小沢は、なぜ、これほど狙われるのか?+修正500件、問題記載だらけの収支報告


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*印がついた報道記事は、記事の最後のMore部分にあるです。


 この記事では、小沢一郎氏&秘書の捜査、公判に関連する話を・・・。

 PCにキープしてあった報道記事を整理していたら、「週刊ポスト」に掲載された鳥越俊太郎氏と長谷川幸洋氏の対談の記事が見つかった。(・・)

 鳥越氏は、かつてTV朝日系の「ザ・スクープ」のアンカーを務めており、02年には同番組で検察の闇献金の問題を追及していたのだが。
 4月に元検察官の三井環氏から直接、内部告発の話ををきこうとしたところ、同氏が逮捕されることに。さらに8月には、番組が打ち切られることになって。それ以来、検察の諸問題に関して、様々な疑念を強く抱き続けている人だ。
<関連記事・『検察のウラ金問題を、再びスクープ!~』

 また、小沢一郎氏を政治家として評価し、民主党政権や小沢氏に対するメディアの攻撃、バッシングが激化していることを問題視している人でもある。


 他方、長谷川氏は、東京新聞・中日新聞論説副主幹。
 東京新聞は、このブログでも報道記事を扱うことがあるのだが、反権力的な側面のある新聞社で、小沢一郎氏&秘書に対する東京地検特捜部の情報リークや捜査の問題は、かなりしつこく取り上げていたし。今は、脱原発の立場で、電力会社や原子力ムラの諸問題をひたすら報じ続けているのだが。
 mewは、長谷川氏も、まさにその精神がアタマと心に根付いているようなジャーナリストだと思っている。

 どうも長谷川氏は、小沢一郎なる政治家はあまり好んでいないようなのだが。それでも、小沢氏に対する一連の捜査やメディアによる「小沢叩き」の異常性は、問題に思っているようだ。

 この2人が、「なぜ小沢一郎・元民主党代表だけがこれほどまでに狙われるのか」というテーマで対談したのが、この記事なのだが。
 かなり興味深い内容だった&削除するのはもったいないような気がしたので、ここにアップしておきたい。(**)

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『鳥越俊太郎 小沢氏のような政治家は過去にも外国にもいない』

 国際謀略から闇献金、果ては家庭問題まで、徹底した執拗な小沢バッシングは20年に及ぶが、いずれも空振りに終わり、政治家・小沢はまだ生きている。それだけでも稀有な存在だが、なぜ小沢一郎・元民主党代表だけがこれほどまでに狙われるのか。

 20年前から「この男を見続ける」と注目し、ウォッチしてきたジャーナリスト、鳥越俊太郎氏と、一線を画して小沢氏の政治手法に批判的な立場を取る東京新聞・中日新聞論説副主幹の長谷川幸洋氏は、しかし「小沢叩きの異様さ」で意見が一致した。

 * * * 

 鳥越:私が小沢一郎という政治家に注目したのは20年以上前、たしか官房副長官だった頃で、自分の番組『ザ・スクープ』で直撃取材したことがある。47歳で自民党幹事長になり、私は日本を動かす政治家としての存在感を感じ、番組で、「この男をこれからも見続けていきます」と宣言しました。その通り、彼は政治の節目節目で必ず大きな役割を演じ続けてきたけど、こんな政治家は過去にはいなかったし、アメリカや諸外国の政界を見渡しても珍しい。

 長谷川:私は小沢氏に会ったことはないし、鳥越さんほど長く注目してきたわけではありません。私が注目したのは西松建設事件や陸山会事件そのものより、むしろマスコミの異常ともいえる小沢バッシングからでした。一方、それでも政治の中心に居続ける小沢氏のタフさには正直、驚きます。それが小沢神話につながっているのかもしれません。

鳥越:私も報道は常軌を逸していると感じました。

 長谷川:秘密の捜査であるはずなのにこれでもか、と毎日のように小沢批判記事が出た。明らかにネタ元は検察です。マスコミがあそこまで情報を当局に依存することも異常だし、今となってみると、捜査報告書はデタラメ、西松建設からの違法献金は訴因からも外れ、陸山会事件では、どうでもいいような「期ズレ」が争点だった。はっきりいえば検察がデッチ上げたような事件だったと思います。

 鳥越:異様さの象徴といえるのが、ゼネコンへの一斉家宅捜索でした(2010年1月)。検察は胆沢ダム建設で「天の声」があり、その見返りとして小沢氏にカネが渡ったというストーリーを描き、大手ゼネコンにも一斉捜索をかけた。テレビも新聞も、その様子を大きく報じたが、その後どうなったかの報道は一切ない。何も出ないまま立ち消えになりました。しかし国民には“大捜査を受ける小沢”というイメージだけが植えつけられて残る。

 長谷川さんが指摘されたように、西松建設事件はおろか、微罪にすぎない陸山会事件ですら、検察は2回も不起訴決定をした。つまり何も犯罪行為は認められなかったわけです。それと国民が受けたイメージはあまりにも違う。

 長谷川:検察審査会が小沢氏を「起訴相当」と議決する根拠のひとつになった田代政弘・検事の「捜査報告書」は完全なデタラメ。特捜部長に宛てた副部長の報告書も佐久間達哉・前特捜部長が自分で書いていた、と報じられた。

 それに小川敏夫・前法相によれば、田代報告書にも文体に不統一な点があって、実は佐久間部長の手が入っていた可能性がある。こうなるともう検察による重大な犯罪です。本来なら大阪の郵便不正事件で証拠を捏造して実刑判決を受けた前田恒彦・元検事より罪刑が重くなる可能性がある行為です。

 鳥越:そもそも検審に対して検察が説明すべきは、なぜ自分たちが不起訴にしたのかという理由でしょう。それなのに逆に「小沢はこんな悪い奴だ」と印象づける報告書を作った。これを検察の内部処分で済ますことは許されない。

 ※週刊ポスト2012年7月13日号 <ニュースポストセブン7月2日>  

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 おまけで、チョット古い記事なのだが。同じく週刊ポストが昨年10月に掲載した『小沢氏秘書有罪なら政治家の9割以上は違法献金を受けている』という記事を。
 
 2011年の政治資金収支報告書の修正は約500件にも達しているとのこと。毎年、客観的に見て、明らかに意図的な「収入、支出隠し」「虚偽記載」に当たると思われる記載が多数あって、メディアから問題を指摘されるケースも少なからずあるのだが。どの議員も、収支報告書を修正して、コトを済ませてしまうのである。(-"-)

<かなり違法性が高い場合は、閣僚や役職を辞任するケースもあるけど。東京地検特捜部が捜査をしたことはないし。告発された場合も、不起訴処分になって終わりだ。(検審でも不起訴相当。)>

 これを見ても、小沢氏&秘書に対する捜査やメディアの攻撃は、明らかに異常だと感じる人が多いのではないかと察する。(・・)

::::


『小沢氏秘書有罪なら政治家の9割以上は違法献金を受けている


9月26日、東京地方裁判所は、中堅ゼネコンの水谷建設から1億円の裏献金を授受し、政治資金収支報告書に虚偽の記載をしたとして小沢一郎・民主党元代表の元秘書、石川知裕・被告以下3人全員に執行猶予付きの禁固刑を下した(3人はただちに控訴)。

公判では、西松建設が作った政治団体からのダミー献金事件も併せて審理された。判決では、それも違法献金だったと認定した。

しかし、問題の西松建設の政治団体からは、小沢氏以外にも自民党の森喜朗・元首相、二階俊博・元経済産業相、尾身幸次・元財務相、民主党の山岡賢次・国家公安委員長、国民新党の自見庄三郎・金融相をはじめ多くの政治家が献金やパーティ券購入を受けている。当然、彼らも小沢氏と並んで違法献金を立件されなければならないはずだ。

ところが検察は、森氏や尾身氏ら自民党実力者には捜査さえ行なわず、二階氏については会計責任者を事情聴取しただけで不起訴にした。

それに、このケースのような企業や業界が作る政治団体は、どこも同じような運営をしている。これがダミーというなら、恐らく政治家の9割以上が違法献金を受けていることになる。

また、陸山会(小沢氏の政治資金管理団体)が違法だと断じられた政治団体による不動産取得についても、町村信孝・元官房長官は政治資金で不動産を購入し、堂々と政治資金収支報告書に記載していた。しかも町村氏の場合、買った不動産は後に自宅として格安で買い取ったのである。さらに、みんなの党の江田憲司・幹事長はじめ、素知らぬ顔で小沢批判を繰り返す政治家のなかに、20人以上の「不動産購入者」がいる。

今回、大問題のように論じられている収支報告書への「期ずれ記載」や「不記載」に至っては、まさに枚挙に暇がない。2011年の政治資金収支報告書の修正は現在までに約500件にも達している。すべて会計責任者を禁固刑にすべきだ。

そもそも、小沢氏が問われた個人的な運転資金の貸付など、どの政治家も報告書に記載していない。小沢氏だけが正直に書き、それが「書き方が違う」と断罪されているのである。

※週刊ポスト2011年10月14日号 (ニュースポストセブン11年10月2日)』

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by mew-run7 | 2012-07-07 06:50 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback