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日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガ、反超保守&新自由主義。左右問わず、mew基準で、政治や競馬、スポーツなどについて。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

民主党潰し&アブナイ保守二大政党制をもくろむ維新と自民に警戒を


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  維新の会(+自民党)が、民主党潰し&保守二大政党制の確立のために動き出している。(@@)

 産経新聞(3月31日)も、維新の会について『「非自民・断民主」路線鮮明」』というタイトルの下に、このように記していた。

『日本維新の会は30日の党大会で「保守」路線を明確にした党綱領を採択した。「憲法改正」を中心とする個別の政策で自民党と連携しながら、民主党の分断、分裂を促す「非自民・断民主」の姿勢を鮮明にし、参院選後は保守二大政党の一翼を担う構えだ。』

 実際、維新の会の橋下代表らは、昨年の衆院選直後から、堂々とみんなの党と民主の一部と合流して新党結成を目指すと明言。民主党の分裂を促す発言を繰り返したり、自民党と協力して憲法改正を実現するという目標を公言したりしているような状況だ。(>_<)

 mewは、このブログで7年半の間ずっと、日本が保守二大政党制の国になるとマジでアブナイと訴え続けて来たのだけど・・・。それが、まさに「今、そこにある危機」になりつつあるのを実感し、強~い危惧感を覚えている。(ノ_-。)

* * * * *
 
 保守二大政党制になれば、国会議員の大多数は、同じような国家観、憲法観を共有する勢力で占められることになる。
 与野党は日ごろは個々の政策において対立することがあっても、憲法改正や安保軍事政策などでは協力し合い、どんどんと実行に移すことができるし。政権が交代しても、同じような価値観に基づいた安保外交政策を継続することが可能になるわけで。保守勢力にとっては実に都合のいい、またある意味では安心できる(利益分配の面でも安泰な?)政治体制なのである。(~_~;)

 でも、このような体制が構築されれば、非保守(特に平和志向の強い)の国民は政権政党を選び、自らの意思を国政に反映する手段、機会を失うことになる。
 国会には、保守勢力を阻止する政党や議員がほとんどいなくなる上、二大保守政党の相乗効果が生じ、国民の意思を超えるような形で、タカ派的な流れがどんどん加速して暴走する可能性もあることから、本当に「日本がアブナイ!」状態に陥るおそれある。(@@)

* * * * *

 後述するように、保守勢力は90年代から保守二大政党制の構築を目標に活動して来たのだが。なかなかその目標が実現できず。逆に、中道左派系が半数を占める民主党が台頭し、09年についに政権の座を得たことから、大きな焦りを覚えることになった。

 彼らにしてみれば、サヨクのいる民主党が日本の政権を担うことは、実に許しがたい&耐え難いことだったに違いない。<ましてや、左派系の市民運動家出身の菅直人氏が首相になるなんて「あり得ない」、いや「あってはならない」ことだったのよね。(~_~;)>

 自民党をはじめとする保守勢力は、何とか民主党政権を潰し、同党を解体しようとアレコレ画策していたのだが。
 維新の会の国政進出もその一つだ。彼らは、橋下人気に目をつけ、維新を衆院選に出馬させることで、非自民の票を集め、民主党の票を減らして政権の座からおろすと共に、保守二大政党制のベースを築こうとしたのだ。^^;
 しかも、民主党は党運営の失敗も重なったことから、衆院選で大惨敗し、議席が激減することに。<こちらも前原&野田陣営が保守化路線&保守二大政党制を目指したものの、失敗。>
 そして、自民&維新などの保守勢力は、ここぞチャンスとばかりに、民主党を解体し、2度と政権の座を狙えないように完全に弱体化させ、実質的に潰してしまおうと。考えているのである。(-"-)

* * * * * 
 
 一方、維新の会は、自民党と並び政権を争えるような保守二大政党制の一方になるべく、衆院選で100議席以上(当初は200議席以上)の当選を目指していたのだが。結局、54議席しかとれず、民主党に次ぐ第三党にとどまることになった。
 
 そこで橋下代表は、衆院選の翌日には、民主党の一部も取り込む形で、新党結成を目指すと明言。今年にはいって、同様の発言を繰り返している上、近時は民主党解体を促すような発言まで行なうようになっている。

『日本維新の会の橋下共同代表(大阪市長)は28日、今夏の参院選に向けたみんなの党などとの合流構想について、「自民党の対抗勢力として維新の会、みんなの党、民主党の一部で新しい政党を作っていくことが日本のためになる」と述べ、政策が近い民主党議員を含めた新党を結成するべきだとの考えを明らかにした。(読売新聞1月28日)』

『日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)は21日、市役所で記者会見し、民主党について「僕らと同じような価値観の人もいれば、真逆の人もいる。党としては、もう体をなしていない。価値観(の違い)によって分かれた方がいい」と述べ、分党を促した。(時事通信2月22日)』

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 維新の会では、橋下代表だけでなく、石原代表や平沼国会代表なども、民主党の解体(&引き抜き)について言及している。

『日本維新の会の平沼赳夫国会議員団代表は28日、両院議員総会でのあいさつで、民主党所属の衆院議員の引き抜きに意欲を示した。衆院選で第2党となった民主党が57議席であるのに対し第3党の日本維新が54議席を獲得したことに触れ「2人が来れば名実ともに完全に逆転する」と述べた。(産経1月28日)』

『日本維新の会の石原共同代表は28日、国会内で記者団に、「まず民主党を割らせることだな。労働組合に左右される議員と、中選挙区制度なら自民党で(選挙に)出たような(民主党)議員が、水と油で一緒になっているのはおかしいよ」と語った。 
 橋下共同代表の新党発言については、「非常に潔い言い方で、橋下君らしい。(自民党に対抗する)第2極をちゃんと作る必要がある」と指摘した。(読売新聞1月28日)』
<この「まず民主党を割らせることだな」と言い方がスゴイよね。てか、ムカつく!(`´)>

 また石原代表は衆院選の最中から、中道政党であり改憲に慎重な公明党が、自民党と連立政権を組むことにも疑問を呈しており、保守勢力で固めるために公明党も排除したい考えでいるようだ。(~_~;)。

* * * * *

 さらに、近時は自民党の議員まで、民主党の分裂について公の場で発言するようになって来た。(・o・)

『伊吹文明衆院議長は9日、岐阜市内で講演し、民主党が党の基本方針である綱領策定を進めていることに関し「きちっとした綱領をつくると、民主党は2つ、3つに分かれるのではないか。一部は自民党と一緒になり、新しい政党をつくり直すのは十分考えられる」と述べた。

 伊吹氏は、民主党政権を振り返り「自民党から出た連中や社会主義者の成れの果ての人、市民運動家、理念も政策もない人もおり、考えがなかなか合わない。首相がやろうとしたことに反対する人が次々出てきて、ばらばらになってしまった」と指摘した。(産経新聞2月28日)』

<伊吹氏は今は衆院議長に就任したので一時的に党を離れているのだが、自民党の大長老(幹事長など要職を歴任)。これは、自民党の岐阜県連の講演での発言らしいのだけど。そもそも衆院議長たる立場の人が、特定政党に関してこういうことを公の場で発言すること自体、かなり問題があるのでは?(~_~;)>

『自民党の佐藤勉国会対策委員長代理は4日、憲法改正の発議要件を緩和する憲法96条の改正案について、「民主党は推進派と慎重派に分かれていて、これが出されると(分裂が)決定的になる」と語り、民主党の分裂は避けられなくなるとの見方を示した。国会内で記者団に語った。(朝日新聞3月4日)』 

*  * * * *

 維新&自民党は、民主党を解体させて、二つの大きな保守勢力を結集するには、やはり憲法改正を持ち出すのが一番のやり方だと考えている様子。
 
 自民党は当初、公明党や支持率に配慮して、参院選に勝ってから本格的に憲法改正に取り組むつもりでいたのだが。安倍内閣&自民党が思ったより高い支持率をキープしていることから、予定より早く憲法改正に向けて動き始めることに。
 維新の会も、それに呼応して96条改憲を材料にする形で、民主党解体&保守新党の結成に向けて、より積極的な言動を行なうようになって来た。(~_~;) 
 
 維新の会は、野党議員の手で96条改正の国会発議を行なうことを提唱。発議案提出に必要な100人の議員を集めたいとして、みんなの党や民主党の保守系議員に協力を要請。
 また元民主党の松野頼久氏(維新)、浅尾慶一郎氏(みんな)が、民主党の保守系仲間に呼びかけ、3月には「憲法96条研究会」なる勉強会を結成。3月中旬には、渡辺周氏など前原誠司氏に近い議員が参加する形で、会合をスタートさせた。前原氏も、参加する意向を示しているという。^^;

<3月には、この他に維新、みんな、民主の3党有志議員による「TPP交渉促進議連」も発足した。>

 橋下代表も3月7日に改めて「民主党は96条を改正するかどうかで、ピシャッと分かれた方がいい」と提言。『橋下氏は「96条改正で合うということは、基本的な価値観が一緒なんじゃないか」と語り、96条改正を目指す議連に参加する民主党内の保守系議員らとは連携できるとの見方も示した。』(読売新聞3月7日)

 維新の会は、先月30日の党大会で、96条改正を参院選の最大の争点にすると明言し、参院選前に改憲賛成派の結集をはかりたいと考えている。

 そこで、橋下氏らは、何とか民主党の前原誠司氏&その保守系仲間の議員を維新側に取り込もうと懸命に誘いをかけているようなのだが。前原氏は、まだ離党するか否か、離党後に維新に行くべきか、自民党と連携すべきかなど思案中らしい。(・・)

<前原氏の話は、また近いうちに、つづきを書きたい。>

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 mewは、もともと英米のような完全二大政党制には反対の立場なのだけど。
 政権交代な二大政党が必要だとしても、両方が「保守」というのではなく「保守」と「非保守(中道)」であるべきだと考えている。
 そうでなければ、日本はバランスを崩し、偏った国になってしまうおそれがあるからだ。(-"-)

 一口に「保守」と言っても、その中身には色々な違いがあるのだが。
 かつての自民党のように、穏健な保守派や保守ハト派の数が多ければ、まだ他方の暴走を食い止めることができるものの、今のように、保守派の大部分を超保守派か保守タカ派が占めているような状況下で、保守二大政党制が築かれるのは、本当にアブナイと思ってしまうところがある。(~_~;)

<昨年の衆院選で当選していた議員の7割(自民、維新の9割以上)が、憲法9条改正、集団的自衛権の行使に賛成の立場だって言うし。(-"-)>

* * * * *

 ただ、冒頭でも触れたように、いわゆる保守勢力は、90年代初めに東西冷戦&イデオロギーに対立が終焉を迎え、日本でも「保守vs.革新」の55年体制が崩れて来たのを受けて、日本にも(米国のように?)「保守二大政党制」を確立することを目指して、様々な政党や議員がアレコレの試みを行なって来たのである。(~_~;)

 92年には、旧自民の細川護煕氏が、「健全な保守政党」による政権運営&保守二大政党制の構築を目指して日本新党を結成。前原誠司氏や野田佳彦氏も同党結党に参加した。
 93年には、自民党を離党した小沢一郎氏らが、細川氏を首相に担いで非自民党政権を作り、保守二大政党制への移行を目指すも、細川氏の首相辞任で1年も続かず。小沢氏らは、その後、保守系の政党を集め新進党を結成して政権獲得を目指すも、徐々に党内対立が激しくなり、97年末に解党されることになった。

 他方、新進党に参加しなかった旧自民の鳩山兄弟、旧社民連の菅直人氏らは、96年に保守系から中道左派系まで幅広い議員を集めて民主党を結党。98年以降、旧新進党の議員も加わって、勢力を拡大した。(03年には小沢自由党も合流)
 実は、鳩山兄弟や前原&野田氏らは、民主党を「健全な保守」政党として育て、保守二大政党制を作ることを目指していたのだが。同党は中道左派議員が半数を占めていた上、連合や各種労組の支援を受けていることもあり、保守化が進まず。06年から小沢代表が自民党と対峙するためにリベラル路線をとり、中道政党に近い形で、09年にそのまま政権交代を果たすことになる。(・・)

* * * * *

 自民党&保守勢力は、民主党の躍進を防ぐべく、人気のあった渡辺喜美氏や舛添要一氏の新党結成を支援して民主党票を奪おうと考えるも、うまく行かず。一部は、小沢一郎氏や亀井静香氏などと保守結集を試みるも、これも話がまとまらず。また、政権の途中で、何度か民主党の一部と連携しての内閣不信任案提出や政権奪還を行なおうとするも、全て失敗に終わっていた。(~_~;)

 民主党の方では、11年に野田氏が首相になり、野田&前原Gが実権を握ったのを機に、保守化&純化路線を進め、保守二大政党制を作ろうとするのだが。目の上のタンコブだった鳩山氏の排除には成功するも、中道左派系の抵抗が激しかった上、衆院選で大惨敗したため目的を実現できないまま終わった。(~_~;)

 mewは、ここまで保守二大政党制が実現しなかったのは、おそらく日本の国民がそのような政治体制を求めていなかったからではないかと思うのだけど。
 でも、保守勢力は、どうしても二大保守政党制を作りたいようなのだ。(-"-)

* * * * *  
 
 昨年の時点では、野田氏は谷垣陣営と、前原氏は石破陣営+αと民自公連立政権を作ることも考えていたので、もし谷垣総裁が続投するか、石破茂氏が新総裁になっていたら、今とは全く違う形になった可能性があるのだが。
 12年9月に安倍晋三氏が総裁になったことで、その後の体制作りの流れも大きく変わることになった。(>_<))

 自民党内では、昨年9月まで非主流派だった安倍氏&周辺の超保守派議員&その背後の勢力が、中道左派系のいる民主党との連携を望まず。党内では「谷垣おろし」を画策、党外では、維新の会に目をつけ、その国政進出を後押ししていた。
 維新の会は、松井幹事長をはじめ多くの議員が、安倍氏らと同じ日本会議に所属するいわば超保守仲間だし、橋下人気による注目度、期待度が高かったからだ。
 そこで平沼赳夫氏ら各党の超保守派も同党に合流した上で、衆院選に参加し、自民党に次ぐ保守政党を作ろうとしたのである。(-"-)

 安倍氏が総裁選で敗れた場合は、維新と連携して政権奪還をするというプランもあったらしいのだが。^^;
 自民党は、安倍総裁の下、衆院選に圧勝し、政権奪還を果たしたわけで。あとは維新が民主党を解体し、保守系議員を結集&参院選でも一定数をとれれば、彼らにとっては理想的な超保守中心の二大保守政党制を構築し得ることになる。(>_<)
 
 mewから見れば、超保守派が中心となった保守二大政党制ほどアブナイ&耐え難いものはないので、どうにかしてこれを阻止したいところなのだが。
 安倍陣営の思惑通りにコトが進むかどうかは、橋下氏と前原氏の動向次第かな~と。でも、最後の最後は、日本の国民が「保守二大政党制」のアブナさを察知できるかどうかにかかっているのではないかと思ったりもしているmewなのだった。(@@)

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by mew-run7 | 2013-04-03 03:06 | 政治・社会一般

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