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小沢判決~検察捜査問題の調査の必要性を指摘&小川法相も意欲+捜査の実態


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最新の記事(10個)のコーナーはヨコの欄に。
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。



 
 この記事では、小沢一郎氏&秘書の捜査、公判に関する話を・・・。

 一昨日、PCトラブルで小沢公判に関する一部の原稿やメモ、データを消失してしまい、大きなショックを受けたので、早めにキープしてある報道記事を出して行かないとと改めて思ったです。
 で、今回は、検察捜査に関する東京地裁の意見、小川法務大臣の発言と、関連する報道記事を取り上げたい。

* * * * *

 小沢一郎氏の公判では、東京地裁が東京地検特捜部の捜査の問題に関して、異例とも思えるほどの批判や指摘を行なったことでも注目された。(@@)

 東京地裁は、第14回公判の証拠調べ(証拠の採否の判断)の際にも、東京地検特捜部が組織的に違法な取り調べを行なっていたと指摘。共謀を立証する決め手になると言われていた石川知裕氏の供述調書をはじめ、多数の供述証拠の証拠採用を否定した。

 また、東京地裁は、第9回公判では、特捜部の田代政弘検事が、5月の任意の取り調べで石川氏が供述していない事実を記載した(虚偽の?)捜査報告書を作成したことが明るみに。さらには、第10回公判で元特捜部検事の前田恒彦氏が、検察が見立て捜査を行なっていたことを暴露する証言を行なったことを重視。

<小沢弁護団は、田代検事が作成した虚偽報告書や特捜部幹部が作成した問題のある報告書や資料が、検察審査会に提出されていたことも判明したことから、検察審査会の起訴相当議決&それに基づく強制起訴は無効だと主張していた。>

 4月26日の判決の際にも『東京地裁は「検察官が事実と異なる捜査報告書を作成して、検察審査会に提出し、判断を誤らせるようなことは決して許されない」と検察を厳しく批判したうえで、「東京地検特捜部が事件の見立てを立て、検察官が、その見立てに沿う供述を獲得することに力を注いでいた状況がうかがえる。検察庁などが十分調査する必要がある」と、異例ともいえる指摘をした。(FNN4月26日)』

* * * * *

 この判決を受けて、小川法務大臣が次のように述べていたという。

『政治資金規正法違反の罪に問われた民主党・小沢元代表への無罪判決で、検察の捜査のあり方が厳しく批判されたことに対し、小川法相は27日、「国民の理解が得られるような対応が必要」との考えを示した。

 小川法相は「この件については、国民の理解を得られるような、きちんとした対応が必要であると考える」と述べ、事実関係を明らかにした上で、厳正に対処する考えを示した。
(日テレ4月27日)』

 また、『小川敏夫法相は27日の民主党所属議員の会合で、無罪判決が出た小沢裁判に触れて「検察は本当の悪を厳しく追及して正義を実現すべき。証拠をいじったり嘘の報告をしたりしてはならない」とあいさつした』とのこと。(日刊ゲンダイ4月28日)』

 小川法務大臣は、裁判官、検察官、弁護士と法曹3職を全て経験したことがあり、以前から司法改革にも熱心な人だったので、是非、真相の解明と改革に力を注いでほしいと願っている。(・・)

 また、笠間検事総長も、3月に東京地検特捜部の陸山会事件の捜査に関して検証を行なう意向があることを表明していたのだが。
<関連記事・『笠間検事総長が、陸山会の特捜部捜査を検証~リスクを冒しても改革する決意』>
 この判決を受けて、改めて、そして言葉通り、たとえリスクを冒してでも、検察庁としてきちんと調査、検証を行なうことを強く期待したい。(**)

<尚、郷原信郎弁護士らが、検事総長、法務大臣に田代虚偽報告書に関する調査を要請する文書を提出している。『小沢公判~郷原が、田代報告書の調査を検察&法相に要請+与党も協力して真相解明を』>
* * * * * 

 また、今年1月、市民団体が田代検事の虚偽の報告書作成に関して告発したことから、現在、東京地検刑事部がこの件を捜査しているのだが。
 小沢氏の公判の直前に、東京地検が田代氏の起訴を見送る方針だという報道記事が出たことも気になっている。
<関連記事・『小沢公判~「田代検事が起訴見送りへ」の報道あり。これには納得できない 』>

<mewは、東京地裁は、田代氏の件で検察庁や東京地検が安易な調査や捜査を行なってお茶を濁すことがないようにということも考えて、判決文でもあえてあのような指摘をしたのかと思ったところがあった。(・・)>

 先月には、同じ市民団体が陸山会事件の捜査に当たっていた当時の東京地検特捜部幹部など6人の告発を行なったのだが。
<関連記事・『小沢公判~判決前日、検審提出資料の報道&特捜部6人を告発 』>

 検察庁や東京地検は、是非、きちんと調査や捜査を行ない、真相を明らかにして欲しいと思うし。ここで自浄努力を怠り、曖昧な決着をつけようとしたら、検察に対する国民の信頼を取り戻すことは極めて困難になる可能性が大きいということを認識すべきではないかと考える。(`´)


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 ところで、産経新聞が、この検察の捜査&田代検事の虚偽報告書に関して、興味深い報道記事を載せていたので、ここにアップしておきたい。

 4月28日掲載の『【小沢元代表無罪・波紋(中)】見立て固執した検察幹部 「現場は厭戦ムード」』という記事だ。
<検察の見立て捜査に関する記事を、もう一つを*1にアップ。>

 この記事は、田代検事が虚偽の捜査報告書を作成したことに関して、特捜部の幹部や全体の雰囲気が関与、影響した可能性があったことを示唆した上で、検察幹部が「トカゲの尻尾切りにはしない」と語ったと記されているのだが。
 この発言が本当であるなら、是非、それを実践して欲しいものだ。(**)

<まさか、田代氏だけのせいにするのは可哀そうだから、「トカゲの尻尾切りさえしない」で終わらせようという意味ではないでしょうね。(~_~;)>
 

『【小沢元代表無罪・波紋(中)】
 見立て固執した検察幹部 「現場は厭戦ムード」

3月初め。冬の景色が残る新潟で、2人の検事が神妙に向き合っていた。

 最高検検事の中村孝(49)=現東京地検刑事部副部長=と、新潟地検三席検事の田代政弘(45)=現法務総合研究所=だ。田代は東京地検特捜部時代に民主党元代表、小沢一郎(69)の元秘書、石川知裕(38)の取り調べで虚偽の捜査報告書を作成したとして刑事告発された。中村はその問題の「主任検事」として田代の取り調べにあたった。

 「なぜ、捜査報告書に調べでは出ていないことを書いたのか」「上司からの指示はあったのか」

 中村の追及に、田代は「以前の取り調べの内容と記憶が混同してしまった」「報告書の内容については指示されていません」と繰り返した。

 空気は張り詰めていた。

 26日の小沢の無罪判決でも、厳しく非難された虚偽報告書問題。検事総長の笠間治雄(64)の大号令で、田代や、当時の上司らへの聴取が続けられた。だが、田代は故意だったことや、上司の関与について一貫して否定している。

 「田代は曖昧な説明をしている。一人で責任を背負おうとしているのではないか」。報告書問題の捜査に携わる一人は、こう語る。検察内部で組織的な関与を疑う声は少なくないが、それを裏付ける証拠は現時点で得られていない。

▼部下と温度差

 「現場は厭戦(えんせん)ムードだった。(ゼネコンからの)裏献金問題で、小沢さんを立件したいのは特捜部長ら数人だった」

 昨年12月の第10回公判。大阪地検特捜部の証拠改竄(かいざん)事件で実刑判決が確定した元検事の前田恒彦(44)は、当時の特捜部の様子を生々しく証言した。

 土地原資の4億円にゼネコンマネーが含まれていると見立てる幹部と、それを冷ややかに見つめる部下たち。田代も消極派の一人とされた。小沢捜査を担当した「特捜1班」の9人の検事の中で下から4番目。若手ともいえる田代が石川の調べに抜(ばっ)擢(てき)されたのは、捜査能力を買われていたことに加え、幹部との関係が良好だったためだった。

 陸山会捜査では、特捜部の一部幹部の中で「見立て」に固執する姿勢が随所に見え隠れした。当時の幹部は「小沢の供述調書の方が問題だ」と言い切り、平成22年の任意聴取の際に作成された調書について、こう明かした。

 「証拠を羅列する質問が続いて、小沢の答えはわずか。検察審査会の審査員は、『証拠があるのに答えられない小沢は悪い』と感じるだろうと思った」

 ▼「起訴したい」

 21年から22年にかけ、大阪では証拠改(かい)竄(ざん)事件を生み出すことになった郵便不正事件、東京では陸山会事件の捜査が進められた。最高検は22年12月の検証結果で郵便不正事件を「見立てに固執し、客観証拠を軽視した」と総括。陸山会事件も判決で「見立て捜査」と非難された。

 組織に与えたダメージは計り知れない。

 「処分が出るまでは辞められない」。田代は周囲に進退の悩みを漏らしているとされる。仮に不起訴となっても、検察審査会に申し立てられ、強制起訴される可能性もある。「一部に(小沢を)起訴したいという空気があり、あの捜査報告書が生まれたのだろう。トカゲの尻尾切りにはしない」。幹部はこう語る。

 調書は却下されても、判決では虚偽記載の事実や小沢と元秘書との関係性など、検察が解明を目指した核心部分の大半は認定された。そのことが逆に、組織に突きつけられている問題の深刻さを際立たせているともいえる。』

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*1

『見立て捜査 検察に逆風吹き荒れ 「経緯調査 解明を」


無罪判決となった公判では、検察に逆風が吹き荒れた。法廷では小沢一郎元代表側のみならず元同僚からも批判を浴びたほか、担当検事が虚偽の捜査報告書を作成した問題も浮上した。陸山会の捜査を進めながら不起訴としていた検察だが、判決でも捜査手法に言及。幹部からは「不起訴としたが満身創痍(そうい)となった気分だ」との声も漏れた。

 ■「見立て捜査」批判

 「検察官は事件の見立てに沿う供述を獲得することに力を注いでいた」

 判決で大善文男裁判長は検察の捜査姿勢を厳しい調子で指弾した。

 元東京地検特捜部の田代政弘検事(45)が、元秘書の石川知裕衆院議員(38)を再聴取した際に作成した虚偽の捜査報告書についても、「作成された経緯について、検察庁で調査の上で、対応がなされることが相当だ」と真相解明を強く求めた。

 判決を受けて検察幹部は「不起訴判断は間違っていなかった。ただ、捜査に着手したのが検察なのは間違いない。捜査批判は虚心坦懐(たんかい)に受け止める必要がある」と言葉少なに続けた。

 判決も指摘した「見立て捜査」。特捜部は、西松建設の違法献金事件に着手して以来、土地購入の4億円の原資はゼネコンからの裏献金とみて、捜査に執念を燃やした。「見立てにこだわるのは特捜部の悪弊。相手の心の内部を引きだそうという気持ちがなかったかもしれない」。別の検察幹部は捜査をこう振り返る。

 特捜部については小沢元代表もこれまでの法廷で「検察の謀略」「一捜査機関が、民主政治を踏みにじった」と批判。大阪地検から東京地検に応援として派遣されていた前田恒彦元検事(44)=押収資料改竄(かいざん)事件で有罪確定=も証言台で、ゼネコンからの裏献金という見立てを「妄想だった」と話した。

■不起訴なら「検審」

 法廷で浮上した「捜査報告書問題」もまだ収束の気配はない。

 今年1月に市民団体が田代検事を虚偽有印公文書作成罪などで告発。検察当局は起訴を見送る方向を固めているが、不起訴なら市民団体側は検察審査会に申し立てる方針で、田代検事が強制起訴され、法廷に立たされる可能性もある。

 また、報告書の虚偽記載が石川議員の隠し録音で発覚したため、法務省幹部は「取り調べの全過程の録音・録画(可視化)導入を求める声が一気に高まる可能性がある」とする。共犯者の供述が得られにくくなるなどデメリットも指摘されるだけに、検察内部からは可視化議論の過熱化を懸念する声も上がる。

 批判を浴びた上での無罪判決。検察幹部は「不起訴にしたわれわれへの批判は違和感がある」。別の幹部は「検察はゼネコンマネーという見立てを立証できなかった。そういう意味で捜査は負けだ」と語る。

 法務省幹部はこう振り返った。「無罪に驚きはない。検察にとっては有罪でも無罪でも批判される展開だった。事件は負の遺産としか言いようがない」
(産経新聞12年4月26日)』
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by mew-run7 | 2012-05-02 11:30 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback(1)
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