小沢&「生活の党」の再出発に思うこと&小沢は、前面に出て語るべし!
2013年 01月 27日
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昨日25日、生活の党が党大会を開き、小沢一郎氏を新代表に選出した。
『生活の党は結成後初めて党大会を開き、新しい代表に就任した小沢一郎衆議院議員は「『国民の生活が第一』の理念にのっとった政権をもう一度打ち立てたい」と述べ、安倍政権に対抗するため、夏の参議院選挙で党勢の拡大に取り組む決意を強調しました。
生活の党は25日、東京・千代田区の憲政記念館で結成後初めての党大会を開き、現職の国会議員15人のほか、先の衆議院選挙で議席を失った前議員らが出席しました。
そして党大会では、森ゆうこ代表に代わり小沢一郎衆議院議員が新しい代表に就任しました。
このあと、小沢新代表はあいさつし、夏の参議院選挙について、「日本の将来の行く末を左右する選挙だ。自民・公明両党と、それに連なる勢力が、先の衆議院選挙と同じような議席を占めるとやりたい放題の政治が行われる」と述べました。
そのうえで、小沢氏は「自民・公明両党にむちゃくちゃな思いつきの政治をさせないための力を国会内で維持しなければならない。『国民の生活が第一』の理念にのっとった政権をもう一度打ち立てたい」と述べ、安倍政権に対抗するため、夏の参議院選挙で党勢の拡大に取り組む決意を強調しました。
また党大会では、基本政策として▽原発の再稼働、新設や増設を一切容認せず、遅くとも2022年までに原発を全廃することや、▽消費税の増税を阻止することなどを決めました。
小沢氏は、党大会後、▽代表代行に森ゆうこ前代表、▽幹事長に鈴木克昌・元総務副大臣、▽国会対策委員長に小宮山泰子衆議院議員をあてることをきめました。(NHK1月25日)』<挨拶の詳細は、後述>
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小沢Gが昨年7月に民主党を離党してから、実はまだ半年余りしか立っていない。(・・)
そして、そのわずか半年の間に、小沢氏らは、旧「生活」結党→「未来」に合流→衆院選に惨敗→「未来」を分党→新「生活」結党をするという激動の日々を過ごして来たことになる。
mew的に、この半年間の様々な出来事に関して、思うこと、言いたいことは山ほどあるのだが。今さらアレコレ言っても致し方ないことも多いし。
衆院選後には、惨敗のショック&多くの議員を落選させることになった責任感などから、謝罪の言葉を繰り返して涙をするなど、大きな失意の中にあったと言われる小沢氏が、また政党の先頭に立って、小沢氏を本当に理解&支持する仲間と共に政治活動に励んで行こうという意欲を抱くようになったのは、本当によかったと思っている。"^_^"
というのも、正直なところ、昨年末、未来の分党騒動があった頃の小沢氏の姿には、まだ覇気が戻っていないように感じる部分もあったし。<党大会の時も、顔がむくんでいる感じがしたので、健康面がチョット心配。無理はし過ぎないで欲しい。>
さすがの小沢氏も、ここから自分自身も、そして党や仲間もどのようにして立て直して行ったらいいか、どのような道を目指して行ったらいいのか、容易には判断できないところがあったのではないかと案じていたところがあったからだ。^^;
実際のところ、昨日の挨拶でも言っていたように、また代表を引き受けるかどうかということも、本当に悩んだのではないかと察する。(~_~;)
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新たに結党された「生活」は、衆院選で惨敗を喫したため、議員数が激減。また、色々な考えや事情によって、党を離れた(or少し距離を置いている?)人もいるときく。
それに、現状を考えれば、小沢氏と共に活動することで、マイナスに働く要素も多いかも知れない。
ただ、今月13日に、森ゆう子前代表がNHKの番組に出た際に、「私たちは小沢氏の『自立と共生』の理念の下に集まっている。力を合わせて頑張っていきたい」と語っていたのだが。
たぶん、今回の結党に参画した人は(議員も落選者も)、色々なことはあっても尚、本当に、もう一度、小沢氏と共に政治活動を行ないたいという強い気持ちを抱いている人たちなのだろうし。
小沢氏もそのような同志の思いに応えて、もう一度、先頭に立とうという意欲を湧き立たせたのではないかと思われる。(・・)
正直を言えば、mewは小沢氏の身体的な負担や「生活の党」自体の(将来的な)発展などのことを考えると、森ゆう子氏と共同代表でもいいかな~と思っていたところもあったのだけど。
昨年の衆院選で、結果はどうあれ、本当は旧「生活」のまま、小沢氏を前面に出して戦いたかったという思いor悔いを抱いている「生活」の候補者、党員は多いと察するし。小沢氏自身も、そうできなかったことには悔いが残る部分があると思うので、お互いに妙なわだかまりや不安を残さず、前向きな気持ちで再出発するためには、やはり小沢氏が単独代表になる方がいいし。その方が国民にもわかりやすいように思った。
ちなみに、25日には、奇しくも読売と毎日が記事のタイトルに、『名実共に「小沢党」』という表現を使っていたのだが。 この新党は、ある意味で、旧「生活」よりも「小沢党」だと言える面があるかもな~と思うところがある。(@@)
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さて、昨日25日には、「生活の党」としてのホームページ(コチラ)もスタートしたのだが。
そのトップページから、小沢氏の結党大会での挨拶の映像を見ることができる。(・・)
どこかに文字に起こしたものがないかと探してみたのだが。残念ながら見つからなかったので、同党の橋本久美氏のツイートや複数の報道記事、自分のメモなどを総合して、気になった部分をピックアップしてみたい。
『衆院選で仲間を多数落選させた責任もあり、自分でいいのだろうかと、代表就任を受けるか迷った。多くの人に「オモテに出ろ」「先頭に立て」と多くの人に言われたが、これまでも、これからも影に隠れるつもりはない。ただ、自分が先頭に立てば、批判にさらされる。3年間、権力の乱用による意図的な誹謗中傷にさらされ、その事で皆に迷惑をかけたという気持ちがあるので、思い悩んできた。しかしここまで皆さんに信頼を受けご推挙されたことで決意した。力の及ぶ限り、日本のために、国民のために精一杯やり遂げたい。』
『政党の命は政策。「国民の生活が第一」というわれわれの信念に基づいた政策、大義を掲げて、国民の皆様に約束した原点に戻れば、政策はおのずと見えてくる。生命とくらしを守っていくことを前提として政策を改めて訴えていきたい。』
『次の参院選は、今までとは違い、日本の行く末を左右する選挙だ。 自公につらなる勢力が衆院選のように多数の議席をとれば、本当にやりたい放題になってしまう。非常に日本の将来にとって危うい状況が見えてきている。
自民・公明両党にむちゃくちゃな思いつきの政治をさせないための力を国会内で維持しなければならない。今のような政治ではダメだという多くの人と力を合わせないといけない。』
『国防軍や自衛隊の海外派兵が、マスコミであたかも進んでいるかのように報道されている。どういう意味かメディアでも議論なされない。
国際問題や紛争は一国の軍隊が解決することは不可能だ。決して民を救済することにはならない。自国民保護のための海外派兵は、歴史的に見て、戦争につながる危ういもの。単独の海外派兵は平和の理念に反し、議論は全くなされずに道を開くようなことがあってはならない。自分は国連中心で行なうことを主張している。』
『小さな所帯になってしまったが、民主党もわれわれも合併前の状態に戻ったと(笑)。「国民の生活が第一」という理念にのっとった政権を、もう一度、もう一度打ち立てたい。』
<尚、挨拶の後、『他党との連携については、目指す方向が違うものと手を組むわけにはいかない。自公と近い党もあるやと思う。できる限りの協力関係を結んでいきたいが、旧体制と共存することは理念的にも政治的にも不可能である』と語ったという>
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小沢氏は、政党の方針に関しては、「国民の生活が第一」という理念を何度も繰り返して主張していたのだが。
具体的な政策に関しては、安保軍事関連(海外派兵)のことを最も時間を割いて取り上げ、その危うさ、平和維持に対する懸念をアピールしていたのは、やや意外なことだった。(@@)
<自公やそこに連なる勢力が、参院選も多数をとったら、日本がアブナイという感じの主張だったようにも思われ、その点での危機意識はおおいに共感できるところがあった。(・・)>
この党大会では、党の綱領、政策なども発表されたのだが。(HPにも記載されている。)ざっと見たところ、旧「生活」&旧「未来」のものが、ほとんどそのまま踏襲されているようなのだが。今後、国民の意見を募集、集約して、改めて具体的な政策を決めて行く予定だという。
ただ、小沢氏の挨拶をきく限りは、参院選で安倍自民党+αへの対立軸を鮮明にするためにも、保守性は弱めて、やや平和&リベラル志向の政党として活動して行く意向があるのかも知れない。<党政策によれば、脱原発も重要政策に。>
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国会や参院選での野党共闘に関しては、また追々書いて行きたいと思うのだが。正直なところ、現段階では、非自公の政党が全て結集して、与党と対決して行くという形を作るのは、極めて難しい状況にあるのではないかと思っている。(-"-)
でも、mew的には、ともかく自民党との対決姿勢を持った政党、安倍自民党の問題点を世間にアピールしてくれる政党が一つでも増えるのは有難いことで。その点でも、小沢「生活」には、おおいに期待したいところがあるし。
また、これはmewの実に個人的な思いなのであるが。小沢氏には、もうあまり戦略的なor策士的なことは考えずに、一政治家としても、政党の代表としても、もっと自分の政治理念や政策を積極的に伝えることに力を注いで欲しいと。また、できれば、自分の姿や考えをどんどんオモテに出すようにして欲しいと願っているところがある。(・・)
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以前から、ブログを読んで下さっている方はご存知だとは思うが。mewは、実のところ、最後の最後まで、小沢Gが民主党を離党することには反対の立場だった。
その大きな理由としては、1・民主党にいた方が首相or政権の中枢の座につける可能性が大きいと考えていたこと、2・民主党の中で、野田&前原Gの実権掌握や暴挙、さらには自民党&保守勢力の政権奪還や暴走を阻止する役割を果たして欲しいと期待していたことなどがある。(・・)
<逆に言えば、離党&新党結成をした場合、それらが困難になるのではないかと懸念する部分が大きかった。>
ただ、これも以前から書いていることなのだが。もし小沢氏が民主党を離れて新党を作る場合には、「自由党」の時のように、本当に小沢氏と考えが合う人たちを集めて、自分の基本理念や政策を前面に出すような活動を行なって欲しいと。また、一般国民やマスコミに対しても自分の考えを積極的に発信して欲しいと願っているところがあった。
mewの印象の中では、自由党時代の小沢氏は、最も伸び伸び&活き活きと活動していたように思えたし。政界の中だけでなく、一般国民の間でも、小沢氏の提言や考えに関心を抱く人が多かったように思うからだ。<小沢氏と考えが合うか否かは別として、日本の国政や民主主義、国民のあり方を考える上で、有益な視点やヒントを与えるようなものが色々あったように思う。>
そして、その結果として、自由党は小政党ながらも、政策や政局も含め、様々な面で、国政に対する影響力を与えることもできていたように思うのだ。(・・)
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そんなことを考えつつ、小沢氏の挨拶をきいていたら、奇しくも「小さな所帯になってしまったが、民主党もわれわれも合併前の状態に戻ったと」と言って笑う場面があったので、mewも思わず「くすっ」となりながら、「結局、自由党の時に戻ったってことだよね」って思ったりしていたのだが・・・。
<そう言えば、2000年の衆院選の時に、小沢代表が見えない手に殴られながらも前進して行くという「自由党」のテレビCMが話題になったのだけど。
外部からアレコレ批判されようと、自ら正しいと思う主張は貫くという姿勢がよくあらわれていたように思うし。「生活」にも、そういう政党になって欲しいと思うところがあるのよね。(・・)>
小沢氏は昨年の衆院選で、69年の初当選以来、15回目の当選を果たしたのだが。これは、現役議員では、最多当選回数に当たるとのこと。つまり、小沢氏は最もベテランの衆院議員になるのである。(@@)
しかも、55年体制下のまさに自民党一党独裁政権とも言える時代から、90年代の与野党が入り乱れた混乱期、00年代の小泉長期政権から民主党による政権交代まで、色々な政党や立場で、日本の国政に関わり続けて来て、実に様々なことを見聞&経験したり、考えて来たりしたわけで。
mewは、小沢氏がその中で得て来たこと、考えたり感じたりしたこと、日本の国民に気付いて欲しい、知って欲しいと思うこと、真剣に考えて欲しいと思うことなどなどを、自らの言葉でしっかりと伝えることは、とっても重要なことなのではないかと思っているのだ。(**)
<先述のように、そこには今の&将来の日本の国を作って行くに当たって、また生活して行くに当たって、国民にとって大事なヒントがたくさんあるはずだ。(++)>
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小沢氏は、近時、よく「最後のご奉公」という言葉を使うのだが。現実的に考えても、今後、そう長い間、政治生活を送るわけではないと思うし。
しかも、正直なところ、小沢氏にとっては次の参院選を含め、ここからの1~2年の政治活動というのは、まさに政治生命をかけたものになるわけで。それだけに、、あまり外部のことはアレコレ気にせずに、また下手に選挙戦略などに走らずに、「最後のご奉公」として、日本のために、国民のために、自分の姿や考えをどんどんとオモテに出して欲しいな~と思う気持ちがある。(・・)
さらに言えば・・・。もちろん小沢氏のコアな支持者を大切にしたり、ネット・メディアの活用したりするのも重要かも知れないのだけど。
小沢氏のコアな支持者(or信奉者、信者?)は、もう小沢氏の思いや考えは理解しているだろうし。今後も小沢氏&「生活」を応援し続ける人が多いと思うし。
mewとしては、このブログでもず~っと書き続けているように、小沢氏には、今度こそ、民放TVなどを含めて、一般国民の目に触れるようなメディアにも積極に出て、もっと一般国民に向けて、ナマの小沢氏の姿や考えを知ってもらう機会を作るように努めて欲しいと強く願っているのである。(**)
それは、小沢氏自身が、最大の目標としている「主権者である国民が自ら考え、選択する形で、日本に真の議会制民主主義を築くこと」にも資するのではないかと思うし。しかも、その結果、小沢氏&「生活」の主張を理解、応援する人が増えれば、尚更にGOODなわけで。
できれば、そのような面でも、日本を変えるきっかけを作るような政治活動を行なって欲しいと期待する気持ちがある。(++)
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何だか最後は、話がかなり大きな方向に進んでしまったのだが。(~_~;)
小沢氏&「生活の党」の再出発となる結党大会での挨拶+αを映像や報道記事で見ながら、そんなことを思っていたmewなのだった。(@@)
THANKS
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