安倍自民と維新が連携。96条改正の早期実現のために動き始めた!
2013年 03月 06日
これは3月6日、2本めの記事です。
頑張ろう、東日本&ニッポン!今年は、さらなる前進を。o(^-^)o
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昨日、『96条改正論者のまやかし~日本の改憲要件は他国より厳格ではない!』という記事をアップしたのだが。
毎度のことながら&残念なことに、憲法改正に関する記事は、アクセス数が通常よりも減ってしまうというのが実情で。mew周辺の人たちを見てもそうなのだけど、憲法改正に対する関心はかなり低いな~と改めて感じさせられるところがあった。(ノ_-。)
<先日もmew友人(女性)いわく、「国会で何やかんや言ってても、結局、私たちは国民投票になるまでは、何もできないんだし。国民投票をすることになったら、その時にしっかり考えればいいわけでしょ?」とのこと。(一理あるような、ないような。^^;)でも、実際のところ、そういう人が多いのかも知れないな~と思ったりもして。(~_~;)>
でも、憲法改正に強い関心を抱いている&憲法改正自体は容認するけど、憲法改悪は阻止したいと考えているmewは、めげずにブログで取り上げ続けたいと思うです。(**)
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安倍首相は、就任当初は、参院選まで安倍カラーを封印して、安全運転を行なうつもりでいたのだが。
ここに来て、憲法96条改正に関して、かなり積極的な姿勢を示すようになっており、安倍首相の仲間たち(維新の会も含む?)も早期の改正実現に向けて目に見える形で動き始めている。(@@)
安倍自民党が高い支持率をキープしている&民主党などの野党の支持率が低迷していることから、かなり自信を深めて来た(図に乗って来た)ことも大きいのではないかと思うのだが。
自称・元ネトウヨの知人は、安倍首相&超保守仲間は、戦後70周年を迎える2015年8月までに、憲法改正を実現する(&村山・河野談話を覆う談話を出す?)という大きな目標があるのだと指摘する。
しかも、憲法改正に関しては、理想は全文改正(自主憲法制定)なのだが。最低でも96条改正、できれば9条改正(国防軍創設)を実現させたいと考えているという。(>_<)
もし2015年8月までに9条改正の国民投票を終わらせたいとすれば、13年内に96条改正の国会発議&14年前半に国民投票を行なって改憲を実現しておきたいところ。
それがうまく成功すれば、9条改正に動き、14年後半か15年初めまでには9条の改正発議を行なうことを考えるのではないかと察する。
<改憲の国民投票は、国会発議の60日以後180日以内に行なうという規定があるのだが。9条改正となれば慎重な国民的な議論が必要になるので、発議からある程度の期間をとることが求められると思うです。>
まあ、知人の指摘が正しいのかどうかは「???」なのだが。安倍自民党が、早く憲法改正を実現させたいと思っているのは確かなことだと思うし。
衆院で自民党+維新の会が2/3の議席を確保したのに加えて、参院選も(民主党の弱体化もあって?)かなり優勢に進められそうな感じになっていることから、安倍首相&改憲派の議員たちの動きもかなり勢いづいて、イケイケ状態にはいっているように見える。(-"-)
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安倍首相は、1月末に行なった所信表明演説では、憲法改正には触れなかったのだが。2月28日に行なった施政方針演説では憲法改正に言及。
『首相は演説で「(国会の)憲法審査会の議論を促進し、憲法改正に向けた国民的な議論を深めよう」と表明。行政府の長が、立法府(国会)の扱う憲法改正に触れるのは異例で、自らの言葉で国民に訴えかけようとする意欲がにじみ出た。(産経新聞3月1日)』
そして、3月4日に行なわれた衆院の代表質問では、自民党の小池百合子氏と日本維新の会の藤井孝男氏がそろって憲法96条の早期改正を首相に提唱。安倍首相は、それに応じる形で「党派ごとに異なる意見があるため、まずは多くの党派が主張している96条の改正に取り組んでいく」と答弁し、96条の改正への意欲を示したという。^^;
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そして、この安倍首相のいわばGOサインとも言える発言に呼応して、党内外の超保守仲間たちが動き出した。
<高支持率のお陰で、もはや安倍カラーを出して行くこと&お友達政治を展開して行くにとまどいがなくなったのかも知れない。^^;>
その中心となっているのが安倍晋三氏が会長、維新の会の平沼赳夫氏が最高顧問を務めている日本会議系の超保守議連「創生日本」(HPはコチラ)と、その大半のメンバーが参加している96条議連である。(-"-)
「創生日本」は、自民党を中心に維新の会などの議員が参加しているのだが。自民党内では、実質的に安倍派のような存在。また維新の会の超保守派議員との大きな接点にもなっている。
安倍氏が昨年夏に総裁選の出馬を決めてからは同氏の支援を中心に行なっていた&総裁や首相に就任後は安倍カラーが目立たないように活動を控えていたのだが。今月5日に総会を開き、いよいよ活動を再開した。
『自民党や日本維新の会などの保守系議員による超党派の議員連盟「創生『日本』」は5日、国会内で政権交代後初の総会を開き、安倍晋三首相の会長続投を了承した。運動方針では、目的を達した「民主党政権からの政権奪還」を削除し、新たに「『憲法改正』に向けた政治の流れ」を強めるとの項目を加えた。会員の議員は、昨年12月の衆院選前からほぼ倍増し、約100人に達した。(産経新聞3月5日)』
<衆院選で自民党&維新(旧自民・「た」党)の落選者が、かなり復活当選して来たので、人数が倍増したようだ。^^;>
ただ、安倍首相は、この創生日本の役員を中心に10人以上のメンバーを安倍内閣の閣僚や執行部役員に起用していることもあり、96条議連と協力しながら改憲運動を進めて行くのではないかと思われる。(・・)
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『超党派「憲法96条改正を目指す議員連盟」(96条議連)に所属する自民、民主、日本維新、みんなの4党の代表者が7日に会合を開き、活動再開に向けて協議することが4日、分かった。(産経新聞3月5日)』
『96条議連は一昨年6月に設立。民主、自民、公明、みんな、たちあがれ日本(当時)、国民新党の各党から約100人が参加した。当時は大連立構想が再浮上した時期で、「保守系議員を中心とした政界再編を目指す動き」との憶測も呼んで注目された。
ただ、政権交代後は、安倍晋三首相や麻生太郎副総理ら自民党系役員の多くが政府入りし、スケジュール調整がつかなくなった。古屋圭司、下村博文、稲田朋美、衛藤晟一、加藤勝信の各氏も閣僚や首相補佐官などの要職に就き、森喜朗元首相は政界から引退した。
また、先の衆院選で民主党系役員の多くが落選。再選を果たしたのは4人で、うち2人は選挙前に日本維新の会に移っている。(産経新聞2月18日)』
<上に名前が出ている閣僚・役員などは、みんな「創生日本」のメンバーでもあるのよね。^^;
『議連の中には、別の超党派議連「創生『日本』」(会長・安倍晋三首相)で96条議連の役割を引き継ぐ案も浮上していた。しかし、首相が国会答弁などで憲法改正要件を定めた96条の改正の必要性を訴えていることを自民党が重視、96条改正を実現するには2つの議連が連動した方が得策だと判断した。
同党を除く野党3党の中から新たな96条改正議連を立ち上げる動きもあり、野党系メンバーには「自民党を含めない議連の設立は政局目的だ。改憲の問題意識を共有していた“本家本元”を復活させるべきだ」との声が上がっていた。(産経新聞3月5日)』
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これらの議連に参加している現・維新の会の旧「た」党or太陽の議員の多くは、平沼赳夫氏を筆頭に、もともと自民党&日本会議に所属し、安倍氏らと共に超保守派として活動を行なっていた人たちで。
このようなところからも、安倍自民党と維新の会の太陽族は、ほぼ一心同体のような感じで、政治活動&国会活動を行なおうとしていることがわかるのではないかと思う。(・・)
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さらに、この2つの議連とは別に維新の会、みんなの党、民主党の有志議員が、今月、新たに96条改正を目指す議連を立ち上げることになった。こちらは、野党側(非自民側)から96条改憲をアシストすることになる。
『野党3党の有志が憲法96条の改正を目指す新たな議員連盟を設立することが28日、わかった。
民主党の渡辺周衆院議員、日本維新の会の松野頼久国会議員団幹事長、みんなの党の浅尾慶一郎政調会長の3氏を呼びかけ人に、民主党の前原誠司元代表らも参加予定。来週にも勉強会形式で初会合を開き、議連に発展させる考えだ。
自民党の安倍首相は、憲法改正の要件緩和のための96条改正に意欲を示している。先の衆院選では維新の会、みんなの党も96条改正を公約に掲げた。民主党は態度を明確にしていない。(読売新聞3月1日)』
この辺りのことは、改めて書きたいと思うのだが。維新の会(そのバックに自民党)は、この議連をみんなの党、民主党の一部などを取り込んで保守勢力の結集&新党結成(&民主党解体)を行なうための足場にしたいようだ。
維新の会の橋下代表も、先月、このように語っている。
『日本維新の会で共同代表を務める橋下徹・大阪市長は24日、読売新聞の単独インタビューに応じ、夏の参院選を通じて自民、公明、みんなの各党に民主党の一部を加えた勢力で、憲法改正の発議要件を緩和する憲法96条の改正を目指す考えを明らかにした。
96条は衆参両院で「3分の2以上」の賛成を得て改正を発議できるとしているが、橋下氏はこれを「過半数」に緩和することで、「憲法が変わる可能性があるという環境を整えて初めて真剣な、責任ある憲法論議が展開される」と述べた。
橋下氏は、民主党が96条改正に対する態度を明らかにしていない点について、「民主党が今の憲法を変えていこうという意識になっていないのであれば、一緒に政治行動を取るのは無理だ」と強調した。同時に、「民主党の中にも、同じ憲法観の人たちがたくさんいらっしゃる。そういう人たちと一緒にまとまっていくべきじゃないかと思っている」とも述べ、民主党の一部議員とは離党を前提に連携できるとの考えを示した。(読売新聞2月25日)』
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民主党にも前原誠司氏&そのグループの議員を中心に、いわゆる保守タカ派&改憲積極派が少なからずいるのだが。<落選しちゃった人もかなりいるけど。^^;>
彼らの多くは、同じ保守でも、現憲法の存在を含めて戦後体制を肯定している新保守or穏健な保守派であって、安倍氏らのように日本の戦後体制(憲法、教育、国のあり方)を否定して戦前回帰を目指す超保守派とは、基本的な思想や理念が異なる部分が大きいため、政治活動においても一線を画しているところがある。(・・)
<維新の橋下氏もちょこっと超保守的な部分があるものの、石原氏や平沼氏、松井氏と異なり現憲法は否定しておらず、基本的には新保守に考えが近い。みんなの党の議員の多くもそうだし。自民党の石破幹事長などもこちらに近い。>
そこで、維新の会は、みんなとの党との連携、合流の話を進めると同時に、衆院100人、参院50人以上を集めて、自分たちの手で憲法96条改正の国会発議を行なうことを目指しているのだが。この議連を足場にして、そこに民主党の前原Gなどの議員を取り込み、保守勢力を結集しようとしているのだ。
<ちなみに、維新、みんな、民主党の新自由主義派の議員は、「TPP推進」の議連も結成している。民主党では前原Gの枝野幸男氏が中心メンバーとして参加しているようだ。>
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この続きは、また後日に書きたいのだが。維新の会(&その背後にいる自民党)の目標は、前原Gの議員を取り込むことで民主党を解体し、自民党に次ぐ規模の保守政党を作り、日本に二大保守政党制を築くことにあることは言うまでもない。(-"-)
ついに自民党の役員まで、あからさまに、こんな発言を行なっていたという。(・o・)
『自民党の佐藤勉国会対策委員長代理は4日、憲法改正の発議要件を緩和する憲法96条の改正案について、「民主党は推進派と慎重派に分かれていて、これが出されると(分裂が)決定的になる」と語り、民主党の分裂は避けられなくなるとの見方を示した。国会内で記者団に語った。(朝日新聞3月4日)』
そして、このような動きを見ながら、日本がどんどんアブナい方向に流れて行くことを止めることはできないのかと、思い悩んでいるmewなのだった。(@@)
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