田村厚労相が徳洲会の幹部と会食&自民の参院比例候補を徳洲会が支援
2013年 11月 09日
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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
これは、『自民は犯罪容疑もスキャンダルも、問題言動もスル~&マスコミ批判も受けず?』の関連記事になるのだが・・・。
昨日、産経新聞が、大スクープを報じていたのである。(**)
今、自民党の徳田毅氏の家族が運営している医療法人の「徳洲」が、組織ぐるみで不当な選挙支援を行なっていたという公選法違反の容疑で、東京地検特捜部の捜査を受けているのだけど。
何と田村厚労大臣が、5月にその徳州会の幹部と料亭で会食していたというのだ。(゚Д゚)
現職閣僚が監督業界に当たる医療法人の幹部らと料亭で会食するのは極めて異例であるとのこと。
しかも、その席では、7月に行なわれる参院選に比例出馬する自民党候補の話も出たというのである。(@@)
『田村憲久・厚生労働相(48)が今年5月、医療法人徳洲会副理事長(当時)の鈴木隆夫氏ら徳洲会グループの最高幹部4人と東京・赤坂の料亭で会食していたことが7日、関係者の話で分かった。現職閣僚が監督業界に当たる医療法人の幹部らと料亭で会食するのは極めて異例だ。
関係者によると、会食があったのは5月17日頃。徳洲会側からは、鈴木氏と特定医療法人沖縄徳洲会の安富祖久明副理事長、医療法人徳洲会の佐藤耕造専務理事ら4人が出席したという。
徳洲会グループは当時、7月に控えた参院選に向けて全国の病院組織を使い、園田修光・元衆院議員(56)=自民党から比例全国区に出馬し落選=の支援活動を展開していた。会食の席で園田氏の選挙に向けた支援活動のことも話題になったという。
鈴木氏は当時、徳洲会グループ創始者の徳田虎雄氏(75)に次ぐナンバー2で、虎雄氏の退任に伴い10月12日、医療法人徳洲会などの理事長に就任している。
徳洲会は厚労省に修復腎(病腎)移植を先進医療として認定してもらうため再申請を準備しており、早期認定に向けた陳情活動の一環として田村氏に面会を求め、会食がセットされたという。
修復腎移植は現在、保険適用外のため、高額に上る患者の自己負担額を病院側が肩代わりしてきた。厚労省による先進医療認定を受けると、入院費などが保険適用対象となるため、負担額が大幅軽減される。
グループは、昨年11月の衆院解散後から投票日前日の12月15日まで、傘下の病院の職員を運動員として徳田毅衆院議員(42)=自民、鹿児島2区=陣営に派遣。欠勤にともなう給与減額分をボーナスで穴埋めするなどした公職選挙法違反の疑いが持たれている。東京地検特捜部はグループ東京本部を捜索した9月17日以降、鈴木氏からも任意で事情を聴くなどして捜査を進めている。
田村氏の事務所は取材に対し、「捜査中のことでもあるので、回答は差し控えさせていただく」としている。(産経新聞11月8日)』
* * * * *
朝日新聞も、昨日、後追いながら、この件を報道した。<でも、mewの知る限り、他のメディアでは報じていない。>
『田村憲久厚生労働相が、公職選挙法違反の疑いで東京地検の捜査を受けている医療法人「徳洲会」グループの幹部と、強制捜査前の今年5月に東京都港区の料亭で会食していたことが、関係者の話でわかった。田村氏は8日の記者会見で、「記憶にない。いずれにしても大臣規範にのっとって適切に対応している」と述べた。
複数の関係者の話では、田村氏がほかの国会議員に誘われて、会食に参加。その場には、徳洲会が7月の参院選に向けて支援していた園田修光・元衆院議員(参院選は落選)のほか、当時は徳洲会の副理事長だった鈴木隆夫理事長ら4人の幹部もいた。徳洲会が厚労省と協議中の先進医療や園田氏の選挙などが話題になったという。
会食は8日の一部報道で表面化。田村氏は閣議後会見で「いろいろな会合に出ているので、すべて覚えているわけではない。徳洲会の幹部と深いつきあいはない」と述べた。同日の衆院厚生労働委員会では、野党から事実確認と報告を求められ、委員会の理事会で協議することになった。(朝日新聞11月8日)』
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この報道を受けて、民主党などの野党は、衆院厚労委員会で、田村大臣に事実確認と報告を求めることになったのだが。田村大臣は、逃げの一手でしのごうとしている様子。
『田村憲久・厚生労働相(48)が医療法人徳洲会幹部らと料亭で会食していた問題が8日、衆院厚生労働委員会で取り上げられ、田村厚労相は「(幹部らと)会ったかどうか定かではない」「記憶にない」などと述べた。大西健介議員(民主)の質問に答えた。同委の後藤茂之委員長は田村氏に対し、事務所での面会記録や、会合の食事代をどちらが支払ったかなどの記録を同委理事会へ提出するよう求めた。
田村氏は会食について「深い付き合いがあるわけではないので、会ったかどうか定かではない」とし、「国会議員なのでいろんな会合がある。大臣規範において適切に対応している」と述べるにとどめた。
徳洲会グループは会食当時、7月の参院選に出馬した園田修光・元衆院議員(56)=比例代表で落選=の支援を展開。会食では参院選の支援活動も話題になったとされるが、田村氏は「園田氏は(初当選が)同期なので付き合いはある。(選挙活動の話題は)ちょっと記憶にない」と話した。
委員会前に行われた囲み取材でも報道陣から質問が相次いだが、田村氏は「いろんな会合をしているので一つ一つ覚えていない」と繰り返した。
大臣規範は、関係業者との接触について「供応接待を受けること、贈物や便宜供与を受けることなど国民の疑惑を招くような行為をしてはならない」と規定。食事代を徳洲会側が支払っていた場合、大臣規範に抵触する可能性がある。
菅義偉官房長官は8日の記者会見で、田村氏が今年5月に徳洲会グループの最高幹部と会食していたことについて「(今日の)閣議前に田村氏から話があった。大臣規範にのっとって適切に対応しているので問題ない」との見解を示した。(産経新聞11月9日)』
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産経新聞と言えば、安倍自民党&超保守勢力の機関紙だとさえ言われている超保守系のメディアであるのだが。ところが、何故か、徳洲に関する報道は、他社より積極的な部分があって。実は、10月にも、こんな記事を載せていたことがあった。
『徳洲会、参院選も一体支援 自民候補 全国病院に推薦要請文
衆院選をめぐる選挙違反で強制捜査を受けた徳洲会グループだが、今年7月の参院選を含め、選挙のたびに医療現場をフル回転させていた実態が明らかに。
昨年12月の衆院選をめぐる公職選挙法違反容疑で東京地検特捜部の強制捜査を受けた徳洲会グループが、今年7月の参院選でも、全国の病院に特定候補者の支援活動をさせていたことが19日、産経新聞の調べで分かった。病院職員らは公示前から約3カ月間にわたり、後援会員集めや推薦団体探し、患者への支持呼びかけなどの活動をさせられたといい、医療現場を選挙のたびにフル回転させていた実態が明らかになった。
徳洲会グループが参院選で支援したのは、自民党から比例代表で出馬し落選した園田修光・元衆院議員(56)。
関係者の話や内部資料によると、4月下旬、徳洲会グループの地区責任者から各地の病院に「今夏の参院選において園田氏をグループ挙げて支援することになりました」とし、職員に支援活動をさせるよう求める文書が送られた。
これと合わせ、各病院に園田氏の事務所から、園田氏の名刺、チラシ、ポスターなどが大量に届けられ、職員らに取引先業者などを回って支持者を獲得する活動が割り振られたという。
7月4日の公示後には、各地の病院職員らが集めた取引先などの名簿をもとに、同グループ東京本部職員らが園田氏への支持呼びかけの電話攻勢を展開。
選挙戦終盤に各病院へ送られた指示文書では、「支援を最後まで広げていくため」とし、園田氏の個人演説会の映像を患者の会合などで視聴させるよう求めたほか、「医療連携している近隣の社会福祉施設を訪ね、園田氏の推薦書(に署名)を依頼するように」とも指示。推薦要請文の見本などを各病院に配っていた。
この推薦要請文書には、対象選挙名や候補者名が明記されており、これを頒布した場合、法定文書以外の頒布を禁じた公選法に抵触する可能性がある。
園田氏は平成8年、衆院選鹿児島2区で徳洲会理事長の徳田虎雄氏(75)を下し初当選したが、12、15、17年と3期連続で虎雄氏や次男の徳田毅衆院議員(42)に敗北。昨年の衆院選は出馬を見送り、毅氏の支援に回っていた。
園田氏は取材に対し、「虎雄さんから支援してくれると聞いて、ありがたいことだなと思った。徳洲会からポスター、チラシを大量に送ってほしいと言われて慌てて送ったが、どんな活動をしてくれたのかは分からない」と話した。(産経新聞10月20日)』
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ちなみに、この園田修光氏というのは、元鹿児島県議。そして、何と90年代になってから、、徳洲会のドン&徳田虎雄氏と衆院選鹿児島2区で争っていた相手だという。(~_~;)
徳田虎雄氏は、80年代、衆院選で、鹿児島の奄美群島選挙区において自民党の保岡興治氏と、奄美大島を二分するような&選挙違反者が続出するような激しい争いを演じていたのだが。<当時、「保徳戦争」と呼ばれていたです。^^;>
93年の衆院選から小選挙区制が採用され、保岡氏は鹿児島1区、徳田氏は奄美群島を含む鹿児島2区から出馬することになったため、両者の対決が終結したのだった。(・・)
この小選挙区導入により、徳田氏のその後の当選は安泰だと思われていたのだが。徳田氏は、医師会の反対により、自民党に入党できず。そして、96年には自民党が、徳田氏の対抗馬として園田氏を擁立し、徳田氏に勝利したのである。(@@)
しかし、どのように折り合いをつけたのか、園田氏は00年以降、出馬を見送ることに。03年は徳田虎雄氏、05年、09年にはその地盤を引き継いだ息子の毅氏(こちらは自民党に入党)の支援をしていたとのこと。
その恩返しの意味もあってか、今度は徳洲会が園田氏を応援して、自民党の比例候補として出馬させようとしたのではないかと思われる。(~_~;)
<地元出身者からの伝聞情報によれば、今でも、保岡氏や自民党の支援者の中には、徳田家のことを快く思っていない人がいるとのこと。保岡氏と言えば、バリバリの超保守派&改憲派で知られた政治家なのであるが。あ、もしかしてだけど~X2♪、産経新聞の記者の中にも、今でも徳田家を快く思っていない人がいたりして?(@@) しかも、このネタが検察のリークだったりしたら、もっと興味深いものがあるです。。^^;>
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産経新聞の記事にもあったように、そもそも現職の厚労大臣が監督業界に当たる医療法人の幹部と料亭で会食するのは極めて異例であって。
何か関わりがあるのではないかとか、その団体を優遇したり、特別に要望を聞き入れたりしたりしているのではないかとの疑念を持たれても致し方ない部分があるわけで。
その意味でも、田村厚労大臣の会食の件は、メディアがもっと取り上げてもいいと思うし。既に衆院の厚労委員会では質疑が行なわれたようなのだが。国会でその他でも、も~っと追及されるべきではないかと思うのだ。(-"-)
mewは、園田氏が、今回の参院選に自民党の比例候補として出馬(but落選)したことに関しても、プチ疑念を抱いている。(・・)
参院選の比例選の場合、政党名か比例候補の名を書いて投票するのだが。比例候補への投票は、そのまま各政党の獲得投票にもなることから、特に自民党をはじめとする大政党は、各人がどれだけ幅広い地域で多数の組織票を稼げるかを重視して、比例名簿に載せる候補を決めている。
そこで、自民党の比例名簿に載りたい候補は、多数の党員を集めたり、支援してくれる団体の名簿を示したりして、その他、様々な手を使って、自民党の実力者や執行部役員などに懸命にアピールしているのであるが。(~_~;)
徳洲会の幹部は、田村厚労大臣との会食の中で、単に陳情を行なうだけでなく、園田氏が比例候補に選ばれて、党本部+αからも支援が得られるように、後押しした可能性も否定できないように思うのである。(@@)
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それゆえ、mewとしては、この件ももっとメディア各社から報じてもいいと思うのだけど。
小沢一郎氏(当時は民主党)&その事務所や秘書が、いわゆる「陸山会事件」で09~10年に東京地検の特捜部の捜査を受けていた時には、まだ秘書が逮捕されるどころか、任意聴取が始まる前の準備段階の捜査が行なれていた頃から、各メディアが検察リークや独自の取材により、毎日のように、大々的にあることないことを報道して、大騒ぎをしていたし。
野党側も、自民党を中心に、やれ小沢氏に国会で説明させろ、政権与党として問題があるので、離党や議員辞職をさせろなどとワイワイ言って、メディアと共に「小沢叩き」に励んでいたのであるが・・・。(-"-)
何故か、安倍自民党は、徳田氏の捜査に関しては、他人事のようにスル~。また、メディアも含め、田村厚労大臣と徳洲会幹部との会食や、徳州会と自民党との参院選支援関する疑惑などもスル~されているような状況が続いているわけで。
<特にこの件は、安倍内閣の崩壊を招く可能性もあるような問題ことなのに~~~。(>_<)>、
秘密保護法が制定される以前に、安倍自民党にとってデメリットになる報道を自粛し、国民の「知る権利」&国政の監視に寄与しようとしないメディアに、イラ立ちが募るばかりのmewなのだった。(@@)
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