恨み節続出で、立て直しに苦労しそうな民主党+岡田、前原の発言に怒
2012年 12月 20日
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衆院選で大敗し、壊滅的な打撃を受けた民主党は、容易には立ち直れずにいるようだ。_(。。)_
おそらく党の議員たち&落選者&関係者は、なかなか心の整理がつかずにいるのではないだろう。(・・)
mewも今回の自滅解散総選挙に関しては思うことが山ほどあるので、また週末にでもゆっくり書きたいと考えているのだが・・・。
<本当は選挙中も選挙後も何回か書いたのだけど。書いている間に、さらにムカつき度が増して来るとこがあって。どんどん品性(?)を失いそうになるので、アップしないままで終わっているです。(~_~;)>
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選挙から2日後の18日、野田内閣の閣議&閣僚懇談会が開かれ、全閣僚が集まった。
ただ、今回の衆院選では、民主党7人、国民新党1人と計8人の現役閣僚が落選するという史上初の異例の(というより、異常な?)事態が起きたこともあり、待合室で座っている間も、みんなどのような表情をしていいのかわからないような感じに見えた。(~_~;)
<ちなみに、憲法の規定によれば、内閣の過半数は国会議員でなければならないのだけど。何と想定外の憲法違反の状態に陥ることに。(・o・)
でも、あまりも想定外の事態ゆえ、このようなケースに関する法律の規定が存在しないらしい。^^;>
そして閣議後に行なわれた各閣僚の記者会見では、落選した人たちから、野田首相が行なった無謀な解散総選挙に対して、恨み節のような発言が続出したという。(@@)
<mewの実家には、何故だか、梶芽衣子の「恨み節」のレコードがあるです。「うらみ~ぶ~~~し~♪」知ってるかな~?(・・)>
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『田中真紀子文部科学相は18日、閣議後の記者会見で、衆院選で民主党が壊滅的敗北を喫したことについて「解散時期が適切ではなかった。独りよがりで周りの意見を聴かず、他人の土俵に乗ってしまった」と述べ、野田佳彦首相を痛烈に批判した。さらに、今回の解散を「自爆テロ解散」と命名していたことを明かし、「惨敗するだろうと思っていたが、その通りになった」と述べた。
田中文科相は、野田首相の解散判断について、「自民党から『辞めなさい』『いつ解散するのか』と、単純な二言をずっと言われて、極めて独りよがりに決断した」と指摘。「今まで民主党が発信してきたことを継続するのだったら、党代表を変えるとか、8月の任期いっぱいまでやって成果を出す方法はあったと思う」と述べた。
田中文科相は、解散直後の会見で「閣僚だから言わない」としていた解散の命名について、「自爆テロ解散」だったと明かし、「その通りになった。惨敗するだろうと思っていた。あのときは不謹慎だと思っていわなかった」と述べた。(産経新聞12月18日)』
『田中文科相は「本当に総理の独りよがりで、周りの意見もあまり聞かずに、他人の土俵にぱっと乗ってしまったと。生活者とか、あるいは日本の将来を考えて、今まで民主党が発信してきたことを継続するのであったらば、代表を代えるとか、8月の任期いっぱいまでやって、成果を出す方法もあったと思いますね。政治がわからないというか、ラックオブイマジネーション(想像力の欠如)という感じがしますね」などと述べた。(FNN12月18日)』
『敗因については「マニフェストに拘泥(こうでい)し生活者の目線を生かし切れなかった」と総括し、発足する自民党・安倍晋三政権については「教育行政が右寄りになる。心配している」と話した。(毎日新聞12月18日)
<ほぼ全てにおいて、同感!(・・) 真紀子氏は、政治評論家としても優れたセンスを持っているので、メディア等も活用して、安倍自民党のアブナイ政策に関して、積極的に世間にアピールしてくれるといいな~と思うです。(++)>
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『城島財務大臣は「大変厳しいということを通り越したような選挙結果で、残念だ。解散の時期が早まったこともあって、民主党への理解を頂く時間がなかった。本当は、年末から年始にかけて、そうしたことをやろうと思っていたが、スケジュール感が甘かった」と述べました。
三井厚生労働大臣も「敗因はいろいろあるが、1つは消費税だ。民主党内では、幹事長室は、この時期に衆議院選挙をやるべきではないと言っていたが、『近いうちに』という約束があって年内に選挙が行われた。やむをえないことだ」と述べました。
樽床総務大臣は「3年余りの政権運営に対する逆風の意見を跳ね返すことができなかった。今回の選挙では、自民党に積極的に投票したのではなく、民主党政権におきゅうを据えなければならないという有権者の感覚が、第3極や自民党に流れていった」と述べました。
下地郵政民営化担当大臣は「『近いうちに』ということばと、国民生活のどちらが重いかといえば、まちがいなく国民生活が重い。野田総理大臣は、そのことを、もっと強く発信して、選挙の時期を考えるべきだった」と述べました。(NHK12月18日)』
<下地氏は、「普通は来年度予算案を編成した後に解散する。そうすれば、政権が責任を果たそうとしていると感じられたのでは」とも言っていたのだけど。mewもそれが普通だと思う。>
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政権与党の閣僚というのは、ふだんもアレコレ忙しいので、ただでさえ地元に帰って政治活動を行ないにくい状況にあるのだが。
今回は、野田首相が身内にも不意打ちをくらわすような解散を行なったことで、尚更に選挙準備が間に合わなかった人が多かったのではないかと思うし。おまけに逆風にさらされ、悔いの残る選挙になってしまったのではないかと察する。(-"-)
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他方、当選した閣僚の中でも、野田首相に近い立場である岡田副総理、前原国家戦略担当大臣からは、落選者の傷口に塩を塗り込むかのようなトンデモない発言がなされたという。
『岡田副総理は記者会見で、落選した閣僚から「総理大臣が独り善がりで解散を決めた」といった発言が出ていることに関連して、「選挙は、最終的には自分の責任だ。野田総理大臣の決断を理由に自分は負けたというのは、努力が足りていない。執行部や他人の責任にするところを改めないと民主党は再生できない」と述べました。(NHK12月18日)』
『「首相は約束を守る人だ」などと発言し、年内選挙をあと押ししたとされる前原国家戦略担当相は、18日、「(解散が)遅れれば遅れるほど、議席はもっと減っていた。ですから、このタイミングよりさらに遅れていたら、もっとさんたんたる...、今でも結構、さんたんたる結果ですけども。もっとさんたんたる結果になっていた」と述べた。(FNN12月18日)』
<ちなみに野田首相も、川崎首相補佐官に『今回の衆院解散・総選挙について「来年1、2月も考えたが、年を越せば(結果は)もっとひどくなる。年内にやるしかなかった」などと、年内の衆院選を決断した理由を語っていた』らしい。(読売新聞12月19日)
でも、そう思っている党の議員は、極めて少ないと思うし。何のデータをもとにそう考えたかわからないけど、完全な判断ミスだろう。(-"-)>
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この辺りのことは改めて書きたいが、今回、民主党が当初の予測(100前後?)をはるかに下回る57まで議席を減らした最大の要因は、野田代表が解散時期を誤ったことにある。
そして、その野田代表の無謀な解散を止めることなく、むしろ後押ししたと言われているのが、岡田副総理と前原国家戦略担当大臣だったわけで。落選者から見れば、彼らはこの自滅解散の共謀共同正犯に等しいものがあるのだ。(-"-)
もしそのことを、もう少し認識していたなら、選挙のわずか2日後に、こんな風に根拠のない予想で解散時期の判断を正当化したり、野田陣営&自己の弁護したりするかのような発言はできないのではないだろうか?(`´)
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特に岡田氏の言葉にはガッカリさせられたところがあった。
mewは、かつては岡田氏をごヒイキにしていて、いつかもう一度、民主党の代表になって頑張って欲しいと願っていただけに、尚更だ。(~_~;)
実は、ここ2~3年、もともと岡田ファンの知人と、「最近、岡田って変わったよね~」「何かどんどんよからぬ方向に進んでいるような感じがする」と、岡田氏の変質を嘆くような話をする機会が増えていたのだけど。
まさか岡田氏が落選者を批判し、野田陣営を擁護するような発言を行なうとは、思いもしなかった。(-"-)
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民主党が05年の小泉総選挙で大惨敗した時に、代表を務めていたのが岡田克也氏だった。^^;
客観的に見ても、あの敗戦は、岡田氏のせいと言うよりも、俗に「小泉劇場」と呼ばれた、B層をターゲットに行なった大パフォーマンス(「命を賭ける」発言→勇ましい解散宣言→造反者切り&刺客擁立など)を展開した小泉元首相の作戦勝ちだったのではないかと思うし。
おそらく党の議員や関係者の多くは、選挙に大敗したのは、決して岡田代表のせい&責任だとは言えないと考えていたのではないかと思うのだが。
岡田氏は、大敗の責任は自分にあるとして、すぐに代表を辞任する意思を表明。しかも、しばらくの間、党の要職につくのを拒み、全国各地の落選者や地方支部を行脚して、謝罪と激励を行なっていたのである。(ノ_-。)
<この岡田氏の真摯で謙虚な姿勢を見て、岡田ファンになった議員や関係者、国民も少なくないように思う。>
ところが、よりによってその岡田氏が、今回の敗戦を受けて、「選挙は、最終的には自分の責任だ。野田総理大臣の決断を理由に自分は負けたというのは、努力が足りていない」などと落選者を批判するとは・・・。(゚Д゚)
<党の議員にとっても不意打ちの解散だったので、ろくに選挙の準備&努力する時間がなかったってことがわかっていながら、そういうことを言っているわけ?(@@)>
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前原くんに関しては、もともと「こういうやつなんだろうな」と思っているとこがあるし。今回は放置したいと思うのだが。
mewは、野田首相が11月14日の党首討論で、いきなり解散宣言を行なった時に、その後ろで満面の笑みを浮かべていた前原くんの顔を一生、忘れることはないだろう。(**)
<関連記事・『野田が自己チュ~解散を明言+アブナイ自民政権&前原らの民主党乗っ取りを阻止したい』>
そもそも前原G&野田Gで民主党を乗っ取ろうと考えたことが、野党時代から続く様々な対立の大きな要因になっているわけで。<今回の不意打ち解散&純化路線だって、その一環なんだよね。(-"-)>
もし民主党を本当に立て直したいのだとしたら、党の議員たちには「もう絶対に前原には、民主党の実権を握らせてはならない」という強~い決意を抱いて欲しいと願っているmewなのだった。(@@)
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さて、民主党は19日に両院議員総会を開き、野田代表はこの場で改めて議員たちに敗戦に関して謝罪すると共に、選挙の責任をとって辞任する意思を表明した。また、執行部の役員も総退陣することになった。
ただ、来週には特別国会が開かれることから、執行部としては、今週中に新代表を選び、新体制をスタートさせたいと考えていたのだが。
党の議員から反対意見が多く出たため、代表選を延期することになったという。(~_~;)
『民主党は、19日午後の両院議員総会で、22日に予定していた代表選挙について、出席者から「拙速すぎる」などと批判が相次いだことから、延期することを決めた。
民主党の野田代表は「この責任をとりまして、民主党代表を辞職させていただきたい。このような厳しい敗北と結果になってしまったこと、深く、深く、おわび申し上げたいと思います。誠に申し訳ありませんでした」と述べた。
両院議員総会では、冒頭、野田首相の代表辞任が了承された。
これを受け、執行部は、22日に両院議員総会を開き、新しい代表を選出する日程を提案したが、出席者からは批判が相次いだ。
篠原 孝衆院議員は「こんなに拙速に代表を選ぶのは賛成しかねます。プロセスがあまりにも拙速すぎます。わたしは大反対です。撤回していただきたい。来年(2013年)の1月、党大会できちんと新代表を選べばいい」と述べた。
荒井元国家戦略担当相は「12月22日にするのは時期尚早です。地方議員の意見を聞かないで、新しい代表を決めるのはありえない。もう1回やるぞと、そういう気持ちにさせないで党の再生はありえないですよ」と述べた。
こうした意見を受け、輿石幹事長が、代表選挙の延期を提案し、了承された。
また22日には、衆議院選挙で落選した人や全国の幹事長らも集めて、両院議員懇談会を開くことを決めた。(FNN12月19日)』
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『19日の民主党両院議員総会の発言要旨は次の通り。
野田佳彦首相 数多くの議席を失ったのはざんきの念に堪えず、痛恨の極みだ。最大の責任は民主党代表である私にある。深く、深くおわび申し上げる。
篠原孝氏 自民党は2009年の衆院選後、首相指名選挙で若林正俊両院議員総会長を仮の首相候補とした。拙速で代表を選ぶことには賛成しかねる。来年1月の党大会で選べばいい。
松原仁氏 落選した同志をつなぎ留めないと参院選は厳しい。
荒井聡氏 落選した人たちや地方議員の声を聞かないで新代表選出などあり得ない。
玉置一弥氏 政治家ならこういう時期に解散すべきじゃなかった。首相に大きな責任がある。
武正公一氏 新代表選出は26日の首相指名選挙に間に合わせるべきだ。新代表が先頭に立って新首相と対峙(たいじ)することを、落選した前議員も望んでいる。
石井一氏 代表選を執行部提案通り実施し、通常国会が始まるまでに総括する方式も考えられる。
増子輝彦氏 崖っぷちではなく崖から転げ落ちた状況だ。代表選は落選者、地方議員、連合も含め、解党した気持ちで臨まないと参院選も勝てない。
(時事通信12月18日、一部mew編集)』
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新たな代表を決めるにも、大きな問題が生じている。(~_~;)
一般に、大政党の党首は、小選挙区から選出した人から選ぶケースが多いのだが。<小選挙区で落選&比例復活した人は、肩身が狭い感じになるのよね。^^;>
今回の衆院選では、民主党は25人しか小選挙区で当選した人がおらず。その大部分が、閣僚か執行部の要職に名を連ねているため、その人たちが出馬辞退をした場合、ほとんど代表選に出馬できる人がいないような状況なのだ。(-"-)
衆院選後、新代表の候補として、岡田副総理や前原誠司氏、細野豪志氏らの名が挙がっていたのだが。前原氏と細野氏は、野田政権の内部にいて、敗戦の責任があるという理由で不出馬を表明したとのこと。
<ちなみに、長島昭久氏が出馬に意欲を示したと報じていたところがあったのだが。党最右翼の長島が代表になったら、mewは民主党とはしばらく距離を置くです。(-"-)>
ただ、来年7月に参院選を控えて、衆院より数が多い参院議員を中心に、細野氏を「党再生の顔」にしたいと考える人たちが多い様子。
個人的には、昔から次世代のリーダーとして期待している長妻昭氏を擁立したい気持ちもあるのだが。
もし来年の参院選でも、自民党&維新の会が勝利するようであれば、日本は本当にアブナい道を暴走することになるだけに、民主党は、非保守政党としての立て直しをはかり、他の政党と共に自民&保守勢力に対抗できるようにしなければならないわけで。
もし細野氏が、11月にも唱えたように中道路線を進んでくれるなら、党の再生&議員や関係者に再起への意欲を湧き立たせるためにも、損は承知で、ここは一肌を脱いでもらえないかな~と思ったりもしているmewなのだった。(@@)
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