際にはないやりとりを捜査報告書に記載した問題にも言及。報告書は東京第5検察審査会の起訴議決の根拠の一つで、「検察審をあざむいて起訴を確保しようとした」として起訴は無効と強調した。
土地購入時に提供した4億円については「元代表は由来を法廷で明確に説明した。適法な財産で、違法な手段を使ってまで隠そうとすることはあり得ない」と主張した。
最大の争点である元秘書らとの共謀を否定した上で、4億円提供と同時期の銀行融資に元代表の署名・押印がある点については「多忙な政治家が信頼する秘書の持参した書類に特段関心を払わず署名することは不自然ではない」と反論。「土地代金の記載を翌年に回したと報告したところ元代表は『ああ、そうか』と応じた」とした元秘書、池田光智被告(34)の供述調書については「元代表の関心の低さを示しているともいえる」と述べた。
弁護人に挟まれて着席した小沢元代表は、手渡された最終弁論の書面をめくって視線を走らせ、読み上げにじっと耳を傾けた。(毎日新聞3月19日)』
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毎日新聞は、田代検事以外の検事が作成し、検察審査会に提出した捜査報告書に関しても報じていた。
『◇ほかの報告書も批判
小沢一郎元代表の公判では、元秘書で衆院議員の石川知裕被告を保釈後に再聴取した田代政弘検事が作成した捜査報告書に実際にはなかったやりとりが記載されていたことが判明し、批判された。こうした経緯を受け、検察官役の指定弁護士は他の検事が作成した計5通の捜査報告書も開示したが、弁護側は証拠請求していない。ただし、その報告書の中では元代表の供述を「虚偽」と断じるなどしており、弁護側は「検察審査会の議決に影響した可能性もある」と批判している。
■「弁解は不自然」
検察審査会による最初の「起訴相当」議決(10年4月)後、田代検事による石川議員への再聴取と並行して、東京地検特捜部の主任検事は元代表から3度目の事情聴取をした。これに伴い10年5月に作成された捜査報告書は、土地購入に充てた4億円の由来や虚偽記載の認識など、重要部分についての元代表の供述概要を記載。「3回の取り調べで合理的説明ができず不自然な弁解に終始」「元秘書らの供述と矛盾し、元代表の供述は虚偽」などと結論づけた。
■「裏金渡した」
4億円の由来について主任検事が同月に別途まとめた捜査報告書では、ダム工事を巡り中堅ゼネコン「水谷建設」が提供した5000万円が含まれている可能性が高いと指摘。さらに同社とは別の建設会社2社の役員が、元秘書らに「300万円くらいを菓子折りとともに渡した」「盆暮れに20万円ずつ計100万円くらいを渡し陳情した」などとする記載もあった。
■「迫真性欠ける」
田代検事と主任検事の報告書を受け、特捜部副部長も同月、特捜部長あてに捜査報告書を作成していた。ここでは元代表の関与を認めた石川議員らの供述を「元代表を罪に陥れるような虚偽を供述するとは考えがたい」と肯定的に評価。その一方で「元代表の了解を得た場面が具体的でなく迫真性がない」「元代表が元秘書の説明にどの程度の関心を持っていたか判然としない」など否定的な見方も記載していた。毎日新聞3月19日 東京夕刊』
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まだ例の詳報は少ししか読んでいないのだけど・・・。
小沢弁護団&小沢氏の最終弁論は、きっちりと検察役に反論されているようだし。mewも含めて、多くの人たちが問題だと思っていたことをバシバシと主張している感じがあって、チョットすっきりした気分になれそうなmewなのだった。(@@)
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