どうせ分裂するならば+分裂回避に動く鳩山&民主執行部+図に乗る自民の思惑に乗るな!
2012年 06月 25日
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*印がついた報道記事は、記事の最後のMore部分にあるです。
いよいよ今週26日には、消費税増税も含む「社会保障と税の一体改革」関連法案(の一部?)が衆院で採決されることになる。(@@)
この週末も、メディアでは、「造反者が何人集まったか」、「党分裂は避けられないのか」「反対者が離党した場合、民主党政権にどのような影響があるか」などなど、一大イベントでも行なわれるかのように<時に、楽しそうに?>扱っているところが多かったのだけど・・・。
率直なところ、mewは、かなりブル~な&重~い気分で週明けを迎えようとしている。_(。。)_
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一昨年だったか、民主党内で「小沢派vs.非小沢派」の対立が激化するようになった頃、小沢一郎氏を支持する議員や支持者の中から、「民主党をA、民主党Bの2つの政党に分けたい」という声が出ていたことがあったのだけど。
<非小沢派には、民主党結党メンバーや小沢氏が合流する前から民主党にいた人が多かったので、彼らを「オリジナル民主党」と呼ぶ人もいたようだ。^^;>
実は、mewはずっと前から(それこそ小沢氏が合流する前から)「民主党は、いずれ2つに分かれた方がいい」と考えて続けている。(**)
<このブログにも何回も書いたことがあると思うけど。たとえば、古いものだと、05年12月の『再生の道は「草案9条に反対」しかない!or解党すべし ~このままでは、民主党はアブナイ(6)~』なんて記事を書いたりもしていた。>
ただ、mewはこれまで「小沢派vs.非小沢派」で党を分けることは一度も考えたことがないのだ。
あくまでも、基本的な政治理念や各人が重視する政策を対立軸にする形で、2つの政党(or政党チーム?)に分かれるべきだと思っていたし。今もそう考えている。(・・)
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実際のところ、「小沢派vs.非小沢派」で党が分裂してもナンセンスだと思うところがあるし。政治的に見ても、さしてプラスなことはないように思えるのだ。(-"-)<まあ、政治家たちの活動のしやすさとか心情的な面などでは、プラスの部分があるかも知れないけど?^^;>
もし小沢G+αが民主党を出て行ったところで、民主党内では、改憲や安保軍事、原発政策、TPP、社会保障などの経済&社会政策などにおいて、考えがバラバラな人が残るので、また新たな対立が生じることになると思うし。
小沢Gが新党を作っても(党内はまとまるかも知れないが)、政権をとるために他党と連携することになれば、同じようなことが起きるわけで。アチコチで、同じようなことが蒸し返されることになるだけではないかと思うからだ。(~_~;)
それよりも、折角、多大なエネルギー+αをかけて大政党を二つに分けるのであれば、<政党が政治意思を同じくする人たちの集団であることを考えれば尚更に>やはり政治理念で分かれるべきだと思うし。
それをきっかけ&ベースにして、政界再編をすることができれば、議員たちも活動しやすい&国民から見てもわかりやすい政党の枠組みを作ることができるので、日本の国政にとっても、国民にとってもメリットが大きい。(++)
<メディアが大好きな「決められる政治」だって行いやすくなるしね。(@@)>
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では、どのような政治理念や政策で分けるべきなのかという話になると、これも人ぞれぞれ、考え方がかなり違うのではないかと思うのだが。
mew個人としては、大まかに言えば「保守タカ派&新自由主義派vs.平和&リベラル志向」みたいな感じで分かれるといいのではないかと考えている。
<もし一つメルクマール(物事を判断する基準や指標)を挙げるなら、mew個人は、究極的には「集団的自衛権を認めるか、認めないか」で分けるのがいいと思っているんだけどね。この分け方でも、たぶん後者には、平和志向だけでなく、経済・社会政策でリベラル志向の議員が多く集まることになるように思う。(・・)>
また、今なら「脱原発依存派か、原発政策維持or推進派か」で分かれるのもいいかも知れない。(**)
<これも、前者には平和&リベラル志向、後者には安保軍事や経済成長を重視する保守タカ派&新自由主義者が集まりやすいので、結局、政治理念や、重視する政策で分けるのと同じような感じになるかも。>
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まあ、今回も消費税増税と社会保障、政治の仕組み改変などの重要政策が絡んではいるのだけど。結果的には「小沢派vs.非小沢派」という形で、党が分裂する可能性が高くなっているわけで。<だから「小沢切り」云々という言葉も出て来るわけだしね。>
今回の場合、mewから見ると、基本的な政治理念に大きな違いがあるというケースではないように思えるし。これで党が分裂してしまうのは、ましてや政権与党が分裂してしまうのは、本当にもったいなように感じてしまうのだ。(-"-)
おそらく<野田陣営の一部を除いて>民主党の議員も多くも、そのように感じているのではないかと察するし。mewは、小沢氏本人だって、ここで民主党を去るのは本意ではないだろうな~と思うところがある。(・・)
それもあって、今、党執行部や中間派、そして鳩山由紀夫氏など小沢氏周辺の議員の多くが、何とか党分裂を阻止しようと。小沢Gが党に残れるようにしようと、懸命に動いているのではないかと思うし。mew個人も、そうなるようにと強く願いながら、今後の政局を見守って行きたいと思っている。(**)
<もしど~しても近い将来、民主党が分裂することになるなら、上述したように別の形で分裂した方がずっといいのではないかと思うし。
一番手っ取り早い&理にかなっているのは、自民党と共通の政治理念を持っていて、彼らと一緒に政治活動をしたいと思っている人たちが、自民党に移るか、新党を作って連携するという方法ではないかと思うです。(@@)>
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さて、民主党は、今日25日に、臨時代議士会を開き、野田首相が改めて議員たちに法案への協力を呼びかける予定。<通常は、国会スタートや本会議の議決前に集まるのだけど、今回は異例なことに前日に開くことにしたらしい。>
ただ、野田陣営も反対派も、26日の採決直前まで議員の人数を確保するために、懸命に働きかけを行なうのではないかと思われる。(・・)
<05年8月の郵政民営化法案の採決の時もそうだったけど。本会議場で採決が行なわれる直前まで、説得やら取引やら圧力やら脅しやらの働きかけが行なわれることになるわけで。実際に、各議員が壇上で票を差し出すまで、最終的な票読みはできないとこがあると思うです。(~_~;)>
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昨日は、ついに鳩山由紀夫元首相も反対票を投じる以降を表明したとのこと。
『民主党の鳩山由紀夫元首相は24日、消費増税関連法案の衆院採決での対応について「棄権は国民に自分自身を正直に伝えない。きちんとした対応を取らないといけない」と述べ、反対票を投じる意向を表明した。北海道室蘭市で記者団の質問に答えた。
鳩山氏は、党代表として臨み政権を奪取した2009年衆院選のマニフェスト(政権公約)に触れ、「国民は『鳩山の民主党は消費(増)税をやらない』と期待してくれた。そういう人たちに顔向けができないような行動はしたくない」とも語った。
採決後の行動については「離党は考えていない」と明言。法案反対を表明し、新党結成にも言及している小沢一郎元代表の動きには同調しない考えだ。(時事通信6月24日)』
先週、知人と「(党創業者である)鳩山が小沢Gと一緒に反対票を投じてくれれば、鳩山Gや中間派の議員も反対票を出しやすくなるし。執行部も反対者を除名しにくくなるんじゃないかな~?」「でも、あいつにそんな度胸あるかな~?何か昨日も曖昧なことを言ってたし。結局、棄権にとどめるんじゃないのか?」みたいな話をしていたのだけど。鳩山くんもついにその決断を行なった様子。
しかも「離党は考えていない」と明言して、執行部をしっかりとけん制することも忘れなかった。(・・)
鳩山Gでは、既に松野頼久氏、初鹿明博氏が採決に反対する意思を示している。
いちかばちかの賭けではあるけど。鳩山氏がこのような決断&発言を行なったことは、反対派に有利に働く可能性が大きい。(++)
<曖昧と言えば・・・川内博史くん(鳩山G)は、先週までTVカメラの前で、まるで反対派の代表のような感じで、「こんな法案や執行部のやり方は許せない!」と威勢よく野田陣営を批判しまくっていたんだけど。週末になって「法案に賛成するのか反対するのか」と質問を受けるたびに、目がキョドってしまうような感じになって、「それは言えない」「賛成反対がどうのというより、採決を延ばすべきだ」などと曖昧な答え方をするようになっていて、「あれれ?」という感じに。
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民主党執行部の党三役(幹事長、政策調査会、国会対策)チームも、それぞれの思惑や目的を胸に色々と動いている。
早く「小沢切り」をしたくて仕方がない前原&仙谷の政調チームは、それを実現する絶好のチャンスを迎えて、「造反者には厳しい処分を下す」という姿勢を崩さず。ひらすら造反者をひとりでも減らすことに力を傾けているようなのだが。^^;
これに対して、何とか党分裂を阻止することを最大の目標にしている輿石&樽床の幹事長チームは、誰がどちらにつくかということより、既に採決後のことを考えている様子。何とかして反対者に除籍処分を下さずに済むようにと、野田首相に働きかけたり、理解者を増やしたりすることに勢力を注いでいるように見える。
しかも、昨日になって、これまで中間的な立場にあった城島国対委員長がNHKの討論番組に出演した際に、「少数与党に転落しないように力を尽くす」「(造反者処分は)基本的には過去の事例を検証して対処することになる」と発言。
民主党は、過去に法案採決の造反者を除籍処分にした事例はないので、城島氏も反対者を除名しないようにしたいと考えていることがわかった。(・・)
<ちなみに、樽床幹事長代行も23日の会見で、全く同じことを言っていたのよね。(**)>
民主党の処分は、まず党の役員会で協議され決定するのだが。中間派の議員の中には、自分たちは法案に賛成するものの、「反対派の主張は理解できる」「党分裂は避けた方がいい」と考えている人が多い。
そこで、幹事長チームは、今、党役員や周辺の議員の理解と協力を得られるように、働きかけを行なっているのではないかと察する。(++)
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ちなみに、野田首相をバックアップして、消費税増税法案の成立に最後の政治生命を賭けている(引退予定の)藤井裕久氏は、23日にBS番組に出演した際に、造反者の処分に関して、こんな風に語っていたという。
『藤井氏は番組内で「積み上げてきた党の方針に反するということは、党員として適当ではないということは、明確に野田首相は言っている」と述べた。(日テレ6月23日)』
この発言に関して、メディアの多くは「除名処分or厳しい処分を示唆した」と解説していたのだが。
mewは、この言葉を素直に解釈するなら、「党員として適当でない」ということは、除籍ではなくて、「党員資格の停止」を示唆しているようにも思えるところがあった。(・・)
野田首相は、中間派の「党内融和を」という強い要請に、心が揺れる部分もあるのではないかと察するのだが。強気の側近が「甘いところを見せてはいけない」とお尻を叩いているようだし。自民党もおそらく反対者を除名にしろとせっついて来そうな感じがあるので、つらいところ。
ただ、mewは、おそらく「処分に関しては、役員会にお任せする」と言って、自分の判断は示さないようにする可能性が大きいのではないかと予想している。(~_~;)
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mewは、3党修正合意が成立して以降の自民党の幹部の言動も、民主党の議員たちの動向に影響を与えているように思うところがある。(・・)
野田陣営の中には、小沢Gを切っても、自民党や公明党と連立すればいい。いざとなったら、解散するのも止むを得ないと思っている人もいるようなのだが。
民主党の議員の大半は、早期の解散総選挙はもちろん、自民党との連立も望んでいないからだ。<内閣不信任案可決も困る。>
ところが、自民党幹部は、3党合意が調ってからというものも、まさに勝ち誇ったような感じで、ブイブイと言いたい放題言いまくっている感じがあって。
mewは、彼らの発言に不快感や反発を覚える民主党議員は、日に日に増えているのではないかと思ったりもしている。(~_~;)
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自民党の谷垣総裁は、昨日も民主党批判を行なった上で、解散総選挙に追い込むことに意欲を示していたし。
『自民党府連は23日、定期大会を京都市内で開いた。5区選出の谷垣禎一総裁は冒頭のあいさつで、社会保障と税の一体改革関連法案の衆院採決を前にした民主党の小沢一郎元代表のグループの動きについて「団結力がないことからも民主党が政権担当能力を失ったのは明らかだ」と批判。「国会で徹底して戦い抜き、総選挙を勝ち取る」と述べ、衆院解散に強い意欲を見せた。(産経新聞6月24日)』
昨日は、石破茂氏も、造反者の処分や早期の解散総選挙について言及。
『自民党の石破茂前政調会長(衆院鳥取1区)が23日、鳥取市尚徳町のとりぎん文化会館で講演し、「消費税法案が通ったら解散・総選挙をやる以外にない。国民に信を問うのが当たり前だ」と改めて主張した。
石破氏は講演後、報道陣の取材に応じ、「民主党から(法案に反対する)54人が抜ければ、総理の問責決議だってできる。総辞職はないだろうから総選挙しかない」と説明。「法案に反対して離党しない人は国会議員の資格はない。次の選挙では、政界再編も視野に入れ、党ではなく人を選ぶ選挙になるだろう」と話した
しかも、茂木政調会長は、意気揚々と「北風と太陽」の解散戦略を披露。離党した小沢Gと連携して、不信任案を可決するプランについてまで語っていたのである。
『自民党の茂木敏充政調会長は24日のフジテレビ番組で、税と社会保障の一体改革関連法案の衆院採決を巡り、小沢一郎民主党元代表が新党結成を検討していることに関連し、「離党する方が出て、衆院で(与党の)過半数割れに近い状態になってくると、いくらでも解散戦略を描ける。3カ月以内に衆院解散・総選挙か内閣総辞職の可能性が高い」と述べ、早期の解散実現のため小沢元代表らと連携して内閣不信任決議案を提出し可決する選択肢もあり得るとの考えを示した。
茂木氏は、野田政権を解散に追い込む戦略として、「北風なら内閣不信任決議の可決、太陽なら(赤字国債発行に必要な)特例公債法案への賛成(と引き換えの解散)でもいい」と述べた。(毎日新聞6月24日)』
<ちなみに安倍元首相も、22日にBS番組に出演した際に、小沢氏が離党して不信任案を出した場合「1日も早く民主党政権を終わらせるために、可決させるという選択肢もある」と述べ、自民党として賛成を検討すべきとの考えを示している。>
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もし26日の衆院採決で、小沢氏らが54人以上、反対票を投じて除名or自らの意思で離党した場合、民主党&国民新党は少数与党になり、衆院でも自力では法案や予算案、その他の議案などを可決できなくなってしまう。
今はねじれ国会ではあるものの、予算案の場合は、衆院で可決できればOKだし。法案の場合でも、衆院で可決できれば、参院で自民党以外の野党が協力してくれた場合に法案を成立させられる可能性も残っているのだが。それさえも、できなくなってしまうため、どんどんと自民党に追い込まれてしまうことになる。(-"-)
おまけに自民党の中には、あれだけ小沢氏をジャマもの扱いして、早く「小沢切り」をしろと主張していながらも、小沢氏が離党した場合は、同氏と協力してor利用して内閣不信任案の可決を考えるような「えげつない」人たちもいるわけで。
このような発言を見て、<よ~っぽど自民党の議員と気の合う人たちは別として?>通常の感覚を持った民主党の議員であれば、党を分裂させて彼らの思うようにさせたくない、こんなやつらに解散に追い込まれたり、一緒に連立政権など組みたくないと思う人が少なくないのではないだろうか?(・・)
<連立を組む前に、そもそも解散総選挙になれば、国会に戻って来られないであろう人も多いしね。(~_~;)>
しかも、民主党の中間派(特に中道左派)の議員の中には、基本的に自民党と政治理念や政策が合わない人が多いだけに、尚更に彼らと活動したいとは思わないことだろう。(・・))
* * * * *
ここまで懸命に育て上げて来た民主党という自分たちの政党を守るためには、また政権の座や政権与党の一員としてなし得る政治活動を確保したり、さらには<自己保身にもつながるかも知れないけど>国会議員としての自分の立場や考えを守ったりするためには、一体、どうすればいいのか・・・。
mewは、もしかしたら小沢Gや野田&前原Gの人たちも含めて、多くの民主党議員が、今、真剣にそのことを考えているのではないかと思うのだけど。
果たして、一部の幹部や自民党の思惑に乗って、このままの流れで全てが進んでいいのか、またそれが国政や国民のために(自分のためにも?)なるのか、それぞれがよ~く考えて欲しいと思うし。
できるなら、目の前にある党の分裂&解体、政権崩壊の危機を回避するためにどのように対応すればいいのか、お互いに知恵を出し合い、うまく協力し合って、民主党最大の危難を乗り越えて欲しいと祈りつつ、今週は、ハラハラドキドキ<時にイライラ?>の日々を送ることになりそうなmewなのだった。(@@)
THANKS
p.s. 宝塚記念・・・ネコパンチが頑張って先頭で引っ張り、速いペースを作ったおかげもあって、オルフェが勝てたと思っているmew。"^_^" ☆
そして、ソフトバンク小久保の2000本安打に(*^^)v祝
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