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橋下維新、堺市長選&大阪都構想がピンチに+石原も足引っ張り、分裂加速か?


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 今月29日、橋下徹氏&維新の会の行く末を大きく左右するかも知れない選挙が行なわれる。大阪府堺市の市長選だ。(@@)

 維新の会は、現職の竹山修身市長(63)の対抗馬として、西林克敏前市議(43)を擁立することに決めているのだが。
 竹山市長は、橋下代表が最大の目標にしている「大阪都構想」に反対する意向を表明しているだけに、もしこの維新候補が選挙に負ければ、大阪都構想の早期実現が難しくなる可能性が大きいし。そうなれば、橋下氏が大阪市長や維新代表を続ける意義も薄れてしまうからだ。(-_-)
 
 そこで、橋下代表は参院選後、党の役員会で「大阪都構想」の実現に意欲を示すと共に、当面は国政には関与せず、大阪での活動や堺市長選に全力を傾けることを宣言。
 また、もともと「大阪都構想」には賛成ではなかった石原代表らも、維新全体で「大阪都構想」を支援すると公言しており、ここから党を挙げて本格的な選挙戦を展開しようとしていたところだった。(・・)

* * * * *

 ところが、石原代表がこの週末、また「大阪都構想」に疑問を呈する発言を行なったとのことで。この発言が東西の亀裂をますます深めることにつながりそうな感じが。(~_~;)

『日本維新の会の石原慎太郎共同代表が31日の党執行役員会で、橋下徹共同代表が推進する大阪都構想について「名称がわかりにくい」などと苦言を呈した。維新は、都構想が争点となる堺市長選(9月15日告示、29日投開票)での勝利に全力を注ぐが、石原氏の発言は選挙戦に影響を与えかねない。
 執行役員会は、大阪の党本部と東京の国会議員団本部をネット中継で結び、堺市長選の応援態勢などを話し合った。橋下氏は公務のために欠席した。

 この場で石原氏は「都構想のどこにメリットがあるのか」と質問。大阪側は「経済特区を持てる」などと説明したが、石原氏は「実感がわかない」。さらに、日本に「都」は複数いらないとの理由から「大阪都」の名称変更を迫ると、松井一郎幹事長が「今から名前を変えるわけにはいかない」などと拒否したという。石原氏は役員会後、周辺に「これでは応援に来てくれって言われても(都構想について)話しにくい」と不満を漏らした。(朝日新聞8月31日)』

 しかも、民主党などに加えて、自民党の大阪府連も現市長を応援する意向を示しているし。維新が選挙協力を要請した公明党も自主投票を行なうことになりそうなことから、維新候補は苦境に立たされているようなのである。(@@)

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 橋下徹氏の最大の目標は、「大阪都構想」を自分の手で実現に導くことである。(**)、、

 橋下氏は、大阪府知事時代の2010年に「大阪都構想」を提唱した。<大阪府を東京と同じように「都」に、大阪市を(堺市も?)東京23区のような特別区にして、行政機構を全面的に変革する構想。>
 しかし、この構想に当時の大阪市の平松市長が反対をしたことから、橋下氏は11年に、わざわざ府知事を辞めて市長選に出馬することに。さらに自分の後釜を決める府知事選には維新の松井幹事長を擁立し、W選挙に勝利して、構想実現の道を一歩進めたのである。(・・)

 また、橋下氏が、維新の会の国政進出案に乗った最大の理由も、維新の国会議員を増やし、他党の協力を得て(他党に影響力を及ぼして?)、大阪都構想を実現するための法案を早期に成立させることにあったし。
 今、安倍首相らとのパイプを大事しているのも、自民党に大阪都構想の実現、ひいては道州制の導入などに協力して欲しいと考えているからだ。(++)

<ちなみに、橋下氏は憲法改正に関しても、地方自治の規定を変える必要があるということを第一の理由に挙げている。>

* * * * *

 ただ、橋下氏には、いくつかの誤算が生じている。(・・)

 一つは、09年の堺市市長選で自分が応援した竹山市長が、大阪都構想に反対の立場をとっていることだ。(~_~;)

『日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は23日、任期満了に伴う堺市長選(9月15日告示、29日投開票)への再選出馬を表明している竹山修身市長(63)について、「(前回市長選で)竹山さんを応援したのは大失敗だった」と述べ、「(市長選には)しかるべき候補を擁立して決着をつける」と、改めて対決姿勢を強調した。

 橋下氏は大阪府知事だった平成21年、府職員を辞職して市長選に出馬した竹山市長を全面的に応援。現職候補に圧勝して初当選を果たしたが、その後、維新が打ち出した大阪都構想について、「堺市が分割され、財源や権限が奪われる」と反対の立場を鮮明にしたため、維新との関係が悪化していた。
 橋下氏は「僕がやろうとしていることを理解してくれていると思って応援したが、非常に残念。堺市民の皆さんには『竹山さんは間違いでした。ごめんなさい』とおわびしなければならない」と述べた。

 竹山市長も同日の会見で改めて都構想に反対の姿勢を強調。「市長選では、都構想が堺市にどういうデメリットがあるかをしっかりと示す」と意気込んだ。(産経新聞7月23日)』

 竹山氏は、大阪都構想&堺市解体のことは知らずに、前回の市長選で応援を受けたわけだし。実際、堺市民の中には、歴史ある自分の市が解体されることを望んでいない人が多いとのこと。
 となれば、都構想に反対するのも止むを得ないことだろう。(・・)

 また、維新は、対抗馬として、堺市出身の読売テレビ清水健アナウンサー(37)に出馬を打診したのだが。同氏に断られたため、やむなく、あまり知名度のない市議を擁立することになったのも、かなり痛かったのではないかと察する。^^; 

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 また、竹山市長が民主党の推薦や共産党の応援を受ける予定であることから、橋下氏は、自民党や公明党が維新候補の支援や選挙協力に回ることを期待していたようなのだが。
 それがうまく行きそうにはないようなのだ。(~_~;)

 安倍首相が先月、橋下氏のブレーンで、「大阪都構想」の発案者でもある堺屋太一氏を、内閣官房参与に任命したことは、橋下氏にとって大きな朗報だった。
 安倍首相や自民党から「大阪都構想」実現のための法案成立や選挙、住民投票などへの協力が得られれば、その実現可能性はぐ~んと大きくなるからだ。(・・)

『堺屋氏の人事は、菅義偉(すが・よしひで)官房長官が参院選投開票の7月21日から数日後、首相に進言して決まった。

 菅氏「内閣官房参与に堺屋さんがいいんじゃないですか。橋下さんにも近いですし…」
 首相「おお、そうだ、そうだ」

 菅氏は橋下氏や松井一郎維新幹事長(大阪府知事)と昵懇(じっこん)の間柄だ。堺屋氏に辞令が出た翌9日、橋下氏は記者団に「うれしいし、大変心強い。維新と首相官邸が直結する重要な役割を担ってもらえる」と手放しで喜んだ。

 堺屋氏は大阪府市特別顧問であり、府市規制改革会議会長や府市統合本部委員を務める。堺屋氏は橋下氏との共著「体制維新-大阪都」(文春新書)で、都構想について「明治4年の廃藩置県以来の大改革」と強調する。
 橋下氏は参院選後、国政からは一歩身を引き、市政に専念する考えを表明した。都構想を実現させ、本格的な国政進出を含めた次への足がかりにしたいとの考えだ。その直後に堺屋氏の内閣官房参与起用が発表された。橋下氏にとっては「渡りに船」(野党有力者)といえる。

 橋下氏は参院選後、国政からは一歩身を引き、市政に専念する考えを表明した。都構想を実現させ、本格的な国政進出を含めた次への足がかりにしたいとの考えだ。その直後に堺屋氏の内閣官房参与起用が発表された。橋下氏にとっては「渡りに船」(野党有力者)といえる。

 官邸サイドにとっても、維新の取り込みは重要だ。
 首相は、憲法改正に入る前に、改正ルールを定めた国民投票法が求める投票年齢の引き下げなど「3つの宿題」の解消を最優先に取り組む意向を表明している。自民党は、維新の同法改正案をたたき台に修正協議に入る方針だ。(産経新聞8月16日)』

* * * * *

 しかし、自民党の大阪府連は、橋下維新のことを快く思っていないし。大阪維新は大阪都構想にも反対している人が多いため、竹山氏を推薦することに決め、党本部に申請したとのこと
 また、維新は大阪の府議会や選挙で協力している公明党に支援を要請したものの、同党は自主投票に回る予定だという。^^;

<安倍首相&周辺は、橋下維新とのパイプを重視していることから、党本部が最終的にどのような判断を下すかは「???」だけど。大阪府連は、積極的に維新候補を応援することはないだろう。>

『自民党大阪府連は今回、竹山氏の推薦を党本部に申請した。ただ、同党は前回市長選で、竹山氏の対抗馬だった当時の現職を推薦して大敗した。都構想実現の前提となる大都市地域特別区設置法は昨年、自民、公明両党などの賛成多数で成立した経緯がある。

 安倍首相や菅官房長官はかねて、憲法改正などを念頭に維新の会との連携を模索しており、「竹山氏推薦には首相官邸からストップがかかるのではないか」(自民党関係者)との見方が出ている。実際、菅氏は8月27日の記者会見で、「(都構想)実現に向け、(関連法案を)党で正式に決定した経緯もある。(竹山氏を)共産党も応援していることも含め、党本部で判断するだろう」と述べ、含みを持たせた。
 自民党の石破幹事長は、週明けの3日、竹山氏や府連幹部と会談する。情勢調査を行うなどして、慎重に対応を判断する考えだ。

 公明党は、昨年12月の衆院選で、候補者擁立を巡り維新の会と大阪府内の小選挙区で「住み分け」した経緯があり、自主投票とする公算が大きい。

 都構想の実現は橋下氏の悲願だ。与党の対応次第では、憲法改正などで維新の会の協力が得にくくなる可能性もあり、自民党内には「勝てる保証もなく現職を推薦する利点はない」との声も出ている。(読売新聞9月1日)』

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 それでも、橋下氏としては、ここで引き下がるわけには行かないし。何とか維新パワーで、逆転したいところではないかと思うのだが。
 ところが、冒頭にも書いたように、維新2TOPの石原代表が「都構想のどこにメリットがあるのか」と疑問を呈する発言を行なったとのこと。
 維新では参院選後、東西対立が激化していることから、この発言が党分裂に向けての導火線になるおそれもありそうだ。(@@)

* * * * *

 維新の石原代表は、中央集権打破や地域主権の政策を進めることでは橋下氏と考えが共通しているものの、「大阪都構想」に関しては、都知事時代から疑問を呈する発言を続けているし。また、平沼国会代表などの超保守派議員も、大阪を「都」にするという発想自体に否定的な立場だ。^^;

 ちょうど1年前の8月、石原都知事は、会見の場でこんな発言をしている。

『石原知事は、記者から「大阪都構想の関連で」と水を向けられると質問を遮り、「都構想って言わないでもらいたい。元首がいて、国会があるところが都なんであって、キャピタル(首都)とはそういうもんだ」と不快感をあらわに。橋下市長が大阪府を改称するため住民投票を実施する意向を示していることについては、「それは、もう全然間違い。迷惑千万だ」と断じた。(2012年8月31日)』

<自民党の議員も含めて、超保守派にとっては、「『都』は天皇が存在するところ」という意識が強いので、大阪を「都」に変えること自体、あり得ないことだし。さらに平沼氏&周辺は、道州制にも反対の立場なのよね。> 

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 石原太陽族の最大の目標は、あくまでも「憲法改正」の早期実現であって。橋下氏には、何より、維新の代表として、改憲をアピールし、維新の当選者を増やすための広告塔としての役割を期待しているわけで。大阪都構想など、眼中にないのである。(-"-)

<しかも、太陽族の中には、橋下氏が今年5月に慰安婦発言を行なったことで、維新の支持率が低迷し、参院選の惨敗をもたらしたしたことを快く思っていない人が多いのよね。(橋下氏が憲法改正のジャマをしたと批判する人もいたりして。(~_~;)>

 他方、橋下氏や大阪維新の会を中心とした西側陣営は、維新の東側陣営が「大阪都構想」の実現に前向きでない&に非協力的であることに以前から不満が募っており、それが参院選後のプチ・クーデター的な動きにつながっている。(@@)

<ちなみに、この後、若手議員が「平沼おろし」を行なうため、国会議員団の代表選実行を求める署名集めを行なうプチ・クーデター(but失敗)も起きたし。また松野国会幹事長が、みんなの江田前幹事長、民主党の細野前幹事長と参院選当日に新党結成を念頭に置いて会合を行なっていたことや、民み維の若手議員が野党再編も視野に入れて活動していることなども発覚している。>

* * * * *

 そのプチ・クーデターの一つが、7月末に橋下氏が代表辞任の意向を表明したことだ。(・・)

 橋下氏は、7月27日に行なわれた党の役員会で、大阪都構想などに専念するために、共同代表を辞任したいと言い出したのである。(~_~;)

『橋下氏は「来年秋に想定される大阪都構想の是非を問う住民投票に専念したい。少し役を離れさせてもらいたい」と辞意を表明。「形式的に共同代表にとどまるのは、私の生き方としてつらい」とも述べた。
 これに対し、石原氏は「橋下君が共同代表を辞めたら私は死んでしまう。みんなで手伝うので、このまましっかり汗をかいてほしい」と慰留。ほかの出席者からも「党に欠かせない存在だ」などの声が上がった。最終的に石原氏の提案で挙手による多数決となり、「満場一致」(党幹部)の結果を橋下氏が受け入れ、「これからも全力を尽くす」と応じた。松井氏も辞任の意向を示したが、続投となった。(スポニチ7月28日)』

* * * * * 

 橋下氏の辞任発言に驚いた石原氏は、橋下氏を慰留するために、役員会の席でも、後日、行なわれた維新の両院議員懇談会で、維新全体で「大阪都構想」を支援することを明言したという。

『石原氏は「執行役員会で、強い意志で『代表をやめる』という橋下君を説得した。彼の考えている大阪都構想を、維新の会が推進力になって成就しよう」と結束を訴えた。

『橋下徹共同代表は政治家として身命を賭して、来年の秋に大阪都構想をめぐる住民投票をする。もし大阪府と大阪市が合体したら、日本の行政史の中で本当に一大事になる。みんなで応援して、維新の会が推進力になって成就しようじゃないですか。(東京都内で開かれた維新両院議員懇談会のあいさつで) (朝日新聞8月1日)』

『民主党もみんなの党も内紛で揺れる中、いったん身を引いて戦略を練り直し、同時に足元を固めるため「党是」の大阪都構想実現に専念する-。橋下氏にはそんな思いがにじむ。(中略)

 橋下、石原両氏は再編を目指す点では一致するが、方向性は異なる。維新と民主、みんなの一部で糾合し、道州制など統治機構改革を目標にする橋下氏に対し、石原氏の主眼はあくまでも憲法改正にある。
主要3野党の中で最も改憲に積極的な維新が、橋下氏の辞任をきっかけに分裂すればその実現は遠のく。石原氏は橋下氏を辞任させるわけにはいかなかった。(産経新聞8月28日)』

* * * * *

 ただ、橋下氏は29日『記者団に、「野党の役割は新しい野党を作ることに軸足が移るから、(国会議員ではない)僕らが関与することはほとんどなくなる。初めから僕の役割は参院選までと思っていた」と話した』という。(毎日新聞8月30日)

 7月の橋下氏の辞任発言に関して、パフォーマンスだとか茶番劇だとか評する人もいるようなのだが。
 mewは、橋下氏は、もし役員会で「大阪都構想」への理解が得られなかった場合、本当に代表を辞任してもいいと考える部分があったのではないかと思うし。
 また、いざとなれば、党を割ることもアタマに置いて、しばらく国政政党である維新の会とは距離を置こうとしているのではないかと察する。(・・)

 最初にも書いたように、橋下氏がわざわざ大阪市長になったのも、維新の国政進出を決めたのも、「大阪都構想」を実現することを第一に考えていたからであって。何よりも「憲法改正」の実現を優先する石原太陽とは、方針が合わないし。ましてや、石原太陽族が、都構想に協力してくれないなら、一緒に活動する意味はほとんどなくなってしまう。^^;
 しかも、もともと石原太陽族とは国家観や憲法観が大きく異なるため、昨年11月に党合流して以来、見解がくい違うことが多かったことから、今後ますます、意見が対立する可能性が大きい。^^;

 そうであるなら、橋下氏は、石原氏らと離れて、大阪都構想や道州制などに理解を示してくれる維新の仲間や他党の議員と組んで活動した方がずっといいのである。(++)
<みんなの党や民主党の議員の中には、石原太陽と組むのはイヤだけど、橋下氏とは一緒にやりたいと考えている人が少なくないことを考えれば、尚更に。>

* * * * *

 とはいえ、もし今月末の堺市長選で、維新候補が負けた場合には、大目標である「大阪都構想」の実現が困難になる上(堺市抜きの構想に修正するかな?)、大阪維新の会での橋下氏の求心力や、大阪府・市民からの橋下氏への期待度が激減してしまうおそれがあるし。そうなれば、橋下氏が野党再編の軸になることも難しくなるわけで・・・。

 橋下くんは、ある意味で政治生命もかかるような大きな正念場を迎えていると言っていいかも知れないと思ったりもしているmewなのだった。(@@)
                        THANKS

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by mew-run7 | 2013-09-02 09:15 | 政治・社会一般 | Trackback
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