キムタクががれき処理、太陽エネを語る+迎撃ミサイル運搬のおぞましい光景が再び
2012年 04月 04日


最新の記事(10個)のコーナーはヨコの欄に。
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。
先月、『沢田研二が脱原発と震災CDを発売&インタビュー… 』で、ジュリーこと沢田研二さんが脱原発を訴える活動に参加しているという話を書いたのだけど。
昨日、ネット上で、こんな記事を見つけた。
それは、キムタクこと、SMAPの木村拓哉さんが、孫正義が創設した「東日本大震災復興支援財団」の活動報告会にゲストとして参加し、がれき処理の問題や太陽エネルギーについて語ったというものだ。(・・)
『未だ癒えぬ震災からの傷
2011年3月11日に発生した東日本大震災から、一年以上が過ぎた。未だに傷の癒えぬ東北、問題・課題を残す原発事故問題は、日本国外で学ぶ留学生にとっても、大きな関心ごとであろう。
特に、震災で発生したがれきの広域処理問題では、がれきに放射性物質が含まれている可能性などから、その受け入れの是非について大きな議論となっている。
原発問題は、いまやセンシティブな話題となっており、山本太郎など一部の原発反対派を除き、芸能界ではできるだけその話題が避けられている印象を受ける。
(画像:『週刊女性』(主婦と生活社)4月10日号より)
しかし、その「がれき処理問題」に、あのSMAP「木村拓哉」が言及したのだ。
キムタクが「がれき処理問題」語る
『週刊女性』(主婦と生活社)4月10日号によると、3月8日に孫正義が創設した「東日本大震災復興支援財団」の活動報告会で木村はサプライズゲストとして登場したという。
木村は、実はこの財団の発起人に、SMAPとして名も連ねていた。
そこで一般客男性から、
「福島のがれき処理問題に関して意見を聞きたい」
という質問が飛び出し、孫氏が回答者として木村を指名したのだという。
そこで木村は、自身で考えながらこう述べた。
「がれきの中にどのくらいの放射線量が含まれているか、ってことも含めいろんな問題が関わってくる」
「“福島で生まれたがれきを福島に”というのができれば一番いいとは思うんですけど。できないという現状があるんであれば、それをどうにかする方法を模索していく必要がある」
さらには、
「ドラマで総理大臣役をやった時、「太陽エネルギーにもっと国の政策として取り組んでは? 」ということを台本に入れたいと提案したが、拒否された」
と、以前から問題意識を抱いていたことを訴えた。
果たして、キムタクの発言を機に、芸能界でも原発問題に対する意思表示が増えるのだろうか。反対派の期待は膨らむ。(留学ニュースCOM4月2日)』
* * * * *
mewは、ついつい「太陽エネルギーにもっと国の政策として取り組んでは?ということを台本に入れたいと提案したが、拒否された」というところに目が行ってしまって。
「こういうとこにまで、圧力or自主規制がはいってしまうのか~」と思ってしまったところがあったのだが・・・。(-_-;)
<関連記事『キンキンと古館が、原子力ムラや大きな力への挑戦を決意&真実を知るために国民の後押しを』>
キムタクのがれき処理に関する意見には、賛否両論あるかも知れないのだけど。
ただ、彼が語ったことは、mew周辺の一般の人たち(特に小さな子供を持つ親)の多くが考えていることに近い感じがあって。自分なりに考えて、率直な意見を言ったのだろうな~と思うし、一つの考え方として受け止めるべきなのではないかとも思った。
そして、ここで重要なことは、政治活動はタブ~視されているであろうジャニーズ・アイドルの木村拓哉さんが、原発政策や放射能、事故処理の問題に関心をもって、自分なりに考えて、意見を言ったということではないかと思うし。
このように様々な分野、年代の著名人の発言や活動をきっかけにして、より多くの人たちが、今後の日本の原発政策のあり方などについて考えてくれるといいな~と思っているmewなのだった。(**)
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長いので、チョットお休みタイム。( ^^) _旦~~so-cha o douzo!
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話は変わって・・・。
mewが、脱原発政策を支持する大きな理由の一つは、子供たちや孫たちの世代が、原発&放射能の危険や不安にさらされない生活を送ることができるようにしたいな~という思いがあるからなのだけど。
昨日、TVのニュースで、また09年4月と同じように、自衛隊がPAC3などを運搬するおどろおどろしい&ギョッとするような映像が流れていて。
それを見て、mewは、改めて「子供たちや孫たちの世代で、こういうおぞましい光景を目にするのが当たり前のことにならないようにしたい」と強く思うところがあった。(`´)
先月30日に、田中防衛大臣が破壊措置命令を発令。防衛省は、これを受けて、迎撃ミサイルPAC3&部隊を沖縄県と首都圏の7か所に、海上自衛隊のイージス艦3隻を日本海や東シナ海に展開させるため、陸、海、空路を使って、PAC3や関連物資、部隊を運び始めているからだ。(-_-)
<しかも、防衛省はこの作戦のために、何と自衛隊員を700人も先方諸島に派遣することに決めたんだって。(@@) (関連記事*1に)>
また、田中防衛大臣は、3日夜にパネッタ米国防長官と約20分間、電話会談を行ない、
北朝鮮の人工衛星への対応で連携することを確認した。
『田中直紀防衛相は3日夜、パネッタ米国防長官と電話で約20分間会談し、北朝鮮が予告している「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイルの発射に備え、日米が緊密に連携していくことで一致した。北朝鮮の発射予告以降、日米の閣僚が対応を協議したのは初めて。電話会談は日本側が申し入れた。
防衛相は、自衛隊に破壊措置命令を発令してイージス艦を展開するなど、日本国内にミサイルの一部が落下する事態に備えている状況を説明。「情報共有など緊密に日米で協力していきたい」と述べた。パネッタ長官は「日本領域での破片落下に備え、日本が必要な措置を取ることは理解している。北朝鮮の脅威に対して日米の強い同盟関係を示すことが重要だ。(米軍も)必要な対応は取る」と応じた。(毎日新聞4月3日)』
* * * * *
以前から書いていることだが、この米国が開発したPAC3は、命中度が低く実用的ではないため、他の国はほとんど購入せず。何だか日本が押しつけられる形で、全国十数か所に配備することに決め、順次、計画を進めている最中なのだけど。
今回は、人工衛星(orミサイル)沖縄に落下する危険があるという想定(設定?)の下、落下物を迎撃する目的でPAC3を配備することになったものの、下の記事にもあるように、現実に落下物に命中させるのは困難である上、(万一?)命中した場合、破片が飛び散るおそれがあるため、却って危険度が増すのではないかという懸念も出ている。(-_-;)
それでも、日本政府&防衛省が、このように物騒で大がかりな準備を行なうのは、自衛隊自体&米軍と共同で実戦的な訓練を行ないたいからにほかならない。
しかも、今回の作戦は、北朝鮮だけでなく、沖縄の諸島近海に出没する中国軍を意識して、自衛隊の機動力をアピールする狙いがあると言われている。
『日本のMDシステムは(1)海上自衛隊のイージス艦が迎撃ミサイルSM3を発射して大気圏外で迎撃(2)撃ち漏らした場合は航空自衛隊のPAC3が着弾前に迎撃――の2段構え。防衛省は「イージス2~3隻で日本全域の防護が可能」とSM3の能力に自信を示すものの、米国では迎撃実験の失敗が相次いでおり、確実に破壊できる保証はない。
その場合に「最後のとりで」となる地上配備型のPAC3は、射程範囲が20キロ程度と極めて狭い。事故や発射失敗でミサイルの一部が落下する場合、落下地点の予測がより困難になる。沖縄県だけでも東西約1000キロの海域に大小約160の島が点在し、迎撃は非常に難しいのが実情だ。
北朝鮮は今回、「運搬ロケット」の1段目が韓国の西方沖、2段目はフィリピン東方沖に落下すると予告した。予告通りなら日本領域に落下する可能性は低いが、迎撃態勢を取るのは、北朝鮮に厳しく対応し防衛に積極的な姿勢を内外にアピールする狙いがある。巨費を投じたMDシステムを活用しなければ「無用の長物」と批判を受けかねない懸念もありそうだ。(スポニチ3月20日)』
『陸自部隊は現在、沖縄本島までしか配置されておらず、「衛星」が上空を通過する先島諸島は「防衛の空白地域」。一方、防衛省は中国を意識して南西諸島防衛の強化を打ち出し、与那国島に100人規模の沿岸監視隊を新設することを目指している。石垣島などにも部隊の配備を検討しているが、地元では賛否が分かれている。陸自幹部は「今回の派遣は南西諸島防衛とは関係がない」と説明しながらも「きちんと住民を守ることで信頼を得たい」と明かす。
県幹部は「部隊配置の実績作りを狙っているんだろう。必要以上の隊員を送ろうとする動きにクギを刺す必要がある」と話す。(毎日新聞3月31日)』
* * * * *
ただ、実のところ迎撃ミサイルなんていうのは、まだかわいい話なのだ。^^;
以前から何度も書いているように、自民党政権は、日米軍が一体化して軍事活動を行なうことを計画して、そのアレコレ実行に移して来たのだけど。
日米の国防族(政治家、官僚、その他の関係者)は、本当はもっと早い時期に、日本に弾道ミサイルを導入して&集団的自衛権の行使も容認して、日米共同のミサイル防衛(MD)構想を強化するつもりだったのである。(-_-;) (*2)
要は、日本も、欧米諸国のように、ミサイルで相手を攻撃する能力を持つことで、相手への抑止力にすべきだと。また、いざとなったら、日本や米国の防衛のためという大義名分で、相手を攻撃する体制を整えておこうということなのだが。
<自民党の国防部会は、北朝鮮や中国がミサイルを発射しそうなことがわかったら、先に日本が相手国のミサイル基地を攻撃する「先制攻撃論」も検討していたのよね。(-_-)>
しかも、石原慎太郎都知事に至っては、日本は核兵器の保有すべきだとまで明言しているし。<石原新党の公約にも盛り込む予定。>
橋下徹大阪市長も、タレント弁護士だった時代に、TVで、日本も核武装が必要だと発言したことがあるわけで。
・・・となると、毎度のことながら、やっぱ自民党や石原新党や橋下維新の会に政権を握らせることだけは、何とか阻止しなければと思うmewなのだった。(@@)
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『北朝鮮の「人工衛星」を巡る破壊措置命令を受けて、自衛隊の部隊の動きが各地で進んでいます。
先月31日の夜には、滋賀県内の航空自衛隊の基地から、地上配備型の迎撃ミサイルPAC3を運用する部隊が沖縄県に向けて移動を開始しました。
先月30日に出された破壊措置命令を受けて、防衛省は、PAC3を運用する部隊を沖縄県や首都圏の7か所に、海上自衛隊のイージス艦3隻を日本海や東シナ海に展開させることにしています。
31日夜は、滋賀県高島市にある航空自衛隊饗庭野分屯基地から、PAC3の発射機などを搭載した20台近い車両が次々に出発しました。
この部隊は海上自衛隊呉基地を経由し、石垣島に向かうことになっています。
また、この部隊に先立って、30日夜、津市の基地から出発したPAC3の部隊は、31日、経由地の呉基地で、輸送艦「おおすみ」にミサイルの発射機やレーダー装置を載せた車両などを積み込みました。
部隊を乗せた「おおすみ」は、1日午前に呉基地を出港し宮古島に向かう予定です。
一方、イージス艦「きりしま」も31日午前、横須賀基地を出港し、西日本にある海上自衛隊の基地を経由して展開予定の海域に向かうことにしています。
今回の破壊措置命令で、PAC3やイージス艦は、北朝鮮から発射されたものやその一部が日本に落下すると判断された場合に限って、迎撃ミサイルを発射し対処することになっています。(NHK12年4月1日)』
『北朝鮮が打ち上げを予告している「人工衛星」を巡って、飛行コースに近い沖縄に向けて移動している自衛隊の部隊のうち、地上配備型の迎撃ミサイル、PAC3の部隊を乗せた船が3日、那覇港などに到着し、展開先の航空自衛隊の基地などに移動しました。
先月30日に出された破壊措置命令を受けて、防衛省は、PAC3を運用する部隊を沖縄県と首都圏の7か所に、海上自衛隊のイージス艦3隻を東シナ海や日本海に展開させることにしています。
このうち、PAC3の部隊を乗せた船が、3日午後4時ごろ、沖縄に初めて到着し、那覇港に接岸しました。
この部隊は、1日、名古屋港から民間の船で沖縄に向かっていたもので、発射機やレーダー装置を載せた車両を船から降ろし、3日夜、展開先である那覇市や南城市の航空自衛隊の基地に入りました。
また、これとは別のPAC3の部隊を乗せた海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」も午後5時半ごろ、宮古島の港に到着し、3日夜9時ごろ、警察の車両に先導されて宮古島分屯基地に入りました。
防衛省によりますと、今回の任務で、先島諸島には、PAC3を運用する航空自衛隊と、警備などにあたる陸上自衛隊の隊員、合わせておよそ700人を派遣するということです。(NHK12年4月4日)
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*2
『自民党は9日、国防関係合同部会を開き、政府が今年末に予定する新「防衛計画の大綱」(2010~14年度)の閣議決定に向けた提言を了承した。北朝鮮の核実験や長距離弾道ミサイル発射を受け巡航ミサイルなどによる「敵ミサイル基地攻撃能力保有」を求めた。
ただ、周辺国の懸念に配慮し、国防部会小委員会での合意内容にはなかった「予防的先制攻撃は行わない」との文言を追加。日本を攻撃する相手国の能力と意図が明白にならない限り敵基地攻撃はしないと、専守防衛の趣旨を強調する意図だ。
集団的自衛権行使を禁じる政府の憲法解釈については、国会の同意を得て見直すべきだとした。
提言は近く麻生太郎首相や浜田靖一防衛相に手渡される予定だが、浜田氏は9日の記者会見で提言について「勇ましい話だが、慎重に取り扱いたい」と述べた。
(産経新聞09年6月9日)』