安倍が靖国参拝+維新が石原と決裂?&候補集めで苦労+沖縄暴行事件
2012年 10月 18日
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昨日17日、自民党の安倍総裁が、靖国神社に参拝したという。
『今回、参拝に踏み切った理由について、安倍総裁の周辺は「再び総理に就任した場合は参拝する意向で、まず野党時代に地均しをしておく」と解説しています。また、解散・総選挙に向けて保守層にアピールする狙いもあります。次の総理になる可能性がある安倍総裁の靖国参拝に、関係が悪化している中国や韓国からのさらなる反発が予想されます。(テレビ朝日10月17日)』
<保守層へのアピールだけでなく、中韓に自分の姿勢を示す意図もあったかも?>
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『自民党の安倍晋三総裁は17日、秋季例大祭が行われている東京・九段北の靖国神社を参拝した。安倍氏は自民党総裁選で首相に就任した場合は例大祭などでの参拝に意欲を示しており、政権奪還前に“公約”を先取りして実行した形だ。
安倍氏は午後5時2分、モーニング姿で靖国神社の到着殿前に党の公用車で到着。「自民党総裁 安倍晋三」と記帳し、玉串料は私費から納めた。参拝後、記者団に「国民のために命をささげた方々に自民党総裁として尊崇(そんすう)の念を表するため参拝した」と述べた。(産経新聞10月17日)』
『安倍氏はこれまで、再び首相に就任した場合は参拝する意向を示唆していたが、参拝後、記者団に「日中、日韓関係がこういう(領土問題などで緊張する)状況で、今、首相になったら参拝するかしないかは言わない方がいい」と明言を避けた。
安倍氏の総裁在任中の参拝は、06~07年の前回就任時も含めて初めて。安倍氏は、参拝理由について、記者団に「国のために命をささげた英霊に、自民党総裁として尊崇の念を表するために参拝した」と説明。中韓両国からの反発が予想されることについては「どの国でも行っていることだ」と理解を求めた。
安倍氏は、06~07年の首相在任中、中韓との関係に配慮して、靖国参拝について「行くとも行かないとも言わない」あいまい戦略をとり、参拝を見送った。安倍氏は今月9日の党会合などで「首相任期中に参拝できなかったのは痛恨の極みで、くみ取ってほしい」と述べ、首相復帰時の参拝に含みを残していた。(毎日新聞10月17日)』
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この安倍総裁の参拝に関して、中国は国営TVで大々的に報じているほか、何と外務省がわざわざ談話を発表したとのこと。
『新華社電によると、中国外務省の洪磊・副報道局長は17日、自民党の安倍晋三総裁が靖国神社を参拝したことについて「日本は歴史問題におけるこれまでの態度表明や約束を順守し、責任を持って問題を処理すべきだ」との談話を発表した。
洪副局長は「靖国神社問題は日本が軍国主義による侵略の歴史を正しく認識し、対応できるかどうかに関わり、中国を含む被害国の人たちの感情にも及ぶ問題だ」と指摘した。(時事通信10月17日)』
『国営新華社通信は「日本の右傾化、軍国主義復活という国際社会の心配は決して杞憂(きゆう)ではない」と強い警戒感を示す論評を配信した。
論評は、首相経験者の安倍氏が「靖国参拝の政治、外交上の敏感さを知らないはずがない」にもかかわらず、「日本のアジア外交が四面楚歌(そか)の状態に陥っている」ときに、「挑発的な態度で参拝した」と非難した。(時事通信10月17日)』
『新華社は17日、安倍氏の靖国参拝に関する論評記事を配信。論評は「安倍氏は次期首相として最も注目されている政治家」としたうえで、「人気取りの意図は明らか。(参拝は)近隣外交の苦境をさらに深めるものだ」と批判した。(毎日新聞10月17日)』
また、韓国政府も深い遺憾の意と懸念を示しているという。
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小泉元首相は01~06年、総裁選で支持してくれた超保守派とのお約束もあって、毎年、靖国神社に参拝を行なったことから日中関係が悪化し、首脳会談が一切行なわれない状況になった。
06年から首相になった安倍氏は、政財界からの要望に応え、最初に中国を訪問。また、本当は首相として靖国神社に参拝したかった(&河野談話の見直しを行いたかった)ものの、初年度は中韓との関係を考えて「行くとも行かないとも言わない」と曖昧な発言をすることに。しかも、そのまま辞任してしまったため、大きな悔いを残すことになった。
<首相在任中には、春の例大祭に総理大臣名で奉納。夜にこっそり参拝したのではないかという報道もあったけど。>
安倍氏は日本会議系の超保守派からのバックアップも受けて首相になったこともあり、当時、靖国参拝をしないことに超保守派から批判や失望の声が続出。
そのこともあって、安倍氏は、先月の総裁選では「国の指導者が参拝し、英霊に尊崇の念を表するのは当然だ。首相在任中に参拝できなかったのは痛恨の極みだ。今言ったことから考えてほしい」と語り、事実上、参拝する考えを表明している。
<昨日も、報道陣の質問に対してその考えに「変わりはない」と答えたという。>
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mewは、中韓云々は別として、ひとりの日本国民として、首相や閣僚が靖国神社に参拝することを好ましく思っていないのだが。<靖国神社は、天皇のために命を捧げたと認められる人だけを選んでご神体として祀り、天皇のために戦い、命を失うことを美化、正当化する部分がある特殊な宗教施設なので。少なくとも国民の代表である首相と閣僚は、参拝すべきではないと考えている。>
ただ、一国の首相として、外交や経済的な影響に配慮することも必要だとは思うし。もし安倍氏が首相になった際に靖国参拝をすることになれば、日中関係がさらに悪化することは間違いないだろう。(-"-)
民主党政権が始まってからは、3人の首相も、1人(日本会議系の松原仁前国家公安委員長)を除く全ての閣僚が、内閣の方針として参拝を控えていたので、その点では心安らかな日々を送ることができたのだけど。
もし安倍自民党が政権を奪還することになったら、また靖国参拝や河野談話の問題でアレコレと気をわずらわせることになりそうで。今からブル~な気分になってしまうとこがあるmewなのだった。(@@)
【訂正・羽田国交大臣も、今年の終戦記念日に参拝していたです。(-_-;)】
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話は変わって、日本維新の会の連携相手に関することを・・・。
昨日17日、たちあがれ日本の平沼赳夫代表が、維新の会との完全連携が困難であるとの見解を示した上で、石原新党と維新の会による東西のすみ分けを提唱した。
『たちあがれ日本の平沼赳夫代表は17日の記者会見で、東京都の石原慎太郎知事、日本維新の会代表の橋下徹大阪市長と13日に3人で会談したことを明らかにした。 平沼氏は会談内容に関し「細かく詰めるといろいろ合わないところもあるので、西は橋下、東は石原という形でやればいい」と述べ、選挙戦略や政策などに食い違いがあり、全面的な連携は困難との認識を示した。(時事通信10月17日)』
しかし、維新の会の橋下代表は、この平沼発言を強く批判したという。
『日本維新の会代表の橋下徹大阪市長は17日、石原慎太郎東京都知事と13日に都内で会談したことを明らかにした上で、「(石原氏には)政策が一致しないと有権者にそっぽを向かれるから、まずはそこからだと伝えた。(それがないのに選挙区の)すみ分けなんていうのは、有権者に対して失礼だ」との認識を示した。市役所内で記者団の質問に答えた。(時事通信10月17日)』
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橋下代表は、先週13日に石原都知事、平沼代表と会談して、連携に関する協議を行なったのだが。
『橋下の挨拶回りの見て思ったこと・・・』にも書いたように、どうやら両者の考えは折り合わなかったようなのだ。(~_~;)
石原氏も平沼氏も、かなりコアな超保守派で、日本の戦後体制(憲法、教育、国のあり方)を強く否定。両者とも現憲法は無効だと考えており、石原氏は直ちに憲法を破棄すべきだと主張している。また、日本の領土固守や中韓朝に対する嫌悪感や敵対意識も強いものがある。
松井幹事長は、平沼氏と同じ日本会議系の超保守派ゆえ、2人とは根本的に思想や考え方が一致しているのだが。橋下代表は、保守的な考えをする部分はあるものの、基本的には彼らのような超保守思想は持ち合わせていない。
それゆえ、近時は、様々な面で彼らの考えと合わない発言をするケースが増えており、維新の会内外の超保守派から批判や反発を受ける機会が増えているのだ。
<関連記事・『橋下の発言に、維新内外の超保守が反発。維新分裂の引き金になるかも? 』『小沢&維新の連携、近づく?+橋下の「マニア」発言は安倍、松井との関係に影響も』>
特に「竹島を日韓共同で管理すべき」という発言は、超保守派から見れば、あり得ない&許容し難いものだし。また憲法破棄の主張を「マニア」扱いしたことへの反発も大きく、mewは、コアな超保守思想を持つ政党や政治家と連携するのは難しくなったのではないかと思うところがあったのだが・・・。
今回の平沼氏の発言を見ると、石原氏も平沼氏も、13日の会談で色々とと話した結果、橋下氏とは同じ理念や政策を共有して政治活動を行なうことはできないと判断したのだろう。^^;
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他方、橋下代表の方も、13日の段階で、石原「た」党との連携は困難だと判断した様子。
<橋下氏は、もともと「た」党と組む気はなかったようだし。また、もし石原新党への期待や支持がすごく高ければ、多少は譲歩しても連携したいと思ったかも知れないけど。実際のところ、ほとんど期待されていない感じだもんね。^^;>
そこで、維新の会は、「みんなの党」をはじめ他の中小野党との連携や選挙協力に力を入れるようになっている。
維新の会とみんなの党は、みんなから維新に移った参院議員の比例議席に関してもめていたのであるが。<上の「橋下の挨拶回り」参照>
橋下代表は、昨日、みんなの主張に譲歩し、議席を返上することを明らかにしたとのこと。
『「日本維新の会」代表の橋下徹大阪市長は16日、みんなの党の渡辺喜美代表が、同党から維新に合流した3参院議員は比例当選であり、議員辞職すべきだと指摘したことについて、「議席を返上するのはする」と述べ、3氏に議員辞職を迫る意向を示した。ただ、みんなの党が先に3氏の会派離脱を認めるべきだとし、みんな側の譲歩を迫った。
橋下氏は15日に上京した際、渡辺代表と会談。橋下氏が3氏の会派離脱を認めるよう求めたのに対し、渡辺代表は比例代表で当選した3氏は議員辞職すべきで、会派離脱は認められないとの考えを示していた。
みんなから維新に合流した3参院議員のうち、2人は離党届が受理されているが、会派離脱は3人とも認められていない。国会の会派は議員2人以上で結成できるが、維新はみんなが離脱を認めなければ参院の新会派は結成できず、維新側はこれまで、みんなに重ねて離脱を認めるよう求めていた。
ただ、みんなから合流した3参院議員はいずれも、これまで議員辞職の意向は示しておらず、次期衆院選へのくら替え出馬についても「検討していく」と述べるにとどまっている。(産経新聞10月17日)』
また、松井幹事長は、これまで距離を置いて来た「新党大地」や「減税日本」との選挙協力も拒まない姿勢を示している。
『日本維新の会の松井一郎幹事長は16日、「政策協議はどなたであろうとやっていく」と述べ、みんなの党に加え、新党大地・真民主や減税日本との政策協議に前向きな姿勢を示した。
松井氏は政策が一致すれば、選挙協力も含め検討するとした。ただ、減税日本については河村たかし代表と政策的に合わないとして、実際に連携は困難との見方を示した。大阪府庁で報道陣の取材に答えた。(朝日新聞10月17日)』
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維新の会が、他党との選挙協力に前向きにならざるを得ないのは、同党への支持率が低下していることに加え、候補者の選定にかなり苦労していることもある。
維新の会は、当初、10月中旬にも衆院選の候補を決める計画を立てていて。第一次公募に応募した800人弱の応募者の中から、350~400人の候補を選定するとしていたのだが。<竹中平蔵氏などの維新ブレーンが、選考に当たっている。>いまだに、その選考が終わっていない。
しかも、まだ一次公募の選定結果が出ないうちに、二次公募を行なうことに決めたのである。(・o・)
<ここからも、候補者(&資金力)に関する苦しい台所事情が見えて来るような感じがある。>
『日本維新の会の松井一郎幹事長は17日、維新が次期衆院選に擁立する候補者の第2次公募を近く始めると表明した。報道陣に「ビジネスや司法関係者らから政治に声を届けさせてほしいとの要望が多い。広く門を開きたい」と語った。
維新は9月に維新政治塾の塾生と政治、行政経験者に限り第1次公募を実施。816人が応募し、竹中平蔵元総務相らによる委員会が選考中だ。2次では応募条件を設けず、1次と2次公募から候補者を選ぶ。
松井氏は1次だけで目標の候補者350人の枠は埋まるとしつつ、「もう少しじっくり(候補者選びを)する時間はある。2次公募のメンバーも入れて、よりよい人材を見つけるのは当然」と語った。(朝日新聞10月17日)』
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一時公募の応募者の中には、元国会議員、元or現職の地方議員や地方自治体の首長、行政経験者など、一部には本格的にor真剣に国政進出を目指している有力な候補者がいるようなのだが。単に維新の会ブームに乗ろうとした人たちや政治のシロウトが大部分を占めているため、衆院選の候補としては能力や魅力に(&資金力にも?)乏しく、擁立するには疑問符がつく人たちも多い様子。
ましてや、維新風が弱まっている今日、彼らを出馬させても、小選挙区では勝ち目がないため、追加募集しないと、とても300人以上もの候補者を決めることができないのが実情なのではないかと察する。^^;
しかも、もし他党と選挙協力で合意できれば、候補者の数も減らすことができるわけで。追加公募&その選考を行なうことで時間を稼いで、その間に、最終的に選定する候補者の数を決めたり、他党と擁立する選挙区の調整を行なったりするつもりなのだろう。(~_~;)
ただ、維新の会の国会議員団や地方議員の中には、橋下代表がここに来て、衆院選に関する方針や連携相手を変更しようとしていることに、警戒感を抱いている人が少なくないし。松井幹事長も、思想の合わない相手と組むことには、快く感じていない部分があるようにも感じる。
それゆえ、おそらくこれから衆院選本番が近づくにつれて、維新の会ではアレコレと問題や対立が起きる可能性があるように思われる。(・・)
<あとは、橋下代表が小沢一郎氏&「生活」と協力することを考えるかどうかも大きな焦点になるように思う。小沢氏は大地の鈴木代表、減税日本の河村代表と懇意の仲だし。小沢嫌いの石原氏との連携がなくなったとすれば、以前よりも組みやすくなったと思うのだけど。ただ、松井幹事長が強く反対しそうなだけに、ビミョ~な状況だ。^^;>
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最後に、昨日お伝えした『沖縄でまた米兵による暴行事件・・・』の続報を。
野田首相は、17日朝、首相官邸に向かう際に、記者団からの暴行事件について問われ「あってはならないことです」と一言だけ答え、関係閣僚らに十分な対応を行なうように指示したとのこと。
『沖縄県の仲井真知事は17日午前、防衛省を訪れ、森本防衛相に対して厳しく抗議した。仲井真知事は「もはや正気の沙汰ではないという感じすら受けます。もっと厳しい対応と、それから沖縄県警の捜査協力を、しっかりと強くアメリカ側に申し入れていただきますよう」と述べた。
森本防衛相は「あらゆる意味において許されるはずがなく、われわれは非常に強い怒りとか憤りというものを感じております」と語った。
また、フランス・パリを訪問中の玄葉外相は「これは、もう本当にあってはならない事件です。抜本的な対応策を考えていかないといけない」と話した。
外務省では、吉良副大臣が、ルース駐日大使を呼んで抗議し、再発防止を求めた。
ルース駐日大使は「私はたくさんの人々が感じている怒りを理解している。アメリカは、日本の捜査に全面的に協力していく」と述べた。ルース大使はこのあと、仲井真知事と直接会談した。ルース大使は謝罪とともに、今後信頼回復に努める姿勢を強調した。(FNN10月17日)』
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沖縄では、台風が近づいて激しい雨が降る中、米軍基地の前で抗議集会が行なわれ、高齢の人も含めて、多くの女性が参加する姿が見られた。また東京でも首相官邸前で、緊急の抗議集会が開かれたという。
沖縄県民は、もはや単なる謝罪の言葉や「綱紀粛清して再発防止に努める」などのお決まりの言葉をクチにしてみせるだけでは納得できないし。その怒りがおさまることはないように思われる。
また、日本の政府(過去の自民党政権含む)も自分たちも責任があるということを自覚すべきではないだろうか?<米国追従している閣僚が、あたかも自分たちも被害者であるかのように「怒りを感じる」などと言ってみせることに怒りを感じてしまうところも。(`´)>
ただ、基地問題もオスプレイの問題もそうなのだが、メディアがこの件をもっと報じたり、日本全国の国民がこの件にもっと関心をもって、米国や政府にきちんと対応をするように求める姿勢を示したりしないと、彼らは本気で動こうとしないところがあるわけで。<ただ時が過ぎるのを待って、さしたる改善策も講じないため、また同じことが繰り返されることになるのよね。(-"-)>
どうか沖縄や米軍基地のある地域以外の方々も、他人事だとは思わず、声をあげて欲しいと願っているmewなのだった。(@@)
p.s. 是非、自民党の安倍総裁や石破幹事長、ヒゲの隊長などのご意見も伺ってみたいものだ。(-"-)
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